JPH059499Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は燃料噴射ポンプの等圧弁装置にかかる
もので、とくに燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズル
との間の配管内における燃料噴射終了後の残圧を
制御するための小型等圧弁を改良した燃料噴射ポ
ンプの等圧弁装置に関する。

［従来の技術］ 従来より、燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズルと
の間の配管内における燃料噴射終了後の残圧を制
御するために等圧弁と呼ばれる圧力制御装置を組
み込んでいる燃料噴射ポンプがある。

たとえば、特開昭60−119366号に示す燃料噴射
ポンプのようにほとんどの等圧弁は、該等圧弁に
組み込むその弁体としてボールバルブを用い、さ
らにこのボールバルブを付勢するための等圧弁セ
ツトスプリングを用いているものであるが、とく
にこの等圧弁セツトスプリングの組込みスペース
の確保に問題があつた。

すなわち、列型の燃料噴射ポンプなどの場合に
は上記等圧弁セツトスプリングの組込みスペース
は充分であるが、分配型VE燃料噴射ポンプなど
小型の燃料噴射ポンプの場合には、閉弁圧そのも
のとしてはこれを同程度に得なければならないに
もかかわらず等圧弁セツトスプリングの組込みス
ペースが少なくなる。したがつて、所要の閉弁圧
を確保するために縦横比の大きな縦長の等圧弁セ
ツトスプリングを採用せざるを得ず、等圧弁装置
のボールバルブの上下開閉動作にともなつてこの
等圧弁セツトスプリングが座屈を起し、該等圧弁
セツトスプリングの外周に位置するデリバリバル
ブの内周壁との間の摩擦により互いの摩耗が激し
いという問題がある。

［考案が解決しようとする課題］ 本考案は以上のような諸問題にかんがみなされ
たもので、燃料噴射ポンプにおける等圧弁の等圧
弁セツトスプリングの収納スペースを充分に確保
することにより、当該等圧弁セツトスプリングの
摩耗を防止できるようにした燃料噴射ポンプの等
圧弁装置を提供しようとするものである。

また、本考案は等圧弁セツトスプリングの端部
を確実に保持することにより等圧弁収納室内に等
圧弁セツトスプリングを安定して固定することが
できるようにした燃料噴射ポンプの等圧弁装置を
提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ すなわち、本考案は燃料噴射ポンプの燃料出口
を開閉するデリバリバルブに設ける等圧弁装置で
あつて、等圧弁を収納するための等圧弁収納室を
形成する円筒部をデリバリバルブに設けるととも
に、前記等圧弁の弁体がシートする等圧弁シート
部を有する等圧弁ホルダには円筒状のスカート部
を形成してこのスカート部を上記円筒部に圧入し
かつ上記弁体およびこの弁体を付勢する等圧弁セ
ツトスプリングをこのスカート部の内方に位置さ
せることによつて、スカート部の厚みの分だけ等
圧弁セツトスプリングの収納スペースを該等圧弁
セツトスプリングの横方向に拡大するようにした
ことを特徴とする燃料噴射ポンプの等圧弁装置で
ある。

さらに、本考案の他の態様においては、上記デ
リバリバルブに、等圧弁を収納用の等圧弁収納室
を形成する円筒部を設け、該円筒部の内壁面にス
トツパー用段部を形成するとともに、上記等圧弁
の弁体がシートする等圧弁シート部を有する等圧
弁ホルダには円筒状のスカート部を形成し、この
スカート部を上記デリバリバルブの上記ストツパ
ー用段部に向かつて上記円筒部内に圧入可能と
し、かつ上記弁体およびこの弁体を付勢する等圧
弁セツトスプリングをこのスカート部の内方に位
置させることによつて、上記ストツパー用段部の
内方に上記等圧弁セツトスプリングの下端部を固
定可能とするとともに、このストツパー用段部と
上記スカート部との間に形成される空間の厚みの
分だけ等圧弁セツトスプリングの収納スペースを
該等圧弁セツトスプリングの横方向に拡大するよ
うにしたことを特徴とする燃料噴射ポンプの等圧
弁装置である。

