JPH0676644U - 排気再循環装置 - Google Patents

排気再循環装置

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JPH0676644U
JPH0676644U JP1584993U JP1584993U JPH0676644U JP H0676644 U JPH0676644 U JP H0676644U JP 1584993 U JP1584993 U JP 1584993U JP 1584993 U JP1584993 U JP 1584993U JP H0676644 U JPH0676644 U JP H0676644U
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JP
Japan
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egr
exhaust gas
cylinder head
opening
gas recirculation
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JP1584993U
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English (en)
Inventor
晋一 中西
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の増加などなく、適確なEGR率及
び充分なEGR効果を得る。 【構成】 シリンダヘッド11内に排気ポート12から
分岐し吸気マニホールド13に連通するEGR通路14
を設け、その大部分を水冷ジャケット26を貫通する管
体27にて区画する。エンジン運転状況に応じてEGR
通路14を開閉する開閉手段15を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排気ガスを再循環させてNOX の排出を低減させる排気再循環装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼室から排出される燃焼ガスの一部を吸気に混入させる排気再循環(EGR )は、排気ガス中のNOX を低減するための装置として非常に有効である。図7 に示すように、従来この種の排気再循環装置においては、シリンダヘッド1の排 気ポート2を出た排気ガスGは、排気マニホールド3の部分でEGRパイプ4と 排気管(図示せず)の通路とに分かれる。そしてエンジンがEGRを必要とする 運転状態になると、EGRパイプ4の末端に設けられたEGRバルブ5のピスト ンがエアaにより作動され、排気ガスGの一部がEGRガスgとして吸気マニホ ールド6へ導かれるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の排気再循環装置は、部品点数の増加、エンジンの全高全幅 アップによる車載性悪化、EGRパイプまわりの熱害、コスト高、重量増、EG R率の調整困難、等々の解決すべき問題があった。
【0004】 このような諸問題の対策として、EGRパイプを廃止してシリンダヘッド内に EGR通路を設けるとした提案がある(実開昭58−127165号公報)。た だしこの提案では、各気筒からのEGRガスを一旦集合させてから一個のEGR バルブにより各吸気ポートへ分配するようになっているので、排気ガス集合部が シリンダヘッド外に別個に必要になると共に、各気筒間でEGR率のバラツキが 生じるおそれがある。また他の提案として、シリンダヘッドの排気ポートと吸気 ポートとを連通孔にて短絡させるものもあるが(実開昭50−1705号公報、 実開昭54−1712号公報、実開昭56−118949号公報、など)、排気 ガスの一部が高温のまま還流されるので、EGRの燃焼温度低減作用に悪影響を 及ぼすという課題が残されていた。
【0005】 そこで本考案は、部品点数の増加などの諸問題がなく、しかも適確なEGR率 及び充分なEGR効果が得られる排気再循環装置を提供すべく創案されたもので ある。
【0006】 なお上記以外の従来技術としては実開昭57−22660号公報がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シリンダヘッド内に排気ポートから分岐し吸気マニホールドに連通 するEGR通路を設け、その大部分を水冷ジャケットを貫通する管体にて区画す ると共に、エンジン運転状況に応じてEGR通路を開閉する開閉手段を設けたも のである。
【0008】
【作用】
上記構成によって、EGR通路は、排気ガスの一部をシリンダヘッド内で吸気 マニホールドへ導き、その途中で水冷ジャケットの冷却水により冷却させる。開 閉手段は、EGR通路を適宜開閉することにより排気ガス還流量を調節する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0010】 図1及び図2は、本考案に係わる排気再循環装置の一実施例を示したものであ る。この排気再循環装置は、シリンダヘッド11内に排気ポート12から分岐し 吸気マニホールド13に連通するEGR通路14が設けられ、エンジン運転状況 に応じてEGR通路14を開閉する開閉手段15が設けられて構成されている。 シリンダヘッド11には、排気ポート12及び吸気ポート16が燃焼室(図示せ ず)側の下面17から両側面18,19へと適宜屈曲して区画されており、その 側面開口端にそれぞれ排気マニホールド20及び吸気マニホールド13が接続さ れている。また図2に示したように、シリンダヘッド11内には両ポート12, 16及び排吸気弁挿通孔21,22、プラグ穴23、シリンダボディ24の取付 けボルト穴25を避けて、水冷ジャケット26が形成されている。
