JPH0542954U - 空調用ダンパ装置 - Google Patents
空調用ダンパ装置Info
- Publication number
- JPH0542954U JPH0542954U JP10028991U JP10028991U JPH0542954U JP H0542954 U JPH0542954 U JP H0542954U JP 10028991 U JP10028991 U JP 10028991U JP 10028991 U JP10028991 U JP 10028991U JP H0542954 U JPH0542954 U JP H0542954U
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- JP
- Japan
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- retainer
- damper
- dampers
- opening
- ventilation passage
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リテーナの長さを積極的に短かくすること
で、狭い配置スペース内においてもダクトの接続対に対
しリテーナを過不足なく適切な嵌込み量で接続する。 【構成】 吹出口12を有する通風路13が構成される
リテーナ11と、リテーナ11の通風路13に回動軸1
9,20を中心として回動可能に並設されかつ互いに一
直線状をなして通風路13を閉じ、平行状をなして通風
路13を開く複数の平板状のダンパ17と、各ダンパ1
7の回動軸20にそれぞれの基端部がトルク伝達可能に
結合されるとともに、リテーナ11の外側に各回動軸1
9,20を中心としてそれぞれ回動可能に組付けられる
開閉アーム21と、各開閉アーム21の先端部に結合さ
れる連動部を有し各ダンパ17を同方向へ回動する一つ
の操作部材30と、を備えている。
で、狭い配置スペース内においてもダクトの接続対に対
しリテーナを過不足なく適切な嵌込み量で接続する。 【構成】 吹出口12を有する通風路13が構成される
リテーナ11と、リテーナ11の通風路13に回動軸1
9,20を中心として回動可能に並設されかつ互いに一
直線状をなして通風路13を閉じ、平行状をなして通風
路13を開く複数の平板状のダンパ17と、各ダンパ1
7の回動軸20にそれぞれの基端部がトルク伝達可能に
結合されるとともに、リテーナ11の外側に各回動軸1
9,20を中心としてそれぞれ回動可能に組付けられる
開閉アーム21と、各開閉アーム21の先端部に結合さ
れる連動部を有し各ダンパ17を同方向へ回動する一つ
の操作部材30と、を備えている。
Description
【0001】
この考案は主として車両のインストルメントパネルに組付けられる空調用ダン パ装置に関するものである。
【0002】
従来、この種の空調用ダンパ装置において、図7と図8に示すように、リテー ナ11´の通風路13´には、その吹出口12´付近に風向調整用ブレート14 ´を有するバレル15´が回動可能に組付けられるとともに、バレル15´に対 し干渉することがない上流側に位置して1枚のダンパ17´が開閉可能に組付け られる構造のものが知られている。 前記ダンパ17´は、通風路13´の断面形状と略同じ大きさの平板状に形成 され、その両端面の略中央部に設けられた回動軸を中心として前記ダンパ17´ が通風路13´に回動可能に組付けられる。
【0003】 リテーナ11´の外側面には、半円状をなす操作部材30´がその円弧の中心 部において支軸ピン31´によって回動可能に組付けられている。 さらに、操作部材30´の中心部から延出されたアーム部32´が、ダンパ1 7´の回動軸から延出されたアーム32´が、ダンパ17´の回動軸から延出さ れたアーム21´に対し、ピンと長孔によって連結されている。 そして、操作部材30´によってダンパ17´が回動軸を中心として回動操作 され、同ダンパ17´が通風路13´に対し略直交する方向に配置されることで 通風路13´を閉じ、同ダンパ17´が通風路13´と平行する方向に配置され ることで、通風路13´を開くようになっている。
【0004】
ところで、インストルメントパネル1内には、図8に示すように、インストル メントパネル1の剛性を高めるために、パイプ製のリインホースメンバ(クロス メンバ)2が組付けられたものがある。 インストルメントパネル1内にリインホースメンバ2が組付けられると、イン ストルメントパネル1内に対するエア供給用ダクト3とリテーナ11´との配置 ペースが狭くなる。 一方、リテーナ11´の長さL´は、ダンパ17´が通風路13´と平行する 開き位置に配置されたときでもダンパ17´がリテーナ11´後端面より突出す ることがない程度の長さに設定する必要性があり、リテーナ11´の長さL´を 短かくするには限界があった。 このため、ダクト3の接続口4に対するリテーナ11´の嵌込み量A´が必要 以上に大きくなり、ダクト3のエア供給路を絞ることとなる。この結果、リテー ナ11´の通風路13´に対する空調エアの流れが悪くなるという問題点が生じ る。
【0005】 この考案の目的は、前記した従来の問題点に鑑み、リテーナの長さを積極的に 短かくすることで、狭い配置スペース内においてもダクトの接続口に対しリテー ナを過不足なく適切な嵌込み量で接続することができる空調用ダンパ装置を提供 することである。
