JP3871515B2 - 圧力制御弁 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧力制御弁に関し、特に自動車の燃料タンク内に設けられて燃料タンクから供給される燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料系統では、燃料タンク内の燃料をポンプで汲み出し、燃料噴射装置へ圧送するようにしている。ポンプによる燃料の供給は、燃料噴射装置における制御が常に適正に行われるのを保証するために、圧力を一定にする必要があり、そのために、圧力制御弁が用いられている。この圧力制御弁は、一般に、ポンプから燃料噴射装置への配管の途中に設けられており、ポンプから制御しようとする圧力以上の供給圧力で供給される燃料の余剰分を燃料タンクへ戻すことで、圧力制御を行っている。
【0003】
このような圧力制御弁には、エンジンルーム内に設けられるタイプと燃料タンク内に設けられるタイプとがあるが、ここでは、燃料タンク内に設けられるタイプの圧力制御弁の構成例について説明する。
【0004】
図5は従来の圧力制御弁の構成例を示す中央縦断面である。
この圧力制御弁100は、下部ハウジング101を備え、その下端部は、ポンプから燃料噴射装置へ配管されるパイプに接続するための燃料供給口102を構成している。下部ハウジング101内には、周囲に燃料通路が形成され、中央に弁体保持部が設けられている。この弁体保持部は、下部ハウジング101に固定設置された基部103と、ボール104と、このボール104が基部103から抜け出ないようにする抜け止め板105と、ボール104に固着された平らな弁体106と、この弁体106が勝手に揺動しないようボール104に荷重を与えるばね107とから構成されている。
【0005】
下部ハウジング101の上には、上部ハウジング108が設けられており、これらの間には、ダイヤフラム109が挾持されている。このダイヤフラム109は、その両面に配置されたプラグ110およびホルダ111と、そのプラグ110の中央に嵌入された筒状の弁座部材112とで一体になるように構成されている。このダイヤフラム109は、また、弁座部材112を弁体106に押し付ける方向に作用するばね113が上部ハウジング108内に収納されている。このばね113の荷重は、圧力制御弁が開弁し始めるセット値に調節されており、その調節は、上部ハウジング108の頂部を所望の値になるまで押しつぶして変形していくことにより行われる。そして、上部ハウジング108の上部および側部には、燃料排出口114が設けられている。この上部ハウジング108には、必要に応じて、燃料排出口114から排出された燃料を所定の場所まで導くパイプがシール接続される。
【0006】
このような構成の圧力制御弁100において、ポンプが停止しているとき、図示のように、弁体106は、ばね113の付勢力によって弁座部材112の端面に当接している。弁体106および弁座部材112は、それらの当接面が鏡面仕上げされているため、そこで密着されており、閉弁状態になっている。
【0007】
また、この圧力制御弁100が閉弁状態になるとき、ダイヤフラム109は常に水平状態にあるとは限らない。このため、弁座部材112が傾いた姿勢の状態で弁体106に当接する場合には、ボール104を中心にして揺動自在に枢着されている弁体106がその弁座部材112の方向に追従して傾動し、弁座部材112の端面と密着することで、弁のシール性を確保している。
【0008】
ポンプが動作して、燃料供給口102に燃料が供給されると、その燃料の供給圧力がダイヤフラム109にて受けられ、ダイヤフラム109は、ばね113の付勢力に抗して上昇する。すると、弁座部材112も一緒に上昇するため、弁体106から離間する。これにより、弁座部材112と弁体106との間に隙間ができ、燃料供給口102より供給された高圧の燃料は、その隙間を通り、弁座部材112の中央通路を通って、上部ハウジング108内に流れ込み、燃料排出口114から排出される。
【0009】
ポンプからの燃料の供給圧力が高くなると、ダイヤフラム109はさらに上昇するため、弁座部材112は弁体106からさらに離間し、弁開度は大きくなる。この圧力制御弁100を流れる燃料流量が増えることにより、燃料供給口102の燃料の供給圧力が下がってポンプによる供給圧力は一定に保たれることになる。
【0010】
