JPH0547705Y2 - - Google Patents

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JPH0547705Y2
JPH0547705Y2 JP1987103661U JP10366187U JPH0547705Y2 JP H0547705 Y2 JPH0547705 Y2 JP H0547705Y2 JP 1987103661 U JP1987103661 U JP 1987103661U JP 10366187 U JP10366187 U JP 10366187U JP H0547705 Y2 JPH0547705 Y2 JP H0547705Y2
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JP
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shaft
ratchet wheel
lifting frame
frame
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の変速レバーの位置調節装置に
関するものである。
[従来の技術] 運転者の体格に最適の運転姿勢を得るために、
座席を含む操縦装置には種々の調節機構が備えら
れている。第5図に示すように、インストルメン
トパネル41に対してハンドル42は前後(軸方
向)と上下(傾き)の位置を調節することができ
る。座席は底部44の前後位置、前端部の傾き、
床47からの高さを調節することができる。ま
た、背もたれ45は前後の傾きを調節することが
でき、ヘツドレスト46は上下位置および前後の
傾きを調節することができる。
ところが、一般に変速レバー2は床47に対す
る位置を調節できないので、ハンドルや座席の調
節に伴つて変速レバー2が運転上操作しにくい配
置となるのを免れない。例えば座席を後方へ移動
調節すると、変速レバー2を前方へ倒すシフト操
作の際に運転者の背中が背もたれ45から離れる
ことがある。
実開昭60−192931号公報に開示される変速レバ
ーの位置調節装置は、車体の床に固定される浅い
箱形の固定板に1対の横方向の長穴を設け、固定
板の下側へ左右移動可能に収容した摺動板に上方
へ突出する1対のボルトを結合し、変速レバーの
取付枠の底板に1対の前後方向の長穴を設け、1
対のボルトを各長穴へ挿通し、ナツトを締結して
いる。
上述の位置調節装置では、ナツトを弛めると、
取付枠を前後左右へ自由に調節できるが、固定枠
を固定するのはナツトの締付力であるから、車体
振動などによりナツトが弛むと調節位置に狂いや
ガタが生じるのを免れない。また、座席の前後移
動に対応して、ナツトを緩めたり締結すること
は、運転者には非常に難しい。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、座席と独立
に変速レバーの前後・左右・上下位置を調節で
き、操作が簡単であり、調節位置が車体振動など
により狂うことがなく、安定に保持される、変速
レバーの位置調節装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は車
体の床に支持した昇降枠に、前後方向の軸と左右
の方向の軸をそれぞれ回転可能かつ軸方向移動可
能に支持し、各軸の一端部に爪車を固定し、昇降
枠の壁部に前記各爪車に対向する爪車を固定し、
各軸の爪車を昇降枠の爪車へ付勢係合するばねを
各軸と昇降枠との間に係止し、前後方向の軸に結
合したピニオンと軸方向の軸に結合したピニオン
とを各別に変速操作ユニツトの底部に設けた前後
方向のラツクと左右方向のラツクに噛み合せたも
のである。
[作用] 横方向のピニオンの軸をばねの力に抗して軸方
向へ移動したうえ回転することにより、昇降枠に
対する変速操作ユニツトの前後位置が調節され、
同様に前後方向のピニオンの軸を回転することに
より、昇降枠に対する変速操作ユニツトの左右位
置が調節される。これにより座席およびハンドル
の調節位置に適合した変速レバーの最適な位置が
得られる。昇降枠の上下位置は普通のリンク機構
により達せられる。
[考案の実施例] 第1図に示すように、本考案による変速レバー
の位置調節装置は、車体の床に固定される基枠2
3と、基枠23の上にリンク21,20により昇
