JP3034108B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP3034108B2
JP3034108B2 JP3344444A JP34444491A JP3034108B2 JP 3034108 B2 JP3034108 B2 JP 3034108B2 JP 3344444 A JP3344444 A JP 3344444A JP 34444491 A JP34444491 A JP 34444491A JP 3034108 B2 JP3034108 B2 JP 3034108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の自動変速機には、ト
ルクコンバータと変速歯車機構とが直列に設けられ、ト
ルクコンバータはエンジン出力軸のトルクを変速してタ
ービンシャフトに伝達し、変速歯車機構はタービンシャ
フトのトルクをさらに変速して駆動輪側に伝達するよう
になっている。ここで、変速歯車機構は、通常、複数の
ギヤを備えたプラネタリギヤシステムからなり、かかる
変速歯車機構には、所定のギヤへのトルクの伝達をオン
・オフするクラッチ、あるいは所定のギヤを固定または
解放するブレーキ等の、油圧作動式の各種摩擦締結要素
が設けられる。そして、変速時には、油圧回路によって
所定の摩擦締結要素の継断状態が切り替えられ、所定の
変速動作が行なわれるようになっている。
【0003】例えば、前進4段・後退1段の普通の自動
変速機において、セレクトレバーがNレンジ(ニュート
ラルレンジ)からDレンジ(ドライブレンジ)に切り替え
られたときには、普通、フォワードクラッチに作動油圧
が供給され、該フォワードクラッチが締結されてDレン
ジ1速となる。そして、1速から2速への変速時(シフ
トアップ)には、さらにアプライポートに作動油圧が供
給されて2−4ブレーキが締結される。ここで、2−4
ブレーキのアプライポートでの作動油圧の立ち上がりが
急過ぎると変速ショックが生じるので、普通、2−4ブ
レーキのアプライポートへの油圧通路には、作動油圧の
立ち上がりを緩慢化させるために、オリフィスとアキュ
ムレータとが直列に介設される。しかしながら、このよ
うにオリフィスとアキュムレータとを設けると、変速初
期におけるアプライポート内の作動油圧が低くなるの
で、2−4ブレーキの締結が遅れ、変速応答性が悪くな
るといった問題がある。
【0004】そこで、オリフィスをバイパスするバイパ
ス油圧通路と、このバイパス油圧通路を開閉するタイミ
ングバルブとを設け、2−4ブレーキが締結される2速
への変速時には、変速開始後所定時間だけタイミングバ
ルブを開き、バイパス油圧通路を通してアプライポート
に作動油圧を供給し、変速初期に、作動油圧をある程度
まで略階段状に上昇させ、変速応答性を高めるようにし
た自動変速機が提案されている(たとえば、特開平2−
76968号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような前進4段・
後退1段の自動変速機においては、Rレンジ(リバース
レンジ)がセレクトされたとき、すなわち後退時には、
リバースクラッチが締結される(なお、ローリバースブ
レーキも締結される)。ここで、リバースクラッチは、
前記の2−4ブレーキとは、同時に締結されると変速歯
車機構が内部ロック(ダブルロック)を起こすといった関
係にある。
【0006】ところで、一般に、Dレンジホールドモー
ドあるいは2レンジホールドモードでは、低速時には変
速段が2速にセットされ、1速には入らない(図10,1
2参照)。このため、Rレンジの次にDレンジホールド
モードあるいは2レンジホールドモードがセレクトされ
たときには、変速歯車機構は後進段から直接2速に切り
替えられることになる。この場合、リバースクラッチが
解放される一方、2−4ブレーキが締結されることにな
るが、前記したようなタイミングバルブが設けられてい
ると、変速初期に作動油圧が略階段状に上昇させられ、
2−4ブレーキが早期に締結されるので、リバースクラ
ッチの解放より前に2−4ブレーキが締結される場合が
あり、このような場合には変速歯車機構が内部ロックを
起こしてしまうといった問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、所定の変速段例えば2速へ
の変速時に、内部ロックを起こすことなく変速応答性を
高めることができる自動変速機の変速制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、(a)所定の変速段で締結される第
1の摩擦締結要素と、上記所定の変速段への変速に際し
て第1の摩擦締結要素の締結初期にその締結速度を高め
る締結速度制御手段とが設けられた自動変速機の変速制
御装置において、(b)第1の摩擦締結要素とともに締
結されると変速機構に内部ロックが生じ、かつ上記所定
の変速段では解放される第2の摩擦締結要素と、(c)
第2の摩擦締結要素が締結される特定の変速段から上記
所定の変速段への変速に際しては、上記特定の変速段以
外の変速段から上記所定の変速段への変速の場合と比較
して締結速度制御手段による締結促進を制限する締結促
進制限手段と、(d)作動油の温度が低いときには、締
結促進制限手段の締結促進の制限を禁止する締結促進制
限禁止手段とが設けられていることを特徴とする自動変
速機の変速制御装置を提供する。
【0009】第2の発明は、第1の発明にかかる自動変
速機の変速制御装置において、(e)締結速度制御手段
が、実質的に、第1の摩擦締結要素に作動油圧を供給す
る油圧通路に介設された流動抵抗部材と、該流動抵抗部
材をバイパスするバイパス油圧通路を開閉する切替弁と
からなり、(f)第2の摩擦締結要素が締結される特定
の変速段から上記所定の変速段への変速に際しては、上
記特定の変速段以外の変速段から上記所定の変速段への
変速の場合と比較して、締結速度制御手段により締結促
進を行う時間を短くしたことを特徴とする自動変速機の
変速制御装置を提供する。
【0010】第3の発明は、第1または第2の発明にか
かる自動変速機の変速制御装置において、自動変速機
が、リバースレンジでは第2の摩擦締結要素が締結さ
れ、かつ所定レンジホールドモードでは上記所定の変速
段が設定されるように構成されていて、締結促進制限手
段が、リバースレンジの次に所定レンジホールドモード
が選択されたときに、締結速度制御手段による締結促進
を制限するようになっていることを特徴とする自動変速
機の変速制御装置を提供する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、自動車用の自動変速機ATには、エ
ンジン出力軸1のトルク(エンジントルク)を変速してタ
ービンシャフト2に伝達するトルクコンバータ3と、こ
