JPH0515138Y2 - - Google Patents

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JPH0515138Y2
JPH0515138Y2 JP14252288U JP14252288U JPH0515138Y2 JP H0515138 Y2 JPH0515138 Y2 JP H0515138Y2 JP 14252288 U JP14252288 U JP 14252288U JP 14252288 U JP14252288 U JP 14252288U JP H0515138 Y2 JPH0515138 Y2 JP H0515138Y2
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shift lever
shift
bracket
rotation shaft
fixed
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車用変速機に設けられたシフトレ
バー装置に係り、特に角度及び上下位置が調整可
能なシフトレバー装置に関する。
(従来の技術) 近年、自動車の運転席に設けられたシートやス
テアリングコラムは、運転者の体形や好みなどに
合わせて移動可能になつており、シートは前後位
置、上下位置、角度が、またステアリングコラム
は角度がそれぞれ調整可能で、運転者が最適の姿
勢で運転できるようになつている。一方、変速機
を操作するシフトレバーに設けられた調整機構と
しては、従来から実開昭49−58019号公報及び実
開昭62−84812号公報に記載されたように、シフ
トレバーの上部を起倒可能にしたもの、また実開
昭57−1728号公報及び実開昭57−57125号公報に
記載されたようにシフトレバーの角度を調整可能
としたもの、また実開昭62ー1222号公報に記載さ
れたようにシフトレバーの高さを調整可能とした
ものなどが公知である。
(考案が解決しようとする課題) 上記各公報による提案は、単にシフトレバー不
使用時に上部を折り曲げ可能にするか、またはシ
フトレバーの角度または高さのいずれか一方のみ
を調整可能としたものであり、これらの提案によ
つてはシフトレバーの角度及び高さの両方を同時
に調整することができず、運転者が最適な姿勢で
運転できないという問題があつた。
本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、シ
フトレバーの角度調整と上下調整とを同時に行な
うことができ、運転者の運転操作性を向上させる
ことのできるシフトレバー装置を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、基台に固
定された第1のブラケットと、該第1のブラケッ
トに回動可能に支持されたセレクト回動軸と、該
セレクト回動軸に直交して固定されたシフト回動
軸と、該シフト回動軸に回動可能に支持された外
側ヨークと、該外側ヨークに固定されシフトレバ
ーを支持する第2のブラケットと、前記シフトレ
バーの下端に固定され前記シフト回動軸に摺動可
能に係合する内側ヨークとからなり、前記シフト
レバーに直径方向に貫通して軸方向に第1の長孔
を形成し、前記第2のブラケットに該第1の長孔
に対し直角方向に第2の長孔を形成するととも
に、該1対の長孔に締結部材を嵌合して、前記シ
フトレバーを高さ及び角度調整可能に前記第2の
ブラケットに締結したことを特徴としている。
(作用) 上記の構成によると、シフトレバーの上下調整
を行なうときは、締結部材をゆるめてシフトレバ
ーに形成された第1の長孔に沿つてシフトレバー
を上下方向に移動し、所望の高さ位置において再
び締結部材によりシフトレバーを第2のブラケッ
トに締結すればよい。同様にシフトレバーの角度
調整を行なうときは、第2のブラケットに形成さ
れた第2の長孔に沿つて回動し、所望の角度位置
においてシフトレバーを固定すればよい。いずれ
の場合もシフトレバーは下端に固定された内側ヨ
ークがシフト回動軸に摺動自在に係合しているの
で、上下移動の軸線及び回動中心はいずれもシフ
ト回動軸の中心と一致し、シフトレバーによるシ
フト及びセレクト動作に支障はない。
(実施例) 以下、本考案に係るシフトレバー装置の一実施
例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図に本考案の一実施例を示す。
