JPH054634Y2 - - Google Patents
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- JPH054634Y2 JPH054634Y2 JP10920986U JP10920986U JPH054634Y2 JP H054634 Y2 JPH054634 Y2 JP H054634Y2 JP 10920986 U JP10920986 U JP 10920986U JP 10920986 U JP10920986 U JP 10920986U JP H054634 Y2 JPH054634 Y2 JP H054634Y2
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- JP
- Japan
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- pipe section
- main pipe
- main
- branch pipe
- branch
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 6
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000010865 sewage Substances 0.000 description 3
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000003657 drainage water Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は汚水枡を兼用する排水路用管継手にか
かり逆流防止の構成に関する。 (従来の技術) 従来の排水路用管継手としては本管部に枝管部
を90°または45°の合流角度で接続したY継手があ
り、また、このY継手の合流部の上面に掃除用点
検口を一体に突出開口させた継手が汚水枡の代り
に狭い場所での配管に使用されるようになつてき
た。 (考案が解決しようとする問題点) 上述のようなY継手は、本管部と枝管部との合
流部において、本管部の流入管側への逆流が発生
し易く、特に便所の汚水の場合は、逆流すると汚
物が排水路に残り、詰りの原因ともなるという問
題があつた。 そして逆流防止の手段として本管部の流入口を
段部を介して本管部より高くし、逆流を防止する
構造の継手が知られているが逆流を完全に防止す
ることは困難であつた。 本考案は、上述の問題に鑑み、排水が流入口側
に逆流しない管継手を提供しようとするものであ
る。 〔考案の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本考案は排水路本管に流入口と流出口を接続さ
れる本管部と、この本管部に45°の合流角度で連
結され流入口を枝管に接続される枝管部と、前記
本管部と枝管部の合流部に上方に向つて突出開口
させた点検口とを具備した管継手において、前記
本管部の流入口が流出口よりも高くなるように本
管部を傾斜させ、この本管部と前記枝管部の合流
境界面に流入口側より内方に向つて漸次低くした
ガイド壁を形成し、前記枝管部の外側壁の途中の
前記本管部に連接する位置に彎曲面を形成してな
るものである。 (作用) 本考案は、本管部の流入側を流出側より高くな
るように傾斜させて逆流を防止し、さらに本管部
と枝管部の境界部に設けたガイド壁によつて枝管
部から本管部への流入を防止しつつ整流して逆流
を防止し、また枝管部の外側壁の途中の本管部に
連接する位置に設けた彎曲面によつて枝管部の外
側壁にスクリユー状の流れとなつて衝突する排水
の流れを緩衝しつつ分散して流出側に案内し、本
管部の傾斜と、ガイド壁と彎曲面との相乗効果に
よつて逆流を殆んど0にするものである。 (実施例) 本考案の一実施例を添附図面について説明す
る。 1は合成樹脂製45°Y継手本体で、直管状の本
管部2と、本管部2の両端に一体に形成され排水
路本管3と連続される受口となる流入口4、並に
流出口5と、前記本管部2の一側に45°の合流角
度で接続された枝管部6と、この枝管部6に一体
に形成され枝管7が接続される受口となる流入口
8と、前記本管部2と枝管部6の合流部の上面に
開口して一体に突設された点検口9とより構成さ
れている。 さらに、本管部2は流出口5側より流入口4側
が高い位置となるように傾斜され、また本管部2
と枝管部6との合流部の境界面には、本管部2の
流入側と枝管部6の流入側とを途中まで区分する
ガイド壁10が設けられ、このガイド壁10は本
管部2の中心よりもさらに延長されるとともに上
端は下方に向つて漸次低く彎曲形成されている。
また、第1図に示すように、枝管部6の外側壁1
1の途中の流出口5に近い側の本管部2に連接す
る位置には、内方に向つて球面状に膨出形成した
彎曲面12が形成されている。尚この彎曲面12
は外方に向つて膨出形成することもできる。 また本管部2と枝管部6は下底に一体に形成さ
れた夫々支脚13,14で支持されている。 次に上述の実施例の作用を説明する。 第5図に示すように、排水路本管3に継手本体
1の本管部2の両端の流入口4と流出口5を接続
し、さらに枝管部6の流入口8に45°継手17を
介して枝管7を接続する。 また図示されていないが点検口9には、パイプ
を介して掃除口蓋が密栓される。 枝管7より45°継手17を介して枝管部6より