以上の圧力制御弁は、ダイヤフラムの側に弁座部材が設けられ、その弁座部材が揺動可能な弁体に対して接離することで弁開度を調節するように構成しているが、たとえば特開2000−104642号公報に記載の圧力制御弁のように、ダイヤフラムに揺動可能な弁体を設け、その弁体が固定配置された弁座部材に対して接離することで弁開度を調節する場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の圧力制御弁は、板状の弁体または筒状の弁座部材の一方が動作姿勢の変化するダイヤフラムに設けられているため、閉弁時に一方が傾いた状態にあっても弁体が弁座部材に密着させるための複雑な機構を必要とし、それらが当接する面を鏡面状態にしなければならないため、部品の加工精度を高くしなければならないという問題があった。
【0012】
また、ばねのセット値の調整は、ばねの座面になっている上部ハウジングの端面を変形させることで行っているため、燃料排出側にパイプを接続する場合に、その上部ハウジングの端面をシール面として利用できないため、燃料の流路を構成するためのシール機構が複雑になったり大きくなってしまうという問題があった。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、部品点数を少なくし、かつ、部品の加工精度を下げてコストを低減することができる圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、燃料排出側における配管接続を簡素化してコストを低減することができる圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、燃料タンク内に配置され、燃料を圧送するポンプの吐出側に接続されて、燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁において、燃料供給口を有するボディと、燃料排出口を有するハウジングと、前記ボディと前記ハウジングとによって挾持され前記燃料供給口より導入された燃料の供給圧力を受けて変位するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの中央に固定され中央が開口されていて前記燃料供給口の側に弁座を有するプラグと、前記プラグの弁座に対向した位置に配置されて弁体を構成するボールと、一端が前記ボールに固着され、他端が前記プラグを貫通して延びていて前記ハウジングの端面に凹設された受け部に遊嵌されるシャフトと、前記ボールを前記プラグの弁座に着座させる方向に付勢する第1のばねと、前記ダイヤフラムを前記燃料供給口の側へ付勢する第2のばねと、を備えていることを特徴とする圧力制御弁が提供される。
【0016】
このような圧力制御弁によれば、ポンプが停止しているときは、第2のばねによりダイヤフラムは、燃料供給口の側へ付勢されており、プラグも燃料供給口の側へ変位されてその弁座にボールを着座させ、全閉状態にしている。このとき、一端がボールに固着されたシャフトの他端は、ハウジングの端面に設けられた受け部にその底部からは離れた状態で倒れないように拘束されている。ポンプが動作して燃料供給口から燃料が供給されると、ダイヤフラムは、第2のばねの付勢力に抗して燃料排出の側へ変位し、これとともにプラグも燃料排出の側へ移動していって、シャフトの他端が受け部の底部に当接した後は、ボールが弁座から離れて弁が開き始め、燃料の供給圧力と第2のばねの荷重とがバランスした位置でプラグが停止する。これより燃料の供給圧力が高くなると、弁開度が大きくなって燃料流量を増やすことで燃料の供給圧力を下げ、燃料の供給圧力が低くなると、弁開度が小さくなって燃料流量を減らすことで燃料の供給圧力を上げるようにして、ポンプの吐出圧力を一定に保持する。弁体をボールとし、このボールを支えるシャフトの先端を球形状にしてハウジングに設けた受け部にて揺動可能状態で保持させる構成にしたことにより、弁体がシャフトの先端を中心にして動くことができるので、弁座を構成するプラグの傾きに弁体が追従できるようになり、しかも、弁体または弁座が傾いても弁体が正確に弁座に着座させるための複雑な構造が不要であることと、着座面を鏡面仕上げするなど高い加工精度を必要としないため、圧力制御弁のコストを低減することができる。
【0017】
また、本発明によれば、受け部の周囲に、受け部を外部から押し込むことでセット値の調節を行う際にハウジングの端面の外周部を変形させないようにする脆性のある変形部位を備えるようにした。
【0018】
これにより、ハウジングの端面の外周部は変形しないため、ここをシール面として使用することで、燃料排出側の配管接続の構造を簡素化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、燃料タンク内に設けられてポンプから圧送された燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁に適用した場合を例に、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明による圧力制御弁の構成を示す中央縦断面図、図2は圧力制御弁の平面図である。
