JPH0546656A - 文章解析装置 - Google Patents

文章解析装置

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JPH0546656A
JPH0546656A JP3205950A JP20595091A JPH0546656A JP H0546656 A JPH0546656 A JP H0546656A JP 3205950 A JP3205950 A JP 3205950A JP 20595091 A JP20595091 A JP 20595091A JP H0546656 A JPH0546656 A JP H0546656A
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JP
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analysis
knowledge
sentence
target
unit
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JP3205950A
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Inventor
Koichi Nomura
浩一 野村
Katsumi Tanaka
克己 田中
Kimito Takeda
公人 武田
Hideki Hirakawa
秀樹 平川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication of JPH0546656A publication Critical patent/JPH0546656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、文章の対象分野における知識を自然
言語を用いて参照できることを特徴としている。 【構成】文章を入力する入力部11、文章解析のための
形式的仕様を記憶した言語辞書138、文章の対象分野
における知識として対象知識を記憶した対象知識記憶部
139、入力部11より入力された文章に対して少なく
とも一つのレベルの解析について言語辞書138と前記
対象知識記憶部139を用いて解析を行なう複数レベル
からなる解析部25〜27を有し、これら解析部25〜
27での解析結果が対象知識に基づいて記述されている
かを検証し、検証結果を表示部15に表示可能にしたも
のであって、この検証結果に関係する対象知識記憶部1
39の内容を自然言語に変換して出力し、この自然言語
を表示手段15に表示させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文章推敲支援装置、自
動翻訳機、対話システム、自然言語によるプログラム仕
様記述システムなどの各種言語処理装置において文章の
解析に用いられる文章解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機械翻訳機、自然言語による仕様
記述システム、テクニカルライティング支援システムな
どの各種言語処理装置においては、文章に対して自然言
語解析用の知識と文書の対象とする分野の知識を用いて
解析を行ないその文章の内容を理解するものが注目され
ている。
【0003】このような言語処理装置では、入力される
文章に対して解析を行なう場合、形態素解析、構文解析
などのレベルの違う、すなわち異なった解析方法を用い
た解析を行う文章解析装置が用いられている。
【0004】ところで、このような文章解析装置におい
ては、一つあるいは複数の文の解析を行った結果とし
て、解析に成功した場合には、その解析結果を表示する
ようにし、逆に解析に失敗してエラーを検出した場合に
は、失敗したという結果だけを表示するものや、解析に
失敗した時点での解析結果を表示するようにしている。
例えば、自然言語による仕様記述システムにおいて、
「冷凍制御の下位制御には除霜制御と一気冷凍制御があ
る」のような文を解析する場合、その解析に成功する
と、例えば、次のような変換結果が得られる。 『冷凍制御 :(除霜制御 & 一気冷凍制御)』 このような出力が得られた場合、 「A:B」なる関係がAはBの上位制御である。 「B&C」なる関係はBとCが並列関係にある。 「(D)」なる表示は()中の全ての要素を含む。 のように各知識をオペレータが保持していれば、解析が
正しい、すなわちオペレータの意図した解析が行なわれ
たとオペレータは解釈できることになる。
【0005】ところが、上述の文章の解析に失敗した場
合に、例えば『解析に失敗しました』と、失敗したとい