のタービンシャフト2のトルクをさらに変速し、また後
進段が選択されているときには回転を逆転させて出力ギ
ヤ4から駆動輪側に出力する変速歯車機構5とが設けら
れている。ここで、タービンシャフト2はパイプ状に形
成され、その中空部にはエンジン出力軸1に連結された
ポンプシャフト6が配設され、このポンプシャフト6に
よって、変速歯車機構5の後方(図2では左側)に配置さ
れたオイルポンプ7が回転駆動されるようになってい
る。
【0012】トルクコンバータ3は、実質的に、連結部
材8を介してエンジン出力軸1に連結されたポンプ9
と、タービンシャフト2に連結されポンプ9から吐出さ
れる作動油によって回転駆動されるタービン10と、タ
ービン10からポンプ9に還流する作動油をポンプ9の
回転を促進する方向に整流するステータ11とで構成さ
れ、ポンプ9とタービン10の回転数差に応じた変速比
で、エンジン出力軸1のトルクを変速するようになって
いる。ここで、ステータ11はステータ用ワンウェイク
ラッチ12を介して変速機ケース13に固定されてい
る。また、所定の運転領域では、エンジン出力軸1とタ
ービンシャフト2とを直結させて、動力損失を低減する
ロックアップクラッチ14が設けられている。
【0013】変速歯車機構5は、普通のプラネタリギヤ
システムであって、この変速歯車機構5には、タービン
シャフト2に遊嵌された比較的小径のスモールサンギヤ
15と、このスモールサンギヤ15より後方でタービン
シャフト2に遊嵌された比較的大径のラージサンギヤ1
6と、スモールサンギヤ15と噛み合う複数のショート
ピニオンギヤ17(1つのみ図示)と、前部(図2では右
側)がショートピニオンギヤ17と噛み合い後部がラー
ジサンギヤ16と噛み合うロングピニオンギヤ18と、
さらにこのロングピニオンギヤ18と噛み合うリングギ
ヤ19と、ショートピニオンギヤ17とロングピニオン
ギヤ18とを回転自在に支持するキャリア20とが設け
られている。この変速歯車機構5では、変速段に応じて
スモールサンギヤ15、ラージサンギヤ16またはキャ
リア20がトルク入力部となる一方、どの変速段でもリ
ングギヤ19がトルク出力部となる。なお、リングギヤ
19は出力ギヤ4に連結されている。
【0014】そして、変速歯車機構5内でのトルク伝達
経路を切り替えるために、すなわち変速比を切り替え、
あるいは出力ギヤ4の回転方向を切り替えるために、複
数のクラッチ及びブレーキが設けられている。具体的に
は、タービンシャフト2とスモールサンギヤ15との間
には、フォワードクラッチ21と第1ワンウェイクラッ
チ22とが直列に介設されるとともに、両クラッチ2
1,22に対して並列にコーストクラッチ23が介設さ
れている。そして、タービンシャフト2とキャリア20
との間には3−4クラッチ24が介設され、タービンシ
ャフト2とラージサンギヤ16との間にはリバースクラ
ッチ25が介設されている。また、ラージサンギヤ16
とリバースクラッチ25との間には、所定の変速段でラ
ージサンギヤ16を固定するための、サーボピストンに
よって作動させられるバンドブレーキからなる2−4ブ
レーキ26が設けられている。さらに、キャリア20と
変速機ケース13'との間には、所定の変速段でキャリ
ア20を固定するローリバースブレーキ27と、キャリ
ア20の反力を受け止める第2ワンウェイクラッチ28
とが並列に介設されている。なお、2−4ブレーキ26
とリバースクラッチ25とは、夫々、請求項1〜4の
「第1の摩擦締結要素]と「第2の摩擦締結要素」とに相当
する。
【0015】上記各クラッチ21,23,24,25のう
ち、フォワードクラッチ21と3−クラッチ24とリバ
ースクラッチ25とは、所定の変速段で直接的にトルク
を受け渡しをする。これに対して、コーストクラッチ2
3は、所定の変速段でエンジンブレーキを得るために設
けられたクラッチであって、直接的にはトルクの受け渡
しを行なわない。なお、以下では、適宜これらのクラッ
チとブレーキとを 「摩擦締結要素」 と総称する。
【0016】そして、各クラッチ21,23,24,25
と各ブレーキ26,27のオン・オフパターンを組み変
えることによって、表1に示すような各種レンジないし
変速段が得られるようになっている。なお、2レンジは
Sレンジと同義であり、1レンジがLレンジと同義であ
る。以下、表1を参照しつつ、各レンジないし変速段に
おけるトルク伝達経路とその変速特性とを説明する。
【0017】
【表1】
【0018】(1)Pレンジ(パーキングレンジ)…すべて
の摩擦締結要素がオフされる。この場合、タービンシャ
フト2のトルクは変速歯車機構5に伝達されない。 (2)Rレンジ(リバースレンジ)…リバースクラッチ25
とローリバースブレーキ27とがオンされ、他の摩擦締
結要素はオフされる。ローリバースブレーキ27がオン
されているので、これと並列に配設された第2ワンウェ
イクラッチ28は、格別の作用を及ぼさない。第1ワン
ウェイクラッチ22は、トルク伝達経路から外れ、格別
の作用を及ぼさない。この場合、タービンシャフト2の
トルクが、リバースクラッチ25を介してラージサンギ
ヤ16に入力される。そして、ローリバースブレーキ2
7によってキャリア20が固定されているので、ラージ
サンギヤ16とロングピニオンギヤ18とリングギヤ1
9とが、この順に噛み合う固定的なギヤ列として機能す
る。したがって、ラージサンギヤ16に入力されたトル
クは、このギヤ列内を上記の順に伝わり、ラージサンギ
ヤ16の歯数とリングギヤ19の歯数とによって決定さ
れる大きな減速比で変速され、出力ギヤ4に出力され
る。このRレンジでは、リングギヤ19(出力ギヤ4)は
ラージサンギヤ16(タービンシャフト2)と反対方向に
回転し、駆動輪が後進側に駆動される。
【0019】(3)Nレンジ(ニュートラルレンジ)…Pレ
ンジの場合と同様である。 (4)Dレンジ(ドライブレンジ)1速…フォワードクラッ
チ21がオンされ、他の摩擦締結要素はオフされる。第
1,第2ワンウェイクラッチ22,28は通常ロック状態
となるが、コースティング時には空転する。この場合、
タービンシャフト2のトルクが、順にフォワードクラッ
チ21と第1ワンウェイクラッチ22とを介してスモー
ルサンギヤ15に入力される。そして、第2ワンウェイ
クラッチ28によってキャリア20が固定されるので、
スモールサンギヤ15とショートピニオンギヤ17とロ
ングピニオンギヤ18とリングギヤ19とが、この順に
噛み合う固定的なギヤ列として機能する。したがって、
スモールサンギヤ15に入力されたトルクは、このギヤ
列内を上記の順に伝わり、スモールサンギヤ15の歯数
とリングギヤ19の歯数とによって決定される大きな減
速比で変速され、出力ギヤ4に出力される。この場合、
リングギヤ19(出力ギヤ4)はスモールサンギヤ15
(タービンシャフト2)と同一方向に回転し、駆動輪が前
