JPH0545978U - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JPH0545978U
JPH0545978U JP093904U JP9390491U JPH0545978U JP H0545978 U JPH0545978 U JP H0545978U JP 093904 U JP093904 U JP 093904U JP 9390491 U JP9390491 U JP 9390491U JP H0545978 U JPH0545978 U JP H0545978U
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rotating
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断部品を用いることなく、フラットケーブ
ルの仕様が異なっても、回転部材の回転阻害に対処しう
る回転コネクタを提供する。 【構成】 固定部材に取付けられる固定ケース12,1
3、固定ケースと相対回転自在に組付けられ、回転部材
からの回転トルクが伝達されるトルク伝達部11c及び
外部電線31との接続部11d,14を有する回転ケー
ス11、両ケースによって形成される環状の空間内に渦
巻状に巻回して巻き締り、巻き緩み自在に収容され、一
端が接続部で外部電線31と接続されるフラットケーブ
ル20を備えた回転コネクタ1。回転コネクタ1は、ト
ルク伝達部11c及び接続部11d,14が、夫々異な
る第一及び第二の回転トルクで回転ケース11から破断
されるように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相対回転する部材間を接続する回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
相対回転する部材間を接続する回転コネクタ、例えば、自動車のステアリング 装置に使用する回転コネクタは、車体側との電気的接続の信頼性を高めるため、 複数の平角導体を絶縁被覆した、帯状で可撓性を有するフラットケーブルが使用 されている。このフラットケーブルは、渦巻状に巻回して回転ケースと固定ケー スとによって形成される環状の空間内に収容される。
【0003】 そして、フラットケーブルを収容した回転コネクタは、ステアリングハンドル の回転操作に伴うステアリングシャフトの回転力を、回転コネクタに設けたキー やピン等からなるトルク伝達部を介して回転ケースに伝える。これにより、回転 コネクタにおいては、回転ケースの回転に伴うフラットケーブルの巻き締りや巻 き緩みによって、ステアリングハンドルの回転を吸収し、無接点で外部機器類と の電気的接続を得る構造となっている。
【0004】 このため、回転コネクタにおいては、回転ケースの固定ケースに対する回転許 容範囲がフラットケーブルの長さによって決まり、回転範囲が有限である。 従って、回転コネクタを車両に取付けるときは、ハンドルを直進位置に一致さ せると共に、回転コネクタも左右方向への回転の中立位置に合わせて組付ける必 要がある。即ち、ハンドルを構造上の限界まで回したときであっても、回転コネ クタは、フラットケーブルが巻き緩みや巻き締りに関する回転許容範囲内にある ようにして車両に取付けなければならない。
【0005】 かかる注意を怠って回転コネクタを車両に取付けると、ハンドルを操作したと きに、ハンドル操作の途中でフラットケーブルが限界まで巻き締ってしまい、ハ ンドルの円滑な回転が阻害される。 このため、従来の回転コネクタは、このような事態が発生した場合の対策とし て、切り刃状の切断部品が別途設けられ、ハンドルを更に強い回転トルクで回転 させると、フラットケーブルが切断部品によって切断され、ハンドルの回転阻害 が解消されるように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、フラットケーブルは、回転コネクタの用途に応じて導体の数や断面 積が異なる結果、仕様の相違によって強度も個々に異なっている。このため、フ ラットケーブルの切断によってハンドルの回転阻害を回避する対策では、フラッ トケーブル毎に切断トルクを変更しなければならず、現実的な対処が難しいとい う問題があった。
【0007】 特に、最近は車両の多様化に伴い、回転コネクタにおける回路数が増加傾向に あり、フラットケーブルの切断には極めて大きな回転トルクを要し、切断部品を 鋭利にするとフラットケーブルの耐久性の点で好ましくなく、鈍い切断部品では フラットケーブルを切断できず、適切な回転トルクで切断できるように設定する ことが難しかった。
