JPH0545851Y2 - - Google Patents

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JPH0545851Y2
JPH0545851Y2 JP1984079997U JP7999784U JPH0545851Y2 JP H0545851 Y2 JPH0545851 Y2 JP H0545851Y2 JP 1984079997 U JP1984079997 U JP 1984079997U JP 7999784 U JP7999784 U JP 7999784U JP H0545851 Y2 JPH0545851 Y2 JP H0545851Y2
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JP
Japan
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release shaft
clutch
release
pusher
shaft
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JP1984079997U
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JPS60191719U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動2輪車等に使用される摩擦クラツ
チのリリースシヤフト支持装置に関する。
(従来技術) 従来自動2輪車のクラツチにおいては、クラツ
チを覆うカバーによりリリースシヤフトを支持
し、クラツチレバーに連動させてリリースシヤフ
トを回動させることにより、クラツチリリース機
構のプツシヤをクラツチ遮断方向に駆動するよう
にした構造が広く採用されている。又リリースシ
ヤフトの長手方向の位置決めはカバーに取付けた
ボルト(止めねじ)により行つている。
ところが従来構造によると、上記ボルトが外部
に突出するので外観が低下するとともに、ボルト
の周囲からカバー内部のオイルが漏出する恐れが
あり、更にボルトの取付け作業に手間が掛かると
いう不具合もある。又ボルトに代えてスナツプリ
ングを使用することも従来から行なわれている
が、この場合もリングの取付けに手間が掛かると
いう不具合がある。
(考案の目的) 本考案は上記従来の不具合を解決するためにリ
リースシヤフトの一部を切り欠くことにより鍔部
を設け、該鍔部によりリリースシヤフトの位置決
めを行うようにした装置を提供するものである。
(考案の構成) 本考案は摩擦クラツチのリリース機構27とク
ラツチ操作機構を連結するリリースシヤフト32
の両端部をクラツチを覆うカバー3のボス36,
41により回動自在に支持し、上記リリースシヤ
フト32と直交するリリース機構27のプツシヤ
30を上記リリースシヤフト32の一方のリリー
スシヤフト支持部となるボス41の近傍の断面半
円形の切欠き33のリリースシヤフト長手方向に
延びる底面43に係合させて上記リリースシヤフ
ト32の回動により上記底面43がプツシヤ30
をクラツチ遮断方向に駆動するようにすると共
に、上記切欠き33の近傍においてプツシヤ30
と上記支持部ボス41の間に入込む位置決め用鍔
部44を上記リリースシヤフト32に設けたこと
を特徴とする摩擦クラツチのリリースシヤフト支
持装置である。
(実施例) 第1図は自動2輪車に採用した本考案実施例の
断面部分図で、矢印Fは車幅方向外側を示してい
る。第1図において摩擦多板クラツチ1はクラツ
チ中心線0−0が車幅方向に延びる姿勢で設置し
てある。クラツチ1はクラツチカバー2の車幅方
向外側(矢印F側)に配置してあり、クラツチカ
バー2の外面に固定したカバー3により外周側及
び車幅方向外側から覆われている。クラツチ1は
同芯に配置した大径の筒状入力部5と小径の筒状
出力部6の間に複数の入力側摩擦板7及び出力側
摩擦板8を交互に配置して構成されており、より
詳細には次のように構成されている。
筒状入力部5は環状のハウジング本体10の外
周部を外側に延長して形成されている。ハウジン
グ本体10の内周部は筒軸11の外周にスプライ
ン嵌合している。筒軸11は軸受12を介してク
ラツチカバー2により支持されており、クラツチ
カバー2の車幅方向内側において筒軸11はギヤ
13等を介してエンジンのクランク軸(図示せ
ず)に連結している。
筒状出力部6は環状部分15の外周を外側に延
長して形成されている。環状部分15の内周はド
ライブ軸16の端部外周にスプライン嵌合して固
定されている。ドライブ軸16は筒軸11の内側
を通つて車幅方向に延びており、ドライブ軸16
と筒軸11の間にはプツシユ17が介装されてい
る。
前記摩擦板7は外周の突起が入力部5の軸方向
のスリツトに摺動自在に係合し、摩擦板8は内周
の突起が出力部6の軸方向の溝に摺動自在に係合
している。出力部6は車幅方向外側の端部に外向
きフランジ状の支持部19を一体に備え、オペレ
ーテイングプレート20により摩擦板7,8をハ
ウジング本体10側から押圧する場合、摩擦板
7,8を反対側から支持部19により支えるよう
になつている。
オペレーテイングプレート20は摩擦板7,8
群とハウジング本体10の間に位置する環状の部
材で、内周が環状部分15の内周ボス21に摺動
自在に嵌合しており、内周寄りの部分の複数箇所
に車幅方向に延びる筒状のボス22を備えてい
る。ボス22は環状部分15の孔を通過して出力
部6の内側へ突出しており、先端部が概ね環状の
部材23に着座してボルト25により固定されて
いる。ボス22の周囲において環状部分15と部
材23の間にはクラツチスプリング26(圧縮コ
イルスプリング)が縮設されている。
上記部材23はスプリング26のばね受けであ
るとともに、次に説明するクラツチリリース機構
27の一部を兼ねている。即ち、リリース機構2
7は部材23の他に環状部材28、軸受29、プ
ツシヤ30を備えている。プツシヤ30はドライ
ブ軸16と同芯の筒状体で、一部がプツシユ31
を介してドライブ軸16の端部内周に摺動自在に
嵌合している。軸受29はドライブ軸16から突
出したプツシヤ30の中間部に嵌合しており、軸
受29の外周に部材28が嵌合固定され、部材2
8の外周に部材23の内周が嵌合固定されてい
る。
プツシユ31と反対側の端部においてプツシヤ
30はリリースシヤフト32の切欠き33に係合
している。リリースシヤフト32はプツシヤ30
と直角に延びる部材で、一方の端部近傍の部分3
5がカバー3の壁部に設けたボス36の孔に回転
自在に嵌合し、又該孔内面の環状切欠き部と部分
35の間にオイルシール37が介装されている。
ボス36から突出したリリースシヤフト32の先
端部にはアーム38の一端部が固定されている。
アーム38の他端部はコネクタ39及び図示され
ていないケーブルを介してクラツチ操作レバーに
連結している。リリースシヤフト32の他方の端
部40はカバー3の内面に形成したボス41の孔
