JPH0546456B2 - - Google Patents

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JPH0546456B2
JPH0546456B2 JP57107087A JP10708782A JPH0546456B2 JP H0546456 B2 JPH0546456 B2 JP H0546456B2 JP 57107087 A JP57107087 A JP 57107087A JP 10708782 A JP10708782 A JP 10708782A JP H0546456 B2 JPH0546456 B2 JP H0546456B2
Authority
JP
Japan
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gear
clutch
speed
shaft
synchronizer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57107087A
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English (en)
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JPS58225245A (ja
Inventor
Mitsuo Akashi
Hiroshi Ito
Shigemichi Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP57107087A priority Critical patent/JPS58225245A/ja
Priority to US06/465,762 priority patent/US4576063A/en
Priority to DE8383101478T priority patent/DE3374800D1/de
Priority to EP83101478A priority patent/EP0087681B2/en
Publication of JPS58225245A publication Critical patent/JPS58225245A/ja
Publication of JPH0546456B2 publication Critical patent/JPH0546456B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by either one of the parallel flow paths

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車等の車輌に用いられる歯車式
変速装置に係り、特に車輌用自動変速機として用
いられる歯車式変速装置に係る。 自動車等の車輌に用いられる歯車式変速装置と
して、各々個別の断続クラツチによつて内燃機関
の如き動力源に選択的に接続され且各々同期噛合
式の変速歯車列を有する二つの動力伝達系を互に
並列に有している選択歯車式のものがある(例え
ば、特開昭56−94050号公報、特開昭57−54756号
公報参照)。この選択歯車式変速装置は、変速歯
車の同期噛合と二つの断続クラツチの断続が制御
されることにより、流体式トルクコンバータを必
要とすることなく、原動機の負荷運転中に於ても
変速段の切換を行なうことができ、これにより制
御装置と組合せられて車輌用全自動変速機として
用いられる。 しかし、かかる選択歯車式変速装置が実際に車
輌用全自動変速機として用いられるためには、変
速段に切換に際し、原動機が変速装置より切離さ
れないよう、今まで切断されていた一方の断続ク
ラツチを接続すると共にこれに関連して今まで接
続されていた他方の断続クラツチを切断するとい
う二つのクラツチの微妙は関連制御が必要であ
り、この関連制御が前記選択歯車式変速装置を自
動車等の車輌の全自動変速機として実用化する上
で一つの大きい障害となつている。 また車輌用変速装置に於ける変速段の切換は、
特にキツクダウンのシフトダウンは応答性の良い
加速性が得られるよう、迅速に行なわれることが
好ましい。しかし、上述の選択歯車式変速装置
