JPH0546467B2 - - Google Patents

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JPH0546467B2
JPH0546467B2 JP60174795A JP17479585A JPH0546467B2 JP H0546467 B2 JPH0546467 B2 JP H0546467B2 JP 60174795 A JP60174795 A JP 60174795A JP 17479585 A JP17479585 A JP 17479585A JP H0546467 B2 JPH0546467 B2 JP H0546467B2
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Japan
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gear
clutch
valve
coast clutch
coast
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JP60174795A
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Hidehiko Mishima
Tooru Kawano
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は自動変速機における動力伝達経路切換
用のクラツチ・ブレーキ群へのライン圧の供給制
御を行なう自動変速機の油圧制御装置に関するも
のである。 (従来技術) 従来から一般に用いられている自動車用の自動
変速機は、トルクコンバータに多段変速歯車機構
が組合わされた形式のものがほとんどであり、こ
の多段変速歯車機構は複数のギヤ列を有し、この
ギヤ列の各ギヤに組み合わされたブレーキおよび
クラツチの選択的な作動により、所定のギヤ列に
よる動力伝達がなされ、所定の変速段が選ばれる
ようになつている。このブレーキおよびクラツチ
の作動はコントロールバルブからのライン圧の供
給を受けて行なわれるようになつており、このよ
うな自動変速機としては、例えば特開昭58−
196352号に開示されているものがある。 このような自動変速機に用いる多段変速歯車機
構としては種々の構成のものが用いられている
が、この歯車機構内に入力回転を一方向のみ伝達
するワンウエイクラツチを設ける構成のものも多
く用いられている。この場合、ワンウエイクラツ
チを介して駆動力を伝達させるとエンジン側から
出力側への駆動力伝達は行なうが、逆に出力側か
ら駆動した場合はワンウエイクラツチが空回りし
エンジン側への駆動力伝達は行なわれない。この
ため、自動変速機を搭載した自動車が走行してい
るときに、例えば、下り坂等にさしかかつた場合
では車輪側からエンジン側への駆動力伝達がな
く、エンジンブレーキ作用が得られなくなるとい
う問題がある。このようなことから、ワンウエイ
クラツチの入出力側を直結するコーストクラツチ
を設け、所定の速度段においては、このコースト
クラツチを作動させてワンウエイクラツチの作用
を止め車輪側からエンジン側への駆動力伝達も行
なえるようにしてエンジンブレーキを得られるよ
うにしている。 しかしながら、このようにコーストクラツチを
設けた場合には、コーストクラツチの作動するあ
る速度段からコーストクラツチの作動する他の速
度段へ変速する場合には、変速前後の変速段達成
用クラツチもしくはブレーキとコーストクラツチ
が共に係合して内部ロツク状態が生じ変速時の変
速変化が直接エンジン側へ伝わり変速シヨツクを
ひき起こすという問題がある。 (発明の目的) 本発明はこのような問題に鑑みたもので、コー
ストクラツチの作動する変速段同士での変速を行
なわせるときに、上記内部ロツク状態の発生によ
る変速シヨツクの発生を防止することのできる自
動変速機の油圧制御装置を提供することを目的と
するものである。 (発明の構成) 本発明の油圧制御装置は、複数のギヤ列による
動力伝達経路を該ギヤ列の各ギヤの係合を制御す
るクラツチおよびブレーキの作動により切り換え
て変速を行なわせる自動変速機であつて、前記ギ
ヤ列内に、入力回転を一方向のみ伝達するワンウ
エイクラツチを設けるとともに、このワンウエイ
クラツチの入出力側を直結し、入力回転を正逆い
