JPH10252133A - 排水桝 - Google Patents
排水桝Info
- Publication number
- JPH10252133A JPH10252133A JP6351197A JP6351197A JPH10252133A JP H10252133 A JPH10252133 A JP H10252133A JP 6351197 A JP6351197 A JP 6351197A JP 6351197 A JP6351197 A JP 6351197A JP H10252133 A JPH10252133 A JP H10252133A
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- JP
- Japan
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- branch pipe
- catch basin
- pipe connection
- main body
- basin
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 桝本体を大型化することなく、枝管側から桝
本体内に流れ込む汚水が反対側の枝管接続部に逆流しな
い排水桝を提供すること。 【解決手段】 両端部に受口11,12を有する桝本体
1と、桝本体1の両側部に連結された枝管接続部2,2
と、桝本体1と枝管接続部2,2の合流部の上部に設け
られた掃除口3とからなり、桝本体の流入口側の受口1
1が流出口側の受口12より高くされている排水桝にお
いて、枝管接続部2,2の奥側内面が楕円形状に拡径さ
れ、かつその底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面2
3,24とされている排水桝A。
本体内に流れ込む汚水が反対側の枝管接続部に逆流しな
い排水桝を提供すること。 【解決手段】 両端部に受口11,12を有する桝本体
1と、桝本体1の両側部に連結された枝管接続部2,2
と、桝本体1と枝管接続部2,2の合流部の上部に設け
られた掃除口3とからなり、桝本体の流入口側の受口1
1が流出口側の受口12より高くされている排水桝にお
いて、枝管接続部2,2の奥側内面が楕円形状に拡径さ
れ、かつその底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面2
3,24とされている排水桝A。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逆流防止機能を有す
る合流タイプの排水桝に関する。
る合流タイプの排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の三方合流タイプの排水桝として、
図4に示すように、桝本体1aの上部に点検筒接続部を
設け、背面および左右側面に管接続部3a,3b,3c
を設け、正面に流出管接続部2aを設け、桝本体1aの
底部に管接続部3a,3b,3cから流出管接続部2a
に汚水を導くインバート溝4a,4b,4cを設けた排
水桝が記載されている(たとえば実開昭57−1603
83号公報を参照)。
図4に示すように、桝本体1aの上部に点検筒接続部を
設け、背面および左右側面に管接続部3a,3b,3c
を設け、正面に流出管接続部2aを設け、桝本体1aの
底部に管接続部3a,3b,3cから流出管接続部2a
に汚水を導くインバート溝4a,4b,4cを設けた排
水桝が記載されている(たとえば実開昭57−1603
83号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排水桝においては、インバート溝4b,4cのカー
ブを緩やかにしないと、管接続部3b,3cから流入す
る汚水がインバート溝4bまたは4cから溢れ出て反対
側の管接続部3c,3bに逆流するという問題があっ
た。この際、流入する汚水が大便などの汚物を含んでい
る場合、この汚物が反対側の管接続部3c,3bに内に
逆流して溜まり易く、寒冷地においては、これらが凍結
して枝管路が詰まるという問題があった。この問題はイ
ンバート溝4b,4cの曲がり度合いを緩やかにすれば
解消できるが、逆に、桝本体1aの口径が大きくなると
いう問題が生じてくる。
来の排水桝においては、インバート溝4b,4cのカー
ブを緩やかにしないと、管接続部3b,3cから流入す
る汚水がインバート溝4bまたは4cから溢れ出て反対
側の管接続部3c,3bに逆流するという問題があっ
た。この際、流入する汚水が大便などの汚物を含んでい
る場合、この汚物が反対側の管接続部3c,3bに内に
逆流して溜まり易く、寒冷地においては、これらが凍結
して枝管路が詰まるという問題があった。この問題はイ
ンバート溝4b,4cの曲がり度合いを緩やかにすれば
解消できるが、逆に、桝本体1aの口径が大きくなると
いう問題が生じてくる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、桝本体を大型
化することなく、枝管側から桝本体内に流れ込む汚水が
反対側の枝管接続部に逆流しない排水桝を提供すること
を目的とする。
化することなく、枝管側から桝本体内に流れ込む汚水が
反対側の枝管接続部に逆流しない排水桝を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
排水桝は、両端部に管接続部を有する桝本体と、この桝
本体の両側部に連結された枝管接続部と、前記桝本体と
枝管接続部の合流部の上部に設けられた掃除口とからな