［作用］ 本考案における等圧弁装置においては、等圧弁
のボールバルブ等弁体を閉弁方向に付勢している
等圧弁セツトスプリングを収納する収納室を、デ
リバリバルブの円筒部と等圧弁シート部を有する
等圧弁ホルダの円筒状のスカート部との間の内方
に形成することとなるので、このスカート部の厚
みに相当する空間の分だけ収納室の容積を増加さ
せることとなり、つまり収納室の内周面をそれだ
けより外方に位置させることとなるので、等圧弁
セツトスプリングの座屈が生じてもこの等圧弁セ
ツトスプリングとデリバリバルブの内周面との間
の摩擦を防止することができ、結果として等圧弁
セツトスプリングおよびデリバリバルブの摩耗を
防止することが可能で、耐久性のある等圧弁装置
とすることができる。

また、本考案の他の態様による等圧弁装置によ
れば、上記円筒部の内壁面にストツパー用段部を
形成するとともに、上記スカート部を上記デリバ
リバルブの上記ストツパー用段部に向かつて上記
円筒部に圧入可能とし、このストツパー用段部と
上記スカート部との間に形成される空間の厚みの
分だけ等圧弁セツトスプリングの収納スペースを
該等圧弁セツトスプリングの横方向に拡大するよ
うにしたので、等圧弁セツトスプリングおよびデ
リバリバルブの摩耗を防止することが可能であ
る。しかも、このストツパー用段部の内方部分に
は上記等圧弁セツトスプリングの下端部を固定可
能であり、前記等圧弁収納室内に等圧弁セツトス
プリングを安定して保持することができる。

［実施例］ つぎに、本考案の一実施例を第１図にもとづき
説明する。

第１図は、燃料噴射ポンプ１のデリバリバルブ
ホルダ２部分を示す縦断面図で、このデリバリバ
ルブホルダ２は、その上端に燃料出口３を有して
いて噴射管４を介して噴射ノズル５に接続してあ
る。

上記デリバリバルブホルダ２は、燃料噴射ポン
プ本体６にこれを取り付け、分配通路７から圧送
される燃料を上記燃料出口３から噴射ノズル５に
吐出、圧送するものである。

上記デリバリバルブホルダ２の下部には、デリ
バリバルブシート８を固定し、このデリバリバル
ブシート８内にデリバリバルブ９を上下往復動可
能に収納してある。このデリバリバルブ９は、ロ
ツド部１０と、シート部１１と、円筒部１２とを
有している。上記ロツド部１０には複数の羽根部
１３を放射状に突設することにより上記デリバリ
バルブシート８との間に燃料吐出用通路１４を形
成してある。この燃料吐出用通路１４は上記分配
通路７と連通している。デリバリバルブ９の上記
円筒部１２の上端部とスプリングストツパ１５と
の間にはデリバリバルブセツトスプリング１６を
設けることにより、デリバリバルブ９のシート部
１１をデリバリバルブシート８のシート面１７に
常時押し付けている。

上記デリバリバルブ９の円筒部１２は、上記シ
ート部１１から図中上方に長く延長させたストレ
ート部であつて、この円筒部１２内には等圧弁１
８をデリバリバルブ９と同軸上に収納するための
等圧弁収納室１９を形成し、この等圧弁収納室１
９と前記分配通路７とを連通する燃料戻し用通路
２０をロツド部１０に形成する。

上記等圧弁１８はボールバルブ式として形成し
たもので、ボールバルブ２１と、ボールバルブ２
１がシートする等圧弁シート部２２Ａを有する等
圧弁ホルダ２２と、ボールバルブ２１を下方から
支持しているスプリングシート２３と、このスプ
リングシート２３とデリバリバルブ９の内壁との
間に介装した等圧弁セツトスプリング２４とを有
している。なお、上記ボールバルブ２１とスプリ
ングシート２３とは、これを一体に形成した弁体
として構成することも可能である。

