JPH0217168Y2 - - Google Patents

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JPH0217168Y2
JPH0217168Y2 JP1984047406U JP4740684U JPH0217168Y2 JP H0217168 Y2 JPH0217168 Y2 JP H0217168Y2 JP 1984047406 U JP1984047406 U JP 1984047406U JP 4740684 U JP4740684 U JP 4740684U JP H0217168 Y2 JPH0217168 Y2 JP H0217168Y2
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cylinder head
intake
cooling air
air passage
exhaust port
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JP1984047406U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は頭上弁エンジンのシリンダヘツドのス
キツシユ部冷却装置の技術分野に属し、シリンダ
ヘツドの内面に燃焼室とスキツシユエリアとを左
右に並設し、燃焼室に吸・排気ポートの内端を前
後に並べて開口し、スキツシユエリアの横外側に
ロツド挿通孔を形成し、プツシユロツド挿通孔と
吸・排気ポートの内端との間でスキツシユエリア
の上側の位置に冷却風通路を前後方向に貫通させ
た構造のものに関する。
〔従来技術〕
従来、この種のものは例えば第5図に示す実公
昭59−5130号公報のようにスキツシユエリア12
の上方で、冷却通路26の底面27の一部を段上
り状に形成し、燃焼室10寄りのシリンダヘツド
4の肉厚48を厚く形成してあり、冷却通路の側
面には冷却フインを形成してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記のようにスキツシユ部の冷却装置を構成し
たものでは肉厚部分での蓄熱量が大きく、燃焼室
に吸入された混合気がこの蓄熱によつて早期に着
火し、ノツキングを発生させてしまうことから、
エンジンの燃焼温度が高くなり高圧縮比及び高回
転させることができない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題を解決するために提案された
もので、冷却風通路の底面の基準となる面をその
プツシユロツド挿通孔側の端縁から吸・排気ポー
トの内端側の端縁に至るまでの全面に亘つてスキ
ツシユエリアとほぼ平行な偏平面に形成し、排気
ポートの外端をシリンダヘツドの前面又は後面に
開口し、この面での冷却風通路の開口部における
排気ポート側部分を、正面から見て排気ポートの
外端に形成した取付座の外周縁近傍に位置させて
形成するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は空冷縦形頭上弁エンジンの縦断背面図
を示し、第2図は第1図の−線断面図を示
す。
このエンジン1はクランクケース2の上方にシ
リンダブロツク3を一体に形成し、シリンダブロ
ツク3の上面にシリンダヘツド4を載置固定して
ある。
シリンダブロツク3のシリンダ5内にはピスト
ン6を上下摺動自在に収容してあり、このピスト
ン6はクランクケース2に回転自在に枢支したク
ランク軸7にコネクテイングロツド8で連結して
ある。
シリンダヘツド4の内面9のピストン6に対面
する部分には凹入して形成した燃焼室10と偏平
なスキツシユ面11とを左右に並べて形成してあ
り、ピストン6の上面6aとスキツシユ面11と
でシリンダ5内にスキツシユエリア12が形成さ
れる。燃焼室10には点火栓13と吸・排気弁1
4,15とがそれぞれ設けてあり、吸・排気弁1
4,15はシリンダヘツド4の上方のロツカーア
ーム室16に内装された動弁機構17で開閉制御
され、吸・排気ポート18,19と燃焼室10と
の連通を断続するようになつている。
動弁機構17はクランク軸7の回転に連動して
回転する動弁カム20、動弁カム20でタペツト
21を介して突き上げ駆動されるプツシユロツド
22と、プツシユロツド22で揺動され吸・排気
弁14,15を押し下げるロツカーアーム23と
で構成され、プツシユロツド22はシリンダブロ
ツク3のシリンダ5の横外方と、シリンダヘツド
4のスキツシユエリア12の横外方とにかけて上
下に形成したプツシユロツド挿通孔24に挿入し
てある。
スキツシユ面11とロツカーアーム室16との
間のシリンダヘツド4内には、クランク軸7の先
端に固着した冷却フアン25で起風した冷却風の
一部を通風してスキツシユエリア12を冷却する
ための冷却風通路26が設けられている。
この冷却風通路26はシリンダヘツド4の前後
に貫通させた状態に形成してあり、冷却風通路2
6の底面27をプツシユロツド22の挿通孔24
側の端縁28から吸・排気ポート18,19側の
端縁29に至るまでの全面(底面27の基準とな
る面B)に亘つてスキツシユエリア12とほぼ平
行な偏平面に形成し、冷却風通路26の吸・排気
ポート18,19側の側面30をその上端縁31
から下端縁32に至るまでの全面(側面30の基
準となる面C)に亘つて燃焼室10に次第に近づ
く連続した傾斜状に形成してある。
また、排気ポート19側の冷却風通路26aの
側面部分30aを第3図に示すように、排気ポー
ト19の外端34に固設された排気管取付フラン
ジ(取付座)33の外周縁33aに正面視でほぼ
沿わせて形成し、吸気ポート18側の冷却風通路
26bの側面部分30bは吸気ポート18の吸気
管取付フランジ(取付座)35の外端縁にほぼ沿
う状態で下方にゆく程燃焼室10に次第に近づく
ように形成してもよい。
上記のように構成したスキツシユ部冷却装置
は、冷却フアン25で起風され、第1図点線Aで
示すようにシリンダヘツド4に供給された冷却風
の一が冷却風通路26を流れ、シリンダヘツド4
のスキツシユ面11を強力に冷却する。
図中符号37は燃料タンクであり、その底壁3
8の一部を凹入し、この凹入空間39にロツカー
アーム室16を突入させてある。符号40はシリ
ンダブロツク3に開口する吸気ポート18に接続
した吸気管41と吸気管41の先端に気化器42
及びエアクリーナ43を順に取付けて形成した吸
気装置である。
また符号45はプレザ装置であり、46はガバ
ナ装置である。尚、冷却風通路26の変形例とし
て第4図に示すように冷却風通路26の底面27
の基準となる面B及び側面30の基準となる面C
にそれぞれフイン47を形成するが、一方の面だ
けにフイン47を設けるようにしてもよい。
〔効果〕
本考案は以上に述べたように構成され作用する
ので次の効果を奏する。
即ち、スキツシユエリアと冷却風通路との間の
シリンダヘツドの肉厚が一に薄く形成してあるの
