JPH0547429U - 圧力調整弁 - Google Patents

圧力調整弁

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JPH0547429U
JPH0547429U JP1599091U JP1599091U JPH0547429U JP H0547429 U JPH0547429 U JP H0547429U JP 1599091 U JP1599091 U JP 1599091U JP 1599091 U JP1599091 U JP 1599091U JP H0547429 U JPH0547429 U JP H0547429U
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JP
Japan
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diaphragm
shell
pressure
chamber
spring
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Pending
Application number
JP1599091U
Other languages
English (en)
Inventor
勝利 加藤
万治 山田
Original Assignee
マルヤス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体に付与される圧力を安定して一定に維持
するようにする。 【構成】 第1及び第2シェル21,22により形成さ
れた空間がダイヤフラム23により第1及び第2室R
1,R2に区画されている。第2室R2に設けたスプリ
ング36により、第1室R1内の圧力が所定圧に保たれ
る。第2シェル22の側面に段差部22bが形成されて
いて、各部品の組み付け後、スプリング36のばね力を
調整して第1室R1内の圧力を調整するために、第2シ
ェル22の底面22aが上方から叩かれると、段差部2
2bが座屈して、底面22aからダイヤフラム23まで
の距離が変化し、前記ばね力が調整される。その結果、
前述のばね力の調整を行っても、底面22aは変形しな
いので、スプリング36は同底面22aにより安定に支
持され、この圧力調整弁の使用時における第1室R1内
の圧力が安定して所定値に維持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の電子制御燃料噴射装置に用いられて噴射弁に圧送さ れる燃料の圧力を一定に保つなど、ポンプから圧送されて他の装置に供給される 流体の圧力を一定に保つ圧力調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の圧力調整弁は、例えば特開昭61−205368号及び特開昭 62−658号公報に示されているとともに、第3図に示すように、カップ状に 形成され互いに開口部が対向するように重ね合わせられて内部に空間を形成する 第1及び第2シェル11,12と、第1及び第2シェル11,12間に周縁部に て固定されて前記空間を第1及び第2室R1,R2に区画するダイヤフラム13 と、第1シェルに組み付けられて第1室R1に向けて開口した流入口14及び流 出口15と、流出口15に連通するように設けられダイヤフラム13の中央部に 向けて開口した開口面を有する弁座部材16と、弁座部材16の開口面に対向す るようにダイヤフラム13の中央部に組み付けられ弁座部材16との協働により ダイヤフラム13の変位に応じて流入口14と流出口15との間に形成される流 路を開閉する弁体17と、第2室R2内に設けられ一端にて第2シェル12の底 面12aに支持されかつ他端にてダイヤフラム13に支持されたスプリング18 とを備え、第1室R1と流入口14に連通する装置内の圧力がスプリング18の 付勢力に応じた一定の圧力に維持されるようにしている。 そして、この圧力調整弁においては、各部品の組み付け後、第2シェル12の 底面12aを外側からポンチで叩き、図4に示すように、同底面12aを変形さ せて、底面12aからダイヤフラム13までの距離を変化させることにより、ス プリング18のばね力を調整して、第1室R1内の圧力が所定の値に設定される ようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかるに、上記従来の装置にあっては、第1室R1内の圧力設定のためにスプ リング18の一端を支持する底面12a自体を変形させているので、スプリング 18の支持が不安定になり、この圧力調整弁の使用時に、第1室R1内の前記圧 力が安定して一定値に維持されない場合がある。 本考案は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、安定して圧 力を一定に維持できる圧力調整弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の構成上の特徴は、上記従来と同種の圧力 調整弁において、上記第2シェルの側面に段差部を形成したことにある。
【0005】
【作用】
上記のように構成した本考案においては、第1室内の圧力を所定値に設定する ために、各部品の組み付け後、第2シェルの底面を外側から平面ポンチで叩くと 、第2シェルの側面に形成した段差部が座屈して、底面からダイヤフラムまでの 距離が変化するので、スプリング18のばね力が調整され、第1室内の圧力が所 定の値に設定される。
【0006】
【考案の効果】
上記作用説明からも理解できるように、本考案によれば、上記段差部の座屈に より第1室内の圧力が調整され、この場合、第2シェルの底面が変形することは ないので、スプリングの一端が同底面により安定して支持され、この圧力調整弁 の使用時に、第1室内の圧力が安定して一定値に維持されるようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明すると、図1は同実施例に係る圧 力調整弁を断面図により示している。
【0008】 この圧力調整弁はカップ状に形成された第1及び第2シェル21,22を有し 、各シェル21,22は、互いに開口部が対向するように重ね合わせられて内部 に空間を形成している。これらの第1及び第2シェル21,22間には、ダイヤ フラム23がその周縁部にてドーナツ状の支持板24を介して各シェル21,2 2の端部をかしめることにより固定されており、同ダイヤフラム23は前記空間 を第1及び第2室R1,R2に区画している。