本発明による圧力制御弁1は、樹脂製のボディ2と、弁体を構成するボール3と、このボール3を付勢するばね4と、弁座を構成するプラグ5と、ポンプから圧送された燃料の供給圧力を感知するダイヤフラム6と、プラグ5をかしめ加工することによってダイヤフラム6とともに一体になるよう固定されたホルダ7と、一端がボール3に溶着され、他端が球形状に形成されたシャフト8と、ホルダ7を介してダイヤフラム6およびプラグをボール3の方向へ付勢するばね9と、このばね9を収容し、ダイヤフラム6の外周部をかしめ加工によりボディ2に固定するハウジング10とを備えている。なお、ボール3を付勢するばね4は、ダイヤフラム6を付勢するばね9よりも十分に小さなばね荷重を有している。
【0021】
ハウジング10は、その中央部に外側に滑らかに凹設されたシャフト受け部11を有し、その底部はシャフト8の先端の球形状と同じ曲率に形成されている。ポンプから燃料の供給がない場合には、図1に示したように、プラグ5がばね9によって対向する筒状ストッパ12の端面に当接され、ボール3がばね4によってプラグ5に着座されているが、その場合に、このシャフト受け部11は、シャフト8の先端を遊嵌するようにしている。すなわち、シャフト8がボール3を中心にして傾動しても、その先端はシャフト受け部11の内壁に係止され、シャフト8をそれ以上倒れ込まないようにしている。
【0022】
また、シャフト受け部11の回りには、図2に示されるように、図示の例では6個の燃料排出口13が均等に穿設されている。ここで、燃料排出口13を穿設したことによって、シャフト受け部11との間に細い連結部14が形成されるが、その内の1つ置きの3つが内側に切り起こされてばね9を受けるためのばね受け部15を形成している。
【0023】
また、ダイヤフラム6が燃料の供給圧力を受けると、図の上方へ変位し、それに伴ってプラグ5およびボール3が上昇し、シャフト8の先端がシャフト受け部11の底部に当接したところでプラグ5がボール3からは離間して弁が開き始めるが、この圧力制御弁1が開弁し始めるセット値の調節は、シャフト受け部11を外部から加圧して中に押し込むことで行っている。したがって、連結部14は、セット値を調節するためのハウジング変形部位を構成している。このセット値の調節では、脆弱な連結部14しか変形しないため、ハウジング10の端面の外周部は、変形を受けず、平らな面を保持できることから、この先にパイプを接続する場合に、パイプとのシール面を構成することができる。
【0024】
次に、以上の構成の圧力制御弁1の動作について説明する。
図3は開弁開始位置にある圧力制御弁を示す中央縦断面図、図4は開弁状態にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【0025】
まず、ポンプが停止していて燃料供給口16に燃料の供給がない場合には、図1に示したように、燃料の供給圧力を受けないダイヤフラム6は、ばね9によって図の下方へ付勢されており、プラグ5は、筒状ストッパ12の端面に当接されている。このとき、ボール3は、ばね4によってプラグ5に着座されており、弁孔を閉塞し、圧力制御弁1としては全閉状態にある。
【0026】
ここで、ポンプが動作して燃料供給口16に燃料の供給が開始されると、ダイヤフラム6は、燃料の供給圧力を受け、ばね9の付勢力に抗して図の上方へ変位していく。ダイヤフラム6の変位に伴ってプラグ5も図の上方へ移動していき、ばね4によって付勢されているボール3もプラグ5に着座した状態で図の上方へ移動していく。
【0027】
ボール3が図の上方へ移動していくに連れて、それと一体のシャフト8も上昇していく。このとき、ダイヤフラム6が水平姿勢のまま変位していくわけではないので、筒状ストッパ12を離れたプラグ5は、傾いてしまう。プラグ5が傾くことにより、プラグ5に着座されたボール3に固定のシャフト8も傾くが、シャフト8の先端がシャフト受け部11の内壁面にて傾きが規制されるため、シャフト8はボールを中心に回転する。このとき、ボール3は球形状であるため、ボール3の回転位置に関係なく、閉弁状態を保持する。つまり、ボール3がプラグ5の弁座に追従して、閉弁状態を保持している。
【0028】
プラグ5がさらに上昇すると、ボール3に固定されたシャフト8も上昇するが、このとき、球形状になっているシャフト8の先端は、シャフト受け部11の内壁面に沿って摺動しながら上昇していく。
【0029】
そして、シャフト8の先端が同じ曲率に形成されたシャフト受け部11の底部に当接すると、図3に示したように、シャフト8は、もはやプラグ5と一緒に上昇することができなくなる。ここからプラグ5がさらに上昇すると、ボール3はその場に取り残されるため、プラグ5はボール3から離れていく。つまり、圧力制御弁1が開き始める。この開弁の開始位置は、シャフト8の先端がシャフト受け部11の底部に当接する位置であり、これは、シャフト受け部11を軸線方向内側に変形移動させることによって調節される。