ずれにも伝達可能となるようにする油圧作動のコ
ーストクラツチを設け、少なくとも2つの変速段
において該コーストクラツチが締結されるよう構
成した自動変速機において、前記コーストクラツ
チの作動する所定の変速段のときに該コーストク
ラツチへ作動油圧を供給する第1の油路と、前記
コーストクラツチの作動する他の変速段のときに
該コーストクラツチへ作動油圧を供給する第2の
油路とをシヤトルバルブを介して連結し、上記所
定の変速段と他の変速段との間での変速時前記第
1および第2の油路の一方に作動油圧が生じたと
きには前記シヤトルバルブによつて前記他方の油
路と前記コーストクラツチとの連通が閉止される
よう構成するとともに、前記第1および第2の油
路の一方の作動油圧と排出に対して他方の油路の
作動油圧の供給を遅延させる遅延手段を設けたこ
とを特徴とするものである。 (実施例) 以下、本発明に係る自動変速機の油圧制御装置
の1実施例について図面により説明する。 変速機の構造 第1図は、本発明の油圧制御装置により自動変
速がなされる自動変速機の構造を示す断面図であ
る。 エンジンの出力軸上に一体に取り付けられたエ
ンジンフライホイール1と同軸にトルクコンバー
タ2および多段変速歯車装置10がエンジン側か
ら順次配置されている。上記トルクコンバータ2
は、ポンプ3、タービン4およびステータ5を備
えており、ポンプ3は、フライホイール1に固定
されている。ステータ5は、一方向クラツチ6を
介して上記多段変速歯車装置10のケース11と
一体固定軸7上で回転する。上記一方向クラツチ
6は、ステータ5のポンプ3と同方向の回転は許
すが、逆方向の回転は許さない作用をなすもので
ある。 多段変速歯車装置10は、基端が上記フライホ
イール1に固定され、先端が該多段変速歯車装置
の中央を貫通して延び、該装置の側壁に配置され
たオイルポンプPを駆動するため、該ポンプに連
結された中央軸12を備えている。この中央軸1
2の外方には、基端が上記トルクコンバータ2の
タービン4に連結され、先端が上記多段変速歯車
装置10の上記側壁まで延び、この側壁に回転自
在に支持された中空のタービンシヤフト13が設
けられている。このタービンシヤフト13上に
は、ラビニヨ型プラネタリギヤユニツト14が設
けられており、このプラネタリギヤユニツト14
は、小径サンギヤ15、この小径サンギヤ15の
エンジンから遠い側の側方に配置された大径サン
ギヤ16、ロングピニオンギヤ17、小径サンギ
ヤ15およびロングピニオンギヤ17と噛合する
シヨートピニオンギヤ18(図示せず)およびリ
ングギヤ19からなつている。このプラネタリギ
ヤユニツト14のエンジンから遠い側の側方に
は、第1および第2のクラツチ装置20,21が
並列して配置されている。上記第1のクラツチ装
置20は、前進走行用のクラツチであり、第1の
ワンウエイクラツチ22を介して上記小径サンギ
ヤ15とタービンシヤフト13の間の動力伝達を
断続するものである。一方、上記第2のクラツチ
装置21は、上記第1のクラツチ装置20と並列
で上記小径サンギヤ15とタービンシヤフト13
の間の動力伝達を断続するものであり、これがコ
ーストクラツチの作用をなす。上記第2のクラツ
チ装置21の半径方向外方には、第1のブレーキ
装置23が配置されている。この第1のブレーキ
装置23は、ハンドブレーキであり、上記大径サ
ンギヤ16に連結されたブレーキドラムとこのブ
レーキドラムに掛けられたブレーキバンドを有す
る。上記第1のクラツチ装置20の半径方向外方
であつて、且つ上記第1のブレーキ装置23の側
方には、第3のクラツチ装置24が配置されてお
り、この第3のクラツチ装置24は、後進走行用
のクラツチであり、上記第1のブレーキ装置23
のブレーキドラムを介して上記大径サンギヤ16
とタービンシヤフト13の間の動力伝達の断続を
行なうものである。 上記プラネタリギヤユニツト14の半径方向外
方には、該プラネタリギヤユニツト14のキヤリ
ア14aと多段変速歯車装置10のケース10a
とを係脱する第2のブレーキ装置25が配置され
ている。上記第1および第2のブレーキ装置23
および25の間には、該第2ブレーキ装置25と
並列で上記キヤリア14aとケース10aとを係
脱する第2のワンウエイクラツチ装置26が配置
されている。上記プラネタリギヤユニツト14の
エンジン側の側方には、該プラネタリギヤユニツ