で、冷却風通路を通る冷却風でスキツシユエリア
を強力に冷却して、従来のような蓄熱によるノツ
キングの原因となる早期着火を防止することがで
きる。
これにより、スキツシユエリアによるタービユ
レンスで燃焼室の混合気を高温でしかも速やかに
燃焼させることができ、エンジンの出力が向上す
るとともに、エンジンを高速回転させることがで
きる。
しかも、排気ポートの外端をシリンダヘツドの
前面又は後面に開口し、この面での冷却風通路の
開口部における排気ポート側部分を、正面から見
て排気ポートの外端に形成した取付座の外周縁近
傍に位置させて形成するので、冷却風通路を流れ
る冷却風で排気ポートの外端に形成される取付座
をも同時に冷却することができ、排気の背圧が減
少され、その分排気効率が高くなりエンジンの出
力がさらに向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は強制空冷頭上弁式縦形エンジンの縦断背面
図、第2図は第1図−線断面図、第3図は要
部の正面図、第4図は別実施例の要部の縦断面
図、第5図は従来例の第1図相当図である。 1……頭上弁エンジン、4……シリンダヘツ
ド、9……4の内面、10……燃焼室、12……
スキツシユエリア、18,19……吸・排気ポー
ト、24……プツシユロツド挿通孔、26……冷
却風通路、27……26の底面、28,29……
26の端縁、30……26の側面、31……26
の上端縁、32……26の下端縁、33……取付
座、33a……33の外周縁、B……27の基準
となる面、C……30の基準となる面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 頭上弁エンジン1のシリンダヘツド4の内面
    9に、燃焼室10とスキツシユエリア12とを
    左右に並設し、 燃焼室10に吸・排気ポート18,19の内
    端18a,19aを前後に並べて開口し、 スキツシユエリア12の横外側にプツシユロ
    ツド挿通孔24を形成し、プツシユロツド挿通
    孔24と吸・排気ポート18,19の内端18
    a,19aとの間でスキツシユエリア12の上
    側の位置に冷却風通路26を前後方向に貫通さ
    せて形成した頭上弁エンジンのシリンダヘツド
    のスキツシユ部冷却装置において、 冷却風通路26の底面27の基準となる面B
    をそのプツシユロツド挿通孔24側の端縁28
    から吸・排気ポート18,19の内端18a,
    19a側の端縁29に至るまでの全面に亘つて
    スキツシユエリア12とほぼ平行な偏平面に形
    成し、 排気ポート19の外端34をシリンダヘツド
    4の前面又は後面に開口し、この面での冷却風
    通路26の開口部における排気ポート側部分
    を、正面から見て排気ポート19の外端34に
    形成した取付座33の外周縁33a近傍に位置
    させて形成した事を特徴とする頭上弁エンジン
    のシリンダヘツドのスキツシユ部冷却装置。 2 上記冷却風通路26の吸・排気ポート18,
    19側の側面30の基準となる面Cをその上端
    縁31から下端縁32に至るまでの全面に亘つ
    て燃焼室10に次第に近づく連続した傾斜状に
    形成した実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    した頭上弁エンジンのシリンダヘツドのスキツ
    シユ部冷却装置。
JP4740684U 1984-03-30 1984-03-30 頭上弁エンジンのシリンダヘツドのスキツシユ部冷却装置 Granted JPS60159848U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4740684U JPS60159848U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 頭上弁エンジンのシリンダヘツドのスキツシユ部冷却装置
US06/704,955 US4633824A (en) 1984-03-30 1985-02-25 Cooling means for the squish part of an air cooling overhead valve engine
FR8503376A FR2562160B1 (fr) 1984-03-30 1985-03-07 Dispositif de refroidissement pour la paroi d'alimentation en carburant d'un moteur a soupapes en tete a refroidissement par air

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4740684U JPS60159848U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 頭上弁エンジンのシリンダヘツドのスキツシユ部冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60159848U JPS60159848U (ja) 1985-10-24
JPH0217168Y2 true JPH0217168Y2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=30562704

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JP4740684U Granted JPS60159848U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 頭上弁エンジンのシリンダヘツドのスキツシユ部冷却装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275546A (ja) * 1985-05-30 1986-12-05 Toyota Motor Corp 内燃機関のシリンダヘツド
JP6070590B2 (ja) * 2014-01-27 2017-02-01 トヨタ自動車株式会社 シリンダーヘッド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595130U (ja) * 1982-07-04 1984-01-13 株式会社ルビ− なべ
JPS6323554U (ja) * 1986-07-29 1988-02-16

Patent Citations (2)

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JPS595130U (ja) * 1982-07-04 1984-01-13 株式会社ルビ− なべ
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