本管部2に流入する排水は、第5図において45°
継手17の外側の彎曲壁に衝突してスクリユー状
の流れとなり枝管部6の外側壁11に衝突する
が、この外側壁11に形成された彎曲面12によ
つて衝突力が分散緩和されて本管部2の流出側に
案内される。同時に本管部2と枝管部6の境界面
に形成されたガイド壁10が枝管部6と本管部2
の流入側を区劃しつつ本管部2の流出側へ排水を
案内するから、枝管部6からの排水が本管部2で
逆流することがない。 尚、ガイド壁10は本管部2を流通する排水の
枝管部6側への逆流を防止する作用もする。 さらに本管部2は流出口5側よりも流入口4側
が高くなるように傾斜しているから、本管部2の
逆流防止効果を一層向上させることができる。 以上のように本管部2を流入側が高くなるよう
に傾斜させた構造、本管部2と枝管部6の境界面
に設けたガイド壁10並に枝管部6の外側壁11
に膨出形成した彎曲面12とによつて本管部2の
逆流を0にすることができる。 実験例 1 従来品 45°Y継手 本案品 45°Y継手で本管部の流入側が高くなる
ように傾斜させ枝管部との合流部にガイド壁を
設けたもの
かり逆流防止の構成に関する。 (従来の技術) 従来の排水路用管継手としては本管部に枝管部
を90°または45°の合流角度で接続したY継手があ
り、また、このY継手の合流部の上面に掃除用点
検口を一体に突出開口させた継手が汚水枡の代り
に狭い場所での配管に使用されるようになつてき
た。 (考案が解決しようとする問題点) 上述のようなY継手は、本管部と枝管部との合
流部において、本管部の流入管側への逆流が発生
し易く、特に便所の汚水の場合は、逆流すると汚
物が排水路に残り、詰りの原因ともなるという問
題があつた。 そして逆流防止の手段として本管部の流入口を
段部を介して本管部より高くし、逆流を防止する
構造の継手が知られているが逆流を完全に防止す
ることは困難であつた。 本考案は、上述の問題に鑑み、排水が流入口側
に逆流しない管継手を提供しようとするものであ
る。 〔考案の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本考案は排水路本管に流入口と流出口を接続さ
れる本管部と、この本管部に45°の合流角度で連
結され流入口を枝管に接続される枝管部と、前記
本管部と枝管部の合流部に上方に向つて突出開口
させた点検口とを具備した管継手において、前記
本管部の流入口が流出口よりも高くなるように本
管部を傾斜させ、この本管部と前記枝管部の合流
境界面に流入口側より内方に向つて漸次低くした
ガイド壁を形成し、前記枝管部の外側壁の途中の
前記本管部に連接する位置に彎曲面を形成してな
るものである。 (作用) 本考案は、本管部の流入側を流出側より高くな
るように傾斜させて逆流を防止し、さらに本管部
と枝管部の境界部に設けたガイド壁によつて枝管
部から本管部への流入を防止しつつ整流して逆流
を防止し、また枝管部の外側壁の途中の本管部に
連接する位置に設けた彎曲面によつて枝管部の外
側壁にスクリユー状の流れとなつて衝突する排水
の流れを緩衝しつつ分散して流出側に案内し、本
管部の傾斜と、ガイド壁と彎曲面との相乗効果に
よつて逆流を殆んど0にするものである。 (実施例) 本考案の一実施例を添附図面について説明す
る。 1は合成樹脂製45°Y継手本体で、直管状の本
管部2と、本管部2の両端に一体に形成され排水
路本管3と連続される受口となる流入口4、並に
流出口5と、前記本管部2の一側に45°の合流角
度で接続された枝管部6と、この枝管部6に一体
に形成され枝管7が接続される受口となる流入口
8と、前記本管部2と枝管部6の合流部の上面に
開口して一体に突設された点検口9とより構成さ
れている。 さらに、本管部2は流出口5側より流入口4側
が高い位置となるように傾斜され、また本管部2
と枝管部6との合流部の境界面には、本管部2の
流入側と枝管部6の流入側とを途中まで区分する
ガイド壁10が設けられ、このガイド壁10は本
管部2の中心よりもさらに延長されるとともに上
端は下方に向つて漸次低く彎曲形成されている。
また、第1図に示すように、枝管部6の外側壁1
1の途中の流出口5に近い側の本管部2に連接す
る位置には、内方に向つて球面状に膨出形成した
彎曲面12が形成されている。尚この彎曲面12
は外方に向つて膨出形成することもできる。 また本管部2と枝管部6は下底に一体に形成さ
れた夫々支脚13,14で支持されている。 次に上述の実施例の作用を説明する。 第5図に示すように、排水路本管3に継手本体
1の本管部2の両端の流入口4と流出口5を接続
し、さらに枝管部6の流入口8に45°継手17を
介して枝管7を接続する。 また図示されていないが点検口9には、パイプ
を介して掃除口蓋が密栓される。 枝管7より45°継手17を介して枝管部6より
本管部2に流入する排水は、第5図において45°
継手17の外側の彎曲壁に衝突してスクリユー状
の流れとなり枝管部6の外側壁11に衝突する
が、この外側壁11に形成された彎曲面12によ
つて衝突力が分散緩和されて本管部2の流出側に
案内される。同時に本管部2と枝管部6の境界面
に形成されたガイド壁10が枝管部6と本管部2
の流入側を区劃しつつ本管部2の流出側へ排水を
案内するから、枝管部6からの排水が本管部2で
逆流することがない。 尚、ガイド壁10は本管部2を流通する排水の
