JP2005107953A - 圧力制御装置 - Google Patents

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孝夫 鵤木
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Abstract

【課題】加工性に優れ、コンパクトで低コストな構造でありながら、信頼性の高いプレッシャレギュレータを提供する。
【解決手段】ハウジング11内にダイヤフラム4にて揺動可能に支持されたアマチュア5を配置する。ケース2内にはアマチュア5に対向して弁座部17を設ける。弁座部17はアマチュア5の弁孔16と当接離間して弁動作を行う。アマチュア5の下端にはテーパ部19が形成されている。テーパ部19により、アマチュア5とケース底面2aとの間には両者間の距離が径方向に沿って増大する離間部20が形成される。弁動作に際しアマチュア5が傾いても、離間部20によりアマチュア5とケース底面2aの干渉が回避されると共に、アマチュア5とケース底面2aとの距離を短縮化でき装置のコンパクト化が図られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体送給系における流体圧力の調整を行う圧力制御装置に関し、特に、エンジンの燃料供給系に使用される圧力制御装置に関する。
油圧回路などの流体送給系では、流体の圧力が過大になるのを防止するため種々の圧力調整機構が用いられており、このような圧力調整機構として、ダイヤフラムを用いたプレッシャレギュレータ(圧力制御装置)が知られている。このような圧力制御装置は、自動車エンジンに対し燃料噴射装置により燃料を供給するシステムにも使用されており、例えば、国際公開WO96/23969号公報には、このようなエンジン燃料供給系に使用される圧力調整弁が示されている。そこでは、燃料タンクから燃料ポンプによって汲み上げられた燃料は、圧力調整弁にて圧力を調整されて燃料噴射装置に供給され、その際余剰となった燃料は圧力調整弁から燃料タンクに戻される。
図5は、このようなエンジンの燃料供給系に使用される従来のプレッシャレギュレータの一例を示す断面図である。図5に示すように、プレッシャレギュレータ51は、ケース52とカバー53をカシメ結合させたハウジング内に、ダイヤフラム54にて支持されたアマチュア55を配設した構成となっている。図5のプレッシャレギュレータ51では、ケース52に燃料流入口56、カバー53に燃料流出口57が設けられている。
アマチュア55は、弁体58とスプリングホルダ59とからなり、弁体58とスプリングホルダ59との間にはダイヤフラム54の内周部が挟持されている。ダイヤフラム54の外周部は、ケース52とカバー53との間に挟持されており、これによりアマチュア55はダイヤフラム54によってハウジング内に上下移動可能に支持される。一方、スプリングホルダ59とカバー53の上端内周部との間には、アマチュア55を図中下方向に付勢するスプリング60が配設されている。
弁体58はさらに、弁本体61とバルブスプリング62、ボール63、ボールホルダプレート64とから構成されている。弁本体61の内部には油路65が形成されており、油路65には弁孔部66とテーパ部67が設けられている。弁孔部66にはバルブスプリング62が収容され、テーパ部67の内側には球形のボール63が配設される。ボール63はバルブスプリング62によって図中下方に向けて付勢されている。
ケース52の底面52aには、アマチュア55に対向するように弁座部68が突設されている。アマチュア55が動作中に傾きケース底面52aと接触すると弁動作が正常に行われないおそれがあるため、弁座部68は、両者が接触しないように底面52aから凸形状に立ち上げられている。アマチュア55は、スプリング60の押圧力により、弁座部68の上面に押接され、ボール63もまた弁座部68に当接する。これにより、ボール63は、スプリング68の押圧力に抗して押し上げられてテーパ部67に当接し、油路65が遮断されて閉弁状態となる。
図5の状態にて燃料流入口56から燃料が流入し、燃圧が所定の調整圧を超えると、アマチュア55は燃圧を受けて上方に移動する。すると、ボール63がスプリング68の押圧力によってテーパ部67から離脱し、油路65が開放されて開弁状態となる。これにより、燃料流入口56と燃料流出口57が油路65を介して連通し、余分な燃料が燃料タンクにリターンされ、燃料の圧力が調整される。
一方、このようなプレッシャレギュレータ51は弁構造が複雑なため、それを簡素化したものも提案されている。図6は、弁構造を簡略化したプレッシャレギュレータの一例を示す断面図である。なお、図5のプレッシャレギュレータ51と同様の部材、部分等については同一の符号を付しその説明は省略する。