【0008】 しかも、回転コネクタは、切り刃状の切断部品を設けると構成要素の増加によ り、フラットケーブルを収容する空間が少なくなってしまう。このため、同一の 回転回数を確保するには回転コネクタ自体を大型化しなければならないという問 題も生ずる。 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、切断部品を用いることなく、フラ ットケーブルの仕様が異なっても、回転部材の回転阻害に対処しうる回転コネク タを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案によれば上記目的を達成するため、固定部材に取付けられる固定ケース 、前記固定ケースと相対回転自在に組付けられ、回転部材からの回転トルクが伝 達されるトルク伝達部及び外部電線との接続部を有する回転ケース、前記両ケー スによって形成される環状の空間内に渦巻状に巻回して巻き締り、巻き緩み自在 に収容され、一端が前記接続部で前記外部電線と接続されるフラットケーブルを 備えた回転コネクタにおいて、前記トルク伝達部及び接続部が、夫々異なる第一 及び第二の回転トルクで前記回転ケースから破断されるように構成したとしたも のである。
【0010】 回転コネクタのトルク伝達部は、回転部材の回転力を受けて回転ケースへ伝達 するキーやピン等からなる部分である。このため、このトルク伝達部を、形状面 あるいは素材面から所定の第一の回転トルクで破断するように設計しておく。こ の第一の回転トルクの大きさとしては、通常、ハンドルを人力で回転させること ができる回転力が概ね120Kgf・cm以下であることから、100Kgf・cm程度に設定す る。
【0011】 また、回転コネクタは、接続部においてフラットケーブルが外部電線と接続さ れ、この外部電線は回転部材と接続されている。このため、トルク伝達部が破断 しても、外部電線やこれと接続されたフラットケーブルにより、回転部材の円滑 な回転が阻害されたり、例えば、車両の場合には、接続部がハンドルのスポーク と干渉してハンドルの回転が阻害されることがある。
【0012】 従って、回転ケースの接続部も、前記第一の回転トルクと異なる第二の回転ト ルクで破断されるように構成する。この場合、外部電線との接続部として、回転 ケースに取付けるためのスナップフィットや取付フランジを有する取付ポストを 用いた場合には、スナップフィットや取付フランジを、形状面あるいは素材面か ら第二の回転トルクで破断されるように構成する。かかる第二の回転トルクの大 きさとしては、概ね20〜30Kgf ・cmに設定する。
【0013】 また、回転コネクタは、接続部でフラットケーブルの各導体と外部電線とを、 通常の電気接続端子(電線端子)を用いて接続したり、直接溶接したり、バスバ ー端子を用いて抵抗溶接や超音波溶接等により電気的に接続するタイプがある。 この場合、接続部でフラットケーブルの各導体が外部電線に対して破断しうる ために必要な、回転部材の回転トルクに起因して外部電線に作用する引張り力は 、測定の結果によれば、夫々以下のようであった。通常の電気接続端子を用いて 接続した場合には1Kgf ・cm程度、溶接による場合には5Kgf ・cm程度、バスバ ー端子等の補助部品を用いて接続した場合には、切欠きを設けることにより10Kg f ・cm程度となった。
【0014】 従って、回転コネクタが、フラットケーブルと外部電線とを電気接続端子等に よって接続する上記接続方式を用いている場合には、第二の回転トルクを上記値 に設定する。 更に、この場合、フラットケーブルの各導体と外部電線との接続部が、各回路 毎に順に破断するように配置すると、一度に破断させる場合に比べて、回転部材 の回転トルクを低く抑え、接続部を容易に破断させることができる。従って、フ ラットケーブルの各導体と外部電線とを接続する接続部は、回転ケースの回転に 対する接線方向に配置する。
【0015】 回転コネクタを以上のように構成すると、回転コネクタを中立位置に調整する ことなく車両等に組付け、回転部材の円滑な回転が阻害された場合には、回転部 材を強制的に第一の回転トルクで回転させると、先ず、回転ケースのトルク伝達 部が破断され、更に、回転部材を第一の回転トルクより小さい第二の回転トルク で回転させると外部電線との接続部が破断され、回転部材の円滑な回転が保証さ れる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図18に基づいて詳細に説明する。 回転コネクタ1は、図1に示すように、一組のケース10、渦巻状に巻回して ケース10内に収容されるフラットケーブル20とを有しており、ケース10に は、夫々外部電線30,31が接続される。
【0017】 一組のケース10は、回転ケース11と、固定部材に取付けられ、回転ケース 11を囲繞して回転自在に保持する固定ケース12及びベースプレート13とを 有しており、これらの各ケース11〜13を組付けると、内部にフラットケーブ ル20を収容する環状の空間が形成される。 回転ケース11は、内筒軸部11aの上部に半径方向外方に延出するフランジ 部11bが形成され、内筒軸部11aの内周にはトルク伝達キー11cが一体に 設けられている。この回転ケース11は、例えば、ステアリングコラムを内筒軸 部11aに挿通し、ステアリングコラム内に配置されたステアリングシャフトの 回転に伴う回転トルクを、トルク伝達キー11cを介して受けることにより回転 する。