【0030】
ボール3がプラグ5から離れると、ばね4により付勢されているボール3およびシャフト8は、その先端の球形状部分を支点に揺動可能になる。
燃料の供給圧力がさらに高くなると、ダイヤフラム6は、図の上方へ変位し、プラグ5が上昇することで、プラグ5は、図4に示したように、ボール3から離れ、燃料の供給圧力とばねの9の荷重とがバランスした位置でプラグ5が停止する。これにより、燃料供給口16から供給された燃料は、ボディ2の軸線方向に設けられた通路17を通り、筒状ストッパ12の端面とプラグ5との間を通り、ボール3とプラグ5との間およびシャフト8が挿通された弁孔を通ってハウジング10で囲まれた空間に入り、そこからハウジング10の端面に設けられた燃料排出口13を通って排出される。
【0031】
この図4の状態から、ポンプから圧送される燃料の供給圧力が高くなると、ダイヤフラム6が図の上方へ変位し、プラグ5がボール3から離れて弁開度は大きくなるため、この圧力制御弁1を流れる流量が増えて燃料の供給圧力を減少させる。逆に、燃料の供給圧力が低くなると、ダイヤフラム6が図の下方へ変位し、プラグ5がボール3に接近して弁開度は小さくなるため、この圧力制御弁1を流れる流量が減少して燃料の供給圧力を増加させる。このようにして、燃料の供給圧力を一定に保持している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、弁体にボールを採用し、ボールを支持するシャフトの先端を球形状にしてハウジングに設けたシャフト受け部にて揺動可能状態で保持させる構成にした。これにより、弁体がシャフトの先端を中心にして動くことができるため、弁座を構成するプラグの傾きに弁体が追従できるようになり、しかも、弁体または弁座が傾いても弁体が正確に弁座に着座させるための複雑な構造が不要であることと、着座面を鏡面仕上げするなど高い加工精度を必要としないため、圧力制御弁のコストを低減することができる。
【0033】
圧力制御弁のセット値を調節するための変形部位として、燃料排出口のために穿設した開口部間の連結部を利用したことにより、調節による変形は連結部のみであるため、ハウジングの端面の外周部は変形を受けずに平らな面に保持される。したがって、燃料排出口から排出された燃料を導くパイプを接続する場合には、そのハウジングの端面の外周部をガスケットなどのシール材を配置するシール面として使用することができ、しかも、その内側に燃料排出口が配置されるため、コンパクトな連結部を構成することができる。
【0034】
また、セット値の調節は、弱いばね力によって付勢されているボールおよびシャフトの位置を変更させる構成にしたため、ボールおよびシャフトは、小さな連結部で連結されたシャフト受け部によって十分保持することができ、かつ、ハウジングを変形させてばね力の大きなばねを圧縮させるような大きな力は必要ないことから、セット値の調節を小さな力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力制御弁の構成を示す中央縦断面図である。
【図2】圧力制御弁の平面図である。
【図3】開弁開始位置にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【図4】開弁状態にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【図5】従来の圧力制御弁の構成例を示す中央縦断面である。
【符号の説明】
1 圧力制御弁
2 ボディ
3 ボール
4 ばね
5 プラグ
6 ダイヤフラム
7 ホルダ
8 シャフト
9 ばね
10 ハウジング
11 シャフト受け部
12 筒状ストッパ
13 燃料排出口
14 連結部
15 ばね受け部
16 燃料供給口
17 通路
【発明の属する技術分野】
本発明は圧力制御弁に関し、特に自動車の燃料タンク内に設けられて燃料タンクから供給される燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料系統では、燃料タンク内の燃料をポンプで汲み出し、燃料噴射装置へ圧送するようにしている。ポンプによる燃料の供給は、燃料噴射装置における制御が常に適正に行われるのを保証するために、圧力を一定にする必要があり、そのために、圧力制御弁が用いられている。この圧力制御弁は、一般に、ポンプから燃料噴射装置への配管の途中に設けられており、ポンプから制御しようとする圧力以上の供給圧力で供給される燃料の余剰分を燃料タンクへ戻すことで、圧力制御を行っている。
【0003】