トのキヤリア14aと上記タービンシヤフト13
の間の動力伝達を断続する第4のクラツチ装置2
7が配置されている。この第4のクラツチ装置2
7のエンジン側の側方には、リングギヤ19に連
結されたアウトプツトギヤ28が配置されてお
り、このギヤ28はアウトプツトシヤフト28a
に取り付けられている。なお、図中符号29は、
タービンシヤフト13とクランクシヤフト1をト
ルクコンバータ2を介さずに直結するためのロツ
クアツプクラツチを示す。 以上説明した構造の多段変速歯車装置10は、
それ自体で前進4段、後進1段の変速段を有し、
第1、第2、第3および第4のクラツチ装置2
0,21,24および27、および第1および第
2のブレーキ装置23および25を、油路31〜
35を介して送られるライン圧により適宜作動さ
せることにより所要の変速段を得ることができ
る。以上の構成において、各変速段とクラツチ、
ブレーキの作動関係を下表に示す。 なお、この表から分るように、コーストクラツ
チとして作用する第2のクラツチ装置21は、D
レンジの1〜3速、2レンジの1〜3速および1
レンジの1〜2速において作動しこれらの変速段
ではエンジンブレーキ作用が得られるようになつ
ている。
【表】
【表】 油圧制御回路 次に、前述のようにクラツチ、ブレーキを作動
させるため、各クラツチ、ブレーキへライン圧を
供給する油圧制御回路を第2図に示し、この油圧
制御回路について説明する。 この制御バルブ50は以下に示す複数のバルブ
を備え、これら複数のバルブの作動によりライン
31〜35を介して上述の第1〜第4のクラツチ
装置20,21,24,27および第1〜第2の
ブレーキ装置23,25への作動油の給排を行な
い、前表に示したように各速度段に応じた各クラ
ツチおよびブレーキ装置の作動を行なわせるよう
になつている。 以下に、各バルブの作動を説明する。中央軸1
2を介してエンジンによつて駆動されるポンプP
から圧力ライン101に吐出された作動油は、ラ
イン102からのスロツトルモジユレータ圧
(Psm)およびライン103からのバツクアツプ
圧に応じて作動するレギユレータバルブ51によ
り所定のライン圧(Pln)に調圧され、このライ
ン圧(Pln)はライン71を介してマユアルバル
ブ52のポート52aへ供給される。マニユアル
バルブ52は運転席のレバーと連動して作動さ
れ、レバー操作に応じてP、R、N、D、2、1
の各走行レンジにシフトされ、各レンジごとの位
置に応じてポート52aへ供給された油圧をマユ
アルバルブ52の他のポートへ供給するようにな
つている。 上記スロツトルモジユレータ圧(Psm)は、ス
ロツトルモジユレータバルブ65によつて調圧さ
れるが、このスロツトルモジユレータバルブ65
には、変速機出力回転速度に対応した油圧を発生
させるガバナバルブ79からのガバナ圧(Pg)
およびスロツトル開度に対応した油圧を発生させ
るスロツトルバルブ64からのスロツトル圧
(Pth)がそれぞれライン104および105を
介して作用しており、これらガバナ圧(Pg)お
よびスロツトル圧(Pth)に応じてスロツトルモ
ジユレータ圧(Psm)が定まる。このスロツトル
モジユレータ圧(Psm)がライン102を介して
レギユレータバルブ51に作用しており、このた
め、ライン圧(Pln)はスロツトル開度および変
速機出力回転速度に対応して最適な値となるよう
に調圧される。 以上のようにして調圧されたライン圧は、マニ
ユアルバルブ52の作動に応じて、第2図の油圧
制御回路52に示す各バルブへ適宜供給され、こ
れらのバルブがスロツトルバルブ64からのスロ
ツトル圧(Pth)およびガバナバルブ79からね
ガバナ圧(Pg)の供給を受けて作動し、車速と
スロツトル開度に応じて所定のクラツチおよびブ
レーキを作動させるため、ライン31〜35へ適
宜ライン圧を供給する。この油圧制御回路52は
ほとんどが従来から公知のものであり、その作動
説明は省略する。 なお、各バルブの名称および役割を簡単に説明
すると以下のようになる。 スロツトルバツクアツプバルブ57は、2レン
ジまたは1レンジに入れたときの作動を最適にす
るためのバルブであり、1−2シフトバルブ53
は第1速と第2速を自動変速するためのバルブで
あり、2−3シフトバルブ58は第2速と第3速
を自動変速するためのバルブであり、3−4シフ
トバルブ55は第3速と第4速を自動変速するた
めのバルブである。ロー・リデユーシングバルブ