は、その変速段の切換に際し、変速歯車の同期噛
合操作と二つのクラツチの関連操作が時系列的に
行なわれなければならず、このため短時間にてそ
の変速段の切換を行なうことが難かしい。更に、
変速装置に用いられる断続クラツチは伝達トルク
に応じてその径が大きくなり、一般的な自動車に
用いられる断続クラツチは変速装置の歯車径に比
してかなり大きなものになる。内燃機関と変速装
置が車輌の前後方向に沿つて配置される、所謂縦
置き型車輌のための変速装置は、車載上、内燃機
関との接続端側(前端)に比較的大きい径のクラ
ツチが設けられても車載上のスペース的な問題を
生じない。しかしながら、前記特開昭56−97050
号公報や特開昭57−54756号公報に示されている
変速装置に於ける如く、推進軸に接続される側の
端部(後端)に比較的大きい径のクラツチが設け
られると、変速装置全体をダツシユボードより前
方のエンジンルーム内に納めなければならなくな
り、これが車体設計に大きい制約を与えるように
なる。 本発明は従来の歯車式変速装置に於ける上述の
如き不具合に鑑み、微妙なクラツチ制御を行なう
ことなく、しかも迅速に変速段の切換を行なうこ
とができ、その上車載性に優れた改良された全自
動変速機用の歯車式変速装置を提供することを目
的としている。 かかる目的は、本発明によれば、同一軸線の周
りに回転する入力部材と第一の出力部材と第二の
出力部材とを有し前記入力部材と前記第一の出力
部材との間に互いに直列に接続された第一のワン
ウエイクラツチと第一の断続クラツチを有し前記
入力部材と前記第二の出力部材との間に互いに直
列に接続された第二のワンウエイクラツチと第二
の断続クラツチを有するクラツチ装置と、前記ク
ラツチ装置の軸線に平行は軸線上に設けられ前記
第一の出力部材に駆動連結された第一の駆動歯車
軸と、前記第一の駆動歯車軸に同心に設けられ前
記第二の出力部材に駆動連結された第二の駆動歯
車軸と、前記クラツチ装置と同一の軸線上に設け
られた一つの被駆動歯車軸と、前記第一及び第二
の駆動歯車軸と前記被駆動歯車軸との間に設けら
れ複数個の変速段を各々選択的に達成する複数個
の歯車対とを有し、前記入力部材が軸線方向の一
方の最外端に位置し、前記クラツチ装置の入力部
材がその外端部にて動力源に接続されるようにな
つている歯車式変速装置によつて達成される。 かかる構成によれば、クラツチ装置にワンウエ
イクラツチが組込まれていることにより、変速比
(従動歯車歯数/駆動歯車歯数)が異なつた二つ
の歯車対に同時に回転動力が与えられても、この
とき大きい方の変速比(低速段側)の歯車対に接
続されているワンウエイクラツチがフリー状態、
即ち空転状態になり、出力軸はロツクすることな
く小さい方の変速比、即ち高速段側の歯車対によ
り回転駆動される。従つて、この歯車式変速装置
は、アツプシフト時には高速段側の歯車対を同期
噛合させたのち、低速段側の断続クラツチを接続
した状態のまま高速段側の断続クラツチを接続す
ることにより、そのアツプシフトを完了でき、変
速段の切換に際し二つのクラツチの微妙は関連制
御を必要としない。またこの歯車式変速装置は、
変速段が或る変速段に設定されているとき、これ
より一段低速の変速段の歯車対を同期噛合させ、
またその低速段側の断続クラツチを予め接続して
おくことにより、ダウンシフト時にはその高速段
側の断続クラツチを切断するのみで、ダウンシフ
トを完了でき、キツクダウン時に於て応答性のよ
い加速性が得られる。 更に、本発明による歯車式変速装置は、全ての
断続クラツチが一つのクラツチ装置として駆動歯
車軸の同側の端部に設けられ、これらを内燃機関
に対する接続端側に設置できるので、推進軸との
接続端に大きい直径の部材が配置されることがな
く、その端部が従来の変速装置と同様にダツシユ
パネルより車体後方の車室内下方に位置するよう
搭載でき、車輌搭載性に優れている。また出力軸
である被駆動歯車がクラツチ装置と同一の軸線上
に設けられていることにより、内燃機関の出力軸
を軸線と変速装置の出力軸の軸線とを互いに一致
させることができる。また上記の構成によれば、
軸線方向の一方の側に全ての断続クラツチ及びワ
ンウエイクラツチが一つのクラツチ装置としてコ
ンパクトに纏められた歯車式変速装置が得られ、
このクラツチ装置が内燃機関に隣接する方向に歯
車式変速装置を配置することより、歯車式変速装