このような圧力制御弁には、エンジンルーム内に設けられるタイプと燃料タンク内に設けられるタイプとがあるが、ここでは、燃料タンク内に設けられるタイプの圧力制御弁の構成例について説明する。
【0004】
図5は従来の圧力制御弁の構成例を示す中央縦断面である。
この圧力制御弁100は、下部ハウジング101を備え、その下端部は、ポンプから燃料噴射装置へ配管されるパイプに接続するための燃料供給口102を構成している。下部ハウジング101内には、周囲に燃料通路が形成され、中央に弁体保持部が設けられている。この弁体保持部は、下部ハウジング101に固定設置された基部103と、ボール104と、このボール104が基部103から抜け出ないようにする抜け止め板105と、ボール104に固着された平らな弁体106と、この弁体106が勝手に揺動しないようボール104に荷重を与えるばね107とから構成されている。
【0005】
下部ハウジング101の上には、上部ハウジング108が設けられており、これらの間には、ダイヤフラム109が挾持されている。このダイヤフラム109は、その両面に配置されたプラグ110およびホルダ111と、そのプラグ110の中央に嵌入された筒状の弁座部材112とで一体になるように構成されている。このダイヤフラム109は、また、弁座部材112を弁体106に押し付ける方向に作用するばね113が上部ハウジング108内に収納されている。このばね113の荷重は、圧力制御弁が開弁し始めるセット値に調節されており、その調節は、上部ハウジング108の頂部を所望の値になるまで押しつぶして変形していくことにより行われる。そして、上部ハウジング108の上部および側部には、燃料排出口114が設けられている。この上部ハウジング108には、必要に応じて、燃料排出口114から排出された燃料を所定の場所まで導くパイプがシール接続される。
【0006】
このような構成の圧力制御弁100において、ポンプが停止しているとき、図示のように、弁体106は、ばね113の付勢力によって弁座部材112の端面に当接している。弁体106および弁座部材112は、それらの当接面が鏡面仕上げされているため、そこで密着されており、閉弁状態になっている。
【0007】
また、この圧力制御弁100が閉弁状態になるとき、ダイヤフラム109は常に水平状態にあるとは限らない。このため、弁座部材112が傾いた姿勢の状態で弁体106に当接する場合には、ボール104を中心にして揺動自在に枢着されている弁体106がその弁座部材112の方向に追従して傾動し、弁座部材112の端面と密着することで、弁のシール性を確保している。
【0008】
ポンプが動作して、燃料供給口102に燃料が供給されると、その燃料の供給圧力がダイヤフラム109にて受けられ、ダイヤフラム109は、ばね113の付勢力に抗して上昇する。すると、弁座部材112も一緒に上昇するため、弁体106から離間する。これにより、弁座部材112と弁体106との間に隙間ができ、燃料供給口102より供給された高圧の燃料は、その隙間を通り、弁座部材112の中央通路を通って、上部ハウジング108内に流れ込み、燃料排出口114から排出される。
【0009】
ポンプからの燃料の供給圧力が高くなると、ダイヤフラム109はさらに上昇するため、弁座部材112は弁体106からさらに離間し、弁開度は大きくなる。この圧力制御弁100を流れる燃料流量が増えることにより、燃料供給口102の燃料の供給圧力が下がってポンプによる供給圧力は一定に保たれることになる。
【0010】
以上の圧力制御弁は、ダイヤフラムの側に弁座部材が設けられ、その弁座部材が揺動可能な弁体に対して接離することで弁開度を調節するように構成しているが、たとえば特開2000−104642号公報に記載の圧力制御弁のように、ダイヤフラムに揺動可能な弁体を設け、その弁体が固定配置された弁座部材に対して接離することで弁開度を調節する場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の圧力制御弁は、板状の弁体または筒状の弁座部材の一方が動作姿勢の変化するダイヤフラムに設けられているため、閉弁時に一方が傾いた状態にあっても弁体が弁座部材に密着させるための複雑な機構を必要とし、それらが当接する面を鏡面状態にしなければならないため、部品の加工精度を高くしなければならないという問題があった。
【0012】