56は1レンジにおいて第2速から第1速への変
速を行なつたときの変速シヨツクを軽減するため
のバルブであり、2−3タイミングバルブ60は
第2速から第3速への変速を行なうときのタイミ
ングをコントロールするためのバルブであり、バ
イパスバルブ61は第2速が第3速への変速を行
なつたときの3−4クラツチの締結圧の立ち上が
りを早くするためのバルブであり、コーステイン
グ・バイパス・バルブ62はコーストクラツチの
締結タイミングをコントロールするためのバルブ
であり、3−2キヤパシテイ・バルブ63は2レ
ンジでの第3速から第2速への変速時における2
−4ブレーキの容量をコントロールするためのバ
ルブであり、3−2タイミング・バルブ73は2
レンジでの第3速から第2速への変速時のタイミ
ングをコントロールするためのバルブである。さ
らに、N−Dアキユムレータ54はNレンジから
Dレンジへのシフト時のシヨツクを軽減するため
のバルブであり、N−Rアキユムレータ67はN
レンジからRレンジへシフト時のシヨツクを軽減
するためのバルブであり、1−2アキユムレータ
66は第1速から第2速への変速時の変速シヨツ
クを軽減するためのバルブであり、2−3アキユ
ムレータ69は第2速から第3速への変速時の変
速シヨツクを軽減するためのバルブである。ロツ
クアツプ・コントロール・バルブ78はトルクコ
ンバータにおけるロツクアツプクラツチの作動を
コントロールするためのバルブであり、サーボ・
コントロール・バルブ59は第2速から第3速へ
の変速時のタイミングをコントロールするための
バルブであり、キツクダウン・バルブ72は走行
中アクセルペダルが急に大きく踏み込まれたとき
にシフトダウンさせるバルブである。 本発明に係る油圧制御装置においては、コース
トクラツチの作動する所定変速段からコーストク
ラツチの作動する他の変速段に変速する際に、一
時的にコーストクラツチをOFFにするような構
成を有している。コーストクラツチは第1図の変
速機における第2のクラツチ21であり、このク
ラツチ21の作動はライン33へのライン圧の供
給により行なわれる。 ここで、第3速から第2速(いずれもコースト
クラツチの作動する変速段である)への変速時に
おけるコーストクラツチの作動について考える。
この変速は2−3シフトバルブ58および3−4
シフトバルブ55の作動によりなされるため、第
2図における2−3シフトバルブ58および3−
4シフトバルブ55のまわりの油圧回路を拡大し
て第3図に示し、この図に基づいて第3速から第
2速への変速時の作動を説明する。 まず第3速の状態では3−4シフトバルブ55
のスプール55aは右方に寄つており、ライン1
11を介して供給されるコーストクラツチ作動油
はスプール55aの溝55bを介してライン11
2に供給され、オリフイス付き第1チエツクバル
ブ81のオリフイスを通りライン33bを介して
シヤトルバルブ80へ供給される。シヤトルバル
ブ80内へ供給された作動油は、その油圧力によ
りボール80aを図中下方へ押し付けライン33
cへの連通を閉止させる。このため、作動油はラ
イン33aへ供給され、このライン33aはN−
Dアキユムレータ54を介してライン33と繋が
るため、この作動油はライン33からコーストク
ラツチ21へ供給されコーストクラツチ21が作
動される。このようにしてコーストクラツチ21
が作動した状態にある第3速の状態から、第2速
へ変速されるときには、右方へ寄つていた3−4
シフトバルブ55のスプール55aが左方へ寄せ
られ、ライン111がスプール55aのランド5
5cによつて閉止されるとともにライン112は
スプール55aの溝55bを介してドレンポート
に連通する。このため、コーストクラツチ21を
作動させていた油圧は、シヤトルバルブ80およ
び第1チエツクバルブ81を介してドレンされコ
ーストクラツチ21はOFF状態となる。 一方、第3速から第2速へ変速されるときに
は、第3速のときは左方に寄せられていた2−3
シフトバルブ58のスプール58aが、右方に動
かされる。このため、スプール58の溝58bを
介してライン113とライン114とが連通し、
ライン113に供給されるコーストクラツチの作
動油は、オリフイス付き第2チエツクバルブ82
のオリフイスを通りライン33cを介してシヤト
ルバルブ80へ供給される。これにより、ボール
80aは図中上方へ動かされ、ボール80aによ
