JP2573887Y2 - 圧力調整弁 - Google Patents

圧力調整弁

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JP2573887Y2
JP2573887Y2 JP1992000715U JP71592U JP2573887Y2 JP 2573887 Y2 JP2573887 Y2 JP 2573887Y2 JP 1992000715 U JP1992000715 U JP 1992000715U JP 71592 U JP71592 U JP 71592U JP 2573887 Y2 JP2573887 Y2 JP 2573887Y2
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JP
Japan
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diaphragm
shell
seat member
valve
valve seat
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JP1992000715U
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JPH0557542U (ja
Inventor
勝利 加藤
Original Assignee
マルヤス工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車の電子制
御燃料噴射装置に用いられて噴射弁に圧送される燃料の
圧力を一定に保つなど、ポンプから圧送されて他の装置
に供給される流体の圧力を一定に保つ圧力調整弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力調整弁は、例えば実
開昭63−198874号公報に示されているととも
に、図3に示すように、カップ状に形成され互いに開口
部が対向するように重ね合わせられて内部に空間を形成
する第1および第2シェル11,12と、第1および第
2シェル11,12間に周縁部にて固定されて前記空間
を第1および第2室R1,R2に区画するダイヤフラム
13と、第1シェル11の側面に設けた流入口14と、
第1シェル11の底面を貫通するとともに外周面にて同
底面に固定された流出パイプ15と、第1室R1内にて
流出パイプ15の上部に組み付けられダイヤフラム13
の中央部に向けた開口面を有する筒状の弁座部材16
と、弁座部材16の開口面に対向するようにダイヤフラ
ム13の中央部に組み付けられ弁座部材16との協働に
よりダイヤフラム13の変位に応じて流入口14と流出
パイプ15との間に形成される流路を開閉する弁体17
と、第2室R2内に組み込まれ一端にて第2シェル12
の底面に支持されかつ他端にてダイヤフラム13に支持
されたスプリング18とを備え、第1室R1と流入口1
4に連通する装置内の圧力がスプリング18の付勢力に
応じた所定の圧力に維持されるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置にあっては、流出パイプ15にホース19を組み付
ける場合に、多大な荷重が流出パイプ15に加わり、第
1シェル11が座屈変形する場合がある。この場合、流
出パイプ16は図3のように傾斜してしまい、弁座部材
16もダイヤフラム13および弁体17に対して傾くと
同時に中心よりずれて、弁座部材16に対する弁体17
の着座が適切に行われなくなり、第1室R1および流入
口14に連通する装置内の圧力が適正値に維持されなく
なる。本考案は上記問題に対処するためになされたもの
で、その目的は、前記第1シェルの座屈変形を防止して
圧力を常に一定に維持できる圧力調整弁を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の構成上の特徴は、上記従来の圧力調整弁に
おいて、流出パイプの外側であって第1シェルの底面
端部に周方向に沿って所定間隔を隔てて複数の凹部を形
成して同底面部の強度を高めたことにある。
【0005】
【考案の作用・効果】上記のように構成した本考案にお
いては、第1シェルの底面周端部に周方向に沿って所定
間隔を隔てて複数の凹部を形成して同底面部の強度を高
るようにしたので、流出パイプにホースを組み付ける
場合に、多大な荷重が流出パイプに加わっても、第1シ
ェルが座屈変形することがなくなる。その結果、流出パ
イプは第1シェルの底面に対して垂直に保たれ、弁座部
材もダイヤフラムおよび弁体に対して適正に対向して、
弁座部材に対する弁体の着座が適切に行われるので、第
1室および流入口に連通する装置内の圧力が常に適正値
に維持される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る圧力調整弁を正断面図に
より示している。この圧力調整弁はカップ状に形成され
た第1および第2シェル21,22を有し、各シェル2
1,22は、互いに開口部が対向するように重ね合わせ
られて内部に空間を形成している。これらの第1および
第2シェル21,22間には、ダイヤフラム23がその
周縁部にてドーナツ状の支持板24を介して各シェル2
1,22の端部をかしめることにより固定されており、
同ダイヤフラム23は前記空間を第1および第2室R
1,R2に区画している。
【0007】第1シェル21の側面には第1室R1に向
けて開口して流入口を構成する筒体25が組み付けら
れ、同筒体25の外端は、燃料ポンプから燃料噴射弁に
燃料が圧送される燃料供給路側に接続されるようになっ
ている。第1シェル21の底面中央部には流出パイプ2
6が垂直に組み付けられている。この流出パイプ26は
第1シェル21の底面を貫通するとともに外周面にて同
底面に固着され、同パイプ26の上端面はダイヤフラム
23に対向している。流出パイプ26の上端部には円筒
状の弁座部材27が嵌合固定されており、その上端面は
ダイヤフラム23の中央部に向けて開口している。流出
パイプ26の下端部はL字型に曲げられ、その先端部に
はホース28が嵌合されるようになっている。ホース2
8は燃料タンク側に接続されるようになっている。ま
