JPH0224368Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224368Y2 JPH0224368Y2 JP1984092267U JP9226784U JPH0224368Y2 JP H0224368 Y2 JPH0224368 Y2 JP H0224368Y2 JP 1984092267 U JP1984092267 U JP 1984092267U JP 9226784 U JP9226784 U JP 9226784U JP H0224368 Y2 JPH0224368 Y2 JP H0224368Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- steering
- tilt bracket
- vehicle body
- body side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車のステアリング装置に関する。
従来の技術
自動車用ステアリング装置には、ドライバーの
体格に応じてステアリングホイールの位置を上下
並に前後方向に調節自在な、所謂チルト&テレス
コピツク機構付きのものが知られている。第6図
はこのようなチルト&テレスコピツク機構付きの
ステアリング装置の一般的な構造を示すもので、
1はステアリングシヤフトで、その上端にステア
リングホイールS・Wを固定してあると共に、下
端を軸継手ユニツトU・Jを介してステアリング
ギヤユニツトS・Gに連結してある。2はステア
リングシヤフト1を回転自在に軸支するステアリ
ングコラムを示し、その下端部にサポートブラケ
ツト3を、および上端部にチルトブラケツト4を
固設してあり、サポートブラケツト3を介して車
体側サポートブラケツト5に上下方向に回動自在
に、かつ、前後方向に摺動自在にボルト6連結す
ると共に、チルトブラケツト4を介して車体側チ
ルトブラケツト7に上下、前後方向移動調節自在
にピン8連結してある。即ち、この従来装置にあ
つては、前記ピン8端部の一つのノブ9操作によ
つて、ピン8の圧締力を解除すれば、ステアリン
グシヤフト1、ステアリングコラム2を一体に前
記ボルト6連結部分を支点として上下方向にチル
ト動作を行え、あるいはステアリングシヤフト
1、ステアリングコラム2を一体的に車体側の各
ブラケツト5,7に対して前後方向にテレスコピ
ツク動作を行えて、ステアリングホイールS・W
の位置をドライバーの体格に応じて任意に調節す
ることができるのである。
体格に応じてステアリングホイールの位置を上下
並に前後方向に調節自在な、所謂チルト&テレス
コピツク機構付きのものが知られている。第6図
はこのようなチルト&テレスコピツク機構付きの
ステアリング装置の一般的な構造を示すもので、
1はステアリングシヤフトで、その上端にステア
リングホイールS・Wを固定してあると共に、下
端を軸継手ユニツトU・Jを介してステアリング
ギヤユニツトS・Gに連結してある。2はステア
リングシヤフト1を回転自在に軸支するステアリ
ングコラムを示し、その下端部にサポートブラケ
ツト3を、および上端部にチルトブラケツト4を
固設してあり、サポートブラケツト3を介して車
体側サポートブラケツト5に上下方向に回動自在
に、かつ、前後方向に摺動自在にボルト6連結す
ると共に、チルトブラケツト4を介して車体側チ
ルトブラケツト7に上下、前後方向移動調節自在
にピン8連結してある。即ち、この従来装置にあ
つては、前記ピン8端部の一つのノブ9操作によ
つて、ピン8の圧締力を解除すれば、ステアリン
グシヤフト1、ステアリングコラム2を一体に前
記ボルト6連結部分を支点として上下方向にチル
ト動作を行え、あるいはステアリングシヤフト
1、ステアリングコラム2を一体的に車体側の各
ブラケツト5,7に対して前後方向にテレスコピ
ツク動作を行えて、ステアリングホイールS・W
の位置をドライバーの体格に応じて任意に調節す
ることができるのである。
考案が解決しようとする課題
ところが、かかる従来の構造では特にテレスコ
ピツク動作を行わせる場合、チルト動作時と同様
にステアリングシヤフト1とステアリングコラム
2の全体的な移動が伴うため操作力が非常に重く
なつてしまう不具合を生じる。また、ステアリン
グコラム2の下端部も車体側サポートブラケツト
5に対して前後摺動自在に連結する必要があるた
め、該部分の連結度合いを固くすることができ
ず、ガタツキが発生し、ステアリングホイール
S・Wの操作性が悪くなり、また、異音も発生す
るという不具合があつた。更に、それらのガタツ
キが繰り返し発生することにより、連結部自体の
耐久性も低下するという問題があつた。
ピツク動作を行わせる場合、チルト動作時と同様
にステアリングシヤフト1とステアリングコラム
2の全体的な移動が伴うため操作力が非常に重く
なつてしまう不具合を生じる。また、ステアリン
グコラム2の下端部も車体側サポートブラケツト
5に対して前後摺動自在に連結する必要があるた
め、該部分の連結度合いを固くすることができ
ず、ガタツキが発生し、ステアリングホイール
S・Wの操作性が悪くなり、また、異音も発生す
るという不具合があつた。更に、それらのガタツ
キが繰り返し発生することにより、連結部自体の
耐久性も低下するという問題があつた。
本考案は前記従来の実状に鑑み、テレスコピツ
ク操作を軽く行うことができると共に、ステアリ
ングコラムと車体側サポートブラケツトとの間に
ガタツキを生じることなく確実に連結することが
できるステアリング装置を提供することを目的と
するものである。
ク操作を軽く行うことができると共に、ステアリ
ングコラムと車体側サポートブラケツトとの間に