また、ばねのセット値の調整は、ばねの座面になっている上部ハウジングの端面を変形させることで行っているため、燃料排出側にパイプを接続する場合に、その上部ハウジングの端面をシール面として利用できないため、燃料の流路を構成するためのシール機構が複雑になったり大きくなってしまうという問題があった。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、部品点数を少なくし、かつ、部品の加工精度を下げてコストを低減することができる圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、燃料排出側における配管接続を簡素化してコストを低減することができる圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、燃料タンク内に配置され、燃料を圧送するポンプの吐出側に接続されて、燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁において、燃料供給口を有するボディと、燃料排出口を有するハウジングと、前記ボディと前記ハウジングとによって挾持され前記燃料供給口より導入された燃料の供給圧力を受けて変位するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの中央に固定され中央が開口されていて前記燃料供給口の側に弁座を有するプラグと、前記プラグの弁座に対向した位置に配置されて弁体を構成するボールと、一端が前記ボールに固着され、他端が前記プラグを貫通して延びていて前記ハウジングの端面に凹設された受け部に遊嵌されるシャフトと、前記ボールを前記プラグの弁座に着座させる方向に付勢する第1のばねと、前記ダイヤフラムを前記燃料供給口の側へ付勢する第2のばねと、を備えていることを特徴とする圧力制御弁が提供される。
【0016】
このような圧力制御弁によれば、ポンプが停止しているときは、第2のばねによりダイヤフラムは、燃料供給口の側へ付勢されており、プラグも燃料供給口の側へ変位されてその弁座にボールを着座させ、全閉状態にしている。このとき、一端がボールに固着されたシャフトの他端は、ハウジングの端面に設けられた受け部にその底部からは離れた状態で倒れないように拘束されている。ポンプが動作して燃料供給口から燃料が供給されると、ダイヤフラムは、第2のばねの付勢力に抗して燃料排出の側へ変位し、これとともにプラグも燃料排出の側へ移動していって、シャフトの他端が受け部の底部に当接した後は、ボールが弁座から離れて弁が開き始め、燃料の供給圧力と第2のばねの荷重とがバランスした位置でプラグが停止する。これより燃料の供給圧力が高くなると、弁開度が大きくなって燃料流量を増やすことで燃料の供給圧力を下げ、燃料の供給圧力が低くなると、弁開度が小さくなって燃料流量を減らすことで燃料の供給圧力を上げるようにして、ポンプの吐出圧力を一定に保持する。弁体をボールとし、このボールを支えるシャフトの先端を球形状にしてハウジングに設けた受け部にて揺動可能状態で保持させる構成にしたことにより、弁体がシャフトの先端を中心にして動くことができるので、弁座を構成するプラグの傾きに弁体が追従できるようになり、しかも、弁体または弁座が傾いても弁体が正確に弁座に着座させるための複雑な構造が不要であることと、着座面を鏡面仕上げするなど高い加工精度を必要としないため、圧力制御弁のコストを低減することができる。
【0017】
また、本発明によれば、受け部の周囲に、受け部を外部から押し込むことでセット値の調節を行う際にハウジングの端面の外周部を変形させないようにする脆性のある変形部位を備えるようにした。
【0018】
これにより、ハウジングの端面の外周部は変形しないため、ここをシール面として使用することで、燃料排出側の配管接続の構造を簡素化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、燃料タンク内に設けられてポンプから圧送された燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁に適用した場合を例に、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明による圧力制御弁の構成を示す中央縦断面図、図2は圧力制御弁の平面図である。
本発明による圧力制御弁1は、樹脂製のボディ2と、弁体を構成するボール3と、このボール3を付勢するばね4と、弁座を構成するプラグ5と、ポンプから圧送された燃料の供給圧力を感知するダイヤフラム6と、プラグ5をかしめ加工することによってダイヤフラム6とともに一体になるよう固定されたホルダ7と、一端がボール3に溶着され、他端が球形状に形成されたシャフト8と、ホルダ7を介してダイヤフラム6およびプラグをボール3の方向へ付勢するばね9と、このばね9を収容し、ダイヤフラム6の外周部をかしめ加工によりボディ2に固定するハウジング10とを備えている。なお、ボール3を付勢するばね4は、ダイヤフラム6を付勢するばね9よりも十分に小さなばね荷重を有している。
【0021】
