JP3683841B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気装置に関し、特に車体前方に開口した外気導入口とエアクリーナとを連通するエアダクトにレゾナンスチャンバが接続され、該レゾナンスチャンバが内燃機関の吸気マニホルド上方を覆うように配置されている内燃機関の吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車に於いて、外気導入口からエアクリーナに至る吸気通路にレゾナンス(共鳴)チャンバを接続し、このレゾナンスチャンバにより吸気こもり音等の吸気音を低減する構造が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記レゾナンスチャンバは或る程度の容積を必要とすることからその配置、形状によっては嵩張りがちであるため、省スペースを目的とする改善が望まれていた。
【0004】
例えば、特開2001−59456号公報には、内燃機関の上面に設けられたエンジンカバーに、大気導入用エアダクトを一体的に設け、エアダクト管の途中に接続されるレゾネータまたはサイドブランチをもエンジンカバーに一体的に設け、エンジンカバーの取付けと同時にエアダクト管等も支持可能とすると共にエンジンカバーと内燃機関との間のデッドスペースをレゾネータとして有効利用せんとする構造が開示されている。
【0005】
しかしながら、この構造にあっても実際にはエアダクトへのエンジン本体からの熱の影響を抑えるためにはエンジンカバーとエンジン本体との間隔を広くとる必要が生じるため、エンジンカバーが上方に膨出してエンジンが高さ方向に嵩むことは避けられない。
【0006】
一方、エンジンを横置きとする自動車に於いて吸気系がエンジンの前方に配置される場合、その更に前方に配置されるラジエータからの熱風や飛散する水滴から特に金属製の吸気マニホルドを保護することが望ましいが、両者を離間させるとエンジンルームのデッドスペースが増え、また、遮蔽材等を介在させると部品点数が増える等の問題を生じる。
【0007】
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決するべく案出されたものであり、エンジンルーム内のデッドスペースを有効利用して嵩張らず、しかも吸気系を保護しつつ高い共鳴効果の期待できるレゾナンスチャンバを有する内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するべく、請求項1の発明は、車体前方に開口した外気導入口10aとエアクリーナ9とを連通するエアダクト10にレゾナンスチャンバ17が接続され、該レゾナンスチャンバ17が当該内燃機関の前側に配設された吸気マニホルド2の上方を覆うように配置されている内燃機関の吸気装置であって、吸気マニホルドの前方に配設されたラジエータ11と吸気マニホルド2との間に延出された延長部17cをレゾナンスチャンバ17が有するものとした。これにより、吸気マニホルド2の前及び上のデッドスペースを有効利用してエンジンのコンパクト化を図りつつ、レゾナンスチャンバ17の容量を確保することができる。また、ラジエータ11からの熱気及び水滴から吸気マニホルド2を保護することが可能となる。
また、請求項2の発明は、吸気マニホルド2のシリンダ列方向の一端の側方にEGRバルブ7が設けられると共に、前記吸気マニホルド2に連結されたエアダクト10レゾナンスチャンバ17を有する内燃機関の吸気装置であって、前記レゾナンスチャンバは、前記EGRバルブ7の上方を避けて当該内燃機関のシリンダ列方向の一端へ向けて伸びる延長部17bを有するものとした。これにより、レゾナンスチャンバ17の容量を確保しつつ高温の排気が循環するEGRバルブ7からの放熱を上方に効果的に逃がせるので吸気温度の上昇を抑制することができる。
また、請求項3の発明は、シリンダヘッドカバー18の上方にエンジンカバー19を設け、レゾナンスチャンバ17の上面、エンジンカバー19の上面から車体前下方に向けて連続する曲面状に形成するものとした。これにより、吸気マニホルド2上のデッドスペースを有効利用しつつエンジン高さと車体形状に合わせて最大限のレゾナンスチャンバ17の容量を確保することができる。加えて、車体前方側からの風を効率的にエンジン上方から排気系へと導くことができるので、エンジンルーム上方に熱がこもることを防止し、かつ熱源である排気系を冷却することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明が適用された内燃機関としての直列4気筒エンジンの車体に搭載された状態で前方正面図、図2はその側面、図3はその平面図、図4はレゾナンスチャンバの断面図を示している。このエンジンは、クランク軸を車体幅方向に延在させた状態で、車体の前側に搭載されている。エンジンの前面には、シリンダヘッド1に内設された吸気ポートに接続された吸気マニホルド2と、吸気マニホルド2の吸気上流端に接続されたサージタンク3と、サージタンク3の右端部の上面に開口した吸気流入口に接続されたスロットルボディ4と、シリンダヘッド1の右端部におけるスロットルボディ4の上方にて気筒休止機構(図示せず)を制御する電磁弁装置5と、吸気マニホルド2のクランクプーリ6側側方に排気還流量を制御するEGRバルブ7とがそれぞれ設置されている。スロットルボディ4はエアダクト8によりエアクリーナ9に接続され、エアクリーナ9はエアダクト10を介して外気導入口10aに接続されている。そして、これらの前方にはラジエータ11が配置されている。
【0011】
エンジンの図1に於ける左端側には、クランクプーリ6及び該クランクプーリ6で駆動される交流発電機12などの補機類が設けられ、エンジンの右端側には、クランク軸に直結された補助電動機13が設けられている。また、エンジンの図2に於ける左端、即ちエンジンの後側には排気マニホルド14及びそのカバー15が設けられてる。
【0012】
