JPH0544377B2 - - Google Patents

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JPH0544377B2
JPH0544377B2 JP62011121A JP1112187A JPH0544377B2 JP H0544377 B2 JPH0544377 B2 JP H0544377B2 JP 62011121 A JP62011121 A JP 62011121A JP 1112187 A JP1112187 A JP 1112187A JP H0544377 B2 JPH0544377 B2 JP H0544377B2
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JP
Japan
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throttle valve
time
servo motor
signal
speed
Prior art date
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Application number
JP62011121A
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English (en)
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JPS63180528A (ja
Inventor
Motoyoshi Suzuki
Yoshasu Hokao
Hiroaki Tabuchi
Tetsuya Tada
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1112187A priority Critical patent/JPS63180528A/ja
Publication of JPS63180528A publication Critical patent/JPS63180528A/ja
Publication of JPH0544377B2 publication Critical patent/JPH0544377B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は車両の車速を所望の車速に自動的に
維持する車両用定速走行装置に係り、詳しくはス
ロツトルバルブを作動させるアクチユエータをサ
ーボモータとし、このサーボモータに対する1回
の駆動時間の最大時間を決めてサーボモータを制
御して定速走行時の安全性を確保する車両用定速
走行装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この種の車両用定速走行装置の定速走行
制御においては目標車速と実車速との間に速度差
が発生し、目標スロツトル開度と実スロツトル開
度との間に差が生じた場合、その差が生じている
間、スロツトルバルブを作動させるサーボモータ
を通電制御して同スロツトルバルブを目標スロツ
トル開度に近づけるようにしている。
そして、この種の定速走行装置においては制御
回路又は配線上の何らかの原因で制御回路が誤動
作しサーボモータを駆動させたままとなりスロツ
トルバルブを異常作動し続けるといつた走行上の
重大な問題を未然に阻止するために種々の安全装
置が提案されている。
例えば、特開昭60−215433号にはサーボモータ
としての直流電動機が、車速を増加させるための
増速信号に基づいて通電されたとき、その通電が
続く限りオンし続けるフオトカプラを設けるとと
もに、そのフオトカプラのオン時間、即ち直流電
動機の通電時間を計時するタイマを設け、予め定
めた時間経過した時、即ち制御回路の誤動作に基
づいて直流電動機が予め定めた時間以上駆動し続
けるとき同タイマをタイムアツプさせ同電動機を
強制的に停止させる技術が提案されている。しか
し、この通電時間による故障か正常かの判断は検
出回路の誤差(温度特性及び電圧特性)および直
流電動機が通電停止後慣性で回転し発電機となり
電圧が減衰するのに時間を要する点等をも考慮す
ると4〜5秒かかつていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記サーボモータの1回の通電時間