う結果だけが出力されると、解析失敗の原因が文そのも
のにあるのか、または計算機上に構築されている知識に
あるのか、さらには他の原因があるのかということが、
オペレータには全く判断することができず、解析失敗の
原因をオペレータが判定するまでに無駄な労力を消費す
ることとなり、効率的な文章作成に大きな支障をきたす
原因となっている。
【0006】一方、「一気冷凍LEDをオンする。」の
ような文を解析した結果として失敗したような場合に、
『「一気冷凍LED」と「オンする」の間の関係が分か
りません。』のように解析に失敗した時点での解析結果
を表示する場合も、オペレータが失敗の理由を的確に判
断することができずに、上述したと同様な不都合を生じ
ていた。
【0007】ここで、『「一気冷凍LED」と「オンす
る」の間の関係が分かりません。』の表示と同時に、解
析が「意味解析レベル」で失敗した旨の表示を行なうよ
うにすれば、「形態素解析レベル」や「構文解析レベ
ル」で解析が失敗したのではなく、「一気冷凍LED」
と「オンする」の関係が計算機上の知識として設定され
ていないためで、意味解析に影響を与える部分の変更を
行なえばよいことがオペレータは判断できるようにな
る。
【0008】しかし、実際には、意味解析に影響を与え
る部分を変更するために対象分野の知識を参照したくと
も、従来ではこれら対象分野の知識を自然言語により表
示するようになっていないため、対象知識について理解
のないオペレータにとって対象知識の内容を理解するこ
とが難しく、さらに、対象知識の新たな登録、修正など
を行ないたい場合も、これらの作業に多大の困難を伴う
欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文章
解析装置にあっては、対象分野の知識などを参照したい
場合に対象分野の構成方法を理解していないオペレータ
が操作しようとしても対象知識分野の参照や変更を行な
うことが難しい問題点があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、対象分野の知識を自然言語を用いて参照でき、しか
も対象知識の変更も自然言語により応じることができる
文書解析装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の文章解析装置
は、文章を入力する入力手段、文章解析のための形式的
仕様を記憶した言語辞書、文章の対象分野における知識
として対象知識を記憶した対象知識記憶部、前記入力部
より入力された文章に対して少なくとも一つのレベルの
解析について前記言語辞書と前記対象知識記憶部を用い
て解析を行なう複数レベルからなる解析手段、解析手段
での解析結果が前記対象知識記憶部の対象知識に基づい
て記述されているかを検証する検証手段を有し、検証手
段での検証結果を表示手段に表示可能にしたものであっ
て、検証手段での検証結果に関係する対象知識記憶部の
内容を自然言語に変換して出力するとともに該自然言語
を表示手段に表示させる手段を具備し、また、入力手段
より自然言語で入力された文から対象知識記憶部に格納
可能な知識を判断するとともに該知識を対象知識記憶部
に格納する手段を具備するようにしている。
【0012】
【作用】この結果本発明によれば、解析結果の検証で不
適当と検証された場合に不適当と判定された原因に対応
する対象知識を自然言語で表示でき、これをオペレータ
が参照することができるようになる。また、自然言語で
記述された文から対象知識を登録することもできる。こ
れにより、文章解析においてエラーが検出された場合に
その原因をオペレータが判別することが容易になり、効
率的な文章の作成が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
【0014】図1は同実施例の概略構成を示すものであ
る。図において、11は入力部で、この入力部11は解
析を行なうべき文章や編集コマンドを入力するようにし
ている。この場合、入力部11としては、一般にキーボ
ード、磁気ディスク、磁気テープ、OCR、マウスなど
が用いられる。
【0015】入力部11には制御部13を接続してい
る。制御部13は入力部11から入力された文章に対し
て解析や表示などの処理を行なうとともに、編集コマン
ドに対して編集処理を行うもので、ここでは入力制御部
135、編集制御部133、解析制御部137、表示制
御部131などを有し、入力制御部135に入力部1
1、編集制御部133に文章記憶部17、解析制御部1
37に解析レベル切替部21、表示制御部131に表示
部15をそれぞれ接続している。なお、制御部13とし
ては一般にマイクロコンピュータが使用される。
【0016】上記の入力制御部135は、編集制御部1