ガタツキを生じることなく確実に連結することが
できるステアリング装置を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段
前記目的を達成するため、本考案にあつてはス
テアリングコラムをロアコラムと、チルトブラケ
ツトを備えたアツパコラムとで構成して、ロアコ
ラム上下端部にステアリングシヤフトをボールス
ライド軸受を介して回動並に軸方向摺動自在に装
着する一方、アツパコラムをステアリングシヤフ
ト上端部に軸受部材を介して連結すると共に、ロ
アコラムに摺動自在に嵌合し、そして、前記ロア
コラムの下端部を車体側サポートブラケツトに前
後動を伴わず上下方向にのみ回動自在に連結する
と共に、アツパコラムをチルトブラケツトを介し
て車体側チルトブラケツトに上下、前後方向移動
自在に連結してある。
テアリングコラムをロアコラムと、チルトブラケ
ツトを備えたアツパコラムとで構成して、ロアコ
ラム上下端部にステアリングシヤフトをボールス
ライド軸受を介して回動並に軸方向摺動自在に装
着する一方、アツパコラムをステアリングシヤフ
ト上端部に軸受部材を介して連結すると共に、ロ
アコラムに摺動自在に嵌合し、そして、前記ロア
コラムの下端部を車体側サポートブラケツトに前
後動を伴わず上下方向にのみ回動自在に連結する
と共に、アツパコラムをチルトブラケツトを介し
て車体側チルトブラケツトに上下、前後方向移動
自在に連結してある。
実施例
以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜5図において、11はステアリングシヤ
フトを示し、該ステアリングシヤフト11の先端
には軸継手ユニツトU・Jに連結するヨーク12
を固設してあり、該シヤフト11の上端末にステ
アリングホイールS・Wを装着してある。
フトを示し、該ステアリングシヤフト11の先端
には軸継手ユニツトU・Jに連結するヨーク12
を固設してあり、該シヤフト11の上端末にステ
アリングホイールS・Wを装着してある。
13はステアリングコラムを示し、このステア
リングコラム13はロアコラム14と、アツパコ
ラム15とで構成している。ロアコラム14の上
下端部にステアリングシヤフト11を公知のボー
ルスライド軸受16を介して回動並に軸方向摺動
自在に連結してある。14aはロアコラム14下
端に結合したソケツト部材である。また、アツパ
コラム15はステアリングシヤフト11の上端部
に軸受部材17を介して回動自在に連結してある
と共に、ロアコラム14の上端部に摺動自在に外
嵌してある。このアツパコラム15には軸方向に
スライドスリツト19を形成したチルトブラケツ
ト18を固設してあり、このチルトブラケツト1
8を介して車体側チルトブラケツト20に連結し
てある。車体側チルトブラケツト20には前記ス
ライドスリツト19と直交するように上下方向に
スライドスリツト21を形成してあり、これらス
ライドスリツト19,21に連結ピン22を通し
てナツト23締めして連結するようにしてある。
また、このナツト23には操作レバー24がロツ
クナツト25固定され、該レバー24の操作によ
りブラケツト18,20の連結を緩められるよう
にしてある。
リングコラム13はロアコラム14と、アツパコ
ラム15とで構成している。ロアコラム14の上
下端部にステアリングシヤフト11を公知のボー
ルスライド軸受16を介して回動並に軸方向摺動
自在に連結してある。14aはロアコラム14下
端に結合したソケツト部材である。また、アツパ
コラム15はステアリングシヤフト11の上端部
に軸受部材17を介して回動自在に連結してある
と共に、ロアコラム14の上端部に摺動自在に外
嵌してある。このアツパコラム15には軸方向に
スライドスリツト19を形成したチルトブラケツ
ト18を固設してあり、このチルトブラケツト1
8を介して車体側チルトブラケツト20に連結し
てある。車体側チルトブラケツト20には前記ス
ライドスリツト19と直交するように上下方向に
スライドスリツト21を形成してあり、これらス
ライドスリツト19,21に連結ピン22を通し
てナツト23締めして連結するようにしてある。
また、このナツト23には操作レバー24がロツ
クナツト25固定され、該レバー24の操作によ
りブラケツト18,20の連結を緩められるよう
にしてある。
他方、ロアコラム14の下端は車体側サポート
ブラケツト26にブツシユ27を介して上下方向
にのみ回動自在にボルト28連結してある。
ブラケツト26にブツシユ27を介して上下方向
にのみ回動自在にボルト28連結してある。
以上の実施例構造により、チルト操作する時に
は操作レバー24によつてチルトブラケツト1
8,20の連結を緩めれば、ステアリングシヤフ
ト11をステアリングコラム13と一体に前記ボ
ルト28連結部分を支点としてスライドスリツト
21の範囲内で上下方向にチルト動作させること
ができる。
は操作レバー24によつてチルトブラケツト1
8,20の連結を緩めれば、ステアリングシヤフ
ト11をステアリングコラム13と一体に前記ボ
ルト28連結部分を支点としてスライドスリツト
21の範囲内で上下方向にチルト動作させること
ができる。
また、テレスコピツク操作に際しては、操作レ
バー24を緩めてステアリングシヤフト11を前
後方向に操作すれば、ボールスライド軸受16に
よりロアコラム14に対してスムースにテレスコ
ピツク動作して前後方向位置調整を行うことがで
き、特にこのテレスコピツク操作時にはステアリ
ングシヤフト11とステアリングコラム13のア
ツパコラム15の移動が伴うだけであるから操作
力を著しく更に、回動支点部であるロアコラム1
4の下端部は、上下方向には回動するが、前後動
を伴わない連結構造としたため、ガタツキの発生