第1図において、図示せぬ車体に取り付けられた
基台1の上部にはU字状の第1のブラケット2が
固定されており、この第1のブラケット2の対向
する側壁にはセレクト回動軸3の両端がそれぞれ
回動可能に支持されている。このセレクト回動軸
3の一端には外力が加わらないときにこのセレク
ト回動軸3がニユートラル位置を保つように巻き
ばね4が取り付けられている。またこのセレクト
回動軸3の軸方向のほぼ中心位置の外周には、こ
の軸方向に対し直角の軸方向を有するシフト回動
軸5の外周が、溶接などの手段により固定されて
いる。一方、ほぼ逆U字状に形成された外側ヨー
ク6の両側の下部には、一方の側にアーム6aが
形成されており、このアーム6aは前記シフト回
動軸5の両端に回動自在に支持されている。また
外側ヨーク6の一方の側壁には前記アーム6aと
反対側にアーム6bが突出して形成されており、
このアーム6bにはシフトロツド7の一端が連結
されている。さらに前記セレクト回動軸3の一端
にはアーム8が一体に固定されており、このアー
ム8の先端にはセレクトロツド9が連結されてい
る。
前記外側ヨーク6の上面にはほぼU字状に形成
された第2のブラケット10が固定されており、
この第2のブラケット10の対向する両側壁に
は、前記セレクト回動軸3にほぼ平行に第2の長
孔11が貫通して形成されている。そしてこの両
側壁間に挟持されたシフトレバー12には、軸方
向に平行に第1の長孔13が貫通して形成されて
おり、前記第2の長孔11とこの第1の長孔13
との交点にボルト14が嵌合されている。またこ
のボルト14がブラケット10の一方の側壁から
突出した部分に形成された外径ねじには、内周に
形成された内径ねじを介してノブ15が螺着され
ており、このノブ15を回転することにより、シ
フトレバー12を第2のブラケット10に圧着固
定できるようになつている。またシフトレバー1
2の下端にはほぼU字状に形成された内側ヨーク
16が固定されており、この内側ヨーク16の対
向する両側面には下方に向つて開口する溝16a
が形成されている。そしてこの溝16aには前記
シフト回動軸5の外周が摺動自在に密着嵌合して
いる。なおシフトレバー12の第2のブラケット
10に対向する面は、この第2のブラケット10
の内面と摺接する平面状に形成されている。
一方、前記シフトレバー12は第2図及び第3
図に示すように、長孔13が形成されたロアシヤ
フト12aと、このロアシヤフト12aとピン1
7を介して回動可能に連結されたアツパシヤフト
12bとからなつており、このアツパシヤフト1
2bの外周には円筒状のレリーズカラー18が軸
方向に摺動可能に装着されている。このレリーズ
カラー18の内周とアツパシヤフト12bの外周
との間の上部には、アツパシヤフト12bの上部
外周に設けられた1対の鍔部19の間に挟持され
たOリング20が装着されており、内部を気密に
シールしている。また前記アツパシヤフト12b
とレリーズカラー18との間にはスプリング21
が装着されており、このスプリング21の上端は
鍔部19に、下端はレリーズカラー18の内周中
間部に形成された段差部18aに係止されてい
て、レリーズカラー18をロアシヤフト12aの
上部に形成されたフランジ部12cに押圧する方
向に付勢している。そしてスプリング21の付勢
力に抗してレリーズカラー18をロアシヤフト1
2aの上端より上方に引き上げることにより、ア
ツパシヤフト12bを第1図に矢印Aで示す方向
に約90度回動させることができる。
次に本実施例の作用を説明する。シフトレバー
12の上下調整をする場合には、ノブ15を回転
してシフトレバー12と第2のブラケット10と
の圧着をゆるめ、シフトレバー12に形成された
長孔13に沿つてこのシフトレバー12を上下方
向に移動して、所望の高さ位置において再びノブ
15により第2のブラケット10に圧着固定す
る。このときシフトレバー12の中心線は第2の
カラー16に形成された溝16aがシフト回動軸
5に係合しているので、常にこのシフト回動軸5
の中心線上にある。またシフトレバー12の角度
調整をする場合には、同様にノブ15を回転して
シフトレバー12と第2のブラケット10との圧
着をゆるめ、第2のブラケット10に形成された
長孔11に沿つてシフト回動軸5の中心線を中心
として回動させ、所望の角度位置において再びノ
ブ15により第2のブラケット10に圧着固定す
る。