進側に駆動される。なお、このDレンジ1速では、第1
ワンウェイクラッチ22の作用によりエンジンブレーキ
は得られない。
【0020】(5)Dレンジ2速…フォワードクラッチ2
1と2−4ブレーキ26とがオンされ、他の摩擦締結要
素はオフされる。第1ワンウェイクラッチ22は通常ロ
ック状態となるが、コースティング時には空転する。な
お、第2ワンウェイクラッチ28は常時空転する。この
場合、ラージサンギヤ16が固定されるので、ロングピ
ニオンギヤ18が、自転しつつラージサンギヤ16まわ
りを公転する。したがって、基本的には上記Dレンジ1
速の場合と同様の経路でトルクが伝達されるが、リング
ギヤ19の回転数がロングピニオンギヤ18の公転分だ
け高くなるので、Dレンジ1速よりはやや減速比が小さ
くなる。なお、このDレンジ2速では、第1ワンウェイ
クラッチ22の作用によりエンジンブレーキは得られな
い。
【0021】(6)Dレンジ3速…フォワードクラッチ2
1とコーストクラッチ23と3−4クラッチ24とがオ
ンされ、他の摩擦締結要素はオフされる。コーストクラ
ッチ23がオンされているので、これと並列に配設され
たフォワードクラッチ21及び第1ワンウェイクラッチ
22は、格別の作用を及ぼさない。なお、第2ワンウェ
イクラッチ28は常時空転する。この場合、スモールサ
ンギヤ15とキャリア20とが、コーストクラッチ23
とタービンシャフト2と3−4クラッチ24とを介し
て、互いにロックされるので、プラネタリギヤシステム
の一般的な性質に従って、すべてのギヤ15〜19とキ
ャリア20とが固定され一体回転するようになり、ター
ビンシャフト2と出力ギヤ4とが直結され、したがって
タービンシャフト2のトルクが変速されずに(減速比1)
出力ギヤ4に伝達される。この場合、出力ギヤ4はター
ビンシャフト2と同一方向に回転し、駆動輪が前進側に
駆動される。なお、直結状態にあるこのDレンジ3速
で、エンジンブレーキが得られるのは当然である。
【0022】(7)Dレンジ4速…フォワードクラッチ2
1と3−4クラッチ24と2−4ブレーキ26とがオン
され、他の摩擦締結要素はオフされる。第1,第2ワン
ウェイクラッチ22,28は常時空転する。なお、第1
ワンウェイクラッチ22が常時空転するので、フォワー
ドクラッチ21はオンされているものの、格別の作用を
及ぼさない。この場合、タービンシャフト2のトルク
が、3−4クラッチ24を介してキャリア20に入力さ
れ、このキャリア20のトルクは、順に、ロングピニオ
ンギヤ18とリングギヤ19とを介して出力ギヤ4に伝
達される。2−4ブレーキ26によってラージサンギヤ
16が固定されているので、ロングピニオンギヤ18
は、自転しつつラージサンギヤ16まわりを公転する。
したがって、リングギヤ19の回転数は、キャリア20
の回転数すなわちタービンシャフト2の回転数より、ロ
ングピニオンギヤ18の自転分だけ高くなり、変速歯車
機構5はオーバードライブ(増速)状態となる。なお、リ
ングギヤ19(出力ギヤ4)はキャリア20(タービンシ
ャフト2)と同一方向に回転し、駆動輪が前進側に駆動
される。
【0023】(8)2レンジ1速…Dレンジ1速の場合と
同様である。 (9)2レンジ2速…フォワードクラッチ21とコースト
クラッチ23と2−4ブレーキ26とがオンされ、他の
摩擦締結要素はオフされる。コーストクラッチ23がオ
ンされているので、これと並列に配設されたフォワード
クラッチ21及び第1ワンウェイクラッチ22は、格別
の作用を及ぼさない。この場合、トルク伝達経路及び変
速特性は、基本的にはDレンジ2速の場合と同様である
が、第1ワンウェイクラッチ22が働かないので、エン
ジンブレーキが得られることになる。
【0024】(10)2レンジ3速…Dレンジ3速の場合
と同様である。 (11)1レンジ1速…フォワードクラッチ21とコース
トクラッチ23とローリバースブレーキ27とがオンさ
れ、他の摩擦締結要素はオフされる。コーストクラッチ
23がオンされているので、これと並列に配設されたフ
ォワードクラッチ21及び第1ワンウェイクラッチ22
は、格別の作用を及ぼさず、またローリバースブレーキ
27がオンされているので、これと並列に配設された第
2ワンウェイクラッチ28も、格別の作用を及ぼさな
い。この場合、トルク伝達経路及び変速特性は、基本的
にはDレンジ1速の場合と同様であるが、第1,第2ワ
ンウェイクラッチ22,28が働かないので、エンジン
ブレーキが得られることになる。 (12)1レンジ2速…2レンジ2速の場合と同様であ
る。
【0025】ここにおいて、前進走行用のレンジ、すな
わちDレンジ、2レンジまたは1レンジがセレクトされ
ているときには、後で説明するコントロールユニット3
2によって、所定の変速マップに従って、スロットル開
度(エンジン負荷)と車速(タービン回転数)とに応じて自
動的に1速〜4速のいずれかの変速段が設定されるよう
になっている。例えば、Dレンジにおいては、通常は、
図9に示すような変速マップに従って変速段が切り替え
られる。図9に示す変速マップでは、基本的には、低速
・高負荷領域では1速が設定され、車速の上昇ないしス
ロットル開度の減少に伴って、2速→3速→4速へとシ
フトアップされ、逆に車速の低下ないしスロットル開度
の増加に伴って低速段側にシフトダウンされるようにな
っている。なお、境界領域でシフトアップとシフトダウ
ンの切り替えが頻繁に起こるのを防止するため、シフト
ダウン用の変速ライン(破線)は、シフトアップ用の変速
ライン(実線)より低速・高負荷側に設定されている。す
なわち、シフトアップとシフトダウンとの間にヒステリ
シスをもたせている。
【0026】ただし、Dレンジにおいてホールドスイッ
チがオンされたとき、すなわちDレンジホールドモード
が選択されたときには、図10に示すようなホールドモ
ード用の変速マップが用いられる。この場合、変速段が
スロットル開度にかかわりなく設定される。また、最低
速領域でも2速が設定され、1速は設定されない。な
お、図11と図12とに、夫々、通常の2レンジ用の変
速マップと、2レンジホールドモード用の変速マップと
を示す。
【0027】以下、変速歯車機構5の各摩擦締結要素を
オン・オフ作動させる油圧機構を説明する。図3〜図7
に示すように、油圧機構FSは、実質的に、油圧機構F
Sのライン圧(元圧)を制御するライン圧制御手段Lと、
夫々所定の部材に油圧を供給しまたはこれをリリースす
る多数の油圧通路からなる油圧通路網Mと、セレクトレ
バー(図示せず)のセレクト操作に対応してシフトされ作
動油圧の供給経路を切り替えるマニュアルバルブ31
と、マニュアルバルブ31のシフト位置と車両の運転状
態(例えば、車速とスロットル開度)とに応じて、コント
ロールユニット32によってシフトされる3つのシフト
バルブ33〜35と、所定の摩擦締結要素への油圧の供
給ないしリリースを緩衝させるための4つのアキュムレ
