JPS636543Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS636543Y2 JPS636543Y2 JP9401880U JP9401880U JPS636543Y2 JP S636543 Y2 JPS636543 Y2 JP S636543Y2 JP 9401880 U JP9401880 U JP 9401880U JP 9401880 U JP9401880 U JP 9401880U JP S636543 Y2 JPS636543 Y2 JP S636543Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- valve plate
- plate
- truncated conical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主として内燃機関のガソリンタンク等
液体燃料容器に内外圧力差の均衡をとるために用
いるキヤツプの通気バルブに関するものである。
液体燃料容器に内外圧力差の均衡をとるために用
いるキヤツプの通気バルブに関するものである。
本考案の目的は、液体の影響で弁板が膨潤して
も液体容器内に於ける気体の負圧荷重の変化を最
小限にすることができる揮発性液体容器用キヤツ
プの通気バルブを提供することにある。
も液体容器内に於ける気体の負圧荷重の変化を最
小限にすることができる揮発性液体容器用キヤツ
プの通気バルブを提供することにある。
前記の目的を充足するため本考案はバルブ本体
１に下向きに設けた浅い円錐台形弁座２と、該円
錐台形弁座２のテーパー面２′に周縁３′が撓みに
より圧接する可撓性の円形弁板３を備え、弁板３
には、上面の中心に本体下面との間隙形成隆起部
１４と膨頭９を介して本体１の挿通孔８に密嵌す
る支持杆部４を突設するとともに、弁板下面の中
央には前記隆起部１４より稍大径の凹部１５を形
成し、弁座２の内頂面２″に中介孔１０を設けた
ものである。
１に下向きに設けた浅い円錐台形弁座２と、該円
錐台形弁座２のテーパー面２′に周縁３′が撓みに
より圧接する可撓性の円形弁板３を備え、弁板３
には、上面の中心に本体下面との間隙形成隆起部
１４と膨頭９を介して本体１の挿通孔８に密嵌す
る支持杆部４を突設するとともに、弁板下面の中
央には前記隆起部１４より稍大径の凹部１５を形
成し、弁座２の内頂面２″に中介孔１０を設けた
ものである。
尚図示の実施例のものはガソリンタンクＡの注
出口Ｂに施すキヤツプに実施したもので、中空キ
ヤツプＣ内を平板状のバルブ本体１により上下２
室５ａ及び５ｂに分割し、容器内に連通する通気
孔６を下室５ｂに開設し、上室５ａに外気への連
絡孔７を形成し、かつ前記バルブ本体１の下面に
円錐台形弁座２を設け、弁板３の周縁３′を円錐
台形弁座２のテーパー面２′に第２図に実線で図
示した如く僅か撓ませた状態で圧接させ、その中
心に立設した支持杆部４をバルブ本体１の挿通孔
８に挿入して支持杆部４の膨頭９と基部隆起部１
４との間で挟持する如く密に嵌合することにより
弁板３を吊持し円錐台形弁座２の平坦な内頂面
２″に形成した内外を通ずる中介孔１０と容器内
とを遮断したものである。又、キヤツプＣは金属
板をプレス成形して得た上下２つの構成部材C′，
C″を組合せたもので、その中間にバルブ本体１
を挟圧保持させる。そして金属又はアセタール等
の樹脂で成形したバルブ本体１の中心に円錐台形
弁座２を一体に設けてあるが、円錐台形弁座２の
テーパー面２′は第５図イのように断面直線状の
もの、ロ，ハのように内外に弯曲する球面状のも
の或いは、ニ，ホのように直線状で円形弁板３の
周縁３′に断面円形の接触突条３″を設けたもので
良い。図中１１はガソリンタンクＡの注油口Ｂに
キヤツプＣを固定する止鈑、１２はパツキング、
１３はＯリング、１４は支持杆部４の基部に形成
した間隙形成隆起部、１５は同下面に形成した凹
部を示す。
出口Ｂに施すキヤツプに実施したもので、中空キ
ヤツプＣ内を平板状のバルブ本体１により上下２
室５ａ及び５ｂに分割し、容器内に連通する通気
孔６を下室５ｂに開設し、上室５ａに外気への連
絡孔７を形成し、かつ前記バルブ本体１の下面に
円錐台形弁座２を設け、弁板３の周縁３′を円錐
台形弁座２のテーパー面２′に第２図に実線で図
示した如く僅か撓ませた状態で圧接させ、その中
心に立設した支持杆部４をバルブ本体１の挿通孔
８に挿入して支持杆部４の膨頭９と基部隆起部１
４との間で挟持する如く密に嵌合することにより
弁板３を吊持し円錐台形弁座２の平坦な内頂面
２″に形成した内外を通ずる中介孔１０と容器内
とを遮断したものである。又、キヤツプＣは金属
板をプレス成形して得た上下２つの構成部材C′，
C″を組合せたもので、その中間にバルブ本体１
を挟圧保持させる。そして金属又はアセタール等
の樹脂で成形したバルブ本体１の中心に円錐台形
弁座２を一体に設けてあるが、円錐台形弁座２の
テーパー面２′は第５図イのように断面直線状の
もの、ロ，ハのように内外に弯曲する球面状のも
の或いは、ニ，ホのように直線状で円形弁板３の
周縁３′に断面円形の接触突条３″を設けたもので
良い。図中１１はガソリンタンクＡの注油口Ｂに
キヤツプＣを固定する止鈑、１２はパツキング、
１３はＯリング、１４は支持杆部４の基部に形成
した間隙形成隆起部、１５は同下面に形成した凹
部を示す。
以上の構成により、容器内の圧力が変動すると
弁板３は作動するが、容器内のガソリン等揮発性
液体、気化ガス等の影響で、弁板３が膨潤により
体積変化を生じ易い。しかし本考案によれば弁板
３の径及び厚みが大きくなつても、弁座２が円錐
台形のため第１図、第２図及び第５図に示したよ
うに可撓性の弁板３は常にテーパー面２′に撓み
による反力で圧接する結果、膨潤による作動不全
の悪影響を最小限にすることができる。そして容
器内が設定負圧になれば、弁板３の変形により外