の最大時間はスロツトルバルブの開度を全閉状態
から全開状態にする場合であつて通常2〜3秒で
あり、上記の従爺技術における4〜5秒の検出時
間では誤動作が生じた場合にスロツトルバルブの
開度が前記検出時間までの間全開となつて速度が
上昇してしまう虞があつた。
この発明の目的は上記問題点を解消すべく、前
記検出時間の短縮を図り、サーボモータの通電時
間を少なくとも同モータがスロツトルバルブの開
度を全閉状態から全開状態にするに要する時間以
下にし問題となる車両の増速を未然に防止するこ
とができる車両用定速走行装置を提供することに
ある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記目的を達成すべく、第1図に示
すように、車両の走行速度を調節するスロツトル
バルブ1、このスロツトルバルブ1の開度を調節
するサーボモータ2、およびこのサーボモータ2
の駆動力を前記スロツトルバルブ1に伝達する駆
動力伝達手段3を備え、前記スロツトルバルブ1
を、前記車両を所望速度で定速走行させるための
目標開度に制御する車両用定速走行装置におい
て、サーボモータ2への通電を少なくとも複数回
断続させることにより、前記スロツトルバルブ1
を全閉状態から全開状態に変化せしめる制御装置
4を有し、この制御装置4は、前記スロツトルバ
ルブ1を前記目標開度にするため、前記断続通電
における1回毎の通電時間を演算する演算手段5
と、この演算手段5にて演算された1回毎の通電
時間が、予め定められた所定時間以上であること
を次回の通電開始時までに判別して異常信号を出
力する判別手段6と、この判別手段6からの異常
信号に基づいて前記駆動力伝達手段3による駆動
力伝達を遮断する遮断信号を出力する遮断手段7
とを備えた車両用定速走行装置をその要旨とする
ものである。
(作 用) 判別手段は演算手段にて演算された前記スロツ
トルバルブを前記目標開度にするための断続通電
における1回毎の通電時間が、予め定められた所
定時間以上であるか否かを、次回の通電開始時ま
でに判別する。そして、その通電時間が所定時間
以上であると判別すると、異常信号を出力する。
遮断手段はこの判別手段からの異常信号に基づい
て前記駆動力伝達手段による駆動力伝達を遮断す
る遮断信号を出力する。
その結果、サーボモータ2の駆動力は前記スロ
ツトルバルブ1に伝達されないことになる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
第2図は自動車に搭載された定速走行用装置の
概略を示し、吸気管10には図示しないエンジン
への吸入空気量を調節するスロツトルバルブ11
が設けられている。スロツトルバルブ11は自動
制御されるアクチユエータ12及び運転者によつ
て操作されるアクセルペダル13にてその開度が
調整されるようになつている。アクチユエータ1
2は直流サーボモータ(以下、直流モータとい
う)12a、駆動力伝達手段としての電磁クラツ
チ12b、同じく駆動力伝達手段としての連結器
12c及びスロツトル開度検出器12dとから構
成され、電磁クラツチ12bにて直流モータ12
aと連結器12cが駆動連結された状態において
同直流モータ12aが回動することによつてスロ
ツトルバルブ11の開度が調節される。スロツト
ル開度検出器12dはポテンシヨメータよりな
り、スロツトルバルブ11の開度と相対関係にあ
る前記連結器12cの移動量、即ち同バルブ11
のその時の実際の開度(以下、現スロツトル開度
NT)を検出する。
前記アクチユエータ12を駆動制御する制御回
路14はメインコントロール部14a、演算手段
としてのサーボモータコントロール部14b、サ
ーボモータドライブ部14c及び遮断手段として
の電磁クラツチドライブ部14dから構成され、
車載バツテリ15から電源供給を受けている。な
お、前記電磁クラツチドライブ部14dには判別
手段としての増速信号検出部14eが備えられて
いる。
メインコントロール部14aは車両の走行速度
に比例する周期のオン・オフ信号を発生するリー
ドスイツチと磁石よりなる車速センサ16、運転
者の操作により目標車速の設定及び定速走行制御
の開始を指示するセツトスイツチ17及びブレー
キペダルの踏み込み操作に連動してオンし定速走
行を解除するキヤンセルスイツチ18からの各信
号を入力する。そして、メインコントロール部1
4aはセツトスイツチ17からの操作に基づくオ
ン信号に応答して前記車速センサ16から入力し
