JPH0546637A - 物品補充発注システム - Google Patents

物品補充発注システム

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JPH0546637A
JPH0546637A JP20686091A JP20686091A JPH0546637A JP H0546637 A JPH0546637 A JP H0546637A JP 20686091 A JP20686091 A JP 20686091A JP 20686091 A JP20686091 A JP 20686091A JP H0546637 A JPH0546637 A JP H0546637A
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JP
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JP20686091A
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English (en)
Inventor
Zenkichi Kuriyama
善吉 栗山
Toshimitsu Kataoka
敏光 片岡
Osamu Kira
修 吉良
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Anritsu Corp
Yuasa Shoji Co
Original Assignee
Anritsu Corp
Yuasa Shoji Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ユーザにおける各物品の在庫管理におい
て、各物品の在庫量が予め定められた所定量以下に低下
した場合にセンタ装置に対して自動的にかつ最も効率よ
く補充発注する。 【構成】 端末装置内に管理対象となる収納部に収納さ
れた各物品の品番毎に、適正在庫量,実在庫量,本発注
量,補助発注量を設定して、実在庫量が本発注量以下に
低下すると、実在庫量が補助発注量以下に低下した物品
に対しても本発注量以下に低下した物品と同様に適正在
庫に達するように補充発注を行う。また、配送員が適正
在庫になるように補充発注以上を補充した場合には、追
加納品量を入力すると、自動的にセンタ装置へ送信され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各ユーザに設置された収
納部に収納された物品の実在庫量が予め定められた本発
注量以下に低下した場合に補充発注をセンタ装置に対し
て自動的に行う物品補充発注システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場においては多種多様の工具
を使用する。この工具としては、工作機械に取付けられ
るドリルの刃,ダイス,タップ等の比較的破損しやすい
消耗部品や、ドライバ、モンキー,スパナ等の比較的紛
失または破損しやすい小型工具が含まれる。一般的な機
械加工を行う工場においては、頻繁に使用する消耗部品
や工具の数は500〜1000程度である。
【0003】これらの消耗品や工具が破損した場合、直
ちに交換しないと作業が中断し、製造に多大な影響を与
えるので、通常、各工場においては、常時、予備の部品
や工具を揃えておき、作業に支障がないように配慮して
いる。常時、どの程度の在庫を必要とするかは、長年の
勘と経験とで管理している。そして、在庫量が少なくな
ると、小売業者に該当工具の補充発注をしていた。
【0004】小売業者は毎日のように工場に日参し、工
場の工具管理者から受注し、受注工具を持参している場
合には即座に納入し、持参しない時には会社に帰ってか
ら卸売り業者に発注して該当工具を取り寄せた後に、工
場に納品する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の工場
における部品や工具の管理手法においては、必要以上の
余剰の部品や工具を在庫することになり、その費用は勿
論、管理のため経験豊富な人を必要とし、かつ保管場所
としてスペース上の制約があった。また、小売業者も毎
日のように多種多量の部品や工具を持参して工場を巡回
しなければならなかった。しかも、各工場に据付けられ
ている機械は種々の仕様を有しており、各機械毎に消耗
部品の種類が異なる。
【0006】一方、小売業者は、1000軒にも達する
多数の工場に対して部品や工具を販売するので、各工場
500〜1000種類としても、小売業者は数千から数