置内に於ける回転動力の伝達を軸線方向に往復さ
せることなく一方向にのみ行わせ、回転動力伝達
経路を短縮することができる。 以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。第1図は本発明による歯車
式変速装置の一つ実施例を示すスケルトン図であ
る。歯車式変速装置は、クラツチ装置1と、変速
歯車機構11とを有している。 クラツチ装置1はクラツチハウジング2と二つ
の出力軸6,10を互いに同一軸線上に有してお
り、二つの出力軸6及び10は共にクラツチハウ
ジング2の同側に突出しており、出力軸10は中
空の出力軸6内を貫通している。クラツチハウジ
ング2は内燃機関100の出力軸101に連結さ
れ、該クラツチハウジング2と出力軸6との間に
は断続クラツチ3とワンウエイクラツチ4とがそ
の動力伝達経路で見て互いに直列に設けられ、ま
たこれらに対し並列にもう一つの断続クラツチ5
が設けられ、これらによつてクラツチハウジング
2の出力軸6とが選択的に駆動連結されるように
なつている。またクラツチハウジング2と出力軸
10との間には断続クラツチ7とワンウエイクラ
ツチ8とがその動力伝達経路で見て互いに直列に
設けられ、またこれらに対し並列にもう一つの断
続クラツチ9が設けられ、これらによつてクラツ
チハウジング2と出力軸10とが選択的に駆動連
結されるようになつている。ワンウエイクラツチ
4及び8は各々内燃機関100側の入力部材4
a,8aの回転速度が出力軸側の出力部材4b,
8bの回転速度を越えて増大しようとするときの
みロツク状態になり、前記入力部材から前記出力
部材へのみ動力伝達を行うようになつている。 変速歯車機構11は、クラツチ装置1の軸線に
平行な軸線上に設けられた駆動歯車軸12と該駆
動歯車軸12に同心に設けられた中空の駆動歯車
軸13と、クラツチ装置1と同一の軸線上に設け
られた一つの被駆動歯車軸(変速装置出力軸)1
4とを有している。 駆動歯車軸12はその一端に固定された歯車1
5を有し、該歯車は出力軸6の一端に固定された
歯車16に常に噛合している。また駆動歯車軸1
2には第1速用駆動歯車21と第3速用駆動歯車
23と後進用駆動歯車26とが各々固定されてい
る。 駆動歯車軸13はその一端に歯車17を有し、
該歯車は出力軸10の一端に固定された歯車18
に常に噛合している。駆動歯車軸13には第2速
用駆動歯車22が固定されている。 被駆動歯車軸14には第1速用被駆動歯車31
と第2速用被駆動歯車32と第3速用被駆動歯車
33とが回転可能に設けられており、これらは
各々同速の駆動歯車21〜23に常時噛合してい
る。また被駆動歯車軸14には第1速−第3速シ
ンクロ装置40と第2速−第4速用シンクロ装置
50とが設けられている。シンクロ装置40及び
50は各々ボルグワーナ式シンクロメツシユ装置
として知られているそれ自身周知のイナーシヤロ
ツク方式のものであり、被駆動歯車軸14に固定
されたクラツチハブ41及び51と、第1速用被
駆動歯車31、第3速用被駆動歯車33の各々に
一体に設けられたギヤビース42,43及び第2
速用被駆動歯車32、歯車18の各々に一体に設
けられたギヤピース52,53と、シンクロナイ
ザスリーで44及び54とを含んでおり、シンク
ロ装置40は第1速用被駆動歯車31と第3速用
被駆動歯車33の何れか一方を選択的に被駆動歯
車軸14に動力伝達関係に連結し、またシンクロ
装置50は第2速用被駆動歯車32を選択的に被
駆動歯車軸14に動力伝達関係に連結し、また被
駆動歯車軸14をクラツチ装置1の出力軸10に
選択的に直結するようになつている。 シンクロ装置40のシンクロナイザスリーブ4
4には後進用被駆動歯車36が一体に設けられて
いる。この後進用被駆動歯車36と後進用駆動歯
車26には軸27にその軸線方向に摺動可能に且
回転可能に設けられた中間歯車28が選択的に同
時噛合するようになつている。 上述の如く構成された歯車式変速装置はクラツ
チ装置1の各断続クラツチとシンクロ装置40,
50の接続または係合が下記に表に示されている
如き組合せにて行われることにより前進4段、後
進1段の変速段を達成する。
【表】 尚、表に於て、◎は接続または係合していて実
働する部材を、○は接続または係合しているが実
働しない部材を、△はエンジンブレーキの為に例