た信号に基づいて算出したその時の車両の実際の
走行速度(以下、実車速という)SPDNを目標車
速SPDMとして記憶する機能と、その目標車速
SPDMに応じて一義的に定まるアクチユエータ
12の初期開度Tφを演算する機能と、スロツト
ルバルブ11を開閉すべくアクチユエータ12の
目標スロツトル開度STを演算する機能と、アク
チユエータ12とスロツトルバルブ11の連結・
遮断を制御する機能を備えている。
前記演算手段としてのサーボモータコントロー
ル部14bはメインコントロール部14aが演算
した目標スロツトル開度STと前記スロツトル開
度検出器12dが検出したスロツトルバルブ11
の現スロツトル開度NTを入力し、両開度ST,
NTに基づいて増速信号MOi又は減速信号MCiの
制御量を演算しその信号に基づいてサーボモータ
ドライブ部14cを介して直流モータ12aを駆
動制御する。
この増速及び減速信号MOi,MCiは直流モー
タ12aを正転させてスロツトルバルブ11を開
く方向に駆動させたり、反対に同モータ12aを
逆転させて同バルブ11を閉じる方向に駆動させ
るための制御信号であつて、共にプラス電位(以
下、「1」という)又はゼロ電位(以下、「0」と
いう)の信号を出力する。そして、サーボモータ
コントロール部14bは直流モータ12aを正転
させるときには増速信号MOiを「0」、減速信号
とし、逆転させるときには増速信号MOiを
「1」、減速信号MCiを「0」とし、又、停止させ
るときには増速及び減速信号MOi,MCiを共に
「1」にしてサーボモータドライブ部14cに出
力する。
又、サーボモータコントロール部14bは正転
又逆転している直流モータ12aを予め定めた時
間T経過した後に停止させる機能、即ち、「0」
になつている増速又は減速信号MOi,MCiを予
め定めた時間T経過後に「1」にする機能を有し
ている。
前記サーボモータドライブ部14cの具体的構
成は第3図に示され増速及び減速信号MOi,
MCiが共に「1」のときトランジスタTR1,
TR4が共にオフ状態となり、残るトランジスタ
TR2,TR3,TR5,TR6も全てオフ状態と
なる。その結果、出力端子MO,MCが共にハイ
インピーダンスとなり直流モータ12aの通電は
禁止される。
増速信号MOiが「0」、減速信号MCiが「1」
のとき、「0」の増速信号MOiに基づいてトラン
ジスタTR1はオンし、トランジスタTR2,TR
3をオンさせる。一方、「1」の減速信号MCiに
基づいてトランジスタTR4〜TR6はオフ状態
となる。その結果、出力端子MO→直流モータ1
2a→出力端子MCと電流が流れ、同モータ12
は正転駆動される。
増速信号MOiが「1」、減速信号MCiが「0」
のとき、「1」の増速信号MOiに基づいてトラン
ジスタTR1〜TR3がオフする。一方、「0」の
減速信号MCiに基づいてトランジスタTR4は
し、トランジスタTR5,TR6をオンさせる。
その結果、出力端子MC→直流モータ12a→出
力端子MOと電流が流れ、同モータ12は逆転駆
動される。
前記遮断手段としての電磁クラツチドライブ部
14dはメインコントロール部14aからクラツ
チ制御信号CLTを入力し、同信号CLTに基づい
てアクチユエータ12の電磁クラツチ12bを通
電制御する。
電磁クラツチドライブ部14dの具体的構成は
第3図に示されトランジスタTR9がオン状態に
おいてメインコントロール部14aから「0」の
クラツチ制御信号CLTが出力されたとき、トラ
ンジスタTR10がオンし、前記電磁クラツチ1
2bは通電され、連結器12cを介して直流モー
タ12aとスロツトルバルブ11を駆動連結す
る。反対に「1」のクラツチ制御信号CLTが出
力されたとき、トランジスタTR10がオフし、
前記電磁クラツチ12bの通電は禁止され、直流
モータ12aとスロツトルバルブ11の連結は切
られる。
電磁クラツチドライブ部14dは判別手段とし
ての増速信号検出部14eを備え、増速信号検出
部14eは前記サーボモータドライブ部14cの
トランジスタTR1のコレクタ端子に接続され増
速出力MOCHを入力する。
増速信号検出部14eは前記サーボモータドラ
イブ部14cのトランジスタTR1がオン状態
(即ち増速出力MOCHが「1」)の時、トランジ
スタTR7がオンされ、次段のトランジスタTR
8がオフされる。トランジスタTR8のオフに基
づいてコンデンサC1は抵抗R1を介して充電さ
れ、その充電電圧はコンパレータCMP1の反転