万種類に達する膨大な種類の部品や工具を在庫しておく
必要がある。しかし、実際問題として全ての種類の部品
や工具を在庫することは不可能であるので、在庫してい
ない部品や工具を急遽必要とした場合は、その都度卸売
り業者に電話発注して該当部品や工具を取り寄せるよう
にしている。
【0007】その結果、工場としては工具発注から実際
に工具が納品されるまでに多大の時間を考慮しておく必
要があるので、その分適正在庫量を多く設定する必要が
ある。さらに、小売業者にとっても、各工場からの補充
発注を受けた場合に、とりあえず持参している工具につ
いては直ちに納品し、在庫のない工具については卸問屋
から取り寄せた後に納品することになるので、同一発注
に対して複数回納品作業を行うので輸送費が増大する問
題がある。
【0008】また、各工場において、工具の管理者は、
常時各工具の在庫量を把握しておき、在庫量が一定の限
界量以下になると、小売業者に該当工具の補充発注しな
ければならないが、例えば管理者が不在の時に工場の作
業員が工具を持出した場合には、その在庫量の変化を把
握しきれずに、結果的に補充発注を忘れることがある。
その結果、必要な工具の在庫がなくなってしまう懸念も
ある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、多頻度発注による問題を解消し、収納部に
収納されている各物品の実在庫量が本発注量以下になる
と他の予備発注量以下になった物品と同時に自動的に物
品配送元に設置されたセンタ装置へ補充発注され、人為
的ミスによる必要物品の在庫が零になる事故を未然に防
止でき、また、物品配送元から各ユーザに対する物品の
配達回数を減少でき、輸送費を低減できる物品補充発注
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の物品補充発注システムは複数種類の物品を
収納する収納部近傍に備えられた端末装置と、物品配送
元に設置され、前記各端末装置との間で電話回線を介し
て物品の補充発注情報を送受信するセンタ装置とで構成
されている。
【0011】そして、各端末装置に対して、収納部に収
納される各物品の品名または品番毎に、適正在庫量,実
在庫量,予備発注量,この予備発注量より少量に設定さ
れた本発注量を記憶する在庫ファイルと、収納部から物
品が搬出されたとき該当物品の品番と搬出量とを入力す
る搬出物品入力手段と、在庫ファイル内の搬出物品入力
手段にて入力された品番の実在庫量から搬出量を減算す
るる実在庫量減算手段と、減算後の実在庫量が本発注量
以下に低下したとき、該当物品の適正在庫量から実在庫
量を減算した補充発注量を算出して送信メモリへ登録す
る本発注量登録手段と、実在庫量が本発注量以下に低下
したとき、実在庫量が予備発注量以下に低下した他の物
品における各適正在庫量から各実在庫量を減算した補充
発注量を送信メモリへ登録する予備発注量登録手段と、
送信メモリに各補充発注量が登録されたのち所定のタイ
ミングでこの各補充発注量をセンタ装置へ自動送信する
自動発注手段とを備えている。
【0012】また、別の発明においては、上記発明の端
末装置における上述した各手段に加えて、物品の補充モ
ード時に入力された各物品の各補充発注量を在庫ファイ
ルの各物品の実在庫量に加算する実在庫量加算手段と、
加算後の実在庫量が適正在庫量に満たなかった場合に入
力された追加補充量を実在庫量に加算するとともに追加
納品量としてセンタ装置へ自動送信する追加納品量自動
送信手段とを備えている。
【0013】
【作用】このように構成された物品補充発注システムで
あれば、例えば卸問屋等の物品配送元にセンタ装置が配
設され、工場等の各ユーザにそれぞれ端末装置が配設さ
れている。各ユーザには複数種類の物品を収納する例え
ば工具箱や工具棚等の収納部が設けられている。この収
納部に収納されている各物品毎に、適正在庫量,予備発
量,本発注量,実在庫量が在庫ファイルに記憶されてい
る、そして、この収納部から物品を搬出する時に搬出物
品入力手段にて搬出部物品の品番と搬出量とを入力操作
すると、在庫ファイルの該当物品の実在庫量が減算され
る。そして、減算後の実在庫量が本発注量以下に低下す
ると、該当物品の適正在庫量から実在庫量を差引いた補
充発注量がセンタ装置へ送信される。この場合、その時
点で実在庫量が予備発注量以下になっている他の物品の
適正在庫量から実在庫量を差引いた補充発注量も同時に
送信される。
【0014】したがって、センタ装置としては、本発注
量以下に低下した物品と予備発注量以下に低下した物品