図6のプレッシャレギュレータ71では、シールピン72を用いてバルブ部73が形成されている。シールピン72は上部が球状となったマッシュルーム形をしており、ケース底面52a中央に固定されている。シールピン72は弁体58の油路65に対向しており、シールピン72がテーパ部67と当接離間することにより油路65が開閉される。
国際公開WO96/23969号公報 国際公開WO03/58364号公報
ここで、図5のプレッシャレギュレータ51では、弁座部68は深絞り加工により底面52aから突設形成される。ところが、この弁座部68を形成する絞り加工は、フランジ部52bを有するケース52の加工工程から見ると、ケース全体の成形に対して逆絞り構造となり加工性が良くないという問題があった。すなわち、ケース52は一工程の絞り加工では成形できず、工程増に伴って加工工数が増大しコスト的にも不利となる。また、弁座部68の高さは、干渉防止のためある程度高くする必要があり、その分、絞り加工の加工長も長くなる。深絞り加工では、加工長が長くなると、成形部位の肉厚が薄くなると共に、その寸法精度も低下する。さらに、弁座部68の高さ確保のため、プレッシャレギュレータ51の全体寸法が大きくなるという問題もあった。
一方、図6のプレッシャレギュレータ71では、弁座部68は不要なため、前述のような絞り加工上の問題は生じない。しかしながら、アマチュア55とケース底面52aと接触を回避するため、両者間には図5のプレッシャレギュレータ51と同様の距離を確保する必要がある。すなわち、プレッシャレギュレータ71では、弁構造は簡略化されるものの、シールピン72を弁座部68と同様に高くする必要があり、アマチュア55とケース底面52aとの間の距離は削減されない。従って、プレッシャレギュレータ71もまた全体寸法が大きくなる。
本発明の目的は、加工性に優れ、コンパクトで低コストな構造でありながら、信頼性の高いプレッシャレギュレータを提供することにある。
本発明の圧力制御装置は、流体が流入、流出するハウジングと、前記ハウジング内に固定されたダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに固定された可動弁体と、前記ハウジング内に前記可動弁体と対向して設けられ前記可動弁体と当接離間可能な弁座部とを有してなる圧力制御装置であって、前記可動弁体と該可動弁体と対向する前記ハウジングの内壁面との間に形成され、前記可動弁体と前記内壁面との間の距離が径方向に沿って増大する離間部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、弁動作に際し可動弁体が傾いても、可動弁体とハウジング内壁面との間に離間部が設けられているため、両者の接触を回避できる。従って、可動弁体とハウジング内壁面の干渉による作動不良を防止でき、信頼性の向上が図られる。
前記圧力制御装置において、前記離間部を、前記可動弁体の一端面側に形成され対向する前記ハウジングの内壁面との間の距離が径方向に沿って増大する干渉防止部と、前記ハウジング内壁面との間に形成するようにしても良い。また、前記離間部を、前記ハウジングの内壁面に形成され対向する前記可動弁体との間の距離が径方向に沿って増大する干渉防止部と、前記可動弁体との間に形成するようにしても良い。
一方、前記圧力制御装置において、前記弁座部を、前記内壁面を前記可動弁体側に屈曲形成して設けても良い。また、前記弁座部を、前記内壁面に取り付けられたピン部材にて形成しても良い。
本発明の圧力制御装置によれば、可動弁体とハウジング内壁面との間に、それらの間の距離が径方向に沿って増大する離間部を設けたので、弁動作に際し可動弁体が傾いても、可動弁体とハウジング内壁面の接触を回避することが可能となる。また、離間部形成により、可動弁体とハウジング内壁面との間の距離を短縮することができ、装置のコンパクト化を図ることも可能となる。この部品間距離の短縮に伴い、ハウジング内壁面を屈曲形成して弁座部を設けることも容易となり、ハウジング部材そのもので弁座部を形成し部品点数の削減を図ることも可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1であるプレッシャレギュレータ(圧力制御装置)の構成を示す断面図である。当該プレッシャレギュレータ1は、エンジンの燃料供給システムにて使用され、燃料タンク内に設置された燃料ポンプモジュールに取り付けられる。
プレッシャレギュレータ1では、図1に示すように、ケース2とカバー3をカシメ結合することによりハウジング11が形成される。ハウジング11内には、ゴム製のダイヤフラム4にて支持されたアマチュア(可動弁体)5が図中上下方向に移動可能に取り付けられている。アマチュア5は、カバー3内に収容された圧縮コイルスプリング12によって図中下方向に付勢されており、燃圧が所定の調整圧を超えると圧縮コイルスプリング12の付勢力に抗して上方に押し上げられる。アマチュア5が上方に移動するとアマチュア5内に形成された油路13が開通し、余剰燃料が燃料タンク内にリターンされ燃圧が調整される。