【0006】 前記目的を達成するために、この考案は、吹出口を有する通風路が構成される リテーナと、 前記リテーナの通風路に回動軸を中心として回動可能に並設されかつ互いに一 直線状をなして前記通風路を閉じ、平行状をなして同通風路を開く複数の平板状 のダンパと、 前記各ダンパの回動軸にそれぞれの基端部がトルク伝達可能に結合されるとと もに、前記リテーナの外側に前記各回動軸を中心としてそれぞれ回動可能に組付 けられる開閉アームと、 前記各開閉アームの先端部に連結される連動部を有し前記各ダンパを同方向へ 回動する一つの操作部材と、を備えている。
【0007】
前記したように構成される空調用ダンパ装置において、一つの操作部材によっ て連動部及び開閉アームを介して複数のダンパが同方向へ同期回動され、前記各 ダンパが互いに一直線状に配置されることで、通風路が閉じられ、互いに平行状 に配置されることで、通風路が開かれる。 このようにして、複数のダンパによって通風路を開閉することで、1つのダン パによって通風路を開閉するものと異なり、各ダンパの幅寸法を小さくすること ができる。
【0008】
(実施例1) この考案の実施例1を図1〜図5にしたがって説明する。 空調用ダンパ装置を分解斜視図で表わした図1、組付け状態の平断面で表わし た図2及び側断面で表わした図3において、車両のインストルメントパネル1に 組付けられるリテーナ11は、前端に吹出口12を有する通風路13を備えた両 端開口の筒状に形成され、同リテーナ1の後端部は、エア供給用ダクト3の接続 口4に接続される。 リテーナ1の通風路13には、その吹出口12付近において複数枚の風向調整 用ブレート14を有するバレル15が、その左右両端部から水平状に突出された 支軸16を中心として回動可能に組付けられている。
【0009】 さらに、リテーナ11の通風路13には、バレル15に干渉することがない上 流側に位置して左右2枚のダンパ17が開閉可能に組付けられる。 前記各ダンパ17は、通風路13の断面形状に対し、略同じ高さ寸法でかつ略 半分程度の幅寸法をもつ方形板状に形成され、その外周縁にはゴム製のシール部 材18が嵌込まれている。さらに、各ダンパ17の上下両端の幅方向中央部には 、回動軸19,20が上下方向に突出されている。
【0010】 各ダンパ17の回動軸19,20のうち、上側の回動軸19は、リテーナ11 の通風路13の上壁面に回動可能に嵌挿され、下側の回動軸20は、角軸状に形 成されて後述する開閉アーム21の軸穴22にトルク伝達可能に嵌挿されている 。そして、各ダンパ17は、その各回動軸19,20を中心として回動されると ともに、互いに一直線状をなして通風路13を閉じ、平行状をなして通風路13 を開くようになっている。
【0011】 リテーナ11の下面には、各ダンパ17の下側の回動軸20にそれぞれ対向す る位置において左右の開閉アーム21がそれぞれ回動可能に組付けられている。 これら各開閉アーム21の基端部上面には、各ダンパ17の下側の回動軸20が トルク伝達可能に嵌込まれる角穴状の軸穴22をもつ連結部23がそれぞれ突設 されている。
【0012】 また、各開閉アーム21の基端部上面には、その連結部23の周囲に沿って円 弧状の嵌合部24が回動軸20と同一中心をもって対向状に突設されており、こ れら嵌合部24はリテーナ11の下面に貫設された嵌合孔に回動可能に嵌込まれ る。 さらに、各開閉アーム21の基端部上面には、前記両嵌合部24の間において 弾性変形可能な一対の係止脚25が突設されている。 そして各開閉アーム21の嵌合部24とともに、一対の係止脚25がリテーナ 11の嵌合孔に嵌込まれることで、これら係止脚25先端の係止爪26が嵌合孔 の周縁部と係合し、これによってリテーナ11の下面に各開閉アーム21が回動 可能に組付けられるようになっている。このとき各開閉アーム21の軸穴22に 各ダンパ17の下側の回転軸20がそれぞれトルク伝達可能に嵌込まれる。
【0013】 各開閉アーム21の先端部には、これら開閉アーム21を同方向に同期回動さ せる連動リンク27がそのリンク27の両端部において係止ピン28によって組 付けられている。この連動リンク27の長手方向中央部には突片29が前方に向 けて突設されている。
【0014】 リテーナ11の下面中央部の前側寄りには、各ダンパ17を同方向へ回動操作 するたの半円弧状の一つの操作部材30が、その円弧の中心部において支持ピン 31によって回動可能に組付けられている。 前記操作部材30には、その中心部から後方に向けてアーム部32が延出され おり、該アーム32と前記連動リンク27の突片29とがピン33と長孔34に よって連結されている。
【0015】 この実施例1は上述したように構成される。したがって図4に示すように各ダ ンパ17が互いに平行状をなし通風路13が開かれた状態から操作部材30を矢 印P方向へ回動操作すると、その操作部材30の操作力が連動リンク27及び各 開閉アーム21を介して各ダンパ17にそれぞれ伝達され、これら各ダンパ17 が互いに同方向へ回動される。そして、操作部材30を図5に示す位置まで回動 操作することで、各ダンパ17が互いに一直線状をなす閉じ位置まで回動され、 これら各ダンパ17によって通風路13が閉じられる。
【0016】 また前記とは逆方向の矢印Q方向へ操作部材30を回動操作すると、図2と図 4に示すように、各ダンパ17が互いに平行状をなす開き位置まで回動され、通 風路13が開かれる。 通風路13が開かれた状態において、エア供給用ダクト3からリテーナ11の 通風路13に送られる空調エアは各ダンパ17を通過して吹出口12のバレル1 5から任意の方向に吹出される。