【0018】 トルク伝達キー11cは、ハンドル操作によるステアリングシャフトの回転に 伴う所定の回転トルク(100Kgf・cm程度)で破断されるように一部或いは全体の 断面積を調整しておく。フランジ部11bには、図2に示すように、取付部11 d,11dが形成されている。各取付部11dは、後述する接続ポスト14と共 に外部電線31とフラットケーブル20とを接続する接続部となる部分である。 そして、取付部11d,11dには、図4及び図5に示すように、フラットケー ブル20の折曲された内端部20aが弾性部材16により接続ポスト14側に押 圧されて配置されている。ここにおいて、取付部11dは、トルク伝達キー11 cよりも小さい、概ね20〜30Kgf ・cmの回転トルクが作用したときに破断される ようにしておく。
【0019】 固定ケース12は、図1に示すように、ベースプレート13との間に回転ケー ス11を挟み込むようにして一体に組付けることにより、回転ケース11を回転 自在に保持するもので、側部には挿着部12aが半径方向外方に向けて突出形成 されている。この挿着部12aは、フラットケーブル20の後述するジョイント モールド21を挿着して、ベースプレート13の接続部15に固定する部分であ る。
【0020】 ベースプレート13は、ディスク状の板材の一側に外部電線30をジョイント モールド21と接続する接続部15が形成されている。ここにおいて、ジョイン トモールド21からは、フラットケーブル20の各導体と接続された複数のバス バー22が突出している。 接続ポスト14は、図2及び図3に示すように、ソケット14aと固定部14 bとを一体に形成すると共に両側下部にフランジ14c,14cを設けたもので ある。ソケット14aは、図示しない電気コネクタの受け口で、固定部14bは 一端がハンドル側に接続された外部電線31を固定する部分である。接続ポスト 14は、フランジ14c,14cを取付部11d,11dに挿着して回転ケース 11に取付けられる。接続ポスト14は、図3乃至図5に示すように、ソケット 14aや固定部14bの内部に、夫々複数のソケット端子14dや外部電線31 の端末を処理した電線端子14eが配置されている。ここで、フランジ14c, 14cは、回転ケース11の取付部11dと同様に、概ね20〜30Kgf ・cmの回転 トルクが作用したときに破断されるようにしておく。
【0021】 本考案の回転コネクタ1は、上記のようにトルク伝達キー11c及び接続部と なる取付部11d,11dやフランジ14c,14cの回転トルクに対する強度 を前記のように設定したことに特徴がある。 従って、回転コネクタ1を左右方向への回転の中立位置に調整することなくス テアリング装置に組付けた場合には、ハンドル操作の際に回転阻害が発生するこ とがあるが、その場合には以下のようにして、ハンドルの回転阻害を回避するこ とができる。
【0022】 即ち、ハンドル操作によって回転コネクタ1内に収容したフラットケーブル2 0が限界まで巻き締ると、ハンドル操作の途中でハンドルが急に重くなる。この とき、運転者は、かかるハンドルの操作感覚から当該事実を知ることができ、速 やかにハンドルを更に回転させる。 すると、先ず、前記ステアリングシャフトの回転に伴う所定の回転トルクが回 転ケース11のトルク伝達キー11cに作用し、トルク伝達キー11cが回転ケ ース11から破断される。これにより、ハンドルの円滑な回転を妨げている、ト ルク伝達キー11cと前記ステアリングシャフトとの係合が解除され、ハンドル 操作が軽くなると共に、ステアリングシャフトが回転しても回転ケース11は回 転しない。
【0023】 そして、ハンドルを更に回転させると、接続ポスト14を介してハンドル側と 接続されている外部電線31によって、回転ケース11が引きずられて一体に回 転する結果、若干重くなったり、接続ポスト14がハンドルのスポークSと干渉 して、ハンドルの回転が阻害される。 このとき、接続ポスト14を回転ケース11に取付ける取付部11d,11d やフランジ14c,14cは、概ね20〜30Kgf ・cmの回転トルクで破断されるよ うに設定してある。このため、図6に示すように、矢印方向に回転するスポーク Sと干渉した接続ポスト14から作用する回転トルクにより、取付部11dやフ ランジ14cが簡単に破断される。
【0024】 従って、外部電線31と回転ケース11との接続も解除され、ハンドルの回転 を阻害する原因が全て除去される結果、ハンドルの回転阻害が人力で無理なく簡 単に回避される。 ここで、トルク伝達部は、回転ケース11の内筒軸部11aの内周に設けたト ルク伝達キー11cとしたが、例えば、図7に示すように、回転ケース11のフ ランジ部11b上に立設したトルク伝達ピン11e,11eとしてもよい。
【0025】 また、接続部は、上記構造に限定されるものではなく、例えば、図8に示すよ うに、接続ポスト14のフランジ14cに薄肉部14dを設けると共に、各フラ ンジ14cを夫々ねじ16或いはリベット(図示せず)で回転ケース11に固定 する構造とし、各薄肉部14dを、前記と同様に、概ね20〜30Kgf ・cmの回転ト ルクで破断されるように肉厚を調整してもよい。