ータ36〜39と、所定の摩擦締結要素への油圧の供給
またはリリースのタイミングを調整する3つのタイミン
グバルブ41〜43及びバイパスバルブ44と、トルク
コンバータ3及びロックアップクラッチ14への油圧の
供給を制御するロックアップ制御手段Uと、油圧通路網
Mの所定の部分の流動抵抗を調節するための多数のオリ
フィス及びワンウェイバルブ等で構成されている。上記
オリフィス及びワンウェイバルブは、一般に用いられる
マークで図示されているが、一部を除いて個々には番号
を付していない。なお、コントロールユニット32は、
請求項1,3,4に記載された「締結促進制限手段]を含
む、自動変速機ATの総合的な制御手段である。
【0028】そして、セレクトされたレンジ(P,R,N,
D,2,1レンジ)ないしモード(通常またはホールド)と
車両の運転状態とに応じて、油圧機構FSによって、各
摩擦締結要素にかかる作動油圧が制御され、変速歯車機
構5の変速段の切り替えが行なわれるようになってい
る。ここで、2−4ブレーキ26は、アプライポート2
6aとリリースポート26bとを備えたサーボピストンタ
イプのバンドブレーキであって、アプライポート26a
のみに油圧がかけられているときにオン(ブレーキ作動)
され、両ポート26a,26bともに油圧がかけられてい
るときまたはともに油圧がリリースされているときには
オフ(ブレーキ解放)される。その他の摩擦締結要素は、
すべて油圧がかけられたときにオン(締結)され、油圧が
リリースされたときにオフ(解放)される。
【0029】ライン圧制御手段Lは、基本的には、プレ
ッシャレギュレータバルブ50によって、パイロット圧
(制御圧)にほぼ比例するライン圧を、ライン圧供給通路
51内に形成するようになっている。そして、このライ
ン圧供給通路51内のライン圧はマニュアルバルブ31
等に供給されるようになっている。なお、ライン圧供給
通路51内の作動油は、プレッシャレギュレータバルブ
50から、リリーフバルブ52を備えたトルクコンバー
タ油路53を介して、トルクコンバータ3にも供給され
るようになっている。
【0030】プレッシャレギュレータバルブ50に供給
されるパイロット圧は、減圧弁54と、モジュレータバ
ルブ55と、ライン圧制御用アキュムレータ56と、コ
ントロールユニット32によってデューティ制御される
ライン圧制御用デューティソレノイドバルブ57とによ
って形成されるようになっている。具体的には、ライン
圧供給通路51内の油圧(ライン圧)が、減圧弁54によ
って減圧された後、減圧油路58を介してモジュレータ
バルブ55の入力ポート55aに入力される。また、減
圧油路58内の油圧は、デューティ圧通路59を介して
モジュレータバルブ55のコントロールポート55bに
も導入される。ここで、コントロールポート55bにか
かる油圧は、コントロールユニット32から入力される
デューティ比に応じて開閉されるライン圧制御用デュー
ティソレノイドバルブ57によって制御される。なお、
デューティ比は、コントロールユニット32によって、
スロットル開度、車速、セレクトレンジ、変速段等に応
じて所定の方法で設定される。
【0031】そして、コントロールポート55bにかか
る油圧に対応する油圧が、パイロット圧としてモジュレ
ータバルブ55からパイロット圧通路61に出力され
る。ここで、パイロット圧通路61内の油圧(パイロッ
ト圧)の脈動は、ライン圧制御用アキュムレータ56に
よって低減される。このようにして形成されたパイロッ
ト圧が、プレッシャレギュレータバルブ50に供給さ
れ、このパイロット圧に比例するライン圧がライン圧供
給通路51に形成される。なお、パイロット圧通路61
内のパイロット圧は、カットバックバルブ62にも供給
されるようになっている。
【0032】マニュアルバルブ31は、セレクトレバー
(図示せず)のセレクト操作と連動してシフトされ、セレ
クトされたレンジに応じて、ライン圧供給通路51を所
定の油圧供給通路と連通させるようになっている。具体
的には、ライン圧供給通路51を、Dレンジ及び2レン
ジでは第1,第2メイン油圧供給通路63,64と連通さ
せ、1レンジでは第1,第3メイン油圧供給通路63,6
5と連通させ、Rレンジではリバースレンジ用油圧供給
通路66と連通させ、Pレンジ及びNレンジでは上記油
圧供給通路63〜66のどれとも連通させないようにな
っている。
【0033】ここで、第1メイン油圧供給通路63は1
−2シフトバルブ用油圧通路63aとフォワードクラッ
チ用油圧通路63bとに分岐し、1−2シフトバルブ用
油圧通路63aは1−2シフトバルブ33の第1入力ポ
ート33aに接続され、フォワードクラッチ用油圧通路
63bはさらに分岐して、3−4シフトバルブ35の第
1入力ポート35aとフォワードクラッチ21とに接続
されている。第2メイン油圧供給通路64は、2−3シ
フトバルブ34の第1入力ポート34aに接続されてい
る。第3メイン油圧供給通路65は、ローレデューシン
グバルブ67(減圧弁)とボールバルブ68とを介して、
第2分岐油圧通路66bに集合された後、1−2シフト
バルブ33の第2入力ポート33bに接続されている。
リバースレンジ用油圧供給通路66は、第1分岐油圧供
給通路66aと、1−2シフトバルブ用通路66bとに分
岐し、第1分岐油圧供給通路66aはリバースクラッチ
25に接続され、1−2シフトバルブ用通路66bは上
記ボールバルブ68を介して1−2シフトバルブ33の
第2入力ポート33bに接続されている。
【0034】各シフトバルブ33〜35は、夫々、基本
的にはコントロールユニット32によって制御され、入
力ポートから入力される油圧を、セレクトされたレンジ
と変速段とに応じて、所定の出力ポートから出力して所
定の摩擦締結要素に供給し、あるいはリリースするよう
になっている。具体的には、1−2シフトバルブ33に
は、前記した第1,第2入力ポート33a,33bと、第
1,第2出力ポート33c,33dとが設けられ、第1出力
ポート33cはアプライポート用油圧通路71を介して
2−4ブレーキ26のアプライポート26aに接続さ
れ、第2出力ポート33dはローリバースブレーキ用油
圧通路72を介してローリバースブレーキ27に接続さ
れている。
【0035】2−3シフトバルブ34には、前記した第
1入力ポート34aと、第2入力ポート34bと、第1,
第2出力ポート34c,34dとが設けられ、第2入力ポ
ート34bは第1接続通路73を介して3−4シフトバ
ルブ35の第1出力ポート35cに接続され、第1出力
ポート34cは3−4クラッチ用油圧通路74を介して
3−4クラッチ24に接続され、第2出力ポート34d
は第2接続通路75とボールバルブ76と後で説明する
コーストクラッチ用油圧通路77とを介してコーストク
ラッチ23に接続されている。また、3−4クラッチ用
油圧通路74から分岐する第3接続通路78が設けら