ケース2及びカバー3は、アルミニウム等の金属又は合成樹脂にて形成されている。カバー3の下端部にはフランジ部3aが形成されている。フランジ部3aは、ダイヤフラム4の外周部と共にケース2の上端部にカシメ固定されハウジング11が形成される。ハウジング11内はダイヤフラム4及びアマチュア5を境に2室に分かれており、ケース2側は燃料流入口6と連通した圧力室14、カバー3側は燃料流出口7と連通したスプリング室15となっている。
ハウジング11の両端には燃料の入口と出口が形成されており、プレッシャレギュレータ1では燃料は軸方向(図1において上下方向)に流通する。ここでは、ケース2の底面2a(内壁面;以下、ケース底面2aと略記する)には燃料流入口6、カバー3の上面3bには燃料流出口7がそれぞれ設けられている。燃料流入口6は図示しないポンプやフィルタ等と接続され、燃料流入口6からはポンプにて加圧された燃料が流入する。燃料流入口6から圧力室14内に流入した燃料は、開弁時には油路13を介してスプリング室15側へ流れ燃料流出口7から流出する。
アマチュア5は、油路13が貫通形成された弁体8と、弁体8の上部にカシメ固定されたスプリングホルダ9とから構成されている。弁体8とスプリングホルダ9との間にはダイヤフラム4の内周部が挟持されており、アマチュア5はハウジング11内にて上下に揺動自在に取り付けられる。また、スプリングホルダ9とカバー3の上端内周部との間にはスプリング12が取り付けられている。カバー3の上面中央には、中央に燃料流出口7が形成されたスプリング保持部3cが突設されており、圧縮コイルスプリング12はその外側に位置決めされて取り付けられる。
油路13の下端部にはテーパ状の弁孔16が設けられている。ケース底面2a中央には、この弁孔16に対向して弁座部17が突出形成されている。弁座部17はケース2を絞り加工することによって屈曲形成され、弁座部17と弁孔16とによってバルブ部18が形成される。アマチュア5全体は圧縮コイルスプリング12によって下方に押圧されており、通常は、弁孔16に弁座部17が嵌合し油路13が閉鎖された状態(閉弁状態)となっている。そして、バルブ部18における弁座部17と弁孔16の当接離間により、油路13の遮断と開放、すなわち閉弁/開弁が行われる。
アマチュア5の一端面側には、弁体8の角隅部を切り欠く形でテーパ部(干渉防止部)19が形成されている。このテーパ部19は、弁体8の中央部から径方向に沿って図1において上方(軸方向)に向かう形、すなわち、径方向に沿ってケース底面2aとの間の距離が増大するように形成されている。このテーパ部19により、アマチュア5とケース底面2aとの間に、両者の間の距離が径方向に沿って増大する離間部20が形成される。前述のように、アマチュア5が動作中に傾きケース底面と接触すると、弁動作が正常に行われないおそれがある。これに対し、当該プレッシャレギュレータ1では、アマチュア5の下端とケース底面2aとの間に離間部20が設けられているため、アマチュア5が傾いてもケース底面2aとの間に距離的に余裕がある。
一方、離間部20によってアマチュア5とケース底面2aとの間の距離が確保されるため、図5の場合のように弁座部によって両者の距離を確保する必要がなくなる。このため、弁座部17の高さを抑えることができ、装置のコンパクト化が可能となる。また、弁座部17の絞り量が小さくなりケース2の加工も容易となるため、ケース2の加工工数も削減できる。さらに、絞り量が小さいため、弁座部17の肉厚を確保できる共にその精度も向上し、ケース部材そのものによってバルブ部18を形成することが可能となる。従って、弁構造が簡略化され、工数や部品点数の削減を図ることが可能となり、製品コストの低減が図られる。
このような構成からなるプレッシャレギュレータ1は次のように動作する。図1は閉弁状態にあるプレッシャレギュレータ1を示しており、この状態にて燃料流入口6から燃料が流入すると、燃圧によりダイヤフラム4及びアマチュア5に対しそれらを上方に押し上げる力が作用する。
燃圧が圧力室14とスプリング室15との圧力差及びスプリング12の押圧力に基づいて決定される所定の調整圧を超えると、上下方向に移動自在に設けられたアマチュア5は燃圧を受けて上方に移動する。すると、弁座部17が弁孔16から離脱し、油路13が開放されて開弁状態となる。これにより、圧力室14とスプリング室15が連通し、余分な燃料は燃料流出口7から燃料タンクへとリターンされる。
一方、燃圧が下降するとアマチュア5が下方に移動し、弁座部17が弁孔16に接近する。そして、燃圧が調整圧を下回ると、弁座部17が弁孔16に接触し、油路13が閉鎖されて閉弁状態となる。
プレッシャレギュレータ1では、このような弁動作に際しアマチュア5が傾いても、アマチュア5とケース底面2aとの間に離間部20が設けられているため、両者の接触を回避でき作動不良を防止できる。従って、当該プレッシャレギュレータ1によれば、アマチュア5とケース底面2aの干渉防止が図られ、コンパクトで低コストな構造でありながら、信頼性の高いプレッシャレギュレータを実現できる。