【0026】 また、図9に示す接続部のように、接続ポスト14に接続突起14e,14e を設けると共に、回転ケース11の各取付部11dに接続突起14eが係合する 係合凹部11fを設け、各取付部11dが、概ね20〜30Kgf ・cmの回転トルクで 破断されるように係合凹部11fの形状及び肉厚を調整しても所期の目的が達成 される。この場合、接続突起14eの高さを調整することで、前記回転トルクが 作用したときに、接続ポスト14が取付部11d,11dから離脱するようにし てもよい。
【0027】 更に、図10に示す接続部のように、接続ポスト14に下方に突出するスナッ プフィット14f,14fを設け、回転ケース11のフランジ部11bに設けた 係止孔11g,11gの夫々に各スナップフィット14fを係止する構造として もよい。この場合、スナップフィット14fの形状、例えば、爪の大きさ等を調 節することで、各係止孔11gに係止されたスナップフィット14fが、概ね20 〜30Kgf ・cmの回転トルクで破断され、或いは係止孔11gから引き抜けるよう に設定する。
【0028】 また、接続ポスト14に外部電線31を固定する手段としては、例えば、図1 1に示すように、ハーネス結束バンド17で外部電線31を接続ポスト14に固 定したり、図12に示すように、接続ポスト14に係止したカバー18により外 部電線31を接続ポスト14に固定することができる。 ここで、回転コネクタ1において、フラットケーブル20と外部電線31とを 接続する場合には、図13に示すように、フラットケーブル20と外部電線31 (図14参照)との接続部C1 〜C5 を、回転ケース11の接線方向に並べて配 置する。このように接続部C1 〜C5 を配置すると、例えば、図14に示すよう に、ハンドルのスポークSによって接続ポスト14が矢印で示す接線方向に破断 されたとき、各接続部C1 〜C5 には、ハンドルに接続されている外部電線31 側から当該順に引張り力が作用し、接続部C1 〜C5 に一度に引張り力が作用す ることがない。従って、引張り力は、順次接続部C1 〜C5 に作用し、分散され ることがないので、各接続部C1 〜C5 は小さな引張り力で順次破断される。こ こで、図13において符合11hは、回転ケース11のフランジ部11bに形成 した開口で、フラットケーブル20の内端をケース外に引き出す部分である。
【0029】 また、回転コネクタ1 は、図15に示すように、回転ケース11のフランジ部 11bに接線と並行する開口11hを設け、開口11hからフラットケーブル2 0の内端部を上方に引き出し、図示しない外部電線と接続しても上記と同様の効 果が得られる。このとき、開口11hから上方に引き出したフラットケーブル2 0の内端は、全ての接続部に一度に引張り力が作用するようにしない限り、図1 6に示すように、斜めに切断し、外部電線との接続部となる先端が傾斜するよう にしてもよい。
【0030】 更に、フラットケーブル20と外部電線31とを電線端子14eの両端で溶接 により接続する場合には、図17に示すように電線端子14eに破断用の切欠部 Rを設け、この切欠部Rによりフラットケーブル20と外部電線31との接続部 が5Kgf ・cm程度の所定回転トルクで破断されるようにしてもよい。このような 構成にすると、回転コネクタ1において、組立ての簡易化を目的に各端末にジョ イントモールド21を設けた図1に示すフラットケーブル20を用いたときに、 接続ポスト14の部分でフラットケーブル20と外部電線31とを接続している 電線端子14eが破断され、外部電線31が接続ポスト14から容易に外れる。
【0031】 また、図18に示すように、フラットケーブル20と外部電線31との接続に 、フラットケーブル20の導体20bを圧入して接続する接続端子19を用いた 場合、接続端子19は1Kgf ・cm程度の引張り力で引き抜けるように、接続端子 19の材質と寸法を設定する。
【0032】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、切断部品を用いることなく、フラットケーブル の仕様が異なっても、回転部材の回転阻害が発生したときに、回転部材を人力で 強く回転させるだけで、かかる回転阻害を簡単に解消させることができ、このと き同時に外部機器類との電気的接続も解除されるため、これを利用して警報を発 生させる構造とすることも可能である。
【0033】 また、回転ケースに接続ポストを設けてフラットケーブルと外部電線とを接続 する構造の回転コネクタでは、接続ポスト内に接続端子を設けることで外部電線 とワンタッチで接続することが可能になるので、回転コネクタの組立てが容易と なり低コストで提供できる等、種々の効果を奏する。