た、図1,2に示すように、流出パイプ26の外側であ
って第1シェル21の底面円周端部には複数箇所にて凹
部21a,21a,21aが一体形成されており、同シ
ェル21、特にその底面部が増強されている。
【0008】ダイヤフラム23の中央部には保持体31
が組み付けられ、同保持体31により弁座部材27の上
端面に対向した弁体32が支持されている。弁体32は
平板状に形成されてその下面にて弁座部材27に着座す
るものであり、その上面にはボール33が固着されてい
る。このボール33はスプリング34により下方へ付勢
されるとともに、保持体31にかしめ固定された保持板
35により下方への変位が規制されている。
【0009】第2室R2内にはスプリング36が収容さ
れている。スプリング36は、その上端にて第2シェル
22の底面22aにより支持され、その下端にて保持体
31にかしめ固定されたばね受け37により支持されて
いる。なお、第2シェル22には負圧導入パイプ38が
組み付けられており、第2室R2は負圧導入パイプ38
を介してエンジンの吸気管に連通している。
【0010】上記のように構成した本実施例の圧力調整
弁においては、流出パイプ26にホース28を嵌合する
際、多大な荷重が流出パイプ26に加わっても、第1シ
ェル21の底面端部に凹部21a,21a,21aが形
成されていて同底面部の強度が高くなっているので、第
1シェル21が座屈変形することがない。その結果、流
出パイプ26は第1シェル21の底面に対して垂直に保
たれ、弁座部材27の上端面もダイヤフラム23および
弁体32に対して適正に対向する。
【0011】次に、このようにしてホース28を組み付
けた圧力調整弁の作動について説明する。この作動にお
いては、第1室R1内の燃料圧力によるダイヤフラム2
3を上方へ押し上げる力が、スプリング36によるダイ
ヤフラム23を押し下げる力から第2室R2内の負圧に
よるダイヤフラム23を引き上げる力を差し引いた合成
力より大きければ、ダイヤフラム23は上方へ移動して
弁体32が弁座部材27の上端面から離れるので、第1
室R1内の燃料は流出パイプ26およびホース28を介
して燃料タンク側へ流れて第1室R1内の燃料圧が低下
する。一方、第1室R1内の燃料圧力によるダイヤフラ
ム23を上方へ押し上げる力が、前記合成力より小さけ
れば、ダイヤフラム23は下方へ移動して弁体32が弁
座部材27の上端面に着座するので、第1室R1内の燃
料は閉じ込められ、筒体25を介して流入する燃料によ
って第1室R1内の燃料圧が上昇する。このようなダイ
ヤフラム23および弁体32の作用により、第1室R1
内の燃料圧力が定められ、燃料供給路の圧力が所定圧に
維持される。
【0012】そして、前述のように、上記実施例の圧力
調整弁においては、流出パイプ26は第1シェル21の
底面に対して垂直に保たれ、弁座部材27の上端面もダ
イヤフラム23および弁体32に対して適正に対向する
ので、前述の動作における弁体32の弁座部材27に対
する着座が常に適切に行われ、第1室R1および筒体2
5に連通する装置内の圧力が常に適正値に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す圧力調整弁の正断面
図である。
【図2】 同圧力調整弁の底面図である。
【図3】 従来の圧力調整弁の正断面図である。
【符号の説明】
21…第1シェル、21a…凹部、22…第2シェル、
23…ダイヤフラム、25…筒体、26…流出パイプ、
27…弁座部材、28…ホース、31…保持体、32…
弁体、36…スプリング、R1…第1室、R2…第2
室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状に形成され互いに開口部が対向
    するように重ね合わせられて内部に空間を形成する第1
    および第2シェルと、前記第1および第2シェル間に周
    縁部にて固定されて前記空間を第1および第2室に区画
    するダイヤフラムと、前記第1シェルの側面に設けた流
    入口と、前記第1シェルの底面を貫通するとともに外周
    面にて同底面に固定された流出パイプと、前記第1室内
    にて前記流出パイプの上部に組み付けられ前記ダイヤフ
    ラムの中央部に向けた開口面を有する筒状の弁座部材
    と、前記弁座部材の開口面に対向するように前記ダイヤ
    フラムの中央部に組み付けられ前記弁座部材との協働に
    より前記ダイヤフラムの変位に応じて前記流入口と前記
    流出パイプとの間に形成される流路を開閉する弁体と、
    前記第2室内に組み込まれ一端にて前記第2シェルの底
    面に支持されかつ他端にて前記ダイヤフラムに支持され
    たスプリングとを備えた圧力調整弁において、前記流出
    ハイプの外側であって前記第1シェルの底面周端部に周
    方向に沿って所定間隔を隔てて複数の凹部を形成して同
    底面部の強度を高めたことを特徴とする圧力調整弁。
JP1992000715U 1992-01-13 1992-01-13 圧力調整弁 Expired - Lifetime JP2573887Y2 (ja)

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JP1992000715U JP2573887Y2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 圧力調整弁

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JPH0557542U JPH0557542U (ja) 1993-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58214077A (ja) * 1982-06-08 1983-12-13 Nippon Denso Co Ltd 圧力調整弁

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JPH0557542U (ja) 1993-07-30

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