次に、本発明の実施例2であるプレッシャレギュレータ21について説明する。図2は、その構成を示す断面図である。なお、以下の実施例では、実施例1のプレッシャレギュレータ1と同様の部材、部分等については同一の符号を付しその説明は省略する。
プレッシャレギュレータ21では、図2に示すように、バルブ部18の弁座部をシールピン(ピン部材)22にて形成している。シールピン22は、円柱状の固定部23の上端に半球状のシート部24を形成したマッシュルーム形の構造となっている。ケース底面2a中央にはシールピン22を取り付けるためのピン固定孔25が形成されており、そこに固定部23がカシメ固定される。これにより、シート部24の下端面24aがケース底面2aに密着した状態で、シールピン22がケース2内に取り付けられる。
シールピン22のシート部24は弁孔16に対向しており、シート部24と弁孔16とによってバルブ部18が形成される。通常は、圧縮コイルスプリング12の押圧力により、弁孔16にシート部24が嵌合し油路13が閉鎖された状態(閉弁状態)となっており、シート部24と弁孔16の当接離間によりバルブ部18の開閉が行われる。バルブ部18をこのような構造にすると、図1のようなケース底面2aの絞り加工は不要となる。
このようなプレッシャレギュレータ21においても、アマチュア5の一端部側にはテーパ部19が設けられており、ケース底面2aとの間に離間部20が形成される。これにより、前述同様、アマチュア5とケース底面2aとの間の干渉防止が図られる。また、離間部20によりアマチュア5とケース底面2aとの間の距離が確保されるため、図6の場合のように長いシールピンを使用する必要がなく、装置のコンパクト化が可能となる。
また、本発明の実施例3として、ケース底面2a側に干渉防止部を設けて離間部20を形成したものについて説明する。図3は、その構成を示す断面図である。図3のプレッシャレギュレータ26は、基本構成は図1のプレッシャレギュレータ1と同様であるが、プレッシャレギュレータ26ではアマチュア5の下端はフラットになっており、図1のようなテーパ部は形成されていない。
一方、ケース底面2aは図1のようにフラットにはなっておらず、テーパ部(干渉防止部)27が形成されている。テーパ部27は、弁座部17の基部から径方向に沿って図3において下方(軸方向)に向かう形、すなわち、径方向に沿ってアマチュア5との間の距離が増大するように形成されている。このテーパ部27により、アマチュア5とケース底面2aとの間に、両者の間の距離が径方向に沿って増大する離間部20が形成される。つまり、プレッシャレギュレータ26では、アマチュア5のテーパ部に代えて、ケース底面2a側にテーパ部27を設けて離間部20を形成している。なお、その他の形態は図1のプレッシャレギュレータ1と同様である。
テーパ部27は、弁座部17と共に絞り加工によって形成される。このプレッシャレギュレータ26は、テーパ部27の分だけ図1のものよりも高さが大きくなるが、弁座部17の加工長は図5のものより短くなる。テーパ部27の加工は傾斜も緩く比較的容易であり、図3のような構成を採ることにより、図5のような加工長の長い深絞りが不要となり、加工性が改善される。このため、弁座部17の肉厚を確保できる共にその精度も向上し、ケース部材そのものによってバルブ部18を形成することができ、弁構造が簡略化され、工数や部品点数の削減による製品コストの低減が可能となる。
図4は、本発明の実施例4であるプレッシャレギュレータ28の構成を示す断面図である。図4のプレッシャレギュレータ28は、図2のプレッシャレギュレータ21の変形例となっている。
プレッシャレギュレータ28においても、アマチュア5の下端はフラットになっており、図2のようなテーパ部は形成されていない。これに対しケース底面2aには、アマチュア5のテーパ部に代えて、テーパ部27が設けられている。なお、その他の形態は図2のプレッシャレギュレータ1と同様である。テーパ部27は、シールピン22の基部から径方向に向かって図4において下方に向かう形で形成されている。そして、このテーパ部27により、アマチュア5とケース底面2aとの間に、両者の間の距離が径方向に沿って増大する離間部20が形成される。
この場合もテーパ部27は絞り加工によって形成される。プレッシャレギュレータ28は、テーパ部27の分だけ図2のものよりも高さが大きくなるが、シールピン22を小さくでき、その材料費や加工工数を削減できる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、干渉防止部として、直線的にアマチュア5とケース底面2aとの間の距離が増大するテーパ部19,27を形成したが、両者間の距離は直線的に増大する必要はなく、干渉防止部を曲面状や階段状に形成して、アマチュア5とケース底面2aの距離を曲線的あるいは段階的に変化させるようにしても良い。