り、前記桝本体の流入口側の接続部が流出口側の接続部
より高くされている排水桝において、前記枝管接続部の
奥側内面が楕円形状に拡径され、かつその底部内面が斜
め下方に傾斜した傾斜面とされているものである。
排水桝は、両端部に管接続部を有する桝本体と、この桝
本体の両側部に連結された枝管接続部と、前記桝本体と
枝管接続部の合流部の上部に設けられた掃除口とからな
り、前記桝本体の流入口側の接続部が流出口側の接続部
より高くされている排水桝において、前記枝管接続部の
奥側内面が楕円形状に拡径され、かつその底部内面が斜
め下方に傾斜した傾斜面とされているものである。
【0006】(作用)請求項1記載の本発明の排水桝に
おいては、枝管接続部の奥側内面が楕円形状に拡径さ
れ、かつその底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面とさ
れているので、枝管接続部より流入する汚水は傾斜面に
沿って、桝本体の両端部の管接続部を連接するインバー
ト部に流出する。
おいては、枝管接続部の奥側内面が楕円形状に拡径さ
れ、かつその底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面とさ
れているので、枝管接続部より流入する汚水は傾斜面に
沿って、桝本体の両端部の管接続部を連接するインバー
ト部に流出する。
【0007】また、対向する側の枝管接続部の奥側底部
内面も同様の傾斜面とされているので、この傾斜面に汚
水中の汚物が残っても、流入する汚水とともに桝本体の
インバート部に流出される。
内面も同様の傾斜面とされているので、この傾斜面に汚
水中の汚物が残っても、流入する汚水とともに桝本体の
インバート部に流出される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の排水桝の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明の排水桝の第1実
施例を示す平面図、図2は図1のA−Aでの断面図、図
3は図1のB−Bでの拡大断面図である。
面を参照して説明する。図1は本発明の排水桝の第1実
施例を示す平面図、図2は図1のA−Aでの断面図、図
3は図1のB−Bでの拡大断面図である。
【0009】Aは硬質塩化ビニル樹脂製の三方合流型の
排水桝であり、桝本体1と枝管接続部2,2と掃除口3
とから構成され、両枝管接続部2が桝本体1に対して9
0度の合流角度をもって桝本体1の側壁に一体に連結さ
れた十文字形状となされている。
排水桝であり、桝本体1と枝管接続部2,2と掃除口3
とから構成され、両枝管接続部2が桝本体1に対して9
0度の合流角度をもって桝本体1の側壁に一体に連結さ
れた十文字形状となされている。
【0010】桝本体1の一端部には流入側受口11が、
他端部には流出側受口12がそれぞれ設けられている。
流入側受口11と流出側受口12は直線状のインバート
部13にて連接されている。そして、インバート部13
が流出側受口12に向かって緩やかに傾斜していること
により、流入側受口11が流出側受口12より高位置に
位置している。流入側受口11には上流側の排水本管4
の端部が挿入して接続され、一方、流出側受口12には
下流側の排水本管5の端部が挿入して接続される。
他端部には流出側受口12がそれぞれ設けられている。
流入側受口11と流出側受口12は直線状のインバート
部13にて連接されている。そして、インバート部13
が流出側受口12に向かって緩やかに傾斜していること
により、流入側受口11が流出側受口12より高位置に
位置している。流入側受口11には上流側の排水本管4
の端部が挿入して接続され、一方、流出側受口12には
下流側の排水本管5の端部が挿入して接続される。
【0011】枝管接続部2,2の端部には受口21,2
2が設けられ、受口21,22に排水枝管6,7の端部
が接続される。受口21,22の中心軸は上記流入側受
口11の中心軸と同一高さとされている。掃除口3は掃
除用の立上り管(図示せず)の下端部が接続されるもの
であり、桝本体1と枝管接続部2,2との合流部の上方
に開口して一体に設けられている。
2が設けられ、受口21,22に排水枝管6,7の端部
が接続される。受口21,22の中心軸は上記流入側受
口11の中心軸と同一高さとされている。掃除口3は掃
除用の立上り管(図示せず)の下端部が接続されるもの
であり、桝本体1と枝管接続部2,2との合流部の上方
に開口して一体に設けられている。
【0012】受口21,22よりも奥側の枝管接続部
2,2の内面は、図3に示すように、長軸を上下方向と
した略楕円形状に連続して拡径されている。この結果、
図2に示すように、受口21,22よりも奥側の底部内
面は斜め下方に傾斜した傾斜面23,24とされ、副イ
ンバート部25,26を通じて、上記流入側受口11と
流出側受口12とを連接しているインバート部13に連
接している。
2,2の内面は、図3に示すように、長軸を上下方向と
した略楕円形状に連続して拡径されている。この結果、
図2に示すように、受口21,22よりも奥側の底部内
面は斜め下方に傾斜した傾斜面23,24とされ、副イ
ンバート部25,26を通じて、上記流入側受口11と
流出側受口12とを連接しているインバート部13に連
接している。
【0013】つぎに上記第1実施例の排水桝Aの使用態
様を説明する。排水枝管6,7から桝本体1内へ流入す
る汚水は、受口21,22奥側の傾斜面23,24に沿
って流下し、副インバート部25,26を通じてインバ
ート部13に流れ込み、このインバート部13を通じて
下流側の排水本管5に流出する。