上記等圧弁ホルダ２２は前記燃料出口３と連通
するオリフイス２５をその上部中央に有するとと
もに、ボールバルブ２１およびスプリングシート
２３、さらには等圧弁セツトスプリング２４の上
部を包み込むように円筒状のスカート部２６を有
している。この等圧弁ホルダ２２をデリバリバル
ブ９の円筒部１２に所定の深さに圧入することに
より等圧弁１８のセツトスプリング力を設定する
ことができるようになつている。

またこのように構成することにより、等圧弁収
納室１９内の等圧弁セツトスプリング２４は、少
なくともスカート部２６の厚みＴ分だけ円筒部１
２の内周壁から離れて位置することとなる。

なお、上記スプリングシート２３には、オリフ
イス２５と等圧弁収納室１９とを連通するための
連通孔２７を形成してある。また、上記等圧弁ホ
ルダ２２の外周部は、上記デリバリバルブセツト
スプリング１６のガイド部を構成することとな
る。

しかして、上記円筒部１２の内壁面の下方部に
は、ストツパー用段部２８を形成してあるものと
する。このストツパー用段部２８は、上記等圧弁
ホルダ２２の圧入方向においてそのスカート部２
６のストツパーとして機能するもので、このスカ
ート部２６の圧入を過度に行なうことなくその圧
入距離を適正に維持することができる。なお、既
述のように、等圧弁収納室１９内の等圧弁セツト
スプリング２４は、少なくとも上記ストツパー用
段部２８とスカート部２６との間の空間において
スカート部２６の厚みＴ分だけ円筒部１２の内周
壁から離れて位置することとなる。

しかも、このストツパー用段部２８の内方部分
には上記等圧弁セツトスプリング２４の下端部分
を嵌合することによりこれを固定可能としてあ
る。

以上のような構造の燃料噴射ポンプ１におい
て、プランジヤ（図示略）の作動により分配通路
７から燃料がデリバリバルブ９部分に圧送される
と、デリバリバルブセツトスプリング１６の付勢
力に抗してデリバリバルブ９が上方に移動する。
したがつて、等圧弁１８は、デリバリバルブ９と
一体的に動き、かつデリバリバルブ９とシート面
１７との間が開放され、燃料は燃料出口３および
噴射管４を通つて噴射ノズル５からシリンダ（図
示略）内に噴射されることとなる。

この燃料噴射が完了し、燃料噴射管４およびデ
リバリバルブホルダ２内の燃料による反射圧が等
圧弁１８部分にかかると、等圧弁セツトスプリン
グ２４の付勢力に抗して等圧弁１８のボールバル
ブ２１と等圧弁ホルダ２２との間が開放されて等
圧弁１８が開弁し、所定量の燃料が分配通路７に
吸い戻されることとなる。燃料の吸戻しが完了す
ると、ボールバルブ２１と等圧弁ホルダ２２との
間は等圧弁セツトスプリング２４の付勢力により
再び閉鎖されることによつて等圧弁１８は閉弁し
次の燃料噴射を待つこととなる。

しかしてこのような構造の等圧弁１８とすれ
ば、ボールバルブ２１の上下動にともなう等圧弁
セツトスプリング２４の収縮伸張作用において等
圧弁セツトスプリング２４が多少座屈しても、等
圧弁セツトスプリング２４とデリバリバルブ９の
円筒部１２の内壁面との間には少なくともスカー
ト部２６の厚みＴ分だけの間隔が、該スカート部
２６の下端部とストツパー用段部２８との間の縦
方向に設けられているので、この間の空間におけ
る等圧弁セツトスプリング２４と円筒部１２の内
壁面との間の摩擦が防止される。

また、このストツパー用段部２８の内方部分に
は上記等圧弁セツトスプリング２４の下端部分が
固定されているので、等圧弁スプリング２４を等
圧弁収納室１９内に安定して保持することができ
る。

なお、等圧弁１８の閉弁圧調整を行ないながら
等圧弁ホルダ２２のスカート部２６をデリバリバ
ルブ９の円筒部１２に圧入させてもデリバリバル
ブセツトスプリング１６のセツト力は変化しない
ので、調整作業が容易である。