とを同時に把握できるので、配送元からユーザに対して
1回の配送で複数種類の物品を補充できる。
【0015】また、別の発明においては、配送元からの
配送員が指定された補充物品を収納部に収納した後に、
端末装置において、補充発注量を入力操作すると、この
補充発注量が在庫ファイルにおける実在庫量に加算され
る。
【0016】ところが、この端末装置からセンタ装置へ
補充発注が送信された後に、さらに該当物品が収納部か
ら搬出された場合には、補充発注量を加算したとしても
適正在庫量にならない。この場合、配送員は実在庫量が
適正在庫量になるように同一部物品を追加納品する。そ
して、追加納品が生じた場合は、この追加納品量を端末
装置機へ入力すると、入力された追加納品量がセンタ装
置へ自動的に送信される。したがって、センタ装置にお
ける該当ユーザに対する納品量と実際のユーザにおける
納入量とが不一致になることはない。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0018】図3は実施例の物品補充発注システムが適
用される卸問屋と各ユーザとの関係を示す模式図であ
る。卸問屋1は物品としての各工具を製造する複数のメ
ーカ2から工具を製品として購入する。各メーカ2から
納入された各工具は一旦卸問屋1の配送センタ3へ集積
される。卸問屋1内にはホストコンピュータからなるセ
ンタ装置4が備えられている。また、例えば工場等の各
ユーザ5内には各種の部品や工具を収納する収納部と例
えばパーソナルコンピュータ等からなる端末装置が組込
まれた工具収納装置が備えられている。
【0019】そして、配送センタ3の配送員はセンタ装
置4から印字出力された受注伝票に記載された品番の工
具を搬送車6に搭載して各ユーザ5を巡回して、補充工
具を納品していく。
【0020】図1は各ユーザ5内に配設された工具収納
装置7およびこの工具収納装置7に組込まれた端末装置
8を示す斜視図である。工具収納装置7には複数段の引
出し9が設けられており、各引出し9内は図2に示すよ
うに、複数の収納領域10に仕切られており、各収納領
域10内には1種類の工具11のみが収納される。そし
て、収納領域10の仕切板には収納される工具11の品
番Pを示すバーコード12が印刷されたラベルが貼付け
られている。
【0021】工具収納装置7の上部には端末装置8が組
込まれている。そして、この端末装置8には、図示する
ように、各種データを入力するためのキーボード13,
表示器14,各収納領域10のバーコード12を読取る
ためのバーコードスキャナー15,工具の品名や在庫数
を印字出力するプリンタ27,工具を出し入れする作業
者が所持するIDカードカード情報を読取るためのID
カードリーダ28,および電話回線16を介して卸問屋
1のセンタ装置4へ発注データ,追加納品データ等を送
信するための図示しないモデムが組込まれている。ま
た、必要な時に電話連絡するための電話機18が設けら
れている。ここで、キーボード13およびバーコードス
キャナー15は搬出物品入力手段を構成する。
【0022】図4は端末装置8の概略構成を示すブロッ
ク図である。例えばCPU等のプロセッサからなる制御
部19に前記IDカードリーダ28,バーコードスキャ
ナー15,キーボード13,表示器14,プリンタ2
7,モデム17および工具収納部ロック機構29が接続
されている。さらに、この制御部19には時刻を経時す
るタイマ回20および例えば電源遮断時においても記憶
保持される記憶部21が接続されている。
【0023】そして、この記憶部21内には、工具収納
装置7の各引出し9内に形成された各収納領域10に収
納される各工具11の在庫状況を記憶する在庫ファイル
21a,この端末装置8の業務モードを記憶する業務モ
ードメモリ21b,センタ装置4へ送信する各種データ
を一時記憶する送信メモリ21c,IDカードリーダ2
8で読取ったIDカードのカード情報を記憶するカード
情報メモリ21d等が記憶されている。
【0024】前記在庫ファイル21a内には、図5に示
すように、各工具11に付された品番P毎に、該当工具
11の適正在庫量A0 ,予備発注量A1,本発注量A2
,実在庫量A,予備フラグF1 .本フラグF2が設けら
れている。
【0025】例えば、品番P=0053の工具11の適正在
庫量A0 が20個であり、現時点のの実際の在庫量を示
す実在庫量Aは4個である。この実在庫量A=4はこれ
以上実在庫量Aが減少すると場合によっては在庫がなく
なる懸念が発生する在庫量を示す本発注量A2 =5以下
であるので、本発注量A2 以下に低下したことを示す本