ハウジング10は、その中央部に外側に滑らかに凹設されたシャフト受け部11を有し、その底部はシャフト8の先端の球形状と同じ曲率に形成されている。ポンプから燃料の供給がない場合には、図1に示したように、プラグ5がばね9によって対向する筒状ストッパ12の端面に当接され、ボール3がばね4によってプラグ5に着座されているが、その場合に、このシャフト受け部11は、シャフト8の先端を遊嵌するようにしている。すなわち、シャフト8がボール3を中心にして傾動しても、その先端はシャフト受け部11の内壁に係止され、シャフト8をそれ以上倒れ込まないようにしている。
【0022】
また、シャフト受け部11の回りには、図2に示されるように、図示の例では6個の燃料排出口13が均等に穿設されている。ここで、燃料排出口13を穿設したことによって、シャフト受け部11との間に細い連結部14が形成されるが、その内の1つ置きの3つが内側に切り起こされてばね9を受けるためのばね受け部15を形成している。
【0023】
また、ダイヤフラム6が燃料の供給圧力を受けると、図の上方へ変位し、それに伴ってプラグ5およびボール3が上昇し、シャフト8の先端がシャフト受け部11の底部に当接したところでプラグ5がボール3からは離間して弁が開き始めるが、この圧力制御弁1が開弁し始めるセット値の調節は、シャフト受け部11を外部から加圧して中に押し込むことで行っている。したがって、連結部14は、セット値を調節するためのハウジング変形部位を構成している。このセット値の調節では、脆弱な連結部14しか変形しないため、ハウジング10の端面の外周部は、変形を受けず、平らな面を保持できることから、この先にパイプを接続する場合に、パイプとのシール面を構成することができる。
【0024】
次に、以上の構成の圧力制御弁1の動作について説明する。
図3は開弁開始位置にある圧力制御弁を示す中央縦断面図、図4は開弁状態にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【0025】
まず、ポンプが停止していて燃料供給口16に燃料の供給がない場合には、図1に示したように、燃料の供給圧力を受けないダイヤフラム6は、ばね9によって図の下方へ付勢されており、プラグ5は、筒状ストッパ12の端面に当接されている。このとき、ボール3は、ばね4によってプラグ5に着座されており、弁孔を閉塞し、圧力制御弁1としては全閉状態にある。
【0026】
ここで、ポンプが動作して燃料供給口16に燃料の供給が開始されると、ダイヤフラム6は、燃料の供給圧力を受け、ばね9の付勢力に抗して図の上方へ変位していく。ダイヤフラム6の変位に伴ってプラグ5も図の上方へ移動していき、ばね4によって付勢されているボール3もプラグ5に着座した状態で図の上方へ移動していく。
【0027】
ボール3が図の上方へ移動していくに連れて、それと一体のシャフト8も上昇していく。このとき、ダイヤフラム6が水平姿勢のまま変位していくわけではないので、筒状ストッパ12を離れたプラグ5は、傾いてしまう。プラグ5が傾くことにより、プラグ5に着座されたボール3に固定のシャフト8も傾くが、シャフト8の先端がシャフト受け部11の内壁面にて傾きが規制されるため、シャフト8はボールを中心に回転する。このとき、ボール3は球形状であるため、ボール3の回転位置に関係なく、閉弁状態を保持する。つまり、ボール3がプラグ5の弁座に追従して、閉弁状態を保持している。
【0028】
プラグ5がさらに上昇すると、ボール3に固定されたシャフト8も上昇するが、このとき、球形状になっているシャフト8の先端は、シャフト受け部11の内壁面に沿って摺動しながら上昇していく。
【0029】
そして、シャフト8の先端が同じ曲率に形成されたシャフト受け部11の底部に当接すると、図3に示したように、シャフト8は、もはやプラグ5と一緒に上昇することができなくなる。ここからプラグ5がさらに上昇すると、ボール3はその場に取り残されるため、プラグ5はボール3から離れていく。つまり、圧力制御弁1が開き始める。この開弁の開始位置は、シャフト8の先端がシャフト受け部11の底部に当接する位置であり、これは、シャフト受け部11を軸線方向内側に変形移動させることによって調節される。
【0030】
ボール3がプラグ5から離れると、ばね4により付勢されているボール3およびシャフト8は、その先端の球形状部分を支点に揺動可能になる。
燃料の供給圧力がさらに高くなると、ダイヤフラム6は、図の上方へ変位し、プラグ5が上昇することで、プラグ5は、図4に示したように、ボール3から離れ、燃料の供給圧力とばねの9の荷重とがバランスした位置でプラグ5が停止する。これにより、燃料供給口16から供給された燃料は、ボディ2の軸線方向に設けられた通路17を通り、筒状ストッパ12の端面とプラグ5との間を通り、ボール3とプラグ5との間およびシャフト8が挿通された弁孔を通ってハウジング10で囲まれた空間に入り、そこからハウジング10の端面に設けられた燃料排出口13を通って排出される。
【0031】
