JPH0134743Y2 - - Google Patents

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JPH0134743Y2
JPH0134743Y2 JP3567683U JP3567683U JPH0134743Y2 JP H0134743 Y2 JPH0134743 Y2 JP H0134743Y2 JP 3567683 U JP3567683 U JP 3567683U JP 3567683 U JP3567683 U JP 3567683U JP H0134743 Y2 JPH0134743 Y2 JP H0134743Y2
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JP
Japan
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clutch
shaft
gear
sleeve
clutch cover
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JP3567683U
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JPS59141227U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連結時や半クラツチ時にクラツチデ
イスクのフエーシングが発熱により焼付くのを防
止する目的で、主に容量の大きな車両用クラツチ
に用いられる湿式クラツチに関する。
(従来の技術) 従来の湿式クラツチとしては、実開昭50−
42150号公報記載の湿式クラツチが知られている
もので、その構成は、ベアリングハブ部材(レリ
ーズベアリングスリーブ)の外側に第2環状部材
(駆動歯車)を設け、該第1環状部材とオイルポ
ンプの軸に設けた環歯車部とを噛合させると共
に、第1環状部材への駆動入力はクラツチカバー
に設けた第2環状部材から得るように構成してい
る。
(考案が解決しようとする課題) 従つて、かかる従来の湿式クラツチにあつて
は、クラツチカバーとオイルポンプとの駆動伝達
手段としての第2環状部材、第1環状部材及び環
歯車部とが配置されることになり、クラツチカバ
ーとクラツチハウジングとによるスペースの大部
分が前記駆動伝達手段によつて軸方向にも経方向
も専有され、レリーズフオークを配置するスペー
スがきわめて狭小となる問題点を有するものであ
つた。そして、この問題点によりレリーズフオー
クの配置設計に当つては相当の工夫を要するばか
りでなく、前記駆動伝達手段によつてクラツチハ
ウジングが軸方向及び経方向に全長が長くなり大
型化していたものであつた。
本考案は、上述のような問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、オイル
ポンプへの駆動入力構造をコンパクト化すること
によつてレリーズフオークの配置設計における自
由度を増大できると共にクラツチハウジングの小
型化が可能である湿式クラツチを提供することに
存する。
(課題を解決するための手段) 即ち、この目的を達成するために本考案は、ク
ラツチカバーにクラツチシヤフトの外周に沿つて
延長したクラツチカバースリーブを形成すると共
に、該クラツチカバースリーブをレリーズベアリ
ングスリーブの内側に配置し、かつクラツチカバ
ースリーブの端部を、前記クラツチシヤフト外周
に配置され、かつ前記オイルポンプの回転軸上に
設けられこの軸を駆動する従動ギヤに噛み合う原
動ギヤに嵌合させた。
(作用) 本考案の湿式クラツチで、クラツチデイスクの
フエーシングにオイルを吹き付ける時には、クラ
ツチカバーに入力された駆動力が、クラツチカバ
ースリーブの端部に嵌合する原動ギヤ原動ギヤ
に噛み合う従動ギヤ従動ギヤにより駆動するポ
ンプ回転軸へと伝達され、この伝達駆駆動力を得
てオイルポンプが駆動し、このオイルポンプの駆
動によりクラツチデイスクのフエーシングに加圧
されたオイルが吹き付けられる。
(考案の効果) 従つて、かかる本考案の湿式クラツチにあつて
は、オイルポンプの駆動入力をクラツチシヤフト
の外周に沿つて延長形成したクラツチカバースリ
ーブの端部から得るように形成し、しかも該クラ
ツチカバースリーブをレリーズベアリングスリー
ブの内側に配置したものであるために、従来の湿
式クラツチのようにオイルポンプの駆動伝達手段
が広いスペースを専有することなく、レリーズフ
オークの配置設計における自由度を増大し得る効
果を奏するし、湿式クラツチにおけるクラツチハ
ウジングの小型化を達成し得る効果を奏するもの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、自動車湿式
クラツチを例にとり説明する。
第1図及び第2図は一実施例を示す湿式クラツ
チであつて、その構成を説明すると、1はクラツ
チシヤフトであつて、トランスミツシヨン側に連
結されている。2はクラツチデイスクであつて、
前記クラツチシヤフト1にスプライン連結され、
このクラツチデイスク2の外周部両面にはフエー
シング2aが設けられている。3はフライホイー
ルであつて、エンジン側のシヤフト4に連結さ
れ、このフライホイール3とプレツシヤープレー
ト5とによつて前記クラツチデイスク2のフエー
シング2aはクラツチスプリング6の付勢により
両面から挟圧された状態になつている。7はクラ
ツチカバーであつて、その一端部は前記フライホ
イール3と固定され、他端部はクラツチシヤフト
1に向かつて延長されていると共に、クラツチシ
ヤフト1に接する部分から屈曲させて該クラツチ
シヤフト1の外周に沿つてクラツチカバースリー
ブ7aを延長形成し、該スリーブ7aの終端はク
ラツチハウジング8のトランスミツシヨン側端面
8′の近傍まで達するように形成している。9,
10はオイルポンプの駆動手段としての原動ギヤ
及び従動ギヤであつて、原動ギヤ9は、その内周
面に設けた凹凸部を前記クラツチカバースリーブ
7aの終端部の凹凸部に嵌合させてクラツチカバ
ー7からの駆動を得るように形成され、他方の従
動ギヤ10は原動ギヤ9と噛合してそのギヤ軸1
1がオイルポンプであるギヤポンプ12を駆動す
るように形成されている。
尚、原動ギヤ9及び従動ギヤ10はクラツチハ
ウジング8のトランスミツシヨン側端面8′に固
定されたギヤケース13に収納されているもの
で、このギヤケース13には前記クラツチカバー
スリーブ7aを囲繞するようにギヤケーススリー
ブ13aが形成されている。また、前記ギヤケー
ス13に固定されたギヤポンプ12には、サクシ
ヨンパイプ14から冷却油が供給され、加圧油と