フラグF2 が1に設定される。また、予備発注量A1 は
もう少しで本発注量A2 に減少する警告を示す在庫量で
ある。予備フラグF1 は実在庫量Aが予備発注量A1 ま
で低下したことを示す。なお、実在庫量Aが予備発注量
A1 を越えて本発注量A2 以下に低下すると、予備フラ
グF2 は0に解除され、本フラグF2 のみが1に設定さ
れる。
【0026】また、工具収納装置7においては、予め登
録されている者だけが工具の出し入れ操作が可能なよう
に、IDカードリーダ28および各引出し9の操作を電
磁的に制御する工具収納ロック機構29が設けられてい
る。
【0027】すなわち、IDカードリーダ28でもって
各人が所持するIDカードのカード情報が読取られ、こ
の読取られたIDカード情報が記憶部21に登録された
IDカード情報と一致したときのみ前記工具収納ロック
機構29が解除され、各引出し9を操作することが可能
となる。同時に、読取られたIDカード情報は記憶部2
1のカード情報メモリ21dに記録され、誰が工具を出
し入れしたかが後から確認できる。
【0028】図6は、卸問屋1に配設されたセンタ装置
4の概略構成を示すブロック図である。各種データ処理
を実行する制御部22に、例えば受注伝票や納品伝票を
印字出力するプリンタ23,管理者が各種操作指令を入
力するためのキーボード24,表示器25,各ユーザ5
の端末装置8から電話回線16を介して発注データを受
信するためのモデム24,各種可変データを記憶する記
憶部25,各ユーザ5から受注した各ユーザ毎の受注デ
ータおよび全部のユーザ5に亘って各工具11の品番P
毎に受注データを蓄積する例えば磁気記憶装置等で構成
された受注ファイル26等が接続されている。
【0029】そして、各ユーザ5に配設された端末装置
8は、図7の流れ図に従って、工具収納装置7の各収納
領域10に収納された各工具11に対する在庫管理を実
行する。
【0030】なお、工具収納装置7の据付時に、初期設
定モードにしてセンタ装置4から工具品名、品番,適正
在庫量A0 ,予備発注量A1 ,本発注量A2 を受信し
て、前記在庫ファイル21aに設定しておき、かつ最初
に各工具は、実在庫量Aが適正在庫量A0 に一致するよ
う各収納領域10に収納されている。
【0031】流れ図が開始され、記憶部21の動作モー
ドメモリ21bの動作モードが在庫管理モードであれば
(S1)、バーコードスキャナー15から品番Pが入力
されるのを待つ。品番Pが入力されると(S2)、バー
コード12の読取操作前にキーボード13の置数キーに
て該当工具11の搬出量Nが置数されたか否かを調べる
(S3)。そして、その置数Nを搬出量とみなして、在
庫ファイル21aの該当品番Pの実在庫量Aから搬出量
Nを減算する(S4)。なお、S3にて置数されていな
ければ、搬出量Nは1であると見なす。
【0032】減算後の実在庫量Aが該当工具11の品番
Pの本発注量A2 以下になっていないこと(S5)、お
よび該当実在庫量Aが該品番Pの予備発注量A1 以下に
なっていないこと(S6)を確認すると、一つの工具1
1の搬出に伴う在庫管理処理が終了したので、流れ図の
最初に戻る。なお、S6にて該当実在庫量Aが該品番P
の予備発注量A1 以下になった場合は、予備フラグF1
を1に設定する。
【0033】次に、S5にて、実在庫量Aが本発注量A
2 以下になった場合、該当品番Pの予備フラグF1 が1
に設定されていれば(S7)、それを0に解除する。そ
して、該当品番Pの本フラグF2 が既に1に設定されて
いれば、該当工具11に対する補充発注量Qが既に送信
メモリ21c内に設定されているので、今回はなにもせ
ずに流れ図の最初に戻る。
【0034】本フラグF2 が0のままであれば、今回初
めて実在庫量Aが本発注量A2 以下に低下したので、該
当本フラグF2 を1に設定する。そして、S9にて、該
当品番Pの適正在庫量A0 から実在庫量Aを差引いて補
充発注量Qを算出する(Q=A0 −A)。算出された補
充発注量Qを品番Pを付して送信メモリ21cへ登録す
る。さらに、在庫ファイル21a内における予備フラグ
F1 が既に1に設定されている他の品番Pを検索する。
そして、検索された品番Pにおける補充発注量(Q=A
0 −A)を算出する(S11)。算出された予備フラグ
F1 が1に設定された各補充発注量Qをそれぞれ品番P
を付して同じく送信メモリ21cへ登録する(S1
2)。なお、この時点で既に送信メモリ21cに、予備
フラグF1 =1に対応する各補充発注量Qが記憶されて
いた場合には、これをクリアして、今回のF1 =1に対
