JPH0543230Y2 - - Google Patents

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JPH0543230Y2
JPH0543230Y2 JP6691387U JP6691387U JPH0543230Y2 JP H0543230 Y2 JPH0543230 Y2 JP H0543230Y2 JP 6691387 U JP6691387 U JP 6691387U JP 6691387 U JP6691387 U JP 6691387U JP H0543230 Y2 JPH0543230 Y2 JP H0543230Y2
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JP
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cooling
engine
cylinder
cylinder head
air
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、空冷式の内燃機関においてシリンダ
ヘツドを冷却液によつて強制的に冷却する装置に
関するものである。
《従来の技術》 空冷式内燃機関においてシリンダヘツドを冷却
液で冷却するようにしたものとして、従来、実公
昭34−18309号や実公昭54−32085号に示されたも
のが知られている。
実公昭34−18309号に示されている冷却装置は、
シリンダ部分及びシリンダヘツドの前側を覆う状
態でフアンケースを配置し、このフアンケース内
の上部に放熱器を配置し、フアンケース内を流れ
る冷却風で放熱器を冷却するような構成になつて
いる。
また、実公昭54−32085号に示されたものは、
シリンダブロツクの一側をクランク軸心方向に延
びる導風カバーで覆い、導風カバー内を流れる冷
却風をシリンダブロツク及びシリンダヘツドに向
けて流通させ、シリンダヘツドの導風カバー側端
部に放熱器を配置したものである。
《考案が解決しようとする問題点》 上記従来例のものでは、いずれもシリンダ部分
からシリンダヘツドまでをフアンケースあるい
は、導風カバーで覆い、ヘツド冷却液の放熱器
を、フアンケースや導風カバー内の上端部で冷却
風の方向転換部分に配置していることから、放熱
器が冷却風の淀み部分に位置することになり、放
熱器と冷却風とが十分に接触することができず、
放熱器の冷却能力を十分に生かすことができない
という問題がある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、簡単な構成で、シリンダ部分を適度
に空冷することができながらも、冷却風を放熱器
に十分に接触させてシリンダヘツドの冷却を効率
良く行えるようにしたものである。そのために、
エンジンの前側に配置した遠心式の冷却フアンを
覆つているフアンケースの周側壁のうちのシリン
ダヘツド側の周側壁部分を、シリンダ部分の端面
のうちのシリンダヘツド側の端面はほぼ同じ高さ
に位置させ、上記の周側壁部分に開口部を設け、
開口部から流出する冷却風の流路に放熱器を配置
したことを特徴とするものである。
《作用》 本考案によれば、フアンケースの周側壁のうち
のシリンダヘツド側の周側壁部分を、シリンダ部
分の端面のうちのシリンダヘツド側の端面とほぼ
同じ高さに位置させ、上記の周側壁部分に開口部
を設け、開口部から流出する冷却風の流路に放熱
器を配置しているので、フアンケース内には冷却
風の流れを阻害するものがなくなり、冷却フアン
で起風された冷却風がフアンケースで案内されて
シリンダ部分に集中して流れることになり、シリ
ンダ部分が適度に冷却される。また、フアンケー
スの周側壁部分に開口部を設け、この開口部から
流出する冷却風の流路に放熱器を配置してあるの
で、冷却フアンで起風された冷却風の一部が放熱
器と十分に接触して放熱器内の冷却液と熱交換す
ることになり、シリンダヘツドが冷却液を介して
強力に冷却される。
《実施例》 第1図と第2図は本考案の実施例を示し、第1
図はフアンケースを縦断して示したエンジンの正
面図、第2図はエンジンの縦断側面図である。
このエンジンEは、シリンダ部分1とクランク
ケース2とを一体に形成してなるエンジン本体3
の上部にシリンダヘツド4を固着し、このシリン
ダヘツド4に燃料噴射器5を装着するとととも
に、シリンダヘツド4内に吸気ポート6及び排気
ポート7を形成し、シリンダ部分1内に形成した
シリンダ筒8にピストン9を昇降摺動自在に嵌挿
して燃焼室10を形成し、この燃焼室10に燃料
噴射器5の先端ノズル部を臨ませた直接噴射式の
頭上弁デイーゼルエンジンである。
そして、クランクケース2からクランク軸11
を前後に突出させ、クランク軸11の前端部にフ
ライホイール12を固着してある。このフライホ
イール12の前面に羽根13を突設して遠心式の
冷却フアンFを構成してある。
この冷却フアンFを取り囲む状態でフアンケー
ス14をエンジン本体3に取り付けている。この
フアンケース14は、その周側壁15における上
部がシリンダ部分1の上面とほぼ同じ高さに位置
しており、フアンケース14内に形成される送風
室16の背面17にはシリンダ部分1に向けて送
風口18が開口されている。
一方、シリンダ部分1の周面には空冷用フアン
19が突設してあり、前記送風口18から吹き出
された冷却風を空冷用フアン19に接触させるこ
とにより、シリンダ部分1を空冷するようにして
ある。
シリンダヘツド4には、液冷用ジヤケツト20
が形成されている。この液冷用ジヤケツト20に
は、シリンダヘツド4の上側に形成したロツカア
ーム室21内の動弁機構22を潤滑するためにシ
リンダヘツド4へ圧送されてきた潤滑油の一部を
供給するようになつている。
液冷用ジヤケツト20は、フアンケース14の
上側に配置したオイルクーラ(放熱器)23に連
通しており、液冷用ジヤケツト20を通つてきた
潤滑油は、オイルクーラ23で冷却された後、ク
ランクケース2内のオイルパンに戻されるように
なつている。
そして、このオイルクーラ23を冷却するため
に、フアンケース14における周側壁15の上部
に開口部24が設けられている。この開口部24
を覆う状態にオイルクーラ23を設けることによ
り、開口部24から流出する冷却風の流路にオイ
ルクーラ23が配置される。従つて、開口部24
からフアンケース14外に放出される冷却風がオ
イルクーラ23に接触して、オイルクーラ23を
強力に冷却することになる。このとき、オイルク