入力端子に出力される。この充電時間は同じくコ
ンパレータCMP1の非反転入力端子に出力され
る抵抗R3,R4とから構成される分圧回路から
出力される基準電圧との関係で決定され、充電電
圧が充電を開始して基準電圧にまで達するまで時
間が100ミリ秒となるように、コンデンサC1及
び抵抗R1の値(時定数)にて決定している。
又、トランジスタTR8がオンした時、コンデ
ンサC1は抵抗R2、同トランジスタTR8を介
して放電される。この放電時間は前記充電時間よ
り非常に短く設定されていて、1ミリ秒となるよ
うにコンデンサC1及び抵抗R2の値(時定数)
にて決定している。
コンパレータCMP1は前記基準電圧と充電電
圧とを比較し、充電電圧が基準電圧以上のとき、
その出力が「1」となつて次段のトランジスタ
TR9をオフさせる。反対に、充電電圧が基準電
圧未満のとき、コンパレータCMP1の出力は
「0」となつて次段のトランジスタTR9をオン
させる。
従つて、何らかの原因で100ミリ秒以上増速出
力MOCHが「1」、即ち直流モータ12aが100
ミリ秒以上正転駆動しても100ミリ秒経過すると、
増速信号検出部14eはトランジスタTR9をオ
フさせて電磁クラツチ12bの通電を切り、直流
モータ12aとスロツトルバルブ11との連結を
切る。
次に、上記のように構成された定速走行装置の
作用について説明する。
今、車両が走行状態にあるとき、定速走行を行
うべく運転者がセツトスイツチ17を操作する
と、メインコントロール部14aはクラツチ制御
信号CLTを「1」から「0」にするとともに、
車速センサ16からの検出信号に基づいて求めた
その時の実車速SPDNを目標車速SPDMとし、こ
の目標車速SPDMとその時々の実車速SPDNとで
目標スロツトル開度STを演算し次段のサーボモ
ータコントロール部14bに出力する。
目標スロツトル開度STの演算は実車速SPDN、
目標車速SPDM及びこの目標車速SPDMに対し
て一義的に定まるアクチユエータ12の初期開度
Tφとで以下の演算式で求める。
ST=Tφ+K・(SPDM−SPDN) 尚、Kは予め定めた比例定数である。
従つて、セツトスイツチ17を操作した瞬間は
SPDM=SPDNなのでST=Tφより演算をし始
め、SPDM>SPDNであればSTは増加し、
SPDM<SPDNであればSTは減少することにな
る。
一方、サーボモータコントロール部14bは第
5図a,bのフローチヤートに従つて動作する。
サーボモータコントロール部14bは50ミリ秒
間隔で制御処理動作を繰り返すようになつてい
て、同コントロール部14bに内蔵されたタイマ
にてその時間を計時しスタートを待つ(ステツプ
101)。処理動作をスタートする時間が来ると、
サーボモータコントロール部14bは前記メイン
コントロール部14aが演算した目標スロツトル
開度STと前記スロツトル開度検出器12dが検
出した現スロツトル開度NTを取込む(ステツプ
102)。
続いて、サーボモータコントロール部14bは
目標スロツトル開度STから現スロツトル開度
NTを減算した値(=ST−NT)の正負の判定を
行なう(ステツプ103)。
減算した値がゼロの場合、サーボコントロール
部14bはステツプ101に戻り、この処理動作
をスタートした時から50ミリ秒経過するまで待
つ。
ST−NT>0の場合、即ちスロツトルバルブ
11の実際の開度NTが目標とする開度STより
小さくエンジンの回転数を上げる必要がある場
合、サーボモータコントロール部14bは前記減
算した値(=ST−NT)から予め定めた基準値
(以下、不感帯といい、直流モータ12aの耐久
性向上のために設定される領域でスロツトル開度
に換算された値)DZを減算した値(=ST−NT
−DZ)の正負の判定を行う(ステツプ104)。
ST−NH−DZ≦0の場合、サーボモータコン
トロール部14bはステツプ101に戻り、この
処理動作をスタートした時から50ミリ秒経過する
まで待つ。従つて、ここまでの処理時間が0.1ミ
リ秒であれば49.9ミリ秒の間待つことになる。
ST−NT−DZ>0の場合、サーボモータコン
トロール部14bは目標スロツトル開度STと現
スロツトル開度NTとの差が不感帯DZより大き
いことから減速信号MCiを「1」のままで増速信
号MOiを「1」から「0」にする(ステツプ1
05)。
従つて、「0」の増速信号MOiに基づいてサー
ボモータドライブ部14cを介して直流モータ1
2aはスロツトルバルブ11が開く方向に正転駆