つぎに、第２図にもとづき本考案の他の実施例
を説明する。ただし、上述の一実施例を説明した
第１図と同様の部分には同一符号を付し、その詳
述は省略する。

第２図は上記本考案の他の実施例による燃料噴
射ポンプの等圧弁装置３０の要部縦断面図で、第
１図に示した構成と異なる点は、前記デリバリバ
ルブ９に相当するデリバリバルブ３１の円筒部１
２をやや短く形成し、かつこの円筒部１２の内壁
面に前記ストツパー用段部２８につづくシート用
案内傾斜部３２をシート用案内部として形成した
点にある。また、このシート用案内傾斜部３２に
つづく円筒部１２のシート用内底面３３に前記等
圧弁セツトスプリング２４をシートさせる。この
シート用案内傾斜部３２は図示のように円筒部１
２の中心方向に向つて傾斜するもので、円筒部１
２の直径方向において厚みｔを有するものとす
る。

さらに、前記等圧弁ホルダ２２に相当する等圧
弁ホルダ３４のスカート部２６もやや長く形成
し、上記ストツパー用段部２８に当接する位置ま
でこれを圧入固定してある。

なお、第３図に示すように、前記スプリングシ
ート２３に相当するスプリングシート３５にはそ
の周面に等角度間隔（たとえば120度間隔）で連
通用の切欠き３６を複数個（たとえば三個）形成
することによつて、ボールバルブ２１が開弁した
ときにオリフイス２５と等圧弁収納室１９とを連
通可能としている。

したがつてこうした構成の等圧弁装置３０にお
いては、等圧弁ホルダ３４のスカート部２６をス
トツパー用段部２８に当接し等圧弁ホルダ３４を
デリバリバルブ３１の円筒部１２内に確実に圧入
固定することができる。さらに、等圧弁セツトス
プリング２４を円筒部１２内に組み付けるにあた
つても、等圧弁セツトスプリング２４の下端部が
シート用案内傾斜部３２に案内された上で、かつ
シート用案内傾斜部３２の内方においてシート用
内底面３３にシートすることになるため、その下
端部が上記スカート部２６とストツパー用段部２
８との間にかみこまれることもなく、該等圧弁セ
ツトスプリング２４の組付けを確実かつ支障なく
行なうことができ、この組付けによつて等圧弁セ
ツトスプリング２４を安定して保持固定すること
が可能である。

しかも、円筒部１２の直径方向におけるシート
用案内傾斜部３２の厚みｔがあるので、ボールバ
ルブ２１の上下動にともなう等圧弁セツトスプリ
ング２４の収縮伸張作用において等圧弁セツトス
プリング２４が多少座屈しても、等圧弁セツトス
プリング２４と等圧弁ホルダ３４のスカート部２
６の内壁面との間には、最大で上記シート用案内
傾斜部３２の厚みｔ分だけの横方向の間隔が、ス
カート部２６の内壁面に沿つて縦方向にあけられ
ていることとなり、この等圧弁セツトスプリング
２４とスカート部２６の内壁面との間の摩擦が防
止される。

なお、上記各実施例においては、デリバリバル
ブ９のロツド部１０とデリバリバルブシート８と
の間に燃料戻し用通路２０を形成するためにこの
ロツド部１０に羽根部１３を形成した例を説明し
たが、ロツド部１０に単純にフラツトカツトを形
成するようにしてもよい。

また、本考案はとくに分配型の燃料噴射ポンプ
に適用して好適なものであるが、列型の燃料噴射
ポンプに応用することも可能である。

［考案の効果］ 以上説明したごとく本考案によれば、燃料噴射
ポンプのデリバリバルブに円筒部を形成してこの
中に、等圧弁シート部を有する等圧弁ホルダを設
けるとともに、少なくともこの等圧弁ホルダのス
カート部の厚み分だけ等圧弁セツトスプリングが
上記円筒部の内壁面と間隔をあけることができる
ようにしたため、デリバリバルブホルダあるいは
デリバリバルブシートなどの形状や大きさを変更
することなく等圧弁セツトスプリングの収納スペ
ースを増加して、耐久性のある等圧弁装置とする
ことができるものである。