れ、この第3接続通路78は3−4シフトバルブ35の
第2入力ポート35bに接続されている。
【0036】3−4シフトバルブ35には、前記した第
1,第2入力ポート35a,35b及び第1出力ポート35
cと、第2出力ポート35dとが設けられ、第2出力ポー
ト35dは、リリースポート用油圧通路81を介して2
−4ブレーキ26のリリースポート26bに接続される
とともに、コーストクラッチ用油圧通路77を介してコ
ーストクラッチ23に接続されている。なお、リリース
ポート用油圧通路81とコーストクラッチ用油圧通路7
7とは、第2出力ポート35d近傍では1本に集合され
ている。
【0037】各シフトバルブ33,34,35は、夫々、
バルブスプール33v,34v,35vの位置を、オン位置
またはオフ位置に切り替えることによって、シフトバル
ブ内での油圧伝達経路を切り替えられるようになってい
る。ここで、オン位置とは図5,図6において右寄りの
位置であり、オフ位置とは左寄りの位置である。なお、
図5,図6中において、各バルブスプール33v,34v,
35vの中心線より上側の部分はオン位置をとった状態
を示し、中心線より下側の部分はオフ位置をとった状態
を示している。そして、各バルブスプール33v,34v,
35vは、各シフトバルブ33,34,35の右側端部に
設けられたコントロール油室33s,34s,35sに油圧
(パイロット圧)がかけられたときにはオフ位置をとり、
このパイロット圧がリリースされたときにはオン位置を
とるようになっている。
【0038】1−2シフトバルブ33のコントロール油
室33sには、ライン圧供給通路51から分岐する第1
コントロール用油圧通路82が接続され、この第1コン
トロール用油圧通路82には、コントロールユニット3
2によってオン・オフされる第1ソレノイドバルブ83
が介設されている。そして、第1ソレノイドバルブ83
がオンされたときには、第1コントロール用油圧通路8
2内のパイロット圧がリリースされ、これに伴ってコン
トロール油室33s内のパイロット圧がリリースされ、
バルブスプール33vがオン位置をとる。このとき、第
1出力ポート33cは第1入力ポート33aと連通し、第
2出力ポート33dは、ドレンポート(×印がつけられて
いる)と連通して開放される。他方、第1ソレノイドバ
ルブ83がオフされたときには、コントロール油室33
sにパイロット圧がかけられ、バルブスプール33vはオ
フ位置をとる。このとき、第1出力ポート33cは開放
され、第2出力ポート33dは第2入力ポート33bと連
通する。
【0039】2−3シフトバルブ34のコントロール油
室34sには、フォワードクラッチ用油圧通路63bから
分岐する第2コントロール用油圧通路84が接続され、
この第2コントロール用油圧通路84に、コントロール
ユニット32によってオン・オフされる第2ソレノイド
バルブ85が介設されている。この場合も、1−2シフ
トバルブ33の場合と同様に、第2ソレノイドバルブ8
5のオン・オフに対応して、バルブスプール34vがオ
ン位置またはオフ位置をとる。ここで、バルブスプール
34vがオン位置をとったときには、第1出力ポート3
4cは開放され、第2出力ポート34dは第2入力ポート
34bと連通する。他方、バルブスプール34vがオフ位
置をとったときには、第1出力ポート34cは第1入力
ポート34aと連通し、第2出力ポート34dは開放され
る。
【0040】3−4シフトバルブ35のコントロール油
室35sには、第2コントロール用油圧通路84から分
岐する第3コントロール用油圧通路86が接続され、こ
の第3コントロール用油圧通路86に、コントロールユ
ニット32によってオン・オフされる第3ソレノイドバ
ルブ87が介設されている。この場合も、1−2シフト
バルブ33の場合と同様に、第3ソレノイドバルブ87
のオン・オフに対応して、バルブスプール35vがオン
位置またはオフ位置をとる。ここで、バルブスプール3
5vがオン位置をとったときには、第1,第2出力ポート
35c,35dはともに開放される。他方、バルブスプー
ル35vがオフ位置をとったときには、第1出力ポート
35cは第1入力ポート35aと連通し、第2出力ポート
35dは第2入力ポート35bと連通する。
【0041】そして、摩擦締結要素に急激に作動油圧が
供給されあるいはリリースされると変速ショックが生じ
るので、作動油圧の立ち上がりないしリリースを緩慢化
するために、所定の油圧通路にはアキュムレータが設け
られている。具体的には、アプライポート用油圧通路7
1に対して1−2アキュムレータ36が設けられ、1−
2シフトバルブ用通路66bに対してN−Rアキュムレ
ータ37が設けられ、フォワードクラッチ用油圧通路6
3bに対してN−Dアキュムレータ38が設けられ、3
−4クラッチ用油圧通路74に対して2−3アキュムレ
ータ39が設けられている。なお、各アキュムレータ3
6〜39には、夫々、ライン圧供給通路51から分岐す
る背圧通路89を介して、ライン圧が背圧として供給さ
れるようになっている。
【0042】また、レンジないし変速段の切り替え時に
おいて、変速歯車機構5に内部ロック(ダブルロック)等
が生じないように、所定の摩擦締結要素のオン・オフタ
イミングを調整する3−2タイミングバルブ41と2−
3タイミングバルブ42とコーストタイミングバルブ4
3とバイパスバルブ44とが設けられている。
【0043】ロックアップ制御手段Uは、ロックアップ
シフトバルブ91とロックアップコントロールバルブ9
2と、第1,第2ロックアップ制御用ソレノイドバルブ
93,94とを備えた普通のロックアップ機構であっ
て、作動油供給通路95を介してトルクコンバータ3に
作動油を供給するとともにトルクコンバータ3内の作動
油を作動油戻り通路96を介してオイルクーラ97に案
内し、かつ必要に応じてロックアップクラッチ用油圧通
路98を介してロックアップクラッチ14に油圧を供給
するようになっている。
【0044】かかる油圧機構FSによって、マニュアル
バルブ31のレンジ位置と、第1〜第3ソレノイドバル
ブ83,85,87のオン・オフ状態とに応じて、各摩擦
締結要素への油圧のオン・オフが制御され、前記表1に
示すような各種レンジないし変速段が得られるようにな
っている。表2に、各レンジ(P,R,N,D,2,1レン
ジ)ないし変速段に対応する第1〜第3ソレノイドバル
ブ83,85,87のオン・オフパターンを示す。なお、
PレンジまたはNレンジでは、マニュアルバルブ31か
ら、第1〜第3メイン油圧供給通路63〜65及びリバ
ースレンジ用油圧供給通路66のいずれにも油圧が供給
されないので、第1〜第3ソレノイドバルブ83,85,
87のオン・オフ状態にかかわりなく、どの摩擦締結要
素にも油圧が供給されない。したがって、すべての摩擦
締結要素がオフされ、変速歯車機構5は中立状態とな