様を説明する。排水枝管6,7から桝本体1内へ流入す
る汚水は、受口21,22奥側の傾斜面23,24に沿
って流下し、副インバート部25,26を通じてインバ
ート部13に流れ込み、このインバート部13を通じて
下流側の排水本管5に流出する。
【0014】このように、受口21,22の奥側底面に
設けた傾斜面23,24により、受口21側から受口2
2側への逆流、あるいは受口22側から受口21側への
逆流が防止されるので、桝本体1内にて汚水が滞留する
ことなく円滑に流れる。
設けた傾斜面23,24により、受口21側から受口2
2側への逆流、あるいは受口22側から受口21側への
逆流が防止されるので、桝本体1内にて汚水が滞留する
ことなく円滑に流れる。
【0015】上記実施例では、排水桝として、両枝管接
続部を桝本体に対して90度の合流角度で十文字状に接
続した三方T型のものを示したが、桝本体の両側壁に枝
管接続部を桝本体に対して45度の合流角度で一体に連
結した三方Y型のものであってもよい。
続部を桝本体に対して90度の合流角度で十文字状に接
続した三方T型のものを示したが、桝本体の両側壁に枝
管接続部を桝本体に対して45度の合流角度で一体に連
結した三方Y型のものであってもよい。
【0016】上記実施例では、桝本体の流入側および流
出側を受口としたが、流出側の受口に代えて差口として
もよい。また、流入側あるいは流出側の接続部の形態
は、ゴム輪方式でもよい。枝管接続部の受口を差口とし
てもよい。
出側を受口としたが、流出側の受口に代えて差口として
もよい。また、流入側あるいは流出側の接続部の形態
は、ゴム輪方式でもよい。枝管接続部の受口を差口とし
てもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の排水桝において
は、枝管接続部の奥側内面が楕円形状に拡径され、かつ
その底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面とされている
ことにより、枝管接続部から流入する汚水の対向する枝
管接続部側への逆流を防止できる。
は、枝管接続部の奥側内面が楕円形状に拡径され、かつ
その底部内面が斜め下方に傾斜した傾斜面とされている
ことにより、枝管接続部から流入する汚水の対向する枝
管接続部側への逆流を防止できる。
【図1】本発明の排水桝の第1実施例を示す一部切欠平
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−Aでの断面図である。
【図3】図1のB−Bでの拡大断面図である。
【図4】従来の排水桝を示す平面図である。
A 排水桝 1 桝本体 11 流入側受口 12 流出側受口 13 インバート部 2 枝管接続部 21,22 受口 23,24 傾斜面 25,26 副インバート部 3 掃除口 4,5 排水本管 6,7 排水枝管
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部に管接続部を有する桝本体と、こ
の桝本体の両側部に連結された枝管接続部と、前記桝本
体と枝管接続部の合流部の上部に設けられた掃除口とか
らなり、前記桝本体の流入口側の接続部が流出口側の接
続部より高くされている排水桝において、前記枝管接続
部の奥側内面が楕円形状に拡径され、かつその底部内面
が斜め下方に傾斜した傾斜面とされていることを特徴と
する排水桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6351197A JPH10252133A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 排水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6351197A JPH10252133A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 排水桝 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10252133A true JPH10252133A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13231331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6351197A Pending JPH10252133A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 排水桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10252133A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100415788B1 (ko) * | 2001-05-07 | 2004-01-24 | 안병무 | 악취를 차단할 수 있는 배관 연결구 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP6351197A patent/JPH10252133A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100415788B1 (ko) * | 2001-05-07 | 2004-01-24 | 안병무 | 악취를 차단할 수 있는 배관 연결구 |
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