この図4の状態から、ポンプから圧送される燃料の供給圧力が高くなると、ダイヤフラム6が図の上方へ変位し、プラグ5がボール3から離れて弁開度は大きくなるため、この圧力制御弁1を流れる流量が増えて燃料の供給圧力を減少させる。逆に、燃料の供給圧力が低くなると、ダイヤフラム6が図の下方へ変位し、プラグ5がボール3に接近して弁開度は小さくなるため、この圧力制御弁1を流れる流量が減少して燃料の供給圧力を増加させる。このようにして、燃料の供給圧力を一定に保持している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、弁体にボールを採用し、ボールを支持するシャフトの先端を球形状にしてハウジングに設けたシャフト受け部にて揺動可能状態で保持させる構成にした。これにより、弁体がシャフトの先端を中心にして動くことができるため、弁座を構成するプラグの傾きに弁体が追従できるようになり、しかも、弁体または弁座が傾いても弁体が正確に弁座に着座させるための複雑な構造が不要であることと、着座面を鏡面仕上げするなど高い加工精度を必要としないため、圧力制御弁のコストを低減することができる。
【0033】
圧力制御弁のセット値を調節するための変形部位として、燃料排出口のために穿設した開口部間の連結部を利用したことにより、調節による変形は連結部のみであるため、ハウジングの端面の外周部は変形を受けずに平らな面に保持される。したがって、燃料排出口から排出された燃料を導くパイプを接続する場合には、そのハウジングの端面の外周部をガスケットなどのシール材を配置するシール面として使用することができ、しかも、その内側に燃料排出口が配置されるため、コンパクトな連結部を構成することができる。
【0034】
また、セット値の調節は、弱いばね力によって付勢されているボールおよびシャフトの位置を変更させる構成にしたため、ボールおよびシャフトは、小さな連結部で連結されたシャフト受け部によって十分保持することができ、かつ、ハウジングを変形させてばね力の大きなばねを圧縮させるような大きな力は必要ないことから、セット値の調節を小さな力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力制御弁の構成を示す中央縦断面図である。
【図2】圧力制御弁の平面図である。
【図3】開弁開始位置にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【図4】開弁状態にある圧力制御弁を示す中央縦断面図である。
【図5】従来の圧力制御弁の構成例を示す中央縦断面である。
【符号の説明】
1 圧力制御弁
2 ボディ
3 ボール
4 ばね
5 プラグ
6 ダイヤフラム
7 ホルダ
8 シャフト
9 ばね
10 ハウジング
11 シャフト受け部
12 筒状ストッパ
13 燃料排出口
14 連結部
15 ばね受け部
16 燃料供給口
17 通路
Claims (5)
- 燃料タンク内に配置され、燃料を圧送するポンプの吐出側に接続されて、燃料の供給圧力を一定に制御する圧力制御弁において、
燃料供給口を有するボディと、
燃料排出口を有するハウジングと、
前記ボディと前記ハウジングとによって挾持され前記燃料供給口より導入された燃料の供給圧力を受けて変位するダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムの中央に固定され中央が開口されていて前記燃料供給口の側に弁座を有するプラグと、
前記プラグの弁座に対向した位置に配置されて弁体を構成するボールと、
一端が前記ボールに固着され、他端が前記プラグを貫通して延びていて前記ハウジングの端面に凹設された受け部に遊嵌されるシャフトと、
前記ボールを前記プラグの弁座に着座させる方向に付勢する第1のばねと、
前記ダイヤフラムを前記燃料供給口の側へ付勢する第2のばねと、
を備えていることを特徴とする圧力制御弁。 - 前記シャフトの他端を球形状にし、前記ハウジングの端面に凹設された前記受け部の底部を前記シャフトの他端の球形状と同じ曲率にしたことを特徴とする請求項1記載の圧力制御弁。
- 前記受け部の周囲に、前記受け部を外部から押し込むことでセット値の調節を行う際に前記ハウジングの端面の外周部を変形させないようにする脆性のある変形部位を備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力制御弁。
- 前記変形部位は、前記受け部の周囲に複数の開口部を設けることによって前記開口部間に形成される幅の狭い連結部であることを特徴とする請求項3記載の圧力制御弁。
- 前記開口部は、前記燃料排出口として使用することを特徴とする請求項4記載の圧力制御弁。
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