さらに、上記円筒部の内壁面にストツパー用段
部を形成したので、等圧弁セツトスプリングの端
部を保持固定することができ、等圧弁収納室内に
等圧弁セツトスプリングを安定した状態で組み付
けることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例による燃料噴射ポ
ンプの等圧弁装置の縦断面図、第２図は、本考案
の他の実施例による燃料噴射ポンプの等圧弁装置
３０の要部縦断面図、第３図は、第２図の−
線拡大断面図である。 １……燃料噴射ポンプ、２……デリバリバルブ
ホルダ、３……燃料出口、４……噴射管、５……
噴射ノズル、６……燃料噴射ポンプ本体、７……
分配通路、８……デリバリバルブシート、９……
デリバリバルブ、１０……デリバリバルブ９のロ
ツド部、１１……デリバリバルブ９のシート部、
１２……デリバリバルブ９の円筒部、１３……羽
根部、１４……燃料吐出用通路、１５……スプリ
ングストツパ、１６……デリバリバルブセツトス
プリング、１７……シート面、１８……等圧弁、
１９……等圧弁収納室、２０……燃料戻し用通
路、２１……ボールバルブ（等圧弁１８の弁体）、
２２……等圧弁ホルダ、２２Ａ……等圧弁ホルダ
２２の等圧弁シート部、２３……スプリングシー
ト、２４……等圧弁セツトスプリング、２５……
オリフイス、２６……等圧弁ホルダ２２のスカー
ト部、２７……連通孔、２８……ストツパー用段
部、３０……等圧弁装置、３１……デリバリバル
ブ、３２……シート用案内傾斜部（シート用案内
部）、３３……シート用内底面、３４……等圧弁
ホルダ、３５……スプリングシート、３６……連
通用の切欠き、Ｔ……スカート部２６の厚み、ｔ
……シート用案内傾斜部３２の厚み。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 燃料噴射ポンプの燃料出口を開閉するデリバ
   リバルブに設ける等圧弁装置であつて、 前記デリバリバルブに、等圧弁を収納用の等
   圧弁収納室を形成する円筒部を設けるととも
   に、 前記等圧弁の弁体がシートする等圧弁シート
   部を有する等圧弁ホルダには直径方向に所定の
   厚みを有する円筒状のスカート部を形成し、 このスカート部を前記デリバリバルブの前記
   円筒部の内部の途中まで圧入し、かつ 前記弁体およびこの弁体を付勢する等圧弁セ
   ツトスプリングをこのスカート部の内方に位置
   させ、該等圧弁セツトスプリングを前記等圧弁
   収納室の底面にシートさせたことを特徴とする
   燃料噴射ポンプの等圧弁装置。 (2) 燃料噴射ポンプの燃料出口を開閉するデリバ
   リバルブに設ける等圧弁装置であつて、 前記デリバリバルブに、等圧弁を収納用の等
   圧弁収納室を形成する円筒部を設け、 該円筒部の内壁面にストツパー用段部および
   このストツパー用段部につづきかつ該円筒部の
   中心方向に向つて傾斜する所定厚みのシート用
   案内傾斜部を形成するとともに、 前記等圧弁の弁体がシートする等圧弁シート
   部を有する等圧弁ホルダには円筒状のスカート
   部を形成し、 このスカート部を前記デリバリバルブの前記
   ストツパー用段部に当接するまで前記円筒部の
   内部に圧入可能とし、かつ 前記弁体およびこの弁体を付勢する等圧弁セ
   ツトスプリングをこのスカート部の内方に位置
   させ、該等圧弁セツトスプリングを前記シート
   用案内傾斜部より内方の前記等圧弁収納室のシ
   ート用内底面にシートさせたことを特徴とする
   燃料噴射ポンプの等圧弁装置。