枝管部6側への逆流を防止する作用もする。 さらに本管部2は流出口5側よりも流入口4側
が高くなるように傾斜しているから、本管部2の
逆流防止効果を一層向上させることができる。 以上のように本管部2を流入側が高くなるよう
に傾斜させた構造、本管部2と枝管部6の境界面
に設けたガイド壁10並に枝管部6の外側壁11
に膨出形成した彎曲面12とによつて本管部2の
逆流を0にすることができる。 実験例 1 従来品 45°Y継手 本案品 45°Y継手で本管部の流入側が高くなる
ように傾斜させ枝管部との合流部にガイド壁を
設けたもの
【表】
実験例 2
従来品 45°Y継手で本管部の流入口を段部を介
して本管部の底面より高くした 本案品 実験例の45°Y継手
して本管部の底面より高くした 本案品 実験例の45°Y継手
本考案によれば、流入口側に向つて高くなるよ
うに傾斜させた本管部と、この本管部と枝管部の
境界面に形成されたガイド壁による整流効果と、
枝管部の外側壁の本管部に連接する位置に形成さ
れた彎曲面の緩衝効果とにより逆流を略0にする
ことができる。
うに傾斜させた本管部と、この本管部と枝管部の
境界面に形成されたガイド壁による整流効果と、
枝管部の外側壁の本管部に連接する位置に形成さ
れた彎曲面の緩衝効果とにより逆流を略0にする
ことができる。
第1図は本考案の一実施例を示す継手の平面
図、第2図は同上X1−X1断面図、第3図は第1
図のX2−X2断面図、第4図は第1図のX3−X3断
面図、第5図は同上排水管接続状態を示す平面図
である。 2……本管部、3……排水路本管、4,8……
流入口、5……流出口、6……枝管部、7……枝
管、9……点検口、10……ガイド壁、11……
外側壁、12……彎曲面。
図、第2図は同上X1−X1断面図、第3図は第1
図のX2−X2断面図、第4図は第1図のX3−X3断
面図、第5図は同上排水管接続状態を示す平面図
である。 2……本管部、3……排水路本管、4,8……
流入口、5……流出口、6……枝管部、7……枝
管、9……点検口、10……ガイド壁、11……
外側壁、12……彎曲面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 排水路本管に流入口と流出口を接続される本管
部と、この本管部に45°の合流角度で連結され流
入口を枝管に接続される枝管部と、前記本管部と
枝管部の合流部に上方に向つて突出開口させた点
検口とを具備した管継手において、 前記本管部の流入口が流出口よりも高くなるよ
うに本管部を傾斜させ、この本管部と前記枝管部
の合流境界面に流入口側より内方に向つて漸次低
くしたガイド壁を形成し、前記枝管部の外側壁の
途中の前記本管部に連接する位置に彎曲面を形成
してなることを特徴とする排水路用管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10920986U JPH054634Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10920986U JPH054634Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315395U JPS6315395U (ja) | 1988-02-01 |
JPH054634Y2 true JPH054634Y2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=30987103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10920986U Expired - Lifetime JPH054634Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054634Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003558A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-01-12 | アロン化成株式会社 | 排水ます |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6180829B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2017-08-16 | アロン化成株式会社 | 継手及びそれを備えた排水マス |
JP7020970B2 (ja) * | 2018-03-19 | 2022-02-16 | タキロンシーアイ株式会社 | 管継手 |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP10920986U patent/JPH054634Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003558A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-01-12 | アロン化成株式会社 | 排水ます |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315395U (ja) | 1988-02-01 |
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