えばアクセリペダルの踏込みが解除されたときの
み接続する断続クラツチを、☆はエンジンドライ
ブ時にロツク状態になるワンウエイクラツチを、
★はエンジンドライブ時にフリー状態になるワン
ウエイクラツチを各々示している。 中立段に於ては、全ての断続クラツチ3,5,
7,9が切断された状態にある。この時、シンク
ロ装置50は中立状態であるが、第1速段の達成
の準備のためにシンクロ装置40のシンクロナイ
ザスリーブ44をギヤピース42に係合させ、第
1速用被駆動歯車31を被駆動歯車軸14に動力
伝達関係に連結させておいていて良い。 中立段より第1速段への変速段の切換、即ち車
輌の発進は、中立段に於て第1速用被駆動歯車3
1の被駆動歯車軸14に対する連結が完了してい
れば断続クラツチ3を接続することのみにより行
われる。断続クラツチ3が接続されると、ワンウ
エイクラツチ4がエンジンドライブによるロツク
状態になり、内燃機関100の回転動力がその出
力軸101、クラツチハウジング2、断続クラツ
チ3、ワンウエイクラツチ4、出力軸6、歯車1
6,15を経て駆動歯車軸12へ伝達され、第1
速用駆動歯車21と第1速用被駆動歯車31とに
よる第1速用歯車対及びシンクロ装置40を経て
被駆動歯車軸14に伝達され、これにより第1速
段が達成される。 第1速段より第2速段への変速段の切換、即ち
アツプシフトは、シンクロ装置50のシンクロナ
イザスリーブ54をギヤピース52に係合させ、
第2速用被駆動歯車32を被駆動歯車軸14に回
転動力伝達関係に連結し、この後に断続クラツチ
7を接続することにより行われる。上述の如く断
続クラツチ7が接続されると、ワンウエイクラツ
チ8がエンジンドライブによるロツク状態にな
り、内燃機関100の回転動力は出力軸101、
クラツチハウジング2、断続クラツチ7、ワンウ
エイクラツチ8、出力軸10、歯車18,17を
経て駆動歯車軸13へ伝達され、これにより更に
第2速用駆動歯車22と第2速用被駆動歯車32
とによる第2速用歯車対及びシンクロ装置50を
経て被駆動歯車軸14へ伝達され、これにより第
2速段が達成される。 尚、このアツプシフト時に於て、断続クラツチ
5が接続状態にあれば、断続クラツチ7の接続に
先立つてこの断続クラツチ5の切断を行うが、断
続クラツチ3の接続状態を保ち、またシンクロ装
置40により第1速用被駆動歯車31を被駆動歯
車軸14に回転動力伝達関係に連結した第1速段
の状態のままにしておく。この第2速時には変速
装置の出力回転数が一定の場合、第1速時に比し
て内燃機関100の回転数が減速比の低下分に応
じて低下し、出力軸6の回転数が内燃機関の10
0の回転数より増大することにより、このとき上
述の如く断続クラツチ3が接続状態にあつて出力
軸6が内燃機関100に連結されていてもワンウ
エイクラツチ4がフリー状態になつてこれが空転
することにより、歯車式変速装置がロツク状態に
なることがない。 第2速段より第1速段への変速段の切換、即ち
ダウンシフトは、このとき断続クラツチ3が接続
状態にあり、また第1速用比駆動歯車31がシン
クロ装置40によつて被駆動歯車軸14に回転動
力伝達関係に連結されて第1速段の状態が維持さ
れていることから、断続クラツチ7を切断するこ
とのみにより達成される。このダウンシフトがキ
ツクダウンであれば、アクセルペダルの踏込みに
伴いう内燃機関100の回転数が増大してそれが
出力軸6の回転数を越えて増大しようとする時ワ
ンウエイクラツチ8がエンジンドライブによるロ
ツク状態になり、第1速段による回転動力の伝達
が行われるようになる。 第2速段より第3速段へのアツプシフトは、断
続クラツチ7及びシンクロ装置50を第2速段に
於ける状態のままにして断続クラツチ3を切断
し、その後にシンクロ装置40のシンクロナイザ
スリーブ44をギヤピース42に代えてギヤピー
ス43に係合させ、第3速用被駆動歯車33を被
駆動歯車軸14に回転動力伝達関係に連結し、こ
の操作が完了した後に断続クラツチ3を再び接続
することにより達成される。この時にはワンウエ
イクラツチ4がエンジンドライブによるロツク状
態になり、第3速用被駆動歯車23と第3速用被
駆動歯車33とによる第3速用歯車対を介して動
力伝達が行われる。尚、この時にはワンウエイク
ラツチ8はフリー状態になる。 第3速段より第2速段へのダウンシフトは、こ