【0009】 第1シェル21には第1室R1に向けて開口した流入口25及び流出口26が 組み付けられており、流入口25は燃料ポンプから燃料噴射弁に燃料が圧送され る燃料供給路に連通し、流出口26は燃料タンクに連通している。また、流出口 26の上端部には円筒状の弁座部材27が組み付けられており、その上端面に形 成される弁座27aはダイヤフラム23の中央部に向けて開口している。
【0010】 ダイヤフラム23の中央部には保持体31が組み付けられ、同保持体31によ り弁座27aに対向した弁体32が支持されている。弁体32は平板状に形成さ れてその下面にて弁座27aに着座するものであり、その上面にはボール33が 固着されている。このボール33はスプリング34に下方へ付勢されるとともに 、保持体31にかしめ固定された保持板35により下方への変位が規制されてい る。
【0011】 第2室R2内にはスプリング36が収容されている。スプリング36は、その 上端にて第2シェル22の底面22aにより支持され、その下端にて保持体31 にかしめ固定されたばね受け37により支持されている。なお、第2シェル22 には負圧導入管38が組み付けられており、第2室R2は負圧導入管38を介し てエンジンの吸気管に連通している。 また、第2シェル22の側面には段部22bが形成されており、同シェル22 の上部が細径に形成されているとともに同シェル22の下部が大径に形成されて いる。
【0012】 上記のように構成した圧力調整弁の組立後、第2シェル22の底面22aを外 側上方から平面ポンチで叩くことにより、第1室R1内の圧力調整が行われる。 この場合、図2に示すように、前記底面22aに付与された力により第2シェル 22の側面に形成した段部22bが座屈し、同底面22aからばね受け37(ダ イヤフラム23)までの距離が変化し、スプリング36のばね力が調整されるの で、このばね力と釣り合う前記第1室R1の圧力が調整される。また、前記段部 22bの座屈により、底面22aは変形しない。
【0013】 その結果、上記実施例による圧力調整弁の使用時には、スプリング36の上端 が底面22aにより安定して支持されるとともに、その下端もばね受け37によ り安定して支持されるので、スプリング36のばね力が安定して所定値に保たれ 、ダイヤフラム23の上下動に伴う弁体21の上下動(弁体21と弁座27aに より構成される弁の開閉成)によって、第1室R1内及び流入口25に連通する 燃料供給路の圧力も安定して所定値に保たれる。 また、上記実施例においては、段部22bの形成により、第2シェル22の上 部が細径に形成されているので、スプリング36の横方向への変位が規制され、 より良好なばね特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に示す圧力調整弁の断面図
である。
【図2】 前記実施例の作用を説明するための圧力調整
弁の部分図である。
【図3】 従来の圧力調整弁の断面図である。
【図4】 前記従来例の作用を説明するための圧力調整
弁の部分図である。
【符号の説明】
21…第1シェル、22…第2シェル、22a…底面、
22b…段部、23…ダイヤフラム、25…流入口、2
6…流出口、27…弁座部材、27a…弁座、31…保
持体、32…弁体、36…スプリング、R1…第1室、
R2…第2室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状に形成され互いに開口部が対向
    するように重ね合わせられて内部に空間を形成する第1
    及び第2シェルと、前記第1及び第2シェル間に周縁部
    にて固定されて前記空間を第1及び第2室に区画するダ
    イヤフラムと、前記第1シェルに組み付けられて第1室
    に向けて開口した流入口及び流出口と、前記流出口に連
    通するように設けられ前記ダイヤフラムの中央部に向け
    て開口した開口面を有する弁座部材と、前記弁座部材の
    開口面に対向するように前記ダイヤフラムの中央部に組
    み付けられ前記弁座部材との協働により前記ダイヤフラ
    ムの変位に応じて前記流入口と前記流出口との間に形成
    される流路を開閉する弁体と、前記第2室内に設けられ
    一端にて前記第2シェルの底面に支持されかつ他端にて
    前記ダイヤフラムに支持されたスプリングとを備えた圧
    力調整弁において、前記第2シェルの側面に段差部を形
    成したことを特徴とする圧力調整弁。
JP1599091U 1991-02-26 1991-02-26 圧力調整弁 Pending JPH0547429U (ja)

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JP1599091U JPH0547429U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 圧力調整弁

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JP1599091U JPH0547429U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 圧力調整弁

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JPH0547429U true JPH0547429U (ja) 1993-06-25

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ID=11904100

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JP1599091U Pending JPH0547429U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 圧力調整弁

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578166A (en) * 1978-12-05 1980-06-12 Schmelzer Corp Pressure regulator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578166A (en) * 1978-12-05 1980-06-12 Schmelzer Corp Pressure regulator

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