り、トルクを伝達しない。
【0045】以下、表2を参照しつつ、各走行レンジ
(R,D,2,1レンジ)ないし変速段における、油圧機構
FS内での油圧の伝達経路を説明する。
【0046】
【表2】
【0047】(1)Rレンジ…マニュアルバルブ31はR
レンジ位置をとり、第1,第2ソレノイドバルブ83,8
5はオフされ、第3ソレノイドバルブ87はオンされ
る。この場合、リバースレンジ用油圧供給通路66に油
圧が供給され、この油圧が第1分岐油圧供給通路66a
を介してリバースクラッチ25に供給され、リバースク
ラッチ25がオンされる。また、リバースレンジ用油圧
供給通路66内の油圧は、順に、1−2シフトバルブ用
通路66bと、1−2シフトバルブ33の第2入力ポー
ト33bと、第2出力ポート33dと、ローリバースブレ
ーキ用油圧通路72とを介してローリバースブレーキ2
7に供給され、ローリバースブレーキ27がオンされ
る。他の摩擦締結要素は油圧が供給されないのでオフさ
れる。 (2)Dレンジ1速…マニュアルバルブ31はDレンジ位
置(図5はこの状態を示す)をとり、第1,第2メイン油
圧供給通路63,64に油圧が供給される。なお、これ
は以下のDレンジ2〜4速でも同様である。そして、第
1ソレノイドバルブ83はオフされ、第2,第3ソレノ
イドバルブ85,87はオンされる。この場合、第1メ
イン油圧供給通路63内の油圧が、フォワードクラッチ
用油圧通路63bを介してフォワードクラッチ21に供
給され、フォワードクラッチ21がオンされる。また、
各シフトバルブ33〜35のどの出力ポートからも油圧
が出力されないので、他の摩擦締結要素はオフされる。
【0048】(3)Dレンジ2速…第1〜第3ソレノイド
バルブ83,85,87はすべてオンされる。この場合、
Dレンジ1速の場合と同様にフォワードクラッチ21が
オンされる。さらに、第1メイン油圧供給通路63内の
油圧が、順に、1−2シフトバルブ用油圧通路63a
と、1−2シフトバルブ33の第1入力ポート33a
と、第1出力ポート33cと、アプライポート用油圧通
路71とを介して2−4ブレーキ26のアプライポート
26aに供給される。このとき、リリースポート26bに
油圧が供給されないので、2−4ブレーキ26がオンさ
れる。他の摩擦締結要素は油圧が供給されないのでオフ
される。
【0049】(4)Dレンジ3速…第1ソレノイドバルブ
83はオンされ、第2,第3ソレノイドバルブ85,87
はオフされる。この場合、Dレンジ2速の場合と同様
に、フォワードクラッチ21がオンされ、かつアプライ
ポート26aに油圧が供給される。しかしながら、後で
説明するように、リリースポート26bにも油圧が供給
されるので、2−4ブレーキ26はオフされる。そし
て、第2メイン油圧供給通路64内の油圧が、順に、2
−3シフトバルブ34の第1入力ポート34aと、第1
出力ポート34cと、3−4クラッチ用油圧通路74と
を介して3−4クラッチ24に供給され、3−4クラッ
チ24がオンされる。また、3−4クラッチ用油圧通路
74内の油圧が、順に、第3接続通路78と、3−4シ
フトバルブ35の第2入力ポート35bと、第2出力ポ
ート35dと、コーストクラッチ用油圧通路77とを介
してコーストクラッチ23に供給され、コーストクラッ
チ23がオンされる。さらに、上記第2出力ポート35
dの油圧が、リリースポート用油圧通路81を介して2
−4ブレーキ26のリリースポート26bに供給され、
前記したとおり、2−4ブレーキ26がオフされる。な
お、リバースクラッチ25とローリバースブレーキ27
とは、油圧が供給されないのでオフされる。
【0050】(5)Dレンジ4速…第1,第3ソレノイド
バルブ83,87はオンされ、第2ソレノイドバルブ8
5はオフされる。この場合、Dレンジ2速の場合と同様
に、フォワードクラッチ21と2−4ブレーキ26とが
オンされる。また、Dレンジ3速の場合と同様に、3−
4クラッチがオンされる。他の摩擦締結要素は油圧が供
給されないのでオフされる。 (6)2レンジ1速…マニュアルバルブ31は2レンジ位
置をとるが、摩擦締結要素への油圧の伝達経路はDレン
ジ1速の場合と同様である。
【0051】(7)2レンジ2速…第1,第2ソレノイド
バルブ83,85はオンされ、第3ソレノイドバルブ8
7はオフされる。この場合、Dレンジ2速の場合と同様
に、フォワードクラッチ21と2−4ブレーキ26とが
オンされる。さらに、フォワードクラッチ用油圧通路6
3b内の油圧が、順に、3−4シフトバルブ35の第1
入力ポート35aと、第1出力ポート35cと、第1接続
通路73と、2−3シフトバルブ34の第2入力ポート
34bと、第2出力ポート34dと、第2接続通路75
と、ボールバルブ76と、コーストクラッチ用油圧通路
77とを介してコーストクラッチ23に供給され、コー
ストクラッチ23がオンされる。他の摩擦締結要素は、
油圧が供給されないのでオフされる。 (8)2レンジ3速…Dレンジ3速の場合と同様である。
【0052】(9)1レンジ1速…マニュアルバルブ31
は1レンジ位置をとり、第1,第3メイン油圧供給通路
63,65に油圧が供給される。第1,第3ソレノイドバ
ルブ83,87はオフされ、第2ソレノイドバルブ85
はオンされる。この場合、Dレンジ1速の場合と同様に
フォワードクラッチ21がオンされ、また2レンジ2速
の場合と同様にコーストクラッチ23がオンされる。さ
らに、第3メイン油圧供給通路65内の油圧が、順に、
ローレデューシングバルブ67と、ボールバルブ68
と、1−2シフトバルブ用通路66bと、1−2シフト
バルブ33の第2入力ポート33bと、第2出力ポート
33dと、ローリバースブレーキ用油圧通路72とを介
してローリバースブレーキ27に供給され、ローリバー
スブレーキ27がオンされる。他の摩擦締結要素は、油
圧が供給されないのでオフされる。 (10)1レンジ2速…マニュアルバルブ31は1レンジ
位置をとるが、摩擦締結要素への油圧伝達経路は2レン
ジ2速の場合と同様である。
【0053】このように、表2に示すようなソレノイド
バルブのオン・オフパターンに対応して、表1に示すよ
うな摩擦締結要素のオン・オフパターンが得られ、所定
のレンジないし変速段が得られる。
【0054】ところで、前記したとおり、油圧機構FS
には、各種タイミングバルブ41〜43が設けられ、所
定の変速時において、所定の摩擦締結要素のオン・オフ
タイミングを調整して、内部ロックないし変速ショック
の発生を防止するようにしているが、以下では、本発明
に関連する3−2タイミングバルブ41について、さら
に詳しく説明する。なお、3−2タイミングバルブ41
は、請求項2に記載された「切替弁」に相当する。
【0055】3−2タイミングバルブ41の入力ポート
41cは、アプライポート26aへの油圧供給時の油圧の
立ち上がりを緩慢化するオリフィス101よりは1−2