ーラ23が通風抵抗として作用するため、送風室
16からシリンダ部分1側へ流れる冷却風量が極
端に減少することは防止される。
なお、上記実施例では、シリンダヘツド4の冷
却液として潤滑油を使用したが、この冷却液は水
あるいは他の液体であつてもよい。また、エンジ
ンを副燃焼室式に構成した場合には、副燃焼室の
周辺部のみに液冷用ジヤケツトを形成するように
してもよい。
《考案の効果》 本考案は、上記のように構成され作用すること
から次の効果を奏する。
フアンケースの周側壁のうちのシリンダヘツド
側の周側壁部分を、シリンダ部分の端面のうちの
シリンダヘツド側の端面とほぼ同じ高さに位置さ
せ、上記の周側壁部分に開口部を設け、開口部か
ら流出する冷却風の流路に放熱器を配置している
ので、フアンケース内には冷却風の流れを阻害す
るものがなくなる。これにより、冷却フアンで起
風された冷却風がフアンケースで案内されてシリ
ンダ部分に集中して流れることになり、シリンダ
部分が適度に冷却される。
また、フアンケースの周側壁部分に開口部を設
け、この開口部から流出する冷却風の流路に放熱
器を配置してあるので、冷却フアンで起風された
冷却風の一部が放熱器と十分に接触して放熱器内
の冷却液と熱交換することになり、シリンダヘツ
ドが冷却液を介して強力に冷却される。
しかも、フアンケースに開口部を設けるだけで
放熱器を冷却できるので、放熱器を冷却するため
の構造が簡素化するうえ、その冷却を確実に行え
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はフアン
ケースを縦断した正面図、第2図はエンジンの縦
断側面図である。 E……エンジン、F……冷却フアン、1……シ
リンダ部分、4……シリンダヘツド、14……フ
アンケース、15……14の周側壁、16……送
風室、17……16の背面、18……送風口、1
9……空冷用フイン、20……液冷用ジヤケツ
ト、23……放熱器、24……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンEのシリンダ部分1に空冷用フイン
    19を突設し、シリンダヘツド4内に液冷用ジ
    ヤケツト20を形成し、この液冷用ジヤケツト
    20を放熱器23に連通し、エンジンEの前側
    に遠心式の冷却フアンF、フアンケース14、
    及び放熱器23を設け、フアンケース14内に
    形成される送風室16の背面17に送風口18
    をシリンダ部分1に臨ませて開口してあるエン
    ジンのシリンダ空冷−シリンダヘツド液冷式冷
    却装置において、 フアンケース14の周側壁15のうちのシリ
    ンダヘツド4側の周側壁部分を、シリンダ部分
    1の端面のうちのシリンダヘツド4側の端面と
    ほぼ同じ高さに位置させ、その周側壁15の周
    側壁部分に開口部24を設け、開口部24から
    流出する冷却風の流路に放熱器23を配置した
    ことを特徴とするエンジンのシリンダ空冷−シ
    リンダヘツド液冷式冷却装置。 2 エンジンEが直接噴射式のデイーゼルエンジ
    ンである実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    したエンジンのシリンダ空冷−シリンダヘツド
    液冷式冷却装置。 3 エンジンEが副燃焼室式のデイーゼルエンジ
    ンである実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    したエンジンのシリンダ空冷−シリンダヘツド
    液冷式冷却装置。 4 シリンダヘツド4の全体を液冷するようにし
    た実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は
    第3項に記載したエンジンのシリンダ空冷−シ
    リンダヘツド液冷式冷却装置。 5 副燃焼室の周辺部のみを液冷するように構成
    した実用新案登録請求の範囲第3項に記載した
    エンジンのシリンダ空冷−シリンダヘツド液冷
    式冷却装置。
JP6691387U 1987-05-02 1987-05-02 Expired - Lifetime JPH0543230Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6691387U JPH0543230Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02
EP88106658A EP0289912B1 (en) 1987-05-02 1988-04-26 Partially liquid-cooling type forcedly air-cooling system for internal combustion engine
DE8888106658T DE3866940D1 (de) 1987-05-02 1988-04-26 Brennkraftmaschine mit gleichzeitiger anwendung von fluessigkeitskuehlung und geblaese-lufthuehlung.
CA000565567A CA1331854C (en) 1987-05-02 1988-04-29 Partially liquid-cooling type forcedly air-cooling system for internal combustion engine
US07/189,418 US4873944A (en) 1987-05-02 1988-05-02 Partially liquid-cooled type forced air-cooling system for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

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JP6691387U JPH0543230Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JPS63177621U JPS63177621U (ja) 1988-11-17
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ID=30905347

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