JPH0544598Y2 - - Google Patents

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JPH0544598Y2
JPH0544598Y2 JP1988086587U JP8658788U JPH0544598Y2 JP H0544598 Y2 JPH0544598 Y2 JP H0544598Y2 JP 1988086587 U JP1988086587 U JP 1988086587U JP 8658788 U JP8658788 U JP 8658788U JP H0544598 Y2 JPH0544598 Y2 JP H0544598Y2
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JP
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damper
load side
curve
coupling
load
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジンを原動機とする車両や船舶
等の駆動装置に関し、エンジンと被駆動側とを連
結する軸継手に用いて好適なものである。
(従来の技術) エンジンを原動機とする車両の動力伝達系統図
の要部を第2図に示す。
図においてエンジンEの出力はフライホイール
ハウジングH内に設けられたフライホイールF及
びダンパDを介してトランスミツシヨンMに伝達
される。
第3図aは従来のダンパであつて、上記第2図
におけるA〜A断面図であり、第3図bは第3図
aにおける〜断面図である。
第3図aにおいてエンジンの出力はドライブリ
ングa、ダンパラバーbを介してカツプリングc
に伝達される。
この第3図aにおける回転方向は矢印Xの方向
なのでダンパラバーbの部材b1は負荷側であり、
同じく部材b2は非負荷側であつて、従来のもので
は負荷側部材b1と非負荷側部材b2とは同一形状で
あつた。
なおc1はカツプリングcの凸起部を示す。
第4図a,bは上記第3a,bのものと同様な
従来のダンパであつて、ダンパラバーb′及びカツ
プリングc′の凸起部c1′形状は上記第3図aのも
のと異なるが、負荷側部材b1′と非負荷側部材
b2′とは同一形状であつた。
(考案が解決しようとする課題) エンジンを原動機とする車両や船舶等の駆動装
置においては、駆動装置がエンジンと共振してエ
ンジンの低回転時に振動音がでることがあるの
で、共振回転数を下げる(エンジンのローアイド
ル回転数以下にする)ためダンパラバーのバネ常
数(この場合はkgf−m/radの単位で表わされ
る)を下げる必要がある。
この場合ダンパラバーの耐久性を損なわない歪
率のものでバネ常数を下げるためにはダンパラバ
ーを大きくする必要があるが、上記第3図a,b
及び第4図a,bに示し従来のものではダンパラ
バーを大きくすると非負荷側の部材(第3図aの
b2、第4図aのb2′)に加わる遠心力が大きくな
り、ダンパラバーの連結部(第3図bのb3、第4
図bのb3′)に大きい引張力が働き、引張力によ
りむしられて該連結部が損傷する場合があるとい
う問題点があつた。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記課題を解決するためになされた
ものであつて、エンジン側ドライブリングに設け
た複数の凹部にそれぞれダンパラバーを挿入し、
該ダンパラバーに設けた穴部にそれぞれ被駆動側
カツプリングの周囲に設けた複数の突起を1個ず
つ挿入して、とライブリングとカツプリングを複
数個のダンパラバーで係合し、エンジン側ドライ
ブリングからダンパラバーを介して被駆動側カツ
プリングに動力を伝えるダンパ装置において、上
記ダンパラバーの穴部に対しダンパラバーの負荷
側部材を非負荷側部材よりも大きくすると共に、
上記ダンパラバーの非負荷部材の外周部を形成す
る曲線並びに被駆動側カツプリングの周囲に設け
た上記突起の先端部の非負荷側を形成する曲線と
をほぼ一致させるように非負荷側部材の曲線を形
成し、上記ダンパラバーの負荷側部材の外周部を
形成する曲線並びに被駆動側カツプリングの周囲
に設けた上記突起の先端部の負荷側を形成する曲
線とをほぼ一致させるように負荷側部材の曲線を
形成し、これら負荷側部材の曲線と非負荷側部材
の曲線とを異なる形状とし、ダンパラバーの負荷
側部材を非負荷側板部材よりも大きくすることに
よつて、ダンパラバーの回転方向のバネ常数を下
げ、同時に非負荷部材の質量(マス)が小さくな
るために非負荷側部材に加わる遠心力を小さくす
ることによりダンパラバーの連結部の損傷を防ぐ
ことができる。
また負荷側部材の曲線と非負荷側部材の曲線と
を異種の曲線としたために容易に弁別でき、ダン
パラバーをカツプリングに組付けることが容易と
なる。
(実施例) 次にこの考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図aは上記第3図a及び第4図aと同様に
第2図におけるダンパDのA〜A断面図であり、
第1図bは第1部aにおける〜断面図であ
る。
図において1はエンジン側ドライブリングで複
数の凹部を有し、該凹部にはそれぞれダンパラバ
ー2を挿入する。
そしてダンパラバー2の穴部にそれぞれ被駆動
カツプリング3の周囲に設けた複数の突起31
1個ずつ挿入することにより、ドライブリング1
とカツプリング3を複数個のダンパラバー2で係
合し、エンジンの出力はドライプリング1、ダン
パラバー2を介してカツプリング3に伝達され
る。
そして第1図aにおける回転方向は矢印Yの方