シフトバルブ33側(油圧供給側)で、アプライポート用
油圧通路71から分岐する上流側バイパス油圧通路10
2に接続されている。そして、3−2タイミングバルブ
41の出力ポート41dは、オリフィス101よりはア
プライポート26a側で、アプライポート用油圧通路7
1から分岐する下流側バイパス油圧通路103に接続さ
れている。そして、3−2タイミングバルブ41は、バ
ルブスプール41vがオン位置をとったときには、上流
側バイパス油圧通路102と下流側バイパス油圧通路1
03とを連通させる一方、バルブスプール41vがオフ
位置をとったときには上流側バイパス油圧通路102と
下流側バイパス油圧通路103とを遮断するようになっ
ている。ここで、オン位置とは図5において右寄りの位
置であり、オフ位置とは左寄りの位置である。なお、図
5中において、バルブスプール41vの中心線より上側
の部分はオン位置をとった状態を示し、中心線より下側
の部分はオフ位置をとった状態を示している。
【0056】ここで、バルブスプール41vは、3−2
タイミングバルブ41の右側端部に設けられたコントロ
ール油室41sに油圧(パイロット圧)がかけられたとき
にはオフ位置をとり、このパイロット圧がリリースされ
たときにはオン位置をとるようになっている。そして、
3−2タイミングバルブ41のコントロール油室41s
には、ライン圧供給通路51から分岐する第4コントロ
ール用油圧通路104が接続され、この第4コントロー
ル用油圧通路104には、コントロールユニット32に
よってオン・オフされる3−2ソレノイドバルブ105
が介設されている。
【0057】そして、コントロールユニット32によっ
て3−2ソレノイドバルブ105がオンされたときに
は、第4コントロール用油圧通路104内のパイロット
圧がリリースされ、これに伴ってコントロール油室41
s内のパイロット圧がリリースされ、バルブスプール4
1vはオン位置をとるようになっている。この場合、両
バイパス油圧通路102,103が連通し、アプライポ
ート26aへの油圧供給時には、オリフィス101をバ
イパスする両バイパス油圧通路102,103を通して
アプライポート26aに作動油圧が急速に供給される。
他方、コントロールユニット32によって3−2ソレノ
イドバルブ105がオフされたときには、コントロール
油室41sにパイロット圧がかけられ、バルブスプール
41vはオフ位置をとるようになっている。この場合、
両バイパス油圧通路102,103が遮断され、アプラ
イポート26aへはオリフィス101を介して作動油圧
が供給される。
【0058】ところで、前記したとおり、アプライポー
ト用油圧通路71に対しては、作動油圧供給時の油圧の
立ち上がりを緩慢化して変速ショックを防止する、オリ
フィス101と1−2アキュムレータ36とが設けられ
ている。したがって、このままでは、アプライポート2
6aに作動油圧が供給される、1速から2速へのシフト
アップ時において、変速初期にアプライポート26a内
の作動油圧が低くなり、2−4ブレーキ26の締結が遅
れ、変速応答性が悪くなる。そこで、1速から2速への
シフトアップ時には、基本的には、シフトアップ開始後
所定時間だけ、3−2ソレノイドバルブ105をオンし
て、オリフィス101をバイパスする両バイパス油圧通
路102,103を通してアプライポート26aに急速に
作動油圧を供給し、アプライポート26a内の油圧をあ
る程度まで略階段状に急上昇させ、2−4ブレーキ26
の締結を促進して、変速ショックを防止しつつ変速応答
性を高めるようにしている。
【0059】しかしながら、Rレンンジの次に、Dレン
ジホールドモードあるいは2レンジホールドモードがセ
レクトされたときには、図10あるいは図12から明ら
かなように、後進段から直接2速にシフトされることに
なる。この場合、リバースクラッチ25の油圧の作動油
圧がリリースされてリバースクラッチ25が解放される
一方、アプライポート26aに作動油圧が供給されて2
−4ブレーキ26が締結される(なお、ローリバースブ
レーキ27も解放される)。このとき、1速から2速へ
のシフトアップ時と同様にアプライポート26aへの作
動油圧の供給を促進したのでは、リリースクラッチ25
が完全に解放される前に2−4ブレーキ26が締結され
て、変速歯車機構5に内部ロックが生じるおそれがあ
る。
【0060】そこで、本案では、Rレンジの次に、短時
間内にDレンジホールドモードまたは2レンジホールド
モードがセレクトされたときには、3−2ソレノイドバ
ルブ105をオンする時間を短縮し、またはオンを禁止
し、2−4ブレーキ26の締結タイミングを遅らせて内
部ロックの発生を防止するといった変速制御を行なうよ
うにしている。なお、図1に、かかる後進段から2速へ
の変速動作にかかわる摩擦締結要素への油圧供給経路を
簡略化して示す。以下、図8に示すフローチャートに従
って、適宜図1〜図7を参照しつつ、上記変速制御の制
御方法を説明する。
【0061】制御が開始されると、ステップ#1で、セ
レクト信号、モード信号、油温等の各種制御情報が読み
込まれる。次に、ステップ#2で、Rレンジから、Dレ
ンジまたは2レンジ(Sレンジ)への切り替えがあったか
否かが比較・判定される。RレンジからDレンジに切り
替えられておらず、かつRレンジから2レンジにも切り
替えられていないと判定されれば(NO)、ステップ#7
にスキップして通常の制御が行なわれる。このような状
態で2速への変速が行なわれるとき、例えば1速から2
速へのシフトアップ時には、3−2ソレノイドバルブ1
05が所定時間だけオンされ、変速初期におけるアプラ
イポート26aの作動油圧が略階段状に急上昇させら
れ、変速応答性が高められる。この後、ステップ#1に
復帰する。
【0062】他方、ステップ#2で、Rレンジから、D
レンジまたは2レンジへの切り替えがあったと判定され
れば(YES)、ステップ#3で、ホールドモードとなっ
ているか否かが比較・判定される。ここで、ホールドモ
ードではないと判定されれば(NO)、ステップ#8にス
キップして通常の制御が行なわれる。この場合は、図9
あるいは図11から明らかなように、後進段から1速へ
の変速が行なわれることになるので、アプライポート2
6aに作動油圧が供給されることはない。この後、ステ
ップ#1に復帰する。
【0063】ステップ#3で、ホールドモードであると
判定されれば(YES)、ステップ#4で、作動油の温度
が所定値αより低いか否かが比較・判定される。本実施
例では、作動油の温度が所定値α以上の場合すなわち普
通の運転状態においては、3−2ソレノイドバルブ10
5のオン時間を短縮して、2−4ブレーキ26の締結タ
イミングを、通常の2速への変速時(例えば、1速から
2速へのシフトアップ時)よりは遅延させ、リバースク
ラッチ25が確実に解放されてから、2−4ブレーキ2
6が締結されるようにしている。これによって、内部ロ