のとき断続クラツチ7及びシンクロ装置50が第
2速段に於ける状態のままであることから、断続
クラツチ3を切断することにより達成される。 第3速段より第4速段へのアツプシフトは、断
続クラツチ3及びシンクロ装置40を第3速段に
於ける状態のままにして断続クラツチ7を切断
し、その後にシンクロ装置50のシンクロナイザ
スリーブ54をギヤピース53に係合させ、被駆
動歯車軸14を出力軸10に直結し、この操作が
完了した後に断続クラツチ7を再び接続すること
により達成される。この時にはワンウエイクラツ
チ8がエンジンドライブによるロツク状態にな
り、出力軸10より直接被駆動歯車軸14へ動力
伝達が行われる。尚、この時にはワンウエイクラ
ツチ4はフリー状態になる。 第4速段より第3速段へのダウンシフトは、こ
のとき断続クラツチ3及びシンクロ装置50が第
3速段に於ける状態のままになつていることによ
り断続クラツチ7を切断することのみにより達成
される。尚、断続クラツチ5は第1速時または第
3速時に、また断続クラツチ9は第2速時または
第4速時に於て内燃機関100のアクセルペダル
の踏込みが解除されたとき、エンジンブレーキの
ために接続され、変速段の切換時には必ずその切
換操作の最初に切断されるものである。 中立段より後進段への切換、即ち車輌の後進発
進は、シンクロ装置40を中立状態にし、その後
に後進用中間歯車28を後進用駆動歯車26と後
進用被駆動歯車36の両者に噛合させ、断続クラ
ツチ3を接続することにより行われる。この時に
は内燃機関100の回転動力は出力軸101、ク
ラツチハウジング2、断続クラツチ3、ワンウエ
イクラツチ4、出力軸6、歯車16,15を経て
駆動歯車軸12へ伝達され、これより後進用駆動
歯車26と中間歯車28と後進用被駆動歯車36
とによる後進用歯車列及びシンクロ装置40を経
て被駆動歯車軸14へ伝達される。尚、後進時に
はワンウエイクラツチの寿命向上のため断続クラ
ツチ5も接続する。 第2図乃至第4図は各々本発明による歯車式変
速装置の他の実施例を示している。尚、第2図乃
至第4図に於て、第1図に対応する部分は第1図
に付した符号と同一の符号により示されている。 第2図に示された実施例に於ては、クラツチ装
置1が直結クラツチ付流体式トルクコンバータ7
0を経て内燃機関100の出力軸101に駆動連
結されている。 直結クラツチ付流体式トルクコンバータ70は
ポンプインペラ71と、タービンライナ72と、
ステータ73と、ポンプインペラ71とタービン
ライナ72とを機械的に直結する直結クラツチ7
4とを含むそれ自身周知のものであり、ポンプイ
ンペラ71は出力軸101に連結され、タービン
ライナ72はクラツチハウジング2に連結されて
いる。ステータ73はワンウエイクラツチ75を
経て固定支持部材76より支持されている。 この実施例に於ては、第2速段乃至第4速段に
於ては、直結クラツチ74が接続されることによ
り、これらの変速段に於ては上述した実施例と実
質的にに同様に動力伝達が行われるが、第1速段
及び後進段の時には直結クラツチ74が切断さ
れ、内燃機関100の回転動力が流体式トルクコ
ンバータ70を経て伝達されることにより車輌の
前進及び後進発進が微妙なクラツチ操作を要する
ことなく円滑に行われるようになる。 第3図に示された実施例に於ては、駆動歯車軸
12に第5速用駆動歯車25が回転可能に設けら
れ、また被駆動歯車軸14に第5速用被駆動歯車
35が固定されている。第5速用駆動歯車25と
第5速用駆動歯車35とは互いに常時噛合してお
り、第5速用駆動歯車25はシンクロ装置60に
よつて選択的に駆動歯車軸12に動力伝達関係に
連結されるようになつている。シンクロ装置60
は駆動歯車12に固定されたクラツチハブ61と
第5速用駆動歯車25に固定されたギヤピース6
2とシンクロナイザスリーブ63とを含んでお
り、シンクロナイザスリーブ63がギヤピース6
2に選択的に係合することにより第5速用駆動歯
車25を駆動歯車軸12に動力伝達関係に連結す
るようになつている。 従つて、この実施例に於ては、シンクロ装置6
0によつて第5速用駆動歯車25が駆動歯車軸1
2に動力伝達関係に連結され、断続クラツチ3が
接続されることにより第5速段が達成される。
尚、第1速段乃至第4速段及び後進段はクラツチ