向なのでダンパラバー2の部材21は負荷側であ
り、同じく部材22は非負荷側である。
そして第1図aに示すようにダンパラバー2は
底面の中心部より偏位した位置に縦穴部を有して
いて、該穴部にカツプリング3の突起31を挿入
させてドライブリング1とカツプリング3を複数
個のダンパラバー2で係合させる。
しかもダンパラバー2の穴部に対して負荷側部
材21は非負荷部材22よりも大きくしてあるの
で、負荷側部材21ではバネ常数を小さくするこ
とができて、エンジンとの共振回転数が下がり、
非負荷部材22では遠心力を小さくすることがで
きて、ダンパラバー2の負荷側部材21と非負荷
側部材22とを連結する連結部23の被損を防止で
きるものである。
またダンパラバー2の負荷側部材21の外周部
4を形成する曲線と、カツプリング3の周囲に
設けた突起31の先端部の負荷側33を形成する曲
線とは、この実施例では共に〜線に直角な直
線であり、ダンパラバー2の非負荷側部材22
外周部25を形成する曲線と、カツプリング3の
突起31の先端部の非負荷側32を形成する曲線と
はこの実施例では共に〜線に対し角度θ(こ
の実施例ではθ=60°)だけ傾斜した直線である
ので、ダンパラバー2をカツプリング3に組付け
るときに誤組立のおそれが全く無いものである。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成り、ドラ
イブリングとカップリングを係合する複数個のダ
ンパラバーの負荷側部材を非負荷側部材より大き
くすることにより、ダンパラバーの回転方向のバ
ネ常数を下げ、同時に非負荷側部材に加わる遠心
力を小さくすることができるので、ダンパラバー
の連結部が損傷するのを防止できる。
従つてこの考案によればエンジンを原動機とす
る車両や船舶等の駆動装置がエンジンと共振する
共振回転数を、ダンパラバーの耐久性を損なわず
に下げることが可能となり、さらに負荷側部材と
非負荷側部材の曲線形状を異にすることで誤組立
のおそれもないというすぐれた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の一実施例のダンパの軸直
角断面図(第2図のA〜A断面図)であり、第1
図bは第1図aにおける〜断面図、第2図は
エンジンを原動機とする車両の動力伝達系統図、
第3図a,b及び第4図a,bはいずれも従来の
ダンパを示す。 1……ドライブリング、2……ダンパラバー、
1……ダンパラバーの負荷側部材、22……ダン
パラバーの非負荷側部材、24……外周部、25
…外周部、3……カツプリング、31……カツプ
リングの突起、32……突起先端部の非負荷側の
曲線、33……突起先端部の負荷側の曲線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン側ドライブリング1に設けた複数の凹
    部にそれぞれダンパラバー2を挿入し、該ダンパ
    ラバー2に設けた穴部にそれぞれ被駆動側カツプ
    リング3の周囲に設けた複数の突起31を1個ず
    つ挿入して、ドライブリング1とカツプリング3
    を複数個のダンパラバー2で係合し、エンジン側
    ドライブリング1からダンパラバー2を介して被
    駆動側カツプリング3に動力を伝えるダンパ装置
    において、上記ダンパラバー2の穴部に対しダン
    パラバー2の負荷側部材21を非負荷側部材22
    りも大きくすると共に、上記ダンパラバー2の非
    負荷部材22の外周部25を形成する曲線並びに被
    駆動側カツプリング3の周囲に設けた上記突起3
    の先端部の非負荷側32を形成する曲線とをほぼ
    一致させるように非負荷側部材の曲線を形成し、
    上記ダンパラバー2の負荷側部材21の外周部24
    を形成する曲線並びに被駆動側カツプリング3の
    周囲に設けた上記突起31の先端部の負荷側33
    形成する曲線とをほぼ一致させるように負荷側部
    材の曲線を形成し、これら負荷側部材の曲線と非
    負荷側部材の曲線とを異なる形状としたことを特
    徴とする、エンジン用回転ダンパラバー。
JP1988086587U 1988-07-01 1988-07-01 Expired - Lifetime JPH0544598Y2 (ja)

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JPH029344U JPH029344U (ja) 1990-01-22
JPH0544598Y2 true JPH0544598Y2 (ja) 1993-11-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218782A (ja) * 1985-07-18 1987-01-27 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 埋込み構造半導体レ−ザ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218782A (ja) * 1985-07-18 1987-01-27 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 埋込み構造半導体レ−ザ

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JPH029344U (ja) 1990-01-22

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