33に接続され、入力部11より入力された文書に関す
る情報、編集用のコマンドにより処理を指示する信号、
解析用の情報を編集制御部133へ渡すようにしてい
る。また、編集制御部133は、入力制御部135、表
示制御部131、解析制御部137に接続され、入力制
御部135からの編集指示に基づいて文の削除・追加・
変更などの処理を行なうようにしている。さらに解析制
御部137は、解析レベル切替部21、編集制御部13
3に接続され、編集制御部133より渡される情報に基
づいて、解析レベルの切替を行ない、また、言語辞書1
38や対象制御部140を介して対象知識記憶部139
からの情報を各解析部25、26、27に送るようにも
している。さらに表示制御部131は、編集制御部13
3に接続され、編集制御部135から入力のあった文章
を表示し、編集制御部133から入力のあった編集コマ
ンドに応じて適宜表示を行ない、また編集制御部133
から渡される情報に基づいて解析結果や解析失敗時の情
報を表示部15に表示するようにしている。
【0017】文章記憶部17は、文章やそれに付随する
さまざまな情報を記憶するためのもので、ここでは磁気
ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどが用いられ
る。また、解析レベル切替部21は、解析対象の文章に
対して複数レベルの解析部25、26、27を切り替え
て接続するためのものである。この場合、解析レベル切
替部21には、解析レベル指定部23が接続され、オペ
レータにより解析レベルの指定が行われるようになって
いる。
【0018】解析部25は、例えば日本語の形態素解析
を行うもので、日本語の文を言語辞書部138を参照し
形態素に分割する解析を行なうようにしている。解析部
26は、形態素解析された日本語の文章を基に日本語の
構文構造を解析し、係受け構造などの文章の構造を決定
するようにしている。そして、解析部27は、例えば日
本語の意味解析を行うもので、構文解析された日本語の
文章を基に、言語辞書部138と対象知識記憶部139
を参照して日本語の意味構造を解析し、文章の意味を決
定するようにしている。
【0019】ここで、上記の言語辞書部138は、入力
文の形態素解析用、構文解析用、意味解析用の形式的仕
様テーブルを蓄積したものである。また、対象知識記憶
部139は入力言語の文章の対象分野の知識として対象
知識テーブルを蓄積したものである。なお、表示部15
は、文書や、解析結果などを表示するために使用し、こ
こではCRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどが用
いられる。図2は、このように構成した文章解析装置で
の解析処理の流れを説明するためのものである。
【0020】まず、ステップ210において、解析レベ
ル指定部23により解析のレベルが指定されている場
合、あるいは解析制御部137により解析レベルが指定
されている場合は、ステップ220、230、240の
各指定されたレベルに対応する解析処理が実行される。
【0021】例えば、ステップ210で解析レベルとし
て形態素解析レベルが指定されている場合は、ステップ
220に進み、解析部25により入力された文字列に対
して言語辞書138の形態素解析用テーブルを参照しな
がら形態素解析が実行される。ここで、形態素解析に成
功した場合には、ステップ230に進んで、構文解析処
理を行なうようになる。
【0022】ステップ230での構文解析処理は、形態
素解析処理220において得られた単語とその品詞情報
について言語辞書138の構文解析用テーブルを参照し
ながら構文を解析し文の構文構造を決定する。そして、
ここでも構文解析に成功した場合には、ステップ240
に進んで、意味解析処理を行なうようになる。
【0023】ステップ240での意味解析処理は、言語
辞書138の意味解析用テーブルと対象知識記憶部13
9の対象知識テーブルをそれぞれ参照することにより、
入力文の構文構造を意味構造に変換する。
【0024】このようにした各レベルの解析が終了する
と、ステップ241に進んで、解析結果から文章の検証
が実行される。この場合、解析結果の検証は、解析結果
が対象知識記憶部139の対象分野における知識である
対象知識に基づいて記述されているかを調べることによ
り行われる。そして、ステップ242に進み、検証の結
果として不適当部分が存在するかが判断される。ここ
で、不適当部分が存在しなければ、この時の解析結果が
表示され(ステップ245)、解析終了(ステップ29
0)へと処理を移行する。
【0025】一方、不適当部分が存在する場合は、ステ
ップ250に進み、失敗した解析レベルを表示する。例
