JPH0227138Y2 - - Google Patents

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JPH0227138Y2
JPH0227138Y2 JP6967584U JP6967584U JPH0227138Y2 JP H0227138 Y2 JPH0227138 Y2 JP H0227138Y2 JP 6967584 U JP6967584 U JP 6967584U JP 6967584 U JP6967584 U JP 6967584U JP H0227138 Y2 JPH0227138 Y2 JP H0227138Y2
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air guide
cylinder
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engine
guide plate
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はエンジンの強制空冷装置の技術分野に
属し、エンジン本体の前側に送風装置を設け、エ
ンジンを構成するシリンダの少なくとも一方の横
外面にシリンダ導風路を空けてシリンダ導風板を
配設するとともに、シリンダヘツドの横外側面の
うち上記シリンダ導風板配設側の横外側面にヘツ
ド導風路を空けてヘツド導風板を配設し、ヘツド
導風路及びシリンダ導風路の前端を送風装置に連
通させて構成したものに関する。
〈従来技術〉 従来、この種のものは第5図に示すように、送
風装置40で吹き上げられた冷却風をシリンダ4
1及びシリンダヘツド42に亘つてシリンダ導風
板43及びヘツド導風板44で形成したシリンダ
導風路45及びヘツド導風路46に供給してエン
ジン47を冷却するようになつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のように構成したものでは高温になるシリ
ンダヘツドのヘツド導風路と比較的低温のシリン
ダ部分のシリンダ導風路の前端開口部が同じ巾で
形成されているうえ、強力に冷却したいシリンダ
ヘツド側のシリンダ導風路部分は送風装置から離
れていることから、送風装置から吹き上げられた
冷却風がシリンダ側のシリンダ導風路に多量に流
れてしまい高温のシリンダヘツドを充分に冷却す
ることがむずかしい。
その結果、エンジンを均等に冷却できず、冷却
の過不足による熱ひずみを生じ、出力が低下する
とともに焼付きや、過早着火によるノツキングが
発生したりするという問題があつた。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は上記問題を解決するために提案された
もので、ヘツド導風路を形成するヘツド導風板を
シリンダ導風路を形成するシリンダ導風路よりも
横外方に遠ざかる位置に配設してヘツド導風路の
前端開口部での横幅をシリンダ導風路の前端開口
部での横幅よりも広く形成し、シリンダヘツドの
放熱用フインのうち、ヘツド導風路内に突入する
横側フイン部分の突出寸法をその前端で小さく、
後部側に進むにつれて次第に大きく設定するよう
にしたものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図及び第2図はそれぞれ空冷頭上弁エンジ
ンの一部縦断正面図及び中央縦断正面図であり、
第3図は一部切欠き側面図、第4図は平面図であ
る。
このエンジン1はクランクケース2の上方にシ
リンダブロツク3を一体形成し、シリンダブロツ
ク3の上部にシリンダヘツド4及びロツカアーム
カバー5を順に載置固定してエンジン本体6を形
成してある。
クランクケース2の前側面にはフライホイルフ
アン7が設けてあり、このフアン7はクランクケ
ース2に回転自在に枢支したクランク軸8の軸端
部に固着されており、その周囲をフアンケース9
で覆うことで送風装置10を構成してある。
シリンダヘツド4の前後側面には吸気ポート1
1及び排気ポート12の各端部が開口させてあ
り、各開口端部には略菱形をした管取付座13を
縦長で横狭に形成するとともに、座13の上部1
3aが座13の下部13bから次第にシリンダヘ
ツド4の中央側に後退する後ろ倒れの傾斜面に形
成してある。
斜面状に形成された吸気ポート11の管取付座
13には、先端にエアクリーナ14及び気化器1
5を取付けた吸気管16のフランジ16aが一対
のボルト17で取付けられ、排気ポート12の管
取付座13にはマフラ19を設けた排気管18の
フランジ18aが一対のボルト17で固定されて
いる。
シリンダヘツド4の内面のピストン20に対面
する部分には凹入して形成した燃焼室21と偏平
なスキツシユエリア22とを左右に並べて形成し
てあり、スキツシユエリア22の上部のシリンダ
ヘツド4にスキツシユ部23が形成される。ま
た、燃焼室21には点火栓24と吸・排気弁25
とがそれぞれ設けてあり、吸・排気弁25はシリ
ンダヘツド4の上方のロツカアーム室26に内装
された動弁機構27で開閉制御され、吸・排気ポ
ート11,12と燃焼室21との連通を断続する
ようになつている。
スキツシユ面22とロツカアーム室26との間
のシリンダヘツド4内には、クランク軸8の先端
に固着した冷却フアン7で起風した冷却風の一部
を通過してスキツシユ部23を冷却するための冷
却風路28が設けられている。
そして、シリンダ3及びシリンダヘツド4の右
側にはシリンダ導風板29で形成されるシリンダ
導風路30とヘツド導風板31で形成されるヘツ
ド導風路32とが上下に設けてあり、ヘツド導風
板31をシリンダ導風板29よりも横外方に遠ざ