なつてオイル供給構造であるノズル15よりクラ
ツチカバー7の開部物7′を経過してクラツチデ
イスク2にオイルを吹き付ける構造としているも
ので、ギヤポンプ12による圧力上昇は一定レベ
ル以上にならないようにギヤポンプ12にリリー
フ弁22を設けている。
また、16はレリーズベアリングスリーブであ
つて、前記ギヤケーススリーブ13aに摺動可能
に設けられているもので、このレリーズベアリン
グスリーブ16にはクラツチ操作手段であるクラ
ツチペダル等と連動するレリーズフオーク17が
クラツチスピンドル18を支軸として揺動可能に
設けられていると共に、レリーズベアリングスリ
ーブ16の端部外周には該スリーブ16の摺動に
伴なうレリーズベアリング19が設けられてい
る。20はレリーズレバーであつて、クラツチカ
バー7に固定したヨーク21の支軸21′に取付
けられているもので、このレリーズレバー20の
一端部には前記レリーズベアリング19を臨ま
せ、他端部には前記プレツシヤープレート5を取
付けている。
従つて、クラツチ動作は通常の乾式クラツチと
同様であつて、クラツチペダルを踏まない時は、
エンジン側のシヤフト4とトランスミツシヨン側
のクラツチシヤフト1とは、フライホイール3及
びプレツシヤプレート5により挟圧されたクラツ
チデイスク2を介して連結状態にある。そして、
クラツチペダルを踏むとレリーズフオーク17が
揺動し、レリーズベアリング19及びレリーズレ
バー20にその運動が伝達し、クラツチスプリン
グ6に抗してプレツシヤープレート5をクラツチ
デイスク2のフエーシング2aから離反させるた
めにエンジン側のシヤフト4とトランスミツシヨ
ン側のクラツチシヤフト1とは連結解除状態にな
るものである。
このようなクラツチ動作中、連結解除状態から
連結状態へ移行させる際や、クラツチデイスク2
のフエーシング2aとプレツシヤープレート5と
を完全に離反させないで若干の接触状態(半クラ
ツチ状態)にした際においては、摩擦熱が発生し
フエーシング2aがこの発熱により焼付くのを防
止するために、実施例の湿式クラツチでは冷却油
をフエーシング2a部分に吹き付けるもので、ギ
ヤポンプ12はクラツチカバー7から駆動入力を
得て作動し、ノズル15よりクラツチカバー7の
開口部7′を経過して、第1図に示すように、冷
却油をクラツチデイスク2のフエーシング2a部
分に吹き付けるることができるものである。
実施例の湿式クラツチにあつては、前述のよう
にギヤポンプ12の駆動入力をクラツチシヤフト
1の外周に沿つて延長したクラツチカバースリー
ブ7aの端部から得るように形成し、しかも該ク
ラツチカバースリーブ7aをレリーズベアリング
19の内側に配置したものであるために、こらら
の伝達手段が広いスペースを専有することなく、
レリーズフオーク17の配置設計における自由度
を増大させることができるし、また湿式クラツチ
におけるクラツチハウジング8の小型化を達成で
きるものである。
以上、本考案の一実施例を図により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えばオイル供給構造としては実施例
のようにノズル構造に限らず、クラツチカバース
リーブの内側に通路を形成してオイルを供給する
構造等であつてもよいし、また、オイルポンプは
実施例のようにギヤポンプに限られるものではな
く、他のポンプであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案湿式クラツチの一実施例を示す
断面図、第2図は第1図A−A線による断面図で
ある。 1…クラツチシヤフト、2…クラツチデイス
ク、2a…フエーシング、7…クラツチカバー、
7a…クラツチカバースリーブ、9…原動ギヤ、
10…従動ギヤ、12…ギヤポンプ(オイルポン
プ)、15…ノズル(オイル供給構造)、16…レ
リーズベアリングスリーブ、19…レリーズベア
リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クラツチカバーによつて駆動されるオイルポン
    プと、オイルをクラツチデイスクのフエーシング
    に吹き付けるオイル供給構造と、を有する湿式ク
    ラツチにおいて、 前記クラツチカバーにクラツチシヤフトの外周
    に沿つて延長したクラツチカバースリーブを形成
    すると共に、該クラツチカバースリーブをレリー
    ズベアリングスリーブの内側に配置し、かつクラ
    ツチカバースリーブの端部を、前記クラツチシヤ
    フト外周に配置され、かつ前記オイルポンプの回
    転軸上に設けられこの軸を駆動する従動ギヤに噛
    み合う原動ギヤに嵌合させたことを特徴とする湿
    式クラツチ。
JP3567683U 1983-03-12 1983-03-12 湿式クラツチ Granted JPS59141227U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3567683U JPS59141227U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 湿式クラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3567683U JPS59141227U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 湿式クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59141227U JPS59141227U (ja) 1984-09-20
JPH0134743Y2 true JPH0134743Y2 (ja) 1989-10-23

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ID=30166366

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3567683U Granted JPS59141227U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 湿式クラツチ

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JP (1) JPS59141227U (ja)

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JPS59141227U (ja) 1984-09-20

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