えば、ステップ220で形態素解析を失敗した場合に
は、解析失敗レベルを「形態素解析」と設定する。次い
で、ステップ260により、表示制御部131へ失敗部
分の強調表示の情報を送り、原因と判断された部分の強
調表示を行なう。さらにステップ270に進み、解析失
敗部分の書き換え候補が存在するかを判断する。
【0026】ここでの判定で、書き換え候補が存在した
場合には、ステップ280に進んで表示部15に書き換
え候補を表示する。一方、書き換え候補が存在しない場
合には、ステップ285に進んで表示部15に書き換え
候補なしを表示するようになる。そして、これらステッ
プ280またはステップ285での処理の終了をまっ
て、解析終了(ステップ290)へと処理を移行する。
【0027】なお、上述ではステップ220で形態素解
析を失敗した場合を述べたが、ステップ230での構文
解析、ステップ240での意味解析についても、これら
解析を失敗すると、上述したステップ250〜ステップ
285の処理が実行されるようになる。ここで、具体例
として冷蔵庫の仕様を作成する場合を説明する。
【0028】この場合、例えば、「センサの温度が0℃
のとき、コンプレッサを運転する。」なる文が入力され
た場合を説明する。この場合、言語辞書138には、形
態素解析用、構文解析用、意味解析用としてそれぞれ図
3、図5、図7に示すテーブルが格納され、また、対象
知識記憶部139には、図8に示す対象知識テーブルが
格納されているものとする。
【0029】まず、ステップ210において、解析のレ
ベルが指定されていない場合、図3に示す形態素解析用
テーブルを用いた単語・品詞・活用形の解析が行なわ
れ、図4に示す形態素解析結果が得られる。本例の場合
は、全ての単語が辞書に存在しているのでステップ23
0の構文解析処理に進む。
【0030】ステップ230の構文解析処理では、図5
に示す構文解析用テーブルを参照することにより構文構
造が生成される。ここでの図5に示す構文解析テーブル
は、句構造文法における書き換え規則を意味しており、
文中の品詞列と照合が成功した右辺の記号列を左辺の記
号列に書き換える操作が行なわれる。これにより図6に
示す構文解析結果が得られる。本例の場合には構文解析
も成功するのでステップ240へ進む。
【0031】ステップ240の意味解析処理では、図6
に示す構文解析結果を用い、図7に示す意味解析用テー
ブルと図8に示す対象知識テーブルを参照することによ
り、意味構造が生成される。
【0032】この場合、図8に示す対象知識テーブルに
「運転」ノードが存在しないために図6の意味解析規則
中に照合する規則が存在しない。このために、図9に示
すような意味解析結果が得られ、次のステップ241で
の文章検証へ進む。
【0033】この場合、ステップ241では、解析結果
が対象知識記憶部139の対象分野における知識である
対象知識に基づいて記述されているかを調べるが、ここ
では「運転」ノードと「コンプレッサ」ノードについて
意味解析規則中に照合する規則が存在しないため異常と
みなされる。これによりステップ242で異常ありと判
定され、ステップ250に進む。
【0034】ステップ250では、解析に失敗したレベ
ルとして「意味解析レベル」が設定される。次いで、ス
テップ260に進み、原因と判断された部分の強調表示
が行われる。本例の場合は、図10に示すように「コン
プレッサ」と「運転」の部分が強調表示されるようにな
る。
【0035】次に、ステップ270に進み、解析失敗部
分の書き換え候補の存在が判断されるが、本例の場合
は、「コンプレッサ」と「運転」に関する書き換え候補
が存在しないのでステップ285に進み、書き換え候補
は表示しない。そして、ステップ290へ進み、解析処
理を終了する。この場合の表示部15での表示は図10
に示すようなものとなる。図15は、対象知識記憶部1
39に対する対象知識制御部140での対象知識参照の
動作フローを示すものである。
【0036】この場合、ステップ1401で対象知識記
憶部139に記述してある語句の存在を判断する。ここ
で、語句が対象知識として存在している場合は、ステッ
プ1402へ進み、その語句の状態についての知識が記
述してあるかどうかをチェックする。そして、このステ
ップ1402で、状態が記述してある場合には、その語
句Aの状態に関する知識Bを「AはBである」という自
然言語に変換する。一方、状態の知識が存在するか否か
に関わらず、ステップ1404へ進み、今度は、動作の
知識が書いてあるかをチェックする。ここで、動作の知
識が存在する場合には、ステップ1405へ進み、その
語句Aの動作に書いてある知識Cを「AをCする」とい
う自然言語に変換する。ここでの動作を具体例を挙げて