かる位置に配設することで、ヘツド導風路32の
前端開口部での横幅がシリンダ導風路30の前端
開口部での横幅よりも広くなるように形成されて
いる。
シリンダヘツド4の周囲に突出形成される放熱
用フイン33のうち、ヘツド導風路32内に突入
する横側フイン部分33aの突出寸法は第4図に
示すように前端部では小さく後部側に進むにつれ
て次第に大きくなるようにしてある。
図中符号35はロツカアームカバー5の上方に
位置させた燃焼タンクであり、この燃料タンク3
5はタンク底部35aを凹入しこの凹入部36に
ロツカアームカバー5及び吸気管16の上半部を
突入させることにより、燃料タンク35の上面を
下げてエンジン1の全高を低くしてある。
また、34はロツカアームカバー5の上隅部に
形成したブレザ装置である。
〈作用〉 上記のようにエンジンの強制空冷装置を構成す
ると、フライホイルフアン7で起風された冷却風
はフアンケース9に案内されてエンジン本体6の
シリンダ3及びシリンダヘツド4の前面に圧送さ
れる。
そして、シリンダ3及びシリンダヘツド4の前
面に圧送された冷却風はシリンダ3及びシリンダ
ヘツド4に吹き当り、ヘツド導風路32及びシリ
ンダ導風路30に流れるとともに、冷却風の一部
は吸気管16の下周面16aに案内されてスキツ
シユ部冷却風路28に流れてエンジンを冷却する
ようになる。
このとき、送風装置10に遠く、しかも高温に
なるシリンダヘツド4を冷却するヘツド導風路3
2の横軸が、前端開口部でシリンダ導風路30の
横幅よりも広く形成されているのでヘツド導風路
32に多量に冷却風が流れるように分風される。
尚、上記実施例ではエンジン1が強制空冷頭上
弁式のものであるが、側弁式のものであつてもよ
い。
〈考案の効果〉 本考案は上記のように構成され作用するので次
の効果を奏する。
即ち、フアンで起され、フアンケースで案内さ
れてシリンダ及びシリンダヘツドの前面に吹き上
げられた冷却風は、シリンダ導風路よりも幅広く
形成されたヘツド導風路に多量に流れるので、高
温になるシリンダヘツドを強力に冷却することが
できる。
加えて、多量の冷却風が流れるヘツド導風路に
突入するシリンダヘツドの放熱フインが、冷却風
の冷たい送風装置に近い前端部ではその突出量が
小さく、後部側に進むにつれて次第に大きく形成
してあるので冷却風が抵抗なく流入するととも
に、冷たい冷却風を風下側に多量に供給すること
ができ、シリンダヘツドの風上側部分と風下側部
分とを略均等に冷却することができる。
これにより、エンジン冷却の過不足による熱ひ
ずみや蓄熱によるノツキングの発生をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図は強制空冷頭上弁エンジンの一部切欠き正面
図、第2図はエンジンの中央縦断正面図、第3図
は一部縦断側面図、第4図は平面図であり、第5
図は従来例を示す要部の正面図である。 1……強制空冷エンジン、3……シリンダ、4
……シリンダヘツド、6……エンジン本体、10
……送風装置、29……シリンダ導風板、30…
…シリンダ導風路、31……ヘツド導風板、32
……ヘツド導風路、33……放熱フイン、33a
……横側フイン部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 強制空冷エンジン1のエンジン本体6の前側に
    送風装置10を設け、 エンジン本体6を構成するシリンダ3の少なく
    とも一方の横外側面にシリンダ導風路30を空け
    てシリンダ導風板29を配設するとともに、シリ
    ンダヘツド4の横外側面のうち上記シリンダ導風
    板29配設側の横外側面にヘツド導風路32を空
    けてヘツド導風板31を配設し、 ヘツド導風路32及びシリンダ導風路30の前
    端を送風装置10に連通させてなるエンジンの強
    制空冷装置において、 ヘツド導風板31をシリンダ導風板29よりも
    横外方に遠ざかる位置に配設してヘツド導風路3
    2の前端開口部での横幅をシリンダ導風路30の
    前端開口部での横幅よりも広く形成し、 シリンダヘツド4の放熱フイン33のうち、ヘ
    ツド導風路32内に突入する横側フイン部分33
    aの突出寸法をその前端で小さく、後部側に進む
    つれて次第に大きく設定した事を特徴とするエン
    ジンの強制空冷装置。
JP6967584U 1984-05-11 1984-05-11 エンジンの強制空冷装置 Granted JPS60180718U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6967584U JPS60180718U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 エンジンの強制空冷装置

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JP6967584U JPS60180718U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 エンジンの強制空冷装置

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Publication Number Publication Date
JPS60180718U JPS60180718U (ja) 1985-11-30
JPH0227138Y2 true JPH0227138Y2 (ja) 1990-07-23

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