応する各補充発注量Qに更新登録する。
【0035】また、流れ図のS1にて業務モードが在庫
管理モードでなく、図8(a)のS13において、補充
モードの場合は、配送センタ3から派遣された配送員が
工具収納装置7に各収納領域10に必要な工具11を補
充収納した後にこの端末装置8を操作したと判断する。
そして、補充モードに設定されると、在庫ファイル21
aにおける補助フラグF1 および本フラグF2 が1に設
定されている各物品11の品番P,適正在庫量Aから実
在庫量Aを差引いた不足量Qを算出して表示器14に表
示する(S14)。
【0036】そして、配送員が配送センタ3から持参し
た受注伝票に基づいてこの端末装置8から送信した補充
発注量Qに対応する数量Nと品番Pがキーボード13お
よびバーコードスキャナー15を介して入力されると
(S15)、S16にて在庫ファイル21aの該当品番
Pの実在庫量Aに入力数量Nを加算する(A=A+
N)。そして、加算後の実在庫量Aが本発注量A2 およ
び予備発注量A1 を上回った時点で本フラグF2 ,予備
フラグF1 を0に解除する。
【0037】S17にて該当工具11に対する追加納品
が存在して、追加納品量Q1 がキー入力されると、その
追加納品量Q1 を品番Pを付して送信メモリ21cへ登
録する。以上で1種類の工具11に対する補充処理が終
了したので、S14へ戻る。
【0038】そして、S19にてキーボード13の終了
キーがキー操作されると、予備フラグF1 および本フラ
グF2 が1に設定された全部の工具11に対する補充処
理が終了したので、業務モードを在庫管理モードに戻す
(S20)。
【0039】なお、図7のS2にて品番Pの入力操作で
なく、S21にて緊急キー操作が実行されると、センタ
装置4の電話番号をオートダイヤルしてセンタ装置4と
の間に通話回線を形成させた後、送信メモリ21cに記
憶されている各補充発注量Qおよび各追加納品量Q1 を
電話回線16を介してセンタ装置4へ自動送信する。そ
して。送信メモリ21cをクリアする。
【0040】また、上述したように緊急キーがキー操作
されない場合においては、図8(b)に示すように、例
えば各ユーザ毎に異なる時刻に設定された所定時刻が到
来すると、定時刻割込処理が起動されて、送信メモリ2
1cの記憶内容が電話回線16を介してセンタ装置4へ
自動送信される(S22)。具体的には、各送信時刻は
1日のうちの17時等の業務終了近傍のそれぞれ異なる
時刻に設定されている。この理由は、各端末装置8から
一斉にセンタ装置4を呼出さないためである。
【0041】また、端末装置8においては、ユーザ5の
工具管理者や配送元の配送員が工具収納装置7内の工具
の種類,品名,品番,実在庫量等を確認するために、在
庫ファイル21aの内容を表示器14に表示させたり、
プリンタ27で印字出力させることも可能である。
【0042】さらに、卸問屋1に設置されたセンタ装置
4は図9の流れ図に従って、受注業務を実行する。
【0043】流れ図が開始され、例えば一つの端末装置
8から電話回線16を介して補充発注量Qと品番Pから
なる発注データおよび追加納品量Q1 および品番Pから
なる追加納品データを受信すると、この発注データおよ
び追加納品データを受注ファイル26の各ユーザ別に累
積登録するとともに、各品番毎に累積登録する。さら
に、受信したデータのうち発注データの補充発注量Qお
よび品番Pを受注伝票としてプリンタ23にて印紙出力
する。印字出力された受注伝票は配送センタ3へ運ばれ
る。
【0044】また、例えば、月末にキーボード24から
請求書作成指令が入力されると、各ユーザ5毎に受注フ
ァイル26のデータに基づいて請求書を編集して印字出
力する。
【0045】このように構成された物品補充発注システ
ムであれば、工場等の各ユーザ5においては、工具収納
装置7の各収納領域10にそれぞれ1種類の工具11が
複数個収納されている。そして、作業員が必要な工具1
1を取出して、その工具11が収納されている収納領域
10のバーコード12をバーコードスキャナー15で読
取ると、在庫ファイル21aの該当品番Pの実在庫量A
が減算される。そして、減算後の実在庫量Aが本発注量
A2 以下になると、その時点における実在庫量Aが予備
発注量A1 以下である他の工具11とともに各補充発注
量Qが算出されて送信メモリ21cに登録される。
【0046】そして、17時等の所定時刻になると、こ
の送信メモリ21cに登録された各補充発注量Qはセン
タ装置4へ送信される。このセンタ装置4へ送信する周
期は、配送センタ3の搬送車6の各ユーザ5を巡回する