説明する。例えば、図10の状態において、対象知識の
「コンプレッサ」に関する知識を呼び出すものとする。
【0037】この場合、対象知識記憶部139に図8に
示す対象知識テーブルが格納されているものとすると、
ステップ1401では、「コンプレッサ」が対象知識内
に記述されているので、ステップ1402へ進む。ま
た、ステップ1402では、「コンプレッサ」について
の状態に関する知識が存在しないので、ステップ140
4に進む。
【0038】ステップ1404では、「コンプレッサ」
の動作の知識が「ON」「OFF」の2種類があること
が分かる。これにより「コンプレッサをONする」と
「コンプレッサをOFFする」の2個の自然言語文に変
換されるようになる。図11は、この場合の表示部15
での表示例を示すものである。次に、図16は対象知識
記憶部139に対する対象知識制御部140での対象知
識登録処理の動作フローを示すものである。
【0039】この場合、ステップ1501で対象知識に
登録できる形式に変換できるかを判断する。ここで、変
換が成功した場合は、ステップ1502に進み、その知
識が状態に関する知識であるかどうかを判断する。そし
て、状態に関する知識であればステップ1503におい
て対象知識記憶部139に対して登録を行なう。一方、
状態に関する記述でなければ、ステップ1504におい
て動作に関する知識かを判断する。そして、動作に関す
る知識の場合は、ステップ1505において、対象知識
記憶部139に対して登録を行なう。
【0040】ここでの動作を具体例を挙げて説明する。
例えば、図12に示すように「コンプレッサを運転す
る」という自然言語文を入力する場合を考えると、ステ
ップ1501では、「コンプレッサ」は「運転」すると
なり、対象知識に登録可能と判断される。これによりス
テップ1502へ進む。ここでは「A」は「C」である
という形であり、状態に関する記述でないので、ステッ
プ1504へ進むが、ここで動作に関する知識であると
判定されるので、ステップ1505において、対象知識
記憶部139の対象知識テーブルに対して登録が行なわ
れるようになる。図13は、対象知識記憶部139に対
する登録が終了した時点での対象知識テーブルの一例を
示している。次に、例えば、「センサの温度が0℃のと
き、コンプレッサをONする。」のように文を書き換え
て、再解析を行なう場合について説明する。
【0041】この場合、ステップ210で解析レベルが
「意味解析レベル」に設定されていることでステップ2
40の意味解析処理に進む。ステップ240の意味解析
処理においては、図7に示す意味解析用テーブルと図8
に示す対象知識テーブルを参照することにより、意味構
造が生成される。この場合、図8の対象知識テーブル中
に「ON」ノードが存在することで意味解析が成功する
ので、ステップ241からステップ245に進み、その
解析結果の表示を行なう。そして、最後にステップ29
0へ進み、解析処理は終了する。図14は、この場合の
表示部15での表示例を示すものである。
【0042】従って、このようにすれば、解析結果の検
証で不適当と検証された場合にも、原因に対応する対象
分野の知識を自然言語を用いて表示できるようになるの
で、対象知識の構成方法について理解のないオペレータ
にとっても対象知識の内容を容易に理解することができ
るようになる。また、自然言語で記述された文から対象
知識を登録することもできるので、対象知識の構成方法
について理解のないオペレータにとって対象知識の変更
が容易な作業となる。これらのことからも、オペレータ
による適正な文章を作成する作業の効率を飛躍的に向上
させることができる。
【0043】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した実施例では、書き換え候補の選択
処理については特に言及しなかったが、解析制御部13
7に書き換え候補保持機能を持たせ、入力制御部135
からの指示に基づき編集制御部133により選択的に文
章の削除・追加を行わせることにより実現可能である。
【0044】また、上述した実施例においては、自然言
語による仕様書作成について述べたが、解析結果とし
て、解析失敗のレベル、解析失敗の原因部分、選択候補
を出力するような全ての文書解析装置としても有効であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の文書解析装置によれば、解析結
果の検証で不適当と検証された場合に不適当と判定され
た原因に対応する対象知識を自然言語で表示でき、これ
をオペレータが参照することができ、また、自然言語で
記述された文から対象知識を登録することもできる。こ
れにより、オペレータは対象知識の構成方法を知らずと