降可能に支持される昇降枠15と、昇降枠15の
上に前後・左右に移動調節可能に支持される変速
操作ユニツト5とから構成される。基枠23は車
体の床ないしコンソールと一体に構成してもよ
い。基枠23に横方向に延びる前後1対の溝22
が形成される。また、基枠23の両側壁に前後1
対のリンク21がピンにより傾動可能に支持され
る。リンク21は昇降枠15にピンにより傾動可
能に支持したリンク20と、ねじ軸29により連
結される。リンク21,20の傾きはノブ28に
よりねじ軸29をナツトに締結して固定される。
リンク20,21を折り畳んだ状態でねじ軸29
は溝22の内部へ入り、昇降枠15が基枠23の
上に当接する。
箱型の昇降枠15は前壁に配されるノブ12と
一体の前後方向の軸13を回動可能に支持する。
軸13に前後1対のピニオン14が結合される。
また昇降枠15は側壁に配されるノブ19と一体
の左右方向の軸25を回動可能に支持する。軸2
5はピニオン16を結合される。昇降枠15の両
側壁に、断面C形の前後1対の案内部材17がボ
ルトにより固定され、各案内部材17はスリツト
18を設けられる。各ピニオン14,16の一部
は昇降枠15の天壁開口から突出される。
箱型をなす変速操作ユニツト5は両側壁に前後
1対の突条10を結合され、前述した昇降枠15
の案内部材17のスリツト18に挿通される。
変速操作ユニツト5の上に断面逆U字形のブラ
ケツト5aが固定され、ブラケツト5aの頂部に
球面軸受3により変速レバー2が前後・左右傾動
可能に支持される。ブラケツト5aの内方へ突出
する変速レバー2の下端部に、第1の遠隔操作ケ
ーブルのインナケーブル9が結合され、アウタチ
ユーブ8は変速操作ユニツト5の前壁に固定され
る。また、変速レバー2から側方へ突出する腕4
にリンク(図示せず)が結合され、リンクに第2
の遠隔操作ケーブルのインナケーブル7が結合さ
れ、アウタチユーブ6は変速操作ユニツト5の前
壁に固定される。こうして、変速レバー2の左右
傾動により、インナケーブル7が押し引きされ、
また前後傾動によりインナケーブル9が押し引き
され、変速機のセレクトおよびシフト操作が達せ
られる。
第2図に示すように、変速操作ユニツト5の底
面に横方向に延びる前後1対のラツク24と前後
方向に延びるラツク26がそれぞれ固定され、前
述したピニオン14とピニオン16に噛み合され
る。
第3図に示すように、リンク20と21の屈曲
角を調節する昇降機構は、1対のリンク20の間
にスリーブ36の両端を固定する一方、ナツト3
5を固定した左側のリンク21をリンク20に重
ね合せる一方、右側のリンク21はスリーブ36
のリンク20を貫通する端部36aに突き合せ、
ノブ28を有するねじ軸29を右側のリンク21
の穴およびスリーブ36へ挿通し、さらにナツト
35に螺合して構成される。スリーブ36の端部
36aに巻き付けたばね38が、一端をリンク2
0に、他端をリンク21にそれぞれ係止される。
ばね38によりリンク20,21が拡開する方向
へ回転付勢される。
第4図に示すように、昇降枠15の前後位置調
節機構は、ノブ19を有する軸25を昇降枠15
の両側壁に回転可能に支持し、軸25の中間部分
にピニオン16を固定して構成される。軸25の
端部は昇降枠15の側壁に固定した爪車32を貫
通し、かつ爪車31を固定支持される。そして、
昇降枠15の右側の壁部とノブ19との間に介装
したばね33の力により、爪車31と32が噛み
合され、ピニオン16の回転位置が保持される。
第1図に示すノブ12を有しかつピニオン14
を固定支持する軸13からなる昇降枠15の左右
位置調節装置についても、同様に構成される。
次に、本考案による変速レバーの位置調節装置
の作動について説明する。第1,4図において、
ノブ28によりねじ軸29をナツト35に対して
緩めると、ばね38の力により昇降枠15が押し
上げられる。昇降枠15を押し下げて適正な高さ
とし、ノブ28によりねじ軸29をナツト35に
締め付けると、一方のリンク21はスリーブ36
の端部に、他方のリンク21はリンク20に強く
押し付けられて、リンク21と20が固定され、
昇降枠15が所要の高さに調節される。
第4図において、ノブ19をばね33の力に抗
して軸方向へ押すと、軸25の爪車31が昇降枠
15の爪車32から外れる。ノブ19を回転する
とピニオン16が回転し、ラツク26と一緒に変