また、前述の実施例では、アマチュア5に油路13が貫通形成された弁体8を用い、軸方向に燃料が流通するプレッシャレギュレータについて本発明を適用した例を示したが、弁体8に貫通油路を設けず、ケース2側に燃料の出入口を共に設けた形態のプレッシャレギュレータにも本発明は適用可能である。
さらに、前述の実施例では、エンジンの燃料供給系に使用されるプレッシャレギュレータを例にとって説明したが、その用途はエンジンには限定されず、種々の油圧回路に適用可能である。また、調圧対象となる流体は、ガソリンや軽油などのエンジン燃料には限定されず、水や空気、油圧回路の作動油などにも適用可能である。
本発明の実施例1であるプレッシャレギュレータの構成を示す断面図である。 本発明の実施例2であるプレッシャレギュレータの構成を示す断面図である。 本発明の実施例3であるプレッシャレギュレータの構成を示す断面図である。 本発明の実施例4であるプレッシャレギュレータの構成を示す断面図である。 従来のプレッシャレギュレータの一例を示す断面図である。 従来の他のプレッシャレギュレータの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 プレッシャレギュレータ(圧力制御装置)
2 ケース
2a 底面(内壁面)
3 カバー
3a フランジ部
3b 上面
3c スプリング保持部
4 ダイヤフラム
5 アマチュア(可動弁体)
6 燃料流入口
7 燃料流出口
8 弁体
9 スプリングホルダ
11 ハウジング
12 圧縮コイルスプリング
13 油路
14 圧力室
15 スプリング室
16 弁孔
17 弁座部
18 バルブ部
19 テーパ部(干渉防止部)
20 離間部
21 プレッシャレギュレータ
22 シールピン(ピン部材)
23 固定部
24 シート部
24a 下端面
25 ピン固定孔
26 プレッシャレギュレータ
27 テーパ部(干渉防止部)
28 プレッシャレギュレータ
51 プレッシャレギュレータ
52 ケース
52a 底面
52b フランジ部
53 カバー
54 ダイヤフラム
55 アマチュア
56 燃料流入口
57 燃料流出口
58 弁体
59 スプリングホルダ
60 スプリング
61 弁本体
62 バルブスプリング
63 ボール
64 ボールホルダプレート
65 油路
66 弁孔部
67 テーパ部
68 弁座部
71 プレッシャレギュレータ
72 シールピン
73 バルブ部

Claims (5)

  1. 流体が流入、流出するハウジングと、前記ハウジング内に固定されたダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに固定された可動弁体と、前記ハウジング内に前記可動弁体と対向して設けられ前記可動弁体と当接離間可能な弁座部とを有してなる圧力制御装置であって、
    前記可動弁体と該可動弁体と対向する前記ハウジングの内壁面との間に形成され、前記可動弁体と前記内壁面との間の距離が径方向に沿って増大する離間部を有することを特徴とする圧力制御装置。
  2. 請求項1記載の圧力制御装置において、前記離間部は、前記可動弁体の一端面側に形成され対向する前記ハウジングの内壁面との間の距離が径方向に沿って増大する干渉防止部と、前記ハウジング内壁面との間に形成されることを特徴とする圧力制御装置。
  3. 請求項1記載の圧力制御装置において、前記離間部は、前記ハウジングの内壁面に形成され対向する前記可動弁体との間の距離が径方向に沿って増大する干渉防止部と、前記可動弁体との間に形成されることを特徴とする圧力制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の圧力制御装置において、前記弁座部は、前記内壁面を前記可動弁体側に屈曲形成して設けられることを特徴とする圧力制御装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の圧力制御装置において、前記弁座部は、前記内壁面に取り付けられたピン部材にて形成されることを特徴とする圧力制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010090843A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Mikuni Corp ポンプ
KR100958711B1 (ko) * 2007-12-26 2010-05-18 인지컨트롤스 주식회사 차량의 연료시스템용 압력조절기
CN103032611A (zh) * 2012-12-12 2013-04-10 中国航天科技集团公司第六研究院第十一研究所 一种具有限位和对中调节作用的高温减压阀膜片支撑结构

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