装置1の各断続クラツチ及びシンクロ装置40及
び50が前記表に示されな組合わせて作動するこ
とにより第1図に示されたそれと同様に達成され
る。 第4図に示された実施例に於ては、被駆動歯車
軸14に第4速用被駆動歯車34が回転可能に設
けられており、また駆動歯車軸13には第4速用
被駆動歯車34に噛合する第4速用駆動歯車24
が固定されている。またシンクロ装置50のギヤ
ピース53は歯車18に代えて第4速用被駆動歯
車34に固定されている。この実施例に於ては、
第1速乃至第3速及び後進段は第1図に示された
実施例とは実質的に同様に達成されるが、第4速
段はシンクロ装置50によつて第4速用被駆動歯
車34を被駆動歯車軸14に回転動力伝達関係に
連結することにより達成される。この実施例に於
てはその第4速段を増速段(オーバドライブ段)
にすることが可能である。 以上に於ては本発明を特定の実施例について詳
細に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとつて明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は各々本発明による歯車式変
速装置の実施例を示すスケルトン図である。 1……クラツチ装置、2……クラツチハウジン
グ、3……断続クラツチ、4……ワンウエイクラ
ツチ、5……断続クラツチ、6……出力軸、7…
…断続クラツチ、8……ワンウエイクラツチ、9
……断続クラツチ、10……出力軸、11……変
速歯車機構、12,13……駆動歯車軸、14…
…被駆動歯車軸、15〜18……歯車、21……
第1速用駆動歯車、22……第2速用駆動歯車、
23……第3速用駆動歯車、24……第4速用駆
動歯車、25……第5速用駆動歯車、26……後
進用駆動歯車、27……軸、28……中間歯車、
31……第1速用被駆動歯車、32……第2速用
被駆動歯車、33……第3速用被駆動歯車、34
……第4速用被駆動歯車、35……第5速用被駆
動歯車、36……後進用被駆動歯車、40……シ
ンクロ装置、41……クラツチハブ、42,43
……ギヤピース、44……シンクロナイザスリー
ブ、50……シンクロ装置、51……クラツチハ
ブ、52,53……ギヤピース、54……シンク
ロナイザスリーブ、60……シンクロ装置、61
……クラツチハブ、62……ギヤピース、63…
…シンクロナイザスリーブ、70……直結クラツ
チ付流体式トルクコンバータ、71……ポンプイ
ンペラ、72……タービンランナ、73……ステ
ータ、74……直結クラツチ、75……ワンウエ
イクラツチ、76……固定支持部材、100……
内燃機関、101……出力軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 同一軸線の周りに回転する入力部材2と第一
    の出力部材6と第二の出力部材10とを有し前記
    入力部材と前記第一の出力部材との間に互いに直
    列に接続された第一のワンウエイクラツチ4と第
    一の断続クラツチ3を有し前記入力部材と前記第
    二の出力部材との間に互いに直列に接続された第
    二のワンウエイクラツチ8と第二の断続クラツチ
    7を有するクラツチ装置1と、前記クラツチ装置
    の軸線に平行な軸線上に設けられ前記第一の出力
    部材に駆動連結された第一の駆動歯車軸12と、
    前記第一の駆動歯車軸に同心に設けられ前記第二
    の出力部材に駆動連結された第二の駆動歯車軸1
    3と、前記クラツチ装置と同一の軸線上に設けら
    れた一つの被駆動歯車軸14と、前記第一及び第
    二の駆動歯車軸と前記被駆動歯車軸との間に設け
    られ複数個の変速段を各々選択的に達成する複数
    個の歯車対21−31,22−32,23−33
    とを有し、前記入力部材が軸線方向の一方の最外
    端に位置し、前記クラツチ装置の入力部材がその
    外端部にて動力源に接続されるようになつている
    歯車式変速装置。
JP57107087A 1982-02-27 1982-06-22 歯車式変速装置 Granted JPS58225245A (ja)

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