ここで、当該エンジンは、気筒休止機構(図示せず)を具備し、図1に於ける左端の1気筒は常時稼働するが、他の3気筒は必要に応じて稼働するように電磁弁装置5により吸排気バルブを制御するようになっている。また、補助電動機13も補助動力として必要に応じて稼働するようになっている。従って、上記EGRバルブ7は常時稼働する図1の左端の気筒の近傍に配置されているので、常時稼働する気筒へ連通するEGR通路の通路長を短くすることができる。更に、上記電磁弁装置5の前方や上方はエアダクト10や後記レゾナンスチャンバ17等の吸気系部材で覆われているため、エンジンルーム上方に滞留する熱やラジエータからの熱影響を低減できる。
【0013】
図4に併せて示すように、エアダクト10の中間部はレゾナンスチャンバ17に接続されている。このレゾナンスチャンバ17は、シリンダヘッド1上部のシリンダヘッドカバー18の上面を覆うエンジンカバー19から前下方(図2の右下方)に延出する延長部17cが、サージタンク3の上部に至り、吸気マニホルド2の上面及び前面を覆うように配置されている。また、その上面17aは、エンジンカバー19の上面19aから連続するように滑らかな曲面をなし、エンジンルーム内の風を効率良く熱源である排気側に導くことができ、エンジンルーム内を効果的に冷却することが可能となっている。ここで、レゾナンスチャンバ17の下部幅はサージタンク3及び吸気マニホルド2と略同幅に形成され、その中間部より上方は上部取付側であるエンジンカバー19と略同幅になるように、吸気マニホルド2のシリンダ列方向の一端の側方に配設されたEGRバルブ7の上方を避けてエンジンのシリンダ列方向の一端へ向けて伸びる延長部17bを設けている。この形状によりレゾナンスチャンバ17の容量を確保しつつEGRバルブ7からの熱が滞留し、吸気温度が上昇してしまうことを効果的に防止することができる。
【0014】
レゾナンスチャンバ17の上部端は、これと一体に形成された取付部20により図示されない弾性部材を介してシリンダヘッドカバー18に配設した取付ステーに締結されている。本実施例の場合、この取付ステーにエンジンカバー19も一体に取り付けられるように構成されており、エンジンカバー19の装着時にレゾナンスチャンバ17の取付部20上にエンジンカバー19が被さり、取付部20を覆うように構成される。この構成により、エンジンカバー19とレゾナンスチャンバ17との間に殆ど隙間が生じることなくレゾナンスチャンバ17の容量を最大まで確保でき、かつ両者の位置決め及び取付け性が向上する。加えて外観も良い。
【0015】
【発明の効果】
上記した説明により明らかなように、車体前方に開口した外気導入口とエアクリーナとを連通するエアダクトにレゾナンスチャンバが接続され、このレゾナンスチャンバが内燃機関の前側に配設された吸気マニホルド上方を覆うように配置されている内燃機関の吸気装置に於いて、吸気マニホルドの前方に配設されたラジエータと吸気マニホルドと間に延出された延長部をレゾナンスチャンバに設けるものとした本発明の請求項1によれば、吸気マニホルドの前及び上のデッドスペースを有効利用してエンジンのコンパクト化を図りつつ、レゾナンスチャンバの容量を確保することができ、ラジエータからの熱気及び水滴から吸気マニホルドを保護することも可能となる。
また、吸気マニホルドのシリンダ列方向の一端の側方にEGRバルブを配設すると共に、EGRバルブの上方を避けてエンジンのシリンダ列方向の一端へ向けて伸びる延長部をレゾナンスチャンバに設けるものとした請求項2の発明によれば、レゾナンスチャンバの容量を確保しつつ高温の排気が循環するEGRバルブからの放熱を上方に効果的に逃がせるので吸気温度の上昇を抑制することができる。
また、シリンダヘッドカバーの上方にエンジンカバーを設け、外気導入口からエアクリーナに至るエアダクトに連通し且つ吸気マニホルドの上方を覆うレゾナンスチャンバの上面エンジンカバーの上面から車体前下方に向けて連続する曲面状に形成するものとした請求項3の発明によれば、吸気マニホルド上のデッドスペースを有効利用しつつエンジン高さと車体形状に合わせて最大限のレゾナンスチャンバの容量を確保することができ、車体前方側からの風を効率的にエンジン上方から排気系へと導くことができるので、エンジンルーム上方に熱がこもることを防止し、かつ熱源である排気系を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された内燃機関の概略構成を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1のVI−VI線について見た断面図。
【符号の説明】
2 吸気マニホルド
3 サージタンク
7 EGRバルブ
9 エアクリーナ
10 エアダクト
10a 外気導入口
11 ラジエータ
16 連通管
17 レゾナンスチャンバ
17b、17c 延長部
19 エンジンカバー

Claims (3)

  1. 車体前方に開口した外気導入口とエアクリーナとを連通するエアダクトにレゾナンスチャンバが接続され、該レゾナンスチャンバが当該内燃機関の前側に配設された吸気マニホルドの上方を覆うように配置されている内燃機関の吸気装置であって、
    前記吸気マニホルドの前方にラジエータが配設され、
    前記レゾナンスチャンバは、前記吸気マニホルドと前記ラジエータとの間に延された延長部を有することを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 吸気マニホルドのシリンダ列方向の一端の側方にEGRバルブが設けられると共に、前記吸気マニホルドに連結されたエアダクトレゾナンスチャンバを有する内燃機関の吸気装置であって、
    前記レゾナンスチャンバは、前記EGRバルブの上方を避けて当該内燃機関のシリンダ列方向の一端へ向けて伸びる延長部を有することを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  3. シリンダヘッドカバーの上方を覆うエンジンカバー、外気導入口からエアクリーナに至るエアダクトに連通し且つ吸気マニホルドの上方を覆うレゾナンスチャンバを備えた内燃機関の吸気装置であって、
    前記レゾナンスチャンバは、その上面が前記エンジンカバーの上面から車体前下方に向けて連続する曲面状に形成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
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