【0011】 EGR通路14は、その大部分が水冷ジャケット26を貫通する断面円形の管 体27(図3参照)にて区画されており、略水平に且つ吸気ポート16と略平行 に直線状に伸びている。そして排気ポート12の立上り部分に分岐口28が、シ リンダヘッド11の吸気マニホールド側側面19には連通口29がそれぞれ穿た れ、管体27の両端がこれらの開口縁部に一体的に接続している。
【0012】 開閉手段15は、吸気マニホールド13の殻体30にEGR通路14の延長上 で保持されたエアシリンダ31で成り、そのピストンロッド32の先端が連通口 29に係合する弁体33として形成されている。そしてコントローラ(図示せず )により制御される作動エアaの供給によって、ピストンロッド32の伸長によ りシリンダヘッド11の側面19に当接することで弁体33が完全に連通口29 を閉塞し、供給停止によりバネ34の付勢力によって縮退して連通口29から大 きく離間するようになっている。
【0013】 このほかシリンダヘッド11には、図示しない他の気筒にも排気ポート12及 び吸気ポート16が形成されており、同様なEGR通路14及び開閉制御手段1 5が備えられている。
【0014】 次に本実施例の作用を説明する。
【0015】 エンジンがEGRを必要とする状態になると、コントローラがセンサー(図示 せず)によりこれを感知して、エンジン回転速度及び吸入吸気量など(制御マッ プ)に基づいて各気筒のエアシリンダ31への作動エアaの供給を制御する。エ アシリンダ31はこの制御により縮退して連通口29を開放し、燃焼室から排気 ポート12に出てきた排気ガスGの一部が、EGR通路14を通って途中水冷ジ ャケット26の冷却水より冷却され、吸気マニホールド13内に入る。そしてこ のEGRガスgは、吸気管から流入してきた吸気と合流して、吸気ポート16を 経由して燃焼室に入り、不活性ガス(H2 O,N2 ,CO2 等)の割合を多くす ることで燃焼温度を低下させ、NOX の発生を抑える。
【0016】 このように、シリンダヘッド11内に水冷ジャケット26を貫通する管体27 にて区画されたEGR通路14を設け、連通口29にこれを開閉すべく伸縮駆動 されるエアシリンダ31を設けたので、EGRガスgはシリンダヘッド11内で 集合部たる吸気マニホールド13に導かれることとなり、別途必要であったEG Rパイプを廃止できる。すなわち従来の排気再循環装置における部品点数の増加 、エンジン全高全幅アップによる車載性悪化、EGRパイプまわりの熱害、コス ト高、重量増といった諸問題が解消される。そして管体27は水冷ジャケットに て囲繞されており、EGR通路14の大部分が冷却水に晒されることになるので 、EGRガスgの温度は効率よく低下される。従って、少ないEGRガス量によ りNOX 低減が達成され、図4に示すように、EGR率を上げてNOX の大幅な 低減を図っても、燃費の悪化を最少限に抑えることができる。そしてエアシリン ダ31は各連通口29に、すなわち気筒数に相当する数だけ設けられているので 、そのON-OFFの組み合わせによりきめ細かいEGR制御も可能であり、気筒間の EGR率のバラツキに対しても最適な対応が可能である。
【0017】 なおEGR通路14(管体27)の成形は、シリンダヘッド鋳造時に中子によ り一体化してもよいし、鋳造時にステンレス管、セラミックス等の材料を鋳ぐる んで成形してもよい。
【0018】 さらに上記実施例の管体27は円筒形状としたが、本考案はこれに限るもので はなく、EGRガスgの冷却効率を高めるような形状にすることが好ましい。例 えば図5に示すように、EGR通路41を横に偏平な形状とし、管体42の外周 面に上下に伸びるフィン43を設けてもよい。また図6に示すように、円筒状の 管体51の外周面に、放射状に伸びるフィン52を取り付ける構成としてもよい 。
【0019】 また上記実施例では、作動エアaをエアシリンダ31に供給する構成について は図示を省略したが、例えば過給気の一部を作動エアに利用するものとし、その エア通路の途中にコントローラにより作動する電磁バルブを設けて、そのソレノ イドへの通電を制御することにより、所定の作動エアを供給するものとすればよ い。
【0020】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0021】 シリンダヘッド内に排気ポートから分岐し吸気マニホールドに連通するEGR 通路を水冷ジャケットを貫通する管体にて区画し、エンジン運転状況に応じてE GR通路を開閉する開閉手段を設けたので、部品点数の増加やエンジン全高全幅 のアップなどがなく、しかも適確なEGR率及び充分なEGR効果を得ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる排気再循環装置の一実施例を示
した側面図である。
【図2】図1の要部を示した断面図である。
【図3】図2中のA−A線矢視断面図である。
【図4】本考案の作用効果を説明するためのEGR率と
燃費及びNOX との関係図である。
【図5】図3の他の実施例を示した断面図である。
【図6】図3のその他の実施例を示した斜視図である。
【図7】従来の排気再循環装置を示した側面図である。
【符号の説明】
11 シリンダヘッド 12 排気ポート 13 吸気マニホールド 14 EGR通路 15 開閉手段 26 水冷ジャケット 27 管体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド内に排気ポートから分岐
    し吸気マニホールドに連通するEGR通路を設け、その
    大部分を水冷ジャケットを貫通する管体にて区画すると
    共に、エンジン運転状況に応じて上記EGR通路を開閉
    する開閉手段を設けたことを特徴とする排気再循環装
    置。
JP1584993U 1993-03-31 1993-03-31 排気再循環装置 Pending JPH0676644U (ja)

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