も目的とする文章を作成することが可能となり、オペレ
ータによる文章作成の効率向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック
図。
【図2】図1に示す実施例に用いられる解析処理部での
処理の流れを示すフローチャート。
【図3】図1に示す実施例に用いられる言語辞書に格納
される形態素解析用テーブルの一例を示す図。
【図4】図1に示す実施例に用いられる解析処理部での
形態素解析結果の一例を示す図。
【図5】図1に示す実施例に用いられる言語辞書に格納
される構文解析用テーブルの一例を示す図。
【図6】図1に示す実施例に用いられる解析処理部での
構文解析結果の一例を示す図。
【図7】図1に示す実施例に用いられる言語辞書に格納
される意味解析用テーブルの一例を示す図。
【図8】図1に示す実施例に用いられる対象知識記憶部
の内容の一例を示す図。
【図9】図1に示す実施例に用いられる入力文解析部で
の意味解析結果の一例を示す図。
【図10】図1に示す実施例に用いられる表示部での画
面表示の一例を示す図。
【図11】図1に示す実施例に用いられる表示部での画
面表示の一例を示す図。
【図12】図1に示す実施例に用いられる表示部での画
面表示の一例を示す図。
【図13】図1に示す実施例に用いられる対象知識記憶
部の内容の一例を示す図。
【図14】図1に示す実施例に用いられる表示部での画
面表示の一例を示す図。
【図15】図1に示す実施例の対象知識参照の処理の流
れを示すフローチャート。
【図16】図1に示す実施例の対象知識登録の処理の流
れを示すフローチャート。
【符号の説明】
11…入力部、13…制御部、15…表示部、17…文
書記憶部、21…解析レベル切替部、23…解析レベル
指示部、25…解析部1、26…解析部2、27…解析
部3、131…表示制御部、133…編集制御部、13
5…入力制御部、137…解析制御部、138…言語辞
書、139…対象知識記憶部、140…対象知識制御
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 秀樹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章を自然言語で入力する入力手段、文
    章解析のための形式的仕様を記憶した言語辞書、文章の
    対象分野における知識として対象知識を記憶した対象知
    識記憶部、前記入力部より入力された文章に対して少な
    くとも一つのレベルの解析について前記言語辞書と前記
    対象知識記憶部を用いて解析を行なう複数レベルからな
    る解析手段、解析手段での解析結果が前記対象知識記憶
    部の対象知識に基づいて記述されているかを検証する検
    証手段を有し、この検証手段での検証結果を表示手段に
    表示可能にした文章解析装置において、 前記対象知識記憶部の少なくとも前記検証手段での検証
    結果に関係する内容を自然言語に変換して出力しすると
    ともに該自然言語を前記表示手段に表示させる手段を具
    備したことを特徴とする文章解析装置。
  2. 【請求項2】 文章を自然言語で入力する入力手段、文
    章解析のための形式的仕様を記憶した言語辞書、文章の
    対象分野における知識として対象知識を記憶した対象知
    識記憶部、前記入力部より入力された文章に対して少な
    くとも一つのレベルの解析について前記言語辞書と前記
    対象知識記憶部を用いて解析を行なう複数レベルからな
    る解析手段、解析手段での解析結果が前記対象知識記憶
    部の対象知識に基づいて記述されているかを検証する検
    証手段を有し、この検証手段での検証結果を表示手段に
    表示可能にした文章解析装置において、 前記入力手段より自然言語で入力された文から前記対象
    知識記憶部に格納可能な知識を判断するとともに該知識
    を前記対象知識記憶部に格納する手段を具備したことを
    特徴とする文章解析装置。
JP3205950A 1991-08-16 1991-08-16 文章解析装置 Pending JPH0546656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3205950A JPH0546656A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 文章解析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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