気は第１図点線で示したように器内に支障なく流
入するので内外圧の均衡が保たれる効果がある。
而して本考案の弁板３は本体１に隆起部１４を介
して接し、かつ下面に該隆起部１４より大径の凹
部１５を有するので凹部１５の周縁における肉厚
が薄く形成し易くなり、そのため圧力変動に対す
る弁板３の応答動作も確実で、前記膨潤による影
響も少ない特徴がある。即ち弁体３が膨潤すると
弾性係数が変化し、所期設定値通りの作動が行な
われず、負圧の増大により液体供給も滞おり勝ち
になるが、本考案によれば、弁板３が膨潤により
半径方向へ肥大してもテーパー面２′に沿つて周
縁３′が若干移動するだけで、弾性係数が増大し
ても径の増加と相殺するため弁体３としての作動
上大きな変化はなく、従つて常に設定値付近で正
しく弁体３を作動させることができる効果があ
る。尚弁板３の戻り動作も隆起部１４が支持杆部
４の周りに存在するため左右に触れ難く安定した
ものとなる。又弁板３が弁座２のテーパー面２′
に接触して第２図の如くの形状になつているの
で、ごみがたまる恐れがない効果がある。
弁板３は作動するが、容器内のガソリン等揮発性
液体、気化ガス等の影響で、弁板３が膨潤により
体積変化を生じ易い。しかし本考案によれば弁板
３の径及び厚みが大きくなつても、弁座２が円錐
台形のため第１図、第２図及び第５図に示したよ
うに可撓性の弁板３は常にテーパー面２′に撓み
による反力で圧接する結果、膨潤による作動不全
の悪影響を最小限にすることができる。そして容
器内が設定負圧になれば、弁板３の変形により外
気は第１図点線で示したように器内に支障なく流
入するので内外圧の均衡が保たれる効果がある。
而して本考案の弁板３は本体１に隆起部１４を介
して接し、かつ下面に該隆起部１４より大径の凹
部１５を有するので凹部１５の周縁における肉厚
が薄く形成し易くなり、そのため圧力変動に対す
る弁板３の応答動作も確実で、前記膨潤による影
響も少ない特徴がある。即ち弁体３が膨潤すると
弾性係数が変化し、所期設定値通りの作動が行な
われず、負圧の増大により液体供給も滞おり勝ち
になるが、本考案によれば、弁板３が膨潤により
半径方向へ肥大してもテーパー面２′に沿つて周
縁３′が若干移動するだけで、弾性係数が増大し
ても径の増加と相殺するため弁体３としての作動
上大きな変化はなく、従つて常に設定値付近で正
しく弁体３を作動させることができる効果があ
る。尚弁板３の戻り動作も隆起部１４が支持杆部
４の周りに存在するため左右に触れ難く安定した
ものとなる。又弁板３が弁座２のテーパー面２′
に接触して第２図の如くの形状になつているの
で、ごみがたまる恐れがない効果がある。
図面は本考案に係る液体バルブの実施例を示し
たもので、第１図はガソリンタンクのキヤツプに
装備した縦断正面図、第２図は同じく要部の拡大
図、第３図は弁板の斜視図、第４図は同上の縦断
正面図、第５図イ乃至ホは弁座と弁板の各異なる
実施例を示す一部の断面図である。 １……バルブ本体、２……円錐台形弁座、２′
……テーパー面、２″……内頂面、３……弁板、
３′……周縁、４……支持杆部、９……膨頭、１
０……中介孔、１４……間隙形成隆起部、１５…
…凹部。
たもので、第１図はガソリンタンクのキヤツプに
装備した縦断正面図、第２図は同じく要部の拡大
図、第３図は弁板の斜視図、第４図は同上の縦断
正面図、第５図イ乃至ホは弁座と弁板の各異なる
実施例を示す一部の断面図である。 １……バルブ本体、２……円錐台形弁座、２′
……テーパー面、２″……内頂面、３……弁板、
３′……周縁、４……支持杆部、９……膨頭、１
０……中介孔、１４……間隙形成隆起部、１５…
…凹部。
Claims (1)
- バルブ本体１に下向きに設けた浅い円錐台形弁
座２と、該円錐台形弁座２のテーパー面２′に周
縁３′が撓みにより圧接する可撓性の円形弁板３
を備え、弁板３には、上面の中心に本体下面との
間隙形成隆起部１４と膨頭９と介して本体１の挿
通孔８に密嵌する支持杆部４を突設するととも
に、弁板下面の中央には前記隆起部１４より稍大
径の凹部１５を形成し、弁座２の内頂面２″に中
介孔１０を設けて成る揮発性液体容器用キヤツプ
の通気バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9401880U JPS636543Y2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9401880U JPS636543Y2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5790969U JPS5790969U (ja) | 1982-06-04 |
| JPS636543Y2 true JPS636543Y2 (ja) | 1988-02-24 |
Family
ID=29455953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9401880U Expired JPS636543Y2 (ja) | 1980-07-03 | 1980-07-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS636543Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0720460Y2 (ja) * | 1988-04-16 | 1995-05-15 | 株式会社イナックス | バキュームブレーカー |
-
1980
- 1980-07-03 JP JP9401880U patent/JPS636543Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5790969U (ja) | 1982-06-04 |
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