動される。この時、前記メインコントロール部1
4aからの「0」のクラツチ制御信号CLTに基
づいて電磁クラツチドライバ部14dを介して電
磁クラツチ12bは通電されていることから、コ
ントロールバルブ11は直流モータ12aの正転
駆動に基づいてその開度の制御が開始される。
又、これと同時にサーボモータドライブ部14
cのトランジスタTR1のオン動作に基づいて増
速出力MOCHが「0」となり増速信号検出部1
4eのコンデンサC1は充電を開始する。
ステツプ104にて増速信号MOiを「0」に
すると、サーボモータコントロール部14bはそ
の増速信号MOiを「0」から「1」にする時間
T、即ち直流モータ12aの正転駆動のための通
電時間Tを演算する(ステツプ106)。
そして、この通電時間Tは T=K1・(ST−NT−DZ) の計算式で求められる。尚、K1は予め定めた比
例定数である。
通電時間Tが求められると、サーボモータコン
トロール部14bはこの通電時間Tが45ミリ秒以
上か否か判別する(ステツプ107)。そして、
T≧45ミリ秒の場合にはサーボモータコントロー
ル部14bはその通電時間Tを一律に45ミリ秒と
し、その45ミリ秒が経過するまで待つ(ステツプ
109)。一方、T<45ミリ秒の場合にはその通
電時間Tが経過するまで待つ(ステツプ109)。
従つて、目標スロツトル開度STと現スロツト
ル開度NTとの差に基づいて演算される通電時間
Tは第4図に示すように、目標スロツトル開度
STと現スロツトル開度NTとの差が不感帯DZ以
内であればゼロとなり、不感帯DZ以上であれば
前記計算式で求められ、その求めた時間Tが45ミ
リ秒以上であれば一律に45ミリ秒と決定されるこ
とになる。
通電時間Tが経過すると、サーボモータコント
ロール部14bは増速信号MOiを「0」から
「1」にした後(ステツプ110)、再びステツプ
1に戻る。この「1」の増速信号MOiに基づい
てサーボモータドライブ部14cを介して直流モ
ータ12aはその正転駆動が停止される。この
時、ステツプ101からステツプ110までの処
理動作に要した時間が45ミリ秒であると、次の処
理動作のスタートまでの5ミリ秒間直流モータ1
2aは非通電となる。
従つて、最大通電時間Tが45ミリ秒であること
から、現スロツトル開度NTがいまだ目標スロツ
トル開度STに到達していなくても必ず直流モー
タ12aの通電は一旦停止、即ちスロツトルバル
ブ11が直流モータ12aによつて全閉状態から
全開状態となるのに要する2〜3秒の時間に比べ
て非常に短い50ミリ秒間隔で同バルブ11の開度
制御が更新される。
以後、同様な処理動作を繰り返してスロツトル
バルブ11を目標スロツトル開度STに近ずけ、
同開度STになつたときその状態を維持するよう
に制御する。
又、演算した通電時間Tが経過しても、何等か
の原因でサーボモータコントロール部14bが増
速信号MOiの信号を「0」のままにし直流モー
タ12aを通電し続ける場合、前記増速信号検出
部14eのコンデンサC1は100ミリ秒経過した
時にその充電電圧が抵抗R3,R4からなる分圧
回路の基準電圧より大きくなる。その結果、コン
パレータCMP1の出力が「1」となり、トラン
ジスタTR9がオフとなることから電磁クラツチ
ドライブ部14dを介して電磁クラツチ12bの
通電が切られ直流モータ12aとスロツトルバル
ブ11との連結は切られる。
従つて、直流モータ12aが通電時間Tを経過
し正転駆動をし続けても、スロツトルバルブ11
が同モータ12aによつて全閉状態から全開状態
となるのに要する2〜3秒の時間に比べて非常に
短い時間100ミリ秒で同モータ12aと同バルブ
11との連結を強制的に切るため、車両を増速さ
せることはない。
しかも、本実施例ではコンデンサC1が充電を
開始させる増速出力MOCHの検出点を端子MO
とはせずに直流モータ12aを駆動させるトラン
ジスタTR2の前段のトランジスタTR1のオン
動作を検出点としたため、端子MOを検出点にし
た場合のように、モータ12aの通電を停止した
ときしばらく同モータ12aが慣性で回転し発電
機となり端子MOでみる限りその端子MOの電圧
が除々に減衰しその減衰時間分だけ考慮しなけれ
ばならないことから生ずる検出遅れといつたこと
はなく、検出時間の短縮を図ることができる。
尚、前記ステツプ103においてST−NT<
0の場合、即ちスロツトルバルブ11の実際の開
度NTが目標とする開度STより大きくエンジン