周期の近傍に設定しておけば最も効果的である。すなわ
ち、あまり頻発に送信すると電話料金が増大する。従っ
て、1回にできるだけ必要な情報をまとめて送信してい
るので、電話料金を節約できる。
【0047】また、一般に各ユーザ5が使用する各工具
11の仕様は多岐に亘るので、配送センタ3から出発し
て各ユーザ5を例えば1日1回巡回する搬送車6に各ユ
ーザ5で使用する全部の種類の工具11を積載すること
は不可能である。よって、卸問屋1は各ユーザ5の実在
庫量Aが本発注量A2 以下に低下した工具11のみを適
正在庫量A0 まで補充するついでに実在庫量Aが予備注
量A2 以下に低下した工具11についても適正在庫量A
0 まで補充している。
【0048】このように、補充発注を2段階で実施する
ことによって、無駄な工具11を大量に搬送車6に積載
することなく、少い配送回数で効果的に各ユーザ5に対
して工具11の補充納品を行う事ができる。したがっ
て、輸送費を必要最小限に低減できる。
【0049】さらに、1回の補充作業においては、1
個,2個という端数でなく、一定量のまとまった補充量
になるので、伝票発行枚数も低減でき、事務処理の合理
化を図ることができる。
【0050】また、配送センタ3においては、卸問屋1
のセンタ装置4にて発行された各ユーザ5毎の発注伝票
に基づいて必要な工具11を搬送車6に搭載するが、こ
のとき同一仕様の余分の工具11を積込んでおく。そし
て、配送員は各ユーザ5において、発注伝票の指定する
数量の工具11を補充するが、センタ装置4が受信して
からユーザ5にて該当工具11を工具収納装置7から搬
出すると、補充しても適正在庫にならない。このときユ
ーザ5に対するサービスとして、配送員は予備の工具1
1を追加納品する。この場合、追加納品データをユーザ
5の端末装置8の送信メモリ21cへ設定しておくこと
によって、追加納品データは確実にセンタ装置4へ送信
される。したがって、センタ装置4に登録された納品数
量と実際に配送員が納品した数量とが必ず一致する。こ
のように、ユーザ5にきめ細かいサービスを提供しなが
ら、事後の受注処理も確実にかつ自動的に実施される。
【0051】また、このようなシステムにすることによ
って、ユーザ5にとっても在庫管理と補充発注が自動的
に実施でき、かつ必ず一定の納期で工具11が納入され
るので、最適在庫量および本発注量を最小限まで圧縮で
き、不要在庫を低減できる。
【0052】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例においては工場で使用される工
具の在庫管理に用いたが、特に工具に限定されるもので
はなく、一般の消耗品や原材料の管理にも適用できるこ
とは勿論である。
【0053】また、上記実施例では、工具収納装置7に
入出力する各工具の数は出し入れする人によってキー入
力するようにしているが、各収納領域10内に各工具が
実際に在庫するか否かを検出する検出器を設け、その検
出器の出力に基づいて実在庫量Aをチェックするように
してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の物品補充発
注システムによれば、端末装置に管理対象となる各物品
の品番毎に、適正在庫量,本発注量の他に補助発注量を
設定して、実在庫量が本発注量以下に低下すると、実在
庫量が補助発注量以下に低下した物品に対しても本発注
量以下に低下した物品と同様に補充発注を行っている。
したがって、従来の多頻度発注の無駄を省き、発注回数
が少なくなるので、センタ側の電話回線数も少なくて済
み、ユーザ側の電話使用料も低減できる。
【0055】また、ユーザ側において専任の管理者が必
要なく、少ない補充発注回数でもって、部品や工具不足
のため工場における作業を中断せざるを得ない等の人為
的ミスを防止できるとともに効果的に補充発注ができ
る。また、物品搬送元においても、少ない搬送回数でも
って各ユーザに対する効率的な物品補充ができ、輸送費
を節減でき、納期を短縮できるなど、ユーザ,小売業
者,卸売業者それぞれにメリットを享受することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる物品補充発注シス
テムにおける工具収納装置と端末装置を示す斜視図、
【図2】 工具収納装置の引出しを示す斜視図、
【図3】 システム全体を示す模式図、
【図4】 システムの端末装置を示すブロック図、
【図5】 端末装置における在庫ファイルを示す図、
【図6】 システムのセンタ装置を示すブロック図、