りライン33bが閉止される。このため、今度は
ライン113からのコーストクラツチの作動油
が、ライン33を介してコーストクラツチ21へ
供給され、第2速においてもコーストクラツチ2
1が作動される。 このように、第3速から第2速への変速に際し
てはシヤトルバルブ80よつて、一旦コーストク
ラツチの作動を一時的に解除させることができ、
変速シヨツクを軽減させることができる。なお、
このときにオリフイス付きの第1および第2チエ
ツクバルブ81,82の作用により、ライン33
bおよびライン112を介してのコーストクラツ
チの作動油の排出は急速に行わなせ、ライン33
cおよびライン114を介しての作動油の供給は
オリフイスの作用により比較的ゆつくりと行なわ
せるようにして、コーストクラツチ21の一時的
な作動解除を確実に行なわせることができるよう
にしている。また、以上においては第3速から第
2速への変速の場合について説明したが、第2速
から第3速への変速や、その他のコーストクラツ
チの作動する変速段同士での変速においても同様
な構成にして、コーストクラツチを一時的に
OFFにさせることができる。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、コース
トクラツチの作動する変速段間での変速に際し
て、一方の変速段のときにコーストクラツチへ作
動油を供給する第1の油路と他方の変速段のとき
にコーストクラツチへ作動油を供給する第2の油
路とをシヤトルバルブを介して連結し、第1およ
び第2の油路の一方に作動油圧が生じたときに
は、シヤトルバルブによつてコーストクラツチと
他方の油路との連通が閉止されるように構成され
ているとともに、前記第1および第2の油路の一
方の作動油圧の排出に対して他方の油路の作動油
圧の供給を遅延させる遅延手段が設けられている
ので、コーストクラツチの作動する変速段間での
変速時に一時的にコーストクラツチをOFFにさ
せることができ、変速シヨツクの発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧制御装置により自動変速
される自動変速機の構造を示す断面図、第2図は
本発明の油圧制御装置を有する油圧制御回路図、
第3図は第2図の油圧制御回路の一部を拡大して
示す油圧回路図である。 2……トルクコンバータ、10……多段変速歯
車装置、12……中央軸、13……タービンシヤ
フト、14……プラネタリギヤユニツト、28…
…アウトプツトギヤ、31〜35……油路、52
……マユアルバルブ、64……スロツトルバル
ブ、65……スロツトルモジユレータバルブ、7
9……ガバナバルブ、80……シヤトルバルブ、
81,82……チエツクバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のギヤ列による動力伝達経路を該ギヤ列
    の各ギヤの係合を制御するクラツチおよびブレー
    キの作動により切り換えて変速を行なわせる自動
    変速機であつて、 前記ギヤ列内に、入力回転を一方向にのみ伝達
    するワンウエイクラツチを設けるとともに、この
    ワンウエイクラツチの入出力側を直結し、入力回
    転を正逆いずれにも伝達可能となるようにする油
    圧作動のコーストクラツチを設け、少なくとも2
    つの変速段において該コーストクラツチが締結さ
    れるように構成した自動変速機において、 前記コーストクラツチの作動する所定の変速段
    のときに該コーストクラツチへ作動油圧を供給す
    る第1の油路と、前記コーストクラツチの作動す
    る他の変速段のときに該コーストクラツチへ作動
    油圧を供給する第2の油路とをシヤトルバルブを
    介して連結し、上記所定の変速段と他の変速段と
    の間での変速時前記第1および第2の油路の一方
    に作動油圧が生じたときには前記シヤトルバルブ
    によつて前記他方の油路と前記コーストクラツチ
    との連通が閉止されるよう構成するとともに、前
    記第1および第2の油路の一方の作動油圧の排出
    に対して他方の油路の作動油圧の供給を遅延させ
    る遅延手段を設けたことを特徴とする自動変速機
    の油圧制御装置。
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