速操作ユニツト5が前後に移動する。所要の位置
でノブ19を手放すと、爪車31が爪車32に噛
み合つて所要の位置に保持される。
同様に、ノブ12を押しつつ回転すると、軸1
3のピニオン14によりラツク24が変速操作ユ
ニツト5と一緒に左右に移動し、所要の位置でノ
ブ12を手放すと、その位置に保持される。
このようにして、3個のノブの回転により変速
操作ユニツト5の床からの高さ、前後位置および
左右位置を調節できるから、ハンドルおよび座席
の姿勢に対応して変速レバー2を最適位置とする
ことにより、運転者の最適な操縦姿勢が得られ、
運転疲労の軽減に役立つ。
[考案の効果] 本考案は上述のように、車体の床に支持した昇
降枠に、前後方向の軸と左右の方向の軸をそれぞ
れ回転可能かつ軸方向移動可能に支持し、各軸の
一端部に爪車を固定し、昇降枠の壁部に前記各爪
車に対向する爪車を固定し、各軸の爪車を昇降枠
の爪車へ付勢係合するばねを各軸と昇降枠との間
に係止し、前後方向の軸に結合したピニオンと軸
方向の軸に結合したピニオンとを各別に、変速操
作ユニツトの底部に設けた前後方向のラツクと左
右方向のラツクに噛み合せたから、座席と独立に
変速レバーを含む変速操作ユニツトを前後・左
右・上下位置を調節でき、変速レバーをハンドル
および座席の姿勢に適合した操作の最も楽な位置
に調節できる。したがつて、運転者の体格に応じ
た運転姿勢と、無理のない変速レバーの操作が可
能になり、運転疲労が軽減される。
各ピニオンを結合する軸の爪車は、昇降枠の壁
部の爪車へばね力により付勢係合されるから、爪
車の係脱や昇降枠の調節操作が容易であり、車体
振動などにより調節位置に狂いやガタが生じな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変速レバーの位置調節装
置の構成を示す分解斜視図、第2図は変速操作ユ
ニツトの底面を示す斜視図、第3図は上下調節機
構を示す正面断面図、第4図は前後調節機構を示
す正面断面図、第5図は自動車の操縦席の側面図
である。 2……変速レバー、5……変速操作ユニツト、
13,25……軸、14,16……ピニオン、1
5……昇降枠、20,21……リンク、23……
基枠、24,26……ラツク、29……ねじ軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の床に支持した昇降枠に、前後方向の軸と
    左右の方向の軸をそれぞれ回転可能かつ軸方向移
    動可能に支持し、各軸の一端部に爪車を固定し、
    昇降枠の壁部に前記各爪車に対向する爪車を固定
    し、各軸の爪車を昇降枠の爪車へ付勢係合するば
    ねを各軸と昇降枠との間に係止し、前後方向の軸
    に結合したピニオンと軸方向の軸に結合したピニ
    オンとを各別に、変速操作ユニツトの底部に設け
    た前後方向のラツクと左右方向のラツクに噛み合
    せたことを特徴とする、変速レバーの位置調節装
    置。
JP1987103661U 1987-07-06 1987-07-06 Expired - Lifetime JPH0547705Y2 (ja)

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JP1987103661U JPH0547705Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

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JPS648429U JPS648429U (ja) 1989-01-18
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192931U (ja) * 1984-05-31 1985-12-21 日産ディーゼル工業株式会社 変速機の操作レバ−装置
JPH053376Y2 (ja) * 1984-12-06 1993-01-27

Also Published As

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JPS648429U (ja) 1989-01-18

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