【0017】 このようにして、一つの操作部材30を回動操作することで、各ダンパ17が 同方向へ同期回動され、通風路13が開閉される。 さらに、この実施例1では左右2つのダンパ17によって通風路13を開閉す るものであるから、一つのダンパによって通風路13を開閉するものと比し、ダ ンパ13の幅寸法を半分程度に小さくすることができ、この分だけリテーナ11 の長さLを短くすることができる。この結果、図3に示すように、エア供給用ダ クト3の接続口4に対するリテーナ11の嵌込み量Aを必要以上に大きくなるこ とを解消することができるとともに、過不足のない適切な嵌込み量Aにおいて嵌 込むことができる。
【0018】 (実施例2) 次に、この考案の実施例2を図6にしたがって説明すると、この実施例2では 、リテーナ111の通風路113に対し、左右及び中間の計3つのダンパ117 を回動軸を中心として並設したものである。各ダンパは、通風路113の3分の 1程度の幅寸法に形成される。 また、各ダンパの他の部分は実施例1と略同様に構成される。そして、各ダン パ117の下側の回動軸にトルク伝達可能に組付けられる開閉アーム121の各 先端部が連動リンク127に連結されるものである。 連動リンク127は、実施例1と略同様の一つの操作部材130に連結される 。そして、操作部材130を回動操作することで、各ダンパ117が互いに一直 線状をなす閉じ位置と、互いに平行状をなす開き位置とに回動されるようになっ ている。 したがって、この実施例2においては、リテーナ111の長さLを一層短かく することができる。
【0019】 なお、実施例1においてはダンパが2つの場合を例示し、実施例2においては ダンパが3つの場合を例示したが、ダンパの数は3つ以上あってもよい。
【0020】
以上述べたように、この考案によれば、複数のダンパによって通風路を開閉す ることで、1つのダンパによって通風路を開閉するものと異なり、各ダンパの幅 寸法を小さくすることができ、この分だけリテーナの長さを短かくすることがで きる。 この結果、インストルメントパネル内にリインホースメントが組付けられ、エ ア供給用ダクトとリテーナとの配置スペースが狭まれた場合においても、ダクト の接続口対しリテーナを必要な嵌込み量において過不足なく嵌込むことができる ため、ダクトの接続口対するリテーナの嵌込み量の過剰によって同ダクトのエア 供給路が絞られるという不具合が解消される。
【図1】この考案の実施例1の空調ダンパ装置の主要部
品を分解して示す斜視図である。
品を分解して示す斜視図である。
【図2】同じく空調用ダンパ装置の組付け状態を示す平
断面図である。
断面図である。
【図3】同じく側断面図である。
【図4】同じく背面図である。
【図5】同じくダンパの閉じ位置まで操作部材を回動操
作した状態を示す背面図である。
作した状態を示す背面図である。
【図6】この考案の実施例2の空調用ダンパ装置の組付
け状態を示す平断面図である。
け状態を示す平断面図である。
【図7】従来の空調用ダンパ装置を示す平断面図であ
る。
る。
【図8】同じくインストルメントパネルに組付けた状態
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
11…リテーナ 12…吹出口 13…通風路 17…ダンパ 14,20…回動軸 21…開閉アーム 27…連動リンク 30…操作部材
Claims (1)
- 【請求項1】 吹出口を有する通風路が構成されるリテ
ーナと、 前記リテーナの通風路に回動軸を中心として回動可能に
並設されかつ互いに一直線状をなして前記通風路を閉
じ、平行状をなして同通風路を開く複数の平板状のダン
パと、 前記各ダンパの回動軸にそれぞれの基端部がトルク伝達
可能に結合されるとともに、前記リテーナの外側に前記
各回動軸を中心としてそれぞれ回動可能に組付けられる
開閉アームと、 前記各開閉アームの先端部に連結される連動部を有し前
記各ダンパを同方向へ回動する一つの操作部材と、を備
えていることを特徴とする空調用ダンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028991U JPH0542954U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 空調用ダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028991U JPH0542954U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 空調用ダンパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542954U true JPH0542954U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14270030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10028991U Pending JPH0542954U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 空調用ダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542954U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-11-07 JP JP10028991U patent/JPH0542954U/ja active Pending
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