【提出日】平成4年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 また、回転コネクタは、接続部でフラットケーブルの各導体と外部電線とを、 通常の電気接続端子(電線端子)を用いて接続したり、直接溶接したり、バスバ ー端子を用いて抵抗溶接や超音波溶接等により電気的に接続するタイプがある。 この場合、接続部でフラットケーブルの各導体が外部電線に対して破断しうる ために必要な、回転部材の回転トルクに起因して外部電線に作用する引張り力は 、測定の結果によれば、夫々以下のようであった。通常の電気接続端子を用いて 接続した場合には1端子当たり1Kgf 程度、溶接による場合には同様に5Kgf 程 度、バスバー端子等の補助部品を用いて接続した場合には、切欠きを設けること により同じく10Kgf 程度となった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 また、図18に示すように、フラットケーブル20と外部電線31との接続に 、フラットケーブル20の導体20bを圧入して接続する接続端子19を用いた 場合、接続端子19は1Kgf 程度の引張り力で引き抜けるように、接続端子19 の材質と寸法を設定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するもので、回転コネ
クタの組立て状態を示す分解斜視図である。
【図2】回転コネクタの接続部を示す斜視図である。
【図3】回転コネクタの接続部である接続ポストの平面
図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線に沿って切断した断面図であ
る。
【図6】接続ポストがハンドルのスポークと干渉して破
断される状態を示す部分断面正面図である。
【図7】トルク伝達部の他の例を示す回転コネクタの接
続部を示す斜視図である。
【図8】接続ポストの変形例を示す部分断面正面図であ
る。
【図9】接続ポストの他の変形例を示す部分断面正面図
である。
【図10】接続ポストの更に他の変形例を示す部分断面
正面図である。
【図11】接続ポストに外部電線を固定する手段を示す
断面図である。
【図12】接続ポストに外部電線を固定する他の手段を
示す断面図である。
【図13】フラットケーブルと外部電線とを溶接によっ
て直接接続する場合を示す、回転ケースの部分平面図で
ある。
【図14】図13において接続ポストがハンドルのスポ
ークによって破断される状態を示す、回転ケースの部分
平面図である。
【図15】フラットケーブルの内端部の配置を示す、回
転ケースの斜視図である。
【図16】フラットケーブルの内端部の配置を示す、回
転ケースの平面図である。
【図17】フラットケーブルと外部電線とを切欠部を有
する電線端子で接続した状態を示す、断面図である。
【図18】フラットケーブルの導体を接続端子に圧入し
て外部電線と接続する、要部斜視図である。
【符号の説明】
1 回転コネクタ 10 一組のケース 11 回転ケース 11c トルク伝達キー 11d 取付部(接続部) 11e トルク伝達ピン 12 固定ケース 13 ベースプレート(固定ケース) 14 接続ポスト 14c フランジ(接続部) 20 フラットケーブル 30 外部電線 31 外部電線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月22日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】本考案の一実施例を説明するもので、回転コネ
クタの組立て状態を示す分解斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に取付けられる固定ケース、前
    記固定ケースと相対回転自在に組付けられ、回転部材か
    らの回転トルクが伝達されるトルク伝達部及び外部電線
    との接続部を有する回転ケース、前記両ケースによって
    形成される環状の空間内に渦巻状に巻回して巻き締り、
    巻き緩み自在に収容され、一端が前記接続部で前記外部
    電線と接続されるフラットケーブルを備えた回転コネク
    タにおいて、前記トルク伝達部及び接続部が、夫々異な
    る第一及び第二の回転トルクで前記回転ケースから破断
    されるように構成したことを特徴とする回転コネクタ。
JP1991093904U 1991-11-15 1991-11-15 回転コネクタ Expired - Lifetime JP2538866Y2 (ja)

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JP1991093904U JP2538866Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 回転コネクタ
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JP2538866Y2 JP2538866Y2 (ja) 1997-06-18

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