を回避できる。
バー24を緩めてステアリングシヤフト11を前
後方向に操作すれば、ボールスライド軸受16に
よりロアコラム14に対してスムースにテレスコ
ピツク動作して前後方向位置調整を行うことがで
き、特にこのテレスコピツク操作時にはステアリ
ングシヤフト11とステアリングコラム13のア
ツパコラム15の移動が伴うだけであるから操作
力を著しく更に、回動支点部であるロアコラム1
4の下端部は、上下方向には回動するが、前後動
を伴わない連結構造としたため、ガタツキの発生
を回避できる。
考案の効果
以上のように本考案によれば、一つの操作レバ
ーによつてチルト操作、テレスコピツク操作を行
う簡易操作構造を踏襲した上で、特にテレスコピ
ツク操作時には、ステアリングシヤフトとステア
リングコラムのアツパコラムのみに移動させれば
よいので、操作力を著しく軽減することができる
利点があり、更に、ステアリングコラムの回動支
点部分では前後動を伴わない連結構造としてあ
り、かつ、ステアリングシヤフトの軸受支持がス
テアリングコラムの上下端部及び中間部にあるの
で振動及び剛性の面で有利であるため、ガタツキ
の発生を回避することができて、ステアリングホ
イールの操作性の向上及び異音の発生を防止でき
る。更にステアリングコラムの回動支点部での耐
久性も向上できて、品質感、信頼性を一段と向上
することができる実用上多大な効果を有する。
ーによつてチルト操作、テレスコピツク操作を行
う簡易操作構造を踏襲した上で、特にテレスコピ
ツク操作時には、ステアリングシヤフトとステア
リングコラムのアツパコラムのみに移動させれば
よいので、操作力を著しく軽減することができる
利点があり、更に、ステアリングコラムの回動支
点部分では前後動を伴わない連結構造としてあ
り、かつ、ステアリングシヤフトの軸受支持がス
テアリングコラムの上下端部及び中間部にあるの
で振動及び剛性の面で有利であるため、ガタツキ
の発生を回避することができて、ステアリングホ
イールの操作性の向上及び異音の発生を防止でき
る。更にステアリングコラムの回動支点部での耐
久性も向上できて、品質感、信頼性を一段と向上
することができる実用上多大な効果を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は第
1図の−線に沿う断面図、第4図は同実施例
の分解斜視図、第5図は同配設状態を示す説明
図、第6図は従来装置を示す分解斜視図である。 11……ステアリングシヤフト、13……ステ
アリングコラム、14……ロアコラム、15……
アツパコラム、16……ボールスライド軸受、1
7……軸受部材、18……チルトブラケツト、2
0……車体側チルトブラケツト、24……操作レ
バー、26……車体側サポートブラケツト。
図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は第
1図の−線に沿う断面図、第4図は同実施例
の分解斜視図、第5図は同配設状態を示す説明
図、第6図は従来装置を示す分解斜視図である。 11……ステアリングシヤフト、13……ステ
アリングコラム、14……ロアコラム、15……
アツパコラム、16……ボールスライド軸受、1
7……軸受部材、18……チルトブラケツト、2
0……車体側チルトブラケツト、24……操作レ
バー、26……車体側サポートブラケツト。
Claims (1)
- ステアリングコラムをロアコラムと、チルトブ
ラケツトを備えたアツパコラムとで構成して、ロ
アコラム上下端部にステアリングシヤフトをボー
ルスライド軸受を介して回動並に軸方向摺動自在
に装着する一方、アツパコラムをステアリングシ
ヤフト上端部に軸受部材を介して連結すると共
に、ロアコラムに摺動自在に嵌合し、そして、前
記ロアコラムの下端部を車体側サポートブラケツ
トに前後動を伴わず上下方向にのみ回動自在に連
結すると共に、アツパコラムをチルトブラケツト
を介して車体側チルトブラケツトに上下、前後方
向移動自在に連結したことを特徴とするステアリ
ング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9226784U JPS617469U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9226784U JPS617469U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617469U JPS617469U (ja) | 1986-01-17 |
JPH0224368Y2 true JPH0224368Y2 (ja) | 1990-07-04 |
Family
ID=30648916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9226784U Granted JPS617469U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617469U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50148726U (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-10 |
-
1984
- 1984-06-20 JP JP9226784U patent/JPS617469U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS617469U (ja) | 1986-01-17 |
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