ックの発生が防止される。例えば、図13に示すよう
に、時刻t1でRレンジからDレンジホールドモードに切
り替えられたときには(G1)、3−2ソレノイドバルブ
105のオン時間(3−2タイミングバルブ41の開時
間)を、通常時(G3)のオン時間T1よりは短い値T2に設
定するようにしている(G2)。
【0064】他方、冷機時等であって、作動油の温度が
所定値αより低い場合は、作動油の粘度が高いので、リ
バースクラッチ25からの作動油圧のリリースが遅れ、
リバースクラッチ25の解放が、通常時より遅れること
になる。このため、作動油の温度が所定値αより低いと
きには、3−2ソレノイドバルブ105のオン作動を禁
止して、2−4ブレーキ26の締結タイミングをさらに
遅延させ、内部ロックの発生を有効に防止するようにし
ている。
【0065】したがって、ステップ#4で、油温がα以
上であると判定されれば(NO)、ステップ#6で、3−
2ソレノイドバルブ105のオン時間が、通常の2速へ
の変速時のオン時間T1よりは短縮されてT2に設定さ
れ、2−4ブレーキ26の解放タイミングが調整され
る。他方、油温がαより低いと判定されれば(YES)、
ステップ#5で、3−2ソレノイドバルブ105のオン
が禁止される。この後、ステップ#1に復帰する。
【0066】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、第2の摩擦
締結要素が締結される特定の変速段以外の変速段から所
定の変速段への変速の場合、すなわち所定の変速段への
通常の変速時には、締結速度制御手段によって第1の摩
擦締結要素の締結が促進され、該変速の応答性が高めら
れる。また、特定の変速段から所定の変速段への変速の
場合、すなわち第1、第2の摩擦締結要素が内部ロック
を起こすおそれのある所定の変速段への変速時には、締
結促進制限手段によって第1の摩擦締結要素の締結が遅
延されるので、内部ロックの発生が防止される。したが
って、所定の変速段への変速動作が迅速化・安定化され
る。さらに、作動油の温度が低いときには、締結促進制
限禁止手段によって締結促進の制限が禁止されるので、
作動油の粘性が高いことに起因する作動油圧の変化の遅
れが補償される。
【0067】第2の発明によれば、基本的には、第1の
発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、締結速度
制御手段が、実質的に流動抵抗部材(オリフィス)と切替
弁とからなり、かつ締結促進を行う時間を短くすること
により締結促進を制限するようにしているので、該締結
速度制御手段の構成が簡素化される。
【0068】第3の発明によれば、基本的には、第1ま
たは第2の発明と同様の作用・効果が得られる。さら
に、リバースレンジの次に所定レンジホールドモードが
セレクトされた場合に、内部ロックが有効に防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リバースクラッチと、ローリバースブレーキ
と、2−4ブレーキのアプライポートとへの油圧供給経
路を示す模式図である。
【図2】 自動変速機のシステム構成図である。
【図3】 油圧機構の、変速機まわりのシステム構成図
である。
【図4】 油圧機構の、ライン圧制御手段まわりのシス
テム構成図である。
【図5】 油圧機構の、マニュアルバルブ及び1−2シ
フトバルブまわりのシステム構成図である。
【図6】 油圧機構の、2−3シフトバルブ及び3−4
シフトバルブまわりのシステム構成図である。
【図7】 油圧機構の、ロックアップ制御手段まわりの
システム構成図である。
【図8】 変速制御の制御方法を示すフローチャートで
ある。
【図9】 通常のDレンジ用の変速マップである。
【図10】 Dレンジホールドモード用の変速マップで
ある。
【図11】 通常の2レンジ用の変速マップである。
【図12】 2レンジホールドモード用の変速マップで
ある。
【図13】 変速段と、タイミングバルブの開閉状態
の、時間に対する特性を示す図である。
【符号の説明】
AT…自動変速機 5…変速歯車機構 25…リバースクラッチ 26…2−4ブレーキ 26a…アプライポート 32…コントロールユニット 41…3−2タイミングバルブ 71…アプライポート用油圧通路 101…オリフィス 102…上流側バイパス油圧通路 103…下流側バイパス油圧通路 105…3−2ソレノイドバルブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の変速段で締結される第1の摩擦締
    結要素と、上記所定の変速段への変速に際して第1の摩
    擦締結要素の締結初期にその締結速度を高める締結速度
    制御手段とが設けられた自動変速機の変速制御装置にお
    いて、 第1の摩擦締結要素とともに締結されると変速機構に内
    部ロックが生じ、かつ上記所定の変速段では解放される
    第2の摩擦締結要素と、 第2の摩擦締結要素が締結される特定の変速段から上記
    所定の変速段への変速に際しては、上記特定の変速段以
    外の変速段から上記所定の変速段への変速の場合と比較
    して締結速度制御手段による締結促進を制限する締結促
    進制限手段と、 作動油の温度が低いときには、締結促進制限手段の締結
    促進の制限を禁止する締結促進制限禁止手段とが設けら
    れていることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された自動変速機の変速
    制御装置において、 締結速度制御手段が、実質的に、第1の摩擦締結要素に
    作動油圧を供給する油圧通路に介設された流動抵抗部材
    と、該流動抵抗部材をバイパスするバイパス油圧通路を
    開閉する切替弁とからなり、 第2の摩擦締結要素が締結される特定の変速段から上記
    所定の変速段への変速に際しては、上記特定の変速段以
    外の変速段から上記所定の変速段への変速の場合と比較
    して、締結速度制御手段により締結促進を行う時間を短
    くしたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された自
    動変速機の変速制御装置において、 自動変速機が、リバースレンジでは第2の摩擦締結要素
    が締結され、かつ所定レンジホールドモードでは上記所
    定の変速段が設定されるように構成されていて、締結促
    進制限手段が、リバースレンジの次に所定レンジホール
    ドモードが選択されたときに、締結速度制御手段による
    締結促進を制限するようになっていることを特徴とする
    自動変速機の変速制御装置。
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