内面により軸受42を介して回転自在に支持され
ている。軸受42はボス41の孔内面に圧入して
固定されており、組立て工程においてはボス41
に固定した軸受42に端部40を挿入するように
なつている。
第1図の−断面部分略図である第2図の如
く、切欠き33は半円形の断面を備えている。第
1図の如く切欠き33はプツシヤ30の直径より
も多少長い範囲にわたつて端部40の近傍に設け
てあり、プツシヤ30の先端面が切欠き33の底
面43(リリースシヤフト32の長手方向に延び
る面)に当接している。
切欠き33と軸受42の間においてリリースシ
ヤフト32の外周面には鍔部44が一体に設けて
ある。鍔部44はプツシヤ30及びボス41に隣
接している。
(作用) クラツチ接続状態ではスプリング26の弾力を
受けてプレート20は摩擦板7,8を互いに圧接
させている。この状態では筒軸11からハウジン
グ本体10へ導入されたトルクは入力部5から摩
擦板7,8を経て出力部6に伝わり、出力部6か
ら環状部分15を経てドライブ軸16に伝わる。
次にクラツチレバーを遮断方向に操作すると、
ワイヤー及びアーム38を介してリリースシヤフ
ト32が所定角度だけ回動させられ、切欠き33
の底面43によりプツシヤ30が第2図の矢印の
如くクラツチ遮断方向へ押される。そうするとプ
ツシヤ30及び軸受29、部材28とともに部材
23がスプリング26を圧縮しながら同方向に移
動し、部材23とともにボス22が移動してプレ
ート20が摩擦板7,8から離れる。これにより
摩擦板7,8間の圧接力が解放され、クラツチは
遮断される。
上記動作においてリリースシヤフト32が仮に
その長手方向に移動しようとしても、鍔部44が
プツシヤ30や軸受42に当接することにより、
リリースシヤフト32の大幅な移動は阻止され、
リリースシヤフト32は常に所定位置に位置決め
される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると、鍔部44
によりリリースシヤフト32の位置決めを行うよ
うにしたので、カバー3のボス36,41内にリ
リースシヤフト32を挿入するだけでリリースシ
ヤフト32の組付けが完了し、別部品のボルトや
スナツプリングによりリリースシヤフト32の位
置決めを行う場合に比べ、組立て作業を簡単化す
ることができる。即ち、本考案によると、リリー
スシヤフト32をリリースシヤフト支持部のボス
41に押し当てた状態でリリースシヤフト32を
支持しているカバー3をクラツチカバー2に装着
することができる。しかも支持部ボス41がカバ
ー3に設けてあるため、リリースシヤフト32を
カバー3に小組みできる利点がある。無論カバー
3にねじ孔を設ける必要がないので、カバー3内
部からオイルが漏れる恐れもない。又位置決め用
ボルトが外部に突出することもないので、外観も
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面部分図、第2図は
第1図の−断面部分略図である。 3……カバー、27……リリース機構、30…
…プツシヤ、32……リリースシヤフト、33…
…切欠き、41……ボス(リリースシヤフト支持
部)、44……鍔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摩擦クラツチのリリース機構27とクラツチ操
    作機構を連結するリリースシヤフト32の両端部
    をクラツチを覆うカバー3のボス36,41によ
    り回動自在に支持し、上記リリースシヤフト32
    と直交するリリース機構27のプツシヤ30を上
    記リリースシヤフト32の一方のリリースシヤフ
    ト支持部となるボス41の近傍の断面半円形の切
    欠き33のリリースシヤフト長手方向に延びる底
    面43に係合させて上記リリースシヤフト32の
    回動により上記底面43がプツシヤ30をクラツ
    チ遮断方向に駆動するようにすると共に、上記切
    欠き33の近傍においてプツシヤ30と上記支持
    部ボス41の間に入込む位置決め用鍔部44を上
    記リリースシヤフト32に設けたことを特徴とす
    る摩擦クラツチのリリースシヤフト支持装置。
JP7999784U 1984-05-30 1984-05-30 摩擦クラツチのリリ−スシヤフト支持装置 Granted JPS60191719U (ja)

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JP7999784U JPS60191719U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 摩擦クラツチのリリ−スシヤフト支持装置

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JP7999784U JPS60191719U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 摩擦クラツチのリリ−スシヤフト支持装置

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JPS60191719U JPS60191719U (ja) 1985-12-19
JPH0545851Y2 true JPH0545851Y2 (ja) 1993-11-29

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JP7999784U Granted JPS60191719U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 摩擦クラツチのリリ−スシヤフト支持装置

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534340Y2 (ja) * 1987-06-03 1993-08-31
JP5337071B2 (ja) * 2010-02-12 2013-11-06 本田技研工業株式会社 クラッチレリーズ機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4417247Y1 (ja) * 1966-07-30 1969-07-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5056903U (ja) * 1973-09-25 1975-05-28
JPS5860029U (ja) * 1981-10-20 1983-04-22 本田技研工業株式会社 クラツチリフタ−装置

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JPS4417247Y1 (ja) * 1966-07-30 1969-07-25

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