上記のように構成された本実施例によるシフト
レバー装置によりシフト操作を行なう場合は、シ
フト回動軸5を中心として外側ヨーク6及び第2
のブラケット10を介してシフトレバー12を前
後に倒す。またセレクト操作を行なう場合はセレ
クト回動軸3を中心としてシフト回動軸5、外側
ヨーク6、第2のブラケット10を介してシフト
レバー12を左右に倒す。いずれの場合にもシフ
トレバー12の移動中心は、このシフトレバー1
2の下端に固定された内側ヨーク16の溝16a
がシフト回動軸5に係合することにより、それぞ
れシフト回動軸5の中心線と一致し、シフトレバ
ー12の移動量と関係なくシフト及びセレクト動
作を行なことができる。
また運転者の乗降時などのようにシフトレバー
12を倒したいときは、シフトレバー12のアツ
パシヤフト12bに装着されたレリーズカラー1
8を、スプリング21の付勢力に抗して引き上
げ、レリーズカラー18の下端がロアシヤフト1
2aの上端より上になつた位置で、ピン17を中
心として第1図に矢印Aで示す方向に約90度回動
させればよい。
本実施例によれば、ノブ15をゆるめてシフト
レバー12を上下移動または回動させることによ
り、運転者にとつて最適なシフトレバー12の上
下位置及び角度を得ることができる。またシフト
レバー12が邪魔なときは折りたたむこともでき
る。
第5図に本考案の他の実施例を示す。本実施例
はセレクト回動軸3をシフト回動軸5の上に固定
し、シフトロツド7が取り付けられた外側ヨーク
6のアーム6bとセレクトロツド9が取り付けら
れたアーム8とを、それぞれシフト回動軸5に対
して第1図に示すものと反対側に設けたものであ
る。本実施例によつても前記第1の実施例と同様
の作用及び効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案に係るシフ
トレバー装置によれば、シフトレバーに軸方向に
長孔を形成し、このシフトレバーを支持する第2
のブラケットに前記長孔に直交する長孔を形成し
て、第2のブラケットにシフトレバーを上下位置
及び角度を調整可能に締結部材により締結するよ
うにしたので、シフトレバーの上下調整及び角度
調整を同時に行なうことができ、運転者にとつて
最適な操作位置を容易に選択することができ、運
転操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシフトレバー装置の一実
施例を示す斜視図、第2図及び第3図はそれぞれ
第1図のシフトレバーを示す一部断面正面図及び
側面図、第4図は本考案の他の実施例を示す斜視
図である。 1……基台、2……第1のブラケット、3……
セレクト回動軸、5……シフト回動軸、6……外
側ヨーク、10……第2のブラケット、11……
第2の長孔、12……シフトレバー、13……第
1の長孔、14……ボルト(締結部材)、16…
…内側ヨーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に固定された第1のブラケットと、該第1
    のブラケットに回動可能に支持されたセレクト回
    動軸と、該セレクト回動軸に直交して固定された
    シフト回動軸と、該シフト回動軸に回動可能に支
    持された外側ヨークと、該外側ヨークに固定され
    シフトレバーを支持する第2のブラケットと、前
    記シフトレバーの下端に固定され前記シフト回動
    軸に摺動可能に係合する内側ヨークとからなり、
    前記シフトレバーに直径方向に貫通して軸方向に
    第1の長孔を形成し、前記第2のブラケットに該
    第1の長孔に対し直角方向に第2の長孔を形成す
    るとともに、該1対の長孔に締結部材を嵌合し
    て、前記シフトレバーを高さ及び角度調整可能に
    前記第2のブラケットに締結したことを特徴とす
    るシフトレバー装置。
JP14252288U 1988-10-31 1988-10-31 Expired - Lifetime JPH0515138Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583554Y2 (ja) * 1990-09-04 1998-10-22 小松フォークリフト 株式会社 産業車両の作業機操作レバー装置

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