JPS6023486Y2 - 水冷多気筒内燃機関のシリンダヘツド - Google Patents

水冷多気筒内燃機関のシリンダヘツド

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Publication number
JPS6023486Y2
JPS6023486Y2 JP6775979U JP6775979U JPS6023486Y2 JP S6023486 Y2 JPS6023486 Y2 JP S6023486Y2 JP 6775979 U JP6775979 U JP 6775979U JP 6775979 U JP6775979 U JP 6775979U JP S6023486 Y2 JPS6023486 Y2 JP S6023486Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cylinder head
passage
cylinder
plug
Prior art date
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Expired
Application number
JP6775979U
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JPS55167541U (ja
Inventor
喜裕 余米
孝志 佐々木
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水冷式内燃機関のシリンダヘッドに開−特に
一体形のシリンダヘッドに関する。
多気筒機関用の一体形シリンダヘッドでは、通常シリン
ダヘッド内の冷却水通路に、リブを突設し該リブやシリ
ンダブロックからシリンダヘッドへの冷却水連絡孔の位
置、大きさを調節してシリンダブロック内での冷却水の
流れを制御している。
また中間棚も冷却水の流れが燃焼面からはなれないよう
にとの意図で設けられている。
第1,2図は従来の多気筒一体形シリンダヘッドを示す
もので、第1,2図においてシリンダヘッド1には吸排
気弁穴21,22,23、燃料噴射ノズル用穴31,3
2、ヘッド締付ボルト穴41.42が設けられていて、
これらの間が冷却水通路となっており、該通路内を冷却
水は矢印のむきに流れる。
さらに燃焼面に対応する位置には、中間棚5が設けられ
ていて、この個所では冷却水通路は下側通路61と上側
通路62に分割されるようになっている。
多気筒機関のシリンダヘッドでは、一般に冷却水の出口
穴はシリンダヘッドの端部に設けられているため、出口
穴から最も遠いシリンダを冷却した冷却水は、他のシリ
ンダを通って出口穴から吐出していく。
ところが第1,2図に示したような従来の中間棚材のシ
リンダヘッドでは、1つのシリンダを冷却した冷却水が
他のシリンダのところに来た所で中間棚5により上下の
通路61.62に分られるため、燃焼面を冷却するのに
全冷却水が有効に用いられないという不都合がある。
本考案は、従来例のこのような不都合を解消しようとす
るものであって、本考案は、冷却水通路内に該通路を上
側通路及び下側通路に分ける中間棚を有する水冷多気筒
機関用の一体形シリンダヘッドにおいて、中間棚の上流
側の端近くの位置に、シリンダヘッド上面から上側通路
のみを閉鎖することができる長さをもつプラグを、その
先端部の下流側の外周面が中間棚の端縁に近接するよう
に挿入すると共に、該プラグと冷却水通路の内壁面との
間に空気抜き程度の間隙が形成されるように該内壁面に
リブを突設し、該プラグとリブにより冷却水のほぼ全量
を下側通路に導くようにした点を特長とするものである
次に、第3,4図により本考案の実施例を説明する。
なお、第3,4図中、第1,2図に示した従来例と同一
部材については同一符号を付し、それらについての詳細
な説明は省略する。
第3,4図において7はプラグであって、中間棚5の上
流側の端部51に近い冷却水通路10内に、シリンダヘ
ッド1の上方から挿入される。
そして、該プラグ7は中間棚5によって上下に分割され
た通路のうち、上側の通路62のみが閉じられる長さを
もつものである。
さらに、プラグ7と冷却水通路10の内壁面との間に、
空気抜き程度の狭い間隙が形成されるように、冷却水通
路10の内壁面にリブ8が突設される。
上記の構成とすることにより、第3図において冷却水通
路10の右方から該冷却水通路10に流入した冷却水(
それはそれ以前に、すでに他のシリンダの冷却に供され
ている)は、プラグ7とリブ8とによって上側の冷却水
通路62は閉鎖に近い状態にあるため、そのはS゛全水
量が下側の冷却水通路61に流入する。
シリンダヘッド1の下面は燃焼室を形成しているから、
下側の冷却水通路61に流入した冷却水はシリンダヘッ
ドの冷却に極めて有効に利用されることになり、結局、
本考案のシリンダヘッドによれば、従来のものに比べて
、冷却水ポンプの吐出量は同一であるにも拘らずシリン
ダ当りの冷却水を増したと同一の効果をうろことができ
る。
本考案によれば、中間棚の上流側の端近くの位置に、シ
リンダヘッド上面から上側通路のみを閉鎖することがで
きる長さをもつプラグを、その先端部の下流側の外周面
が中間棚の端縁に近接するように挿入すると共に、該プ
ラグと冷却水通路の内壁面との間に空気抜き程度の間隙
が形成されるように該内壁面にリブを突設したので、プ
ラグとリブとによって上側通路を閉鎖に近い状態にして
冷却水のほぼ全量を強制的に下側通路に流入させること
ができ、その冷却水をシリンダヘッドの燃焼面の冷却に
有効に利用することができる。
このため、従来のものに比べて、冷却水ポンプの吐出量
が同一であるにも拘らずシリンダ当りの冷却水を増した
と同一の効果をうろことができる。
また、プラグの挿入によって上側通路の閉鎖を行なうだ
けでよいので、構造が簡単で操作が容易であり、かつ冷
却水の下側通路への流入を的確に行なうことができる。
このように、本考案によれば、冷却水損失(冷却水ポン
プ駆動のための動力損失)を増すことなく、シリンダヘ
ッドの冷却をより効果的に行うことができるものであり
、シリンダヘッドの効果的な冷却によるシリンダヘッド
の耐久性と信頼性を向上することができることになる等
の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシリンダヘッドの平断面図、第2図は第
1図のI−I線断面図、第3図は本考案のシリンダヘッ
ドの平断面図、第4図は第3図の■−■線断面図である
。 1・・・・・・シリンダヘッド、21,22,23・・
・・・・吸排気弁穴、31,32・・・・・・燃料噴射
ノズル用穴、41.42・・・・・・ヘッド締付はボル
ト穴、5・・・・・・中間棚、61・・・・・・下側冷
却水通路、62・・・・・・上側冷却水通路、7・・・
・・・プラグ、8・・・・・・リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却水通路内に該通路を上側通路及び下側通路に分ける
    中間棚を有する水冷多気筒機関用の一体形シリンダヘッ
    ドにおいて、中間棚の上流側の端近くの位置に、シリン
    ダヘッド上面から上側通路のみを閉鎖することができる
    長さをもつプラグを、その先端部の下流側の外周面が中
    間棚の端縁に近接するように挿入すると共に、該プラグ
    と冷却水通路の内壁面との間に空気抜き程度の間隙が形
    成されるように該内壁面にリブを突設し、該プラグとリ
    ブにより冷却水のほぼ全量を下側通路に導くようにした
    水冷多気筒内燃機関のシリンダヘッド。
JP6775979U 1979-05-22 1979-05-22 水冷多気筒内燃機関のシリンダヘツド Expired JPS6023486Y2 (ja)

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JP6775979U JPS6023486Y2 (ja) 1979-05-22 1979-05-22 水冷多気筒内燃機関のシリンダヘツド

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JPS55167541U JPS55167541U (ja) 1980-12-02
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JPS60153844U (ja) * 1984-03-24 1985-10-14 マツダ株式会社 エンジンのシリンダヘツド

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JPS55167541U (ja) 1980-12-02

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