【図7】 端末装置の動作を示す流れ図、
【図8】 同じく端末装置の動作を示す流れ図、
【図9】 センタ装置の動作を示す流れ図。
【符号の説明】
1…卸問屋、3…配送センタ、4…センタ装置、5…ユ
ーザ、6…配送車、7工具収納装置、8…端末装置、1
0…収納領域、12…バーコード、13…キーボード、
14…表示器、15…バーコードスキャナー、16…電
話回線、17…モデム、19,22…制御部、21a…
在庫ファイル、21c…送信メモリ、26…受注ファイ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉良 修 東京都中央区日本橋大伝馬町13番10号 湯 浅商事株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の物品(11)を収納する収納部
    (7) と、電話回線(16)を介して物品配送元(1) に設置さ
    れたセンタ装置(4) に対して物品の補充発注情報を送受
    信する端末装置(8) とを備えた物品補充発注システムで
    あって、 前記各端末装置は、前記収納部に収納される各物品の品
    名または品番毎に、適正在庫量,実在庫量,予備発注
    量,この予備発注量より少量に設定された本発注量を記
    憶する在庫ファイル(21a) と、前記収納部から物品が搬
    出されたとき該当物品の品番と搬出量とを入力する搬出
    物品入力手段(15,13) と、前記在庫ファイル内の前記搬
    出物品入力手段にて入力された品番の実在庫量から搬出
    量を減算するる実在庫量減算手段(S5)と、減算後の実在
    庫量が前記本発注量以下に低下したとき、該当物品の適
    正在庫量から実在庫量を減算した補充発注量を算出して
    送信メモリ(21c) へ登録する本発注量登録手段(S9,S10)
    と、前記実在庫量が前記本発注量以下に低下したとき、
    実在庫量が予備発注量以下に低下した他の物品における
    各適正在庫量から各実在庫量を減算した補充発注量を前
    記送信メモリへ登録する予備発注量登録手段(S11,S12)
    と、前記送信メモリに各補充発注量が登録されたのち所
    定のタイミングでこの各補充発注量を前記センタ装置へ
    自動送信する自動発注手段(S22) とを有することを特徴
    とする物品補充発注システム。
  2. 【請求項2】 複数種類の物品を収納する収納部と、電
    話回線を介して物品配送元に設置されたセンタ装置に対
    して物品の補充発注情報を送受信する端末装置とを備え
    た物品補充発注システムであって、 前記各端末装置は、前記収納部に収納される各物品の品
    名または品番毎に、適正在庫量,実在庫量,予備発注
    量,この予備発注量より少量に設定された本発注量を記
    憶する在庫ファイルと、前記収納部から物品が搬出され
    たとき該当物品の品番と搬出量とを入力する搬出物品入
    力手段と、前記在庫ファイル内の前記搬出物品入力手段
    にて入力された品番の実在庫量から搬出量を減算するる
    実在庫量減算手段と、減算後の実在庫量が前記本発注量
    以下に低下したとき、該当物品の適正在庫量から実在庫
    量を減算した補充発注量を算出して送信メモリへ登録す
    る本発注量登録手段と、前記実在庫量が前記本発注量以
    下に低下したとき、実在庫量が予備発注量以下に低下し
    た他の物品における各適正在庫量から各実在庫量を減算
    した補充発注量を前記送信メモリへ登録する予備発注量
    登録手段と、前記送信メモリに各補充発注量が登録され
    たのち所定のタイミングでこの各補充発注量を前記セン
    タ装置へ自動送信する自動発注手段と、物品の補充モー
    ド時に入力された各物品の各補充発注量を前記在庫ファ
    イルの各物品の実在庫量に加算する実在庫量加算手段(S
    16) と、加算後の実在庫量が前記適正在庫量に満たなか
    った場合に入力された追加補充量を前記実在庫量に加算
    するとともに追加納品量として前記センタ装置へ自動送
    信する追加納品量自動送信手段(S18,S22) とを有するこ
    とを特徴とする物品補充発注システム。
JP20686091A 1991-08-19 1991-08-19 物品補充発注システム Pending JPH0546637A (ja)

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