の回転数を下げる必要がある場合、サーボモータ
コントロール部14bは増速信号MOiに代えて
減速信号MCiを「1」から「0」とする点(ステ
ツプ105a)と、通電時間Tの計算が T=K1・(NT−ST−DZ) である点(ステツプ106a)とが相違するだけ
である。従つて、前記ステツプ104〜108の
処理動作は実質的に同じ処理動作なので説明の便
宜上、その対応する処理動作のステツプに「a」
なる符号を付してその詳細を省略する。
尚、この発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲で、例
えば通電時間T、サーボモータコントロール部1
4bの1回の演算処理時間(50ミリ秒)及びコン
デンサC1の充電電圧が基準電圧に到達する時間
(100ミリ秒)を適宜変更して実施してもよいこと
は勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によればサーボ
モータへの断続通電における1回毎の通電時間が
予め定められた所定時間以上か否かの判別が次回
の通電開始までに行われるので、前記モータが異
常かどうかの判定時間を少なくとも同モータがス
ロツトルバルブの開度を全閉状態から全開状態に
するに要する時間以下にし問題となる車両の増速
を未然に防止することができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の要旨を説明するためのクレ
ーム対応図、第2図はこの発明を具体化した定速
走行装置の電気的構成を示す電気ブロツク回路
図、第3図は同じくサーボモータドライブ部と電
磁クラツチドライブ部の具体的構成を示す電気回
路図、第4図は目標スロツトル開度と現スロツト
ル開度との差に対する通電時間の関係を説明する
説明図、第5図a,bは同じくサーボモータコン
トロール部の動作を示すフローチヤート図であ
る。 図中、1はスロツトルバルブ、2はサーボモー
タ、3は駆動力伝達手段、4は制御装置、5は演
算手段、6は判別手段、7は遮断手段、11はス
ロツトルバルブ、12はアクチユエータ、12a
は直流モータ、12bは駆動力伝達手段としての
電磁クラツチ、12cは同じく駆動力伝達手段と
しての連結器、12dはスロツトル開度検出器、
13はアクセルペダル、14は制御回路、14a
はメインコントロール部、14bは演算手段とし
てのサーボモータコントロール部、14cはサー
ボモータドライブ部、14dは遮断手段としての
電磁クラツチドライブ部、14eは判別手段とし
ての増速信号検出部、16は車速センサ、17は
セツトスイツチ、18はキヤンセルスイツチ、
TR1〜TR10はトランジスタ、C1はコンデ
ンサ、R1〜R4は抵抗、CMP1はコンパレー
タである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の走行速度を調節するスロツトルバル
    ブ、このスロツトルバルブの開度を調節するサー
    ボモータ、およびこのサーボモータの駆動力を前
    記スロツトルバルブに伝達する駆動力伝達手段を
    備え、前記スロツトルバルブを、前記車両を所望
    速度で定速走行させるための目標開度に制御する
    車両用定速走行装置において、 サーボモータへの通電を少なくとも複数回断続
    させることにより、前記スロツトルバルブを全閉
    状態から全開状態に変化せしめる制御装置を有
    し、 この制御装置は、前記スロツトルバルブを前記
    目標開度にするため、前記断続通電における1回
    毎の通電時間を演算する演算手段と、 この演算手段にて演算された1回毎の通電時間
    が、予め定められた所定時間以上であることを次
    回の通電開始時までに判別して異常信号を出力す
    る判別手段と、 この判別手段からの異常信号に基づいて前記駆
    動力伝達手段による駆動力伝達を遮断する遮断信
    号を出力する遮断手段と、 を具備することを特徴とする車両用定速走行装
    置。
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JPS60148724A (ja) * 1984-01-16 1985-08-06 Toyota Motor Corp 車両用定速走行装置

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