JPH0636974Y2 - 車両空調用ダクト構造 - Google Patents

車両空調用ダクト構造

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JPH0636974Y2
JPH0636974Y2 JP1988134008U JP13400888U JPH0636974Y2 JP H0636974 Y2 JPH0636974 Y2 JP H0636974Y2 JP 1988134008 U JP1988134008 U JP 1988134008U JP 13400888 U JP13400888 U JP 13400888U JP H0636974 Y2 JPH0636974 Y2 JP H0636974Y2
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Japan
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air
branch
duct
fins
conditioning
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茂 八木
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両空調装置における送風ダクト構造に関す
る。
(従来技術) 車両の運転席側および助手席側へそれぞれ空調風を送風
するために、空調装置本体より空調風が送風される中央
ダクトから分岐して左右方向へそれぞれ向う2つの分岐
ダクトを備えた車両空調装置においては、上記2つの分
岐ダクトに対する配風割合を変化させたい要求がある。
そこで従来は、例えば実開昭61-110416号公報に開示さ
れているように、上記中央ダクトと上記2つの分岐ダク
トとの分岐部に開閉ドアを設け、風量を増加させたい分
岐ダクトとは反対側の分岐ダクトを閉じる方向に上記開
閉ドアを操作することによって風量を増加させたい分岐
ダクト側へ流れる風量を増加させている。
しかしながら、上記分岐部に開閉ドアを設け、この開閉
ドアの操作により2つの分岐ダクトに対する配風割合を
変化させるようにした場合、この開閉ドアの存在によっ
て送風抵抗が生じ送風モータへの負担が増大するのみで
なく、この送風抵抗により全体の風量が減少し、さらに
空調風の圧力に抗して開閉ドアを操作しなければならな
いため、大きい操作力を要するものであった。
(考案の目的) そこで本考案は、空調装置本体より空調風が送風される
中央ダクトから分岐して2方向へ向う2つの分岐ダクト
を備えた車両空調用ダクト構造において、配風割合変化
時の送風抵抗の低減と操作力の低減とを図ることを目的
とする。
(考案の構成) 本考案による車両空調用ダクト構造は、中央ダクトの下
流端における2つの分岐ダクトにそれぞれ臨む部位に、
空調風を上記2つの分岐ダクトへそれぞれ導くための導
風部材が配設され、各導風部材は、互いに近接して平行
配置された、かつ互いに平行状態に保ったまま一斉に回
動可能な複数のフィンを備え、上記2つの分岐ダクトに
対する空調風の配風割合を変更する場合に、風量を増加
させたい分岐ダクト側の導風部材のフィンのみを、互い
に平行状態を保ったまま、風量を増加させたい分岐ダク
トの方向に一斉に回動させる操作部材が設けられてなる
ことを特徴とするものである。
(考案の効果) 本考案によるダクト構造においては、中央ダクトの下流
端における2つの分岐ダクトにそれぞれ臨む部位に、空
調風を上記2つの分岐ダクトへそれぞれ導くための導風
部材が配設され、各導風部材が、互いに近接して平行配
置された、かつ、互いに平行状態を保ったまま一斉に回
動可能な、複数のフィンを備えているので、風量を増加
させたい分岐ダクト側の導風部材のフィンのみを、操作
部材によって、互いに平行状態を保ったまま、風量を増
加させたい分岐ダクトの方向に一斉に回動させることに
より、空調風は、風量を増加させたい側の分岐ダクト方
向へ流れ易くなり、その回動されたフィン間の狭い通路
を通過して流れる空調風の流速が増加する。このため回
動させた導風部材の下流側の圧力が低下し、この圧力が
低下した部分へ反対側の導風部材を通過する空調風が吸
引され、これによって風量を増加させたい分岐ダクト側
へ流れる風量を増加させることができる。
したがって本考案によれば開閉ドアを設けることなしに
2つの分岐ダクトに対する空調風の配風割合を変更する
ことができるから、配風割合変更により送風抵抗を低減
することができ、送風用モータの負担も低減することが
できる。また、一方の導風部材を単に回動するだけで配
風割合を変更できるから、その操作力も開閉ドアの操作
する操作力に比較して大幅に低減することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図は本考案を実施した車両空調装置の概略図で、1
は外気取入口、2は室内空気取入口、3はこの空調装置
に外気を取入れるかあるいは室内空気を循環させるかを
選択する切換ドア、4は送風ファン、5はこの送風ファ
ン4を駆動するモータ、6はクーリングユニット、7は
ヒータコア、8はヒータコア7を通過する空気の量を調
整するためのドア、9は温風または冷風を中央ダクト10
に供給するかあるいはデフロスタ用ダクト11その他に供
給するかを選択するドアである。
上記送風ファン4、クーリングユニット6およびヒータ
コア7等よりなる空調装置本体から空調風が送風される
中央ダクト10には、この中央ダクト10から分岐して左右
に延びる分岐ダクト12A、12Bが接続されており、右方の
分岐ダクト12Aを通じて車両の運転席側へ空調風が送風
され、左方の分岐ダクト12Bを通じて助手席側へ空調風
が送風されるようになっている。2つの分岐ダクト12
A、12Bは中央ダクト10に対して直角方向に延びており、
分岐部はT字状をなしている。
中央ダクト10の下流端における上記分岐ダクト12A、12B
との分岐部にそれぞれ臨む部位には、第2図〜第4図に
示すような複数のフィン13を備えた1対の導風部材14
A、14Bがそれぞれ分岐ダクト12A、12B側に近接して配置
されている。各導風部材14A、14Bのフィン13は、それぞ
れ互いに平行配置されているとともに、連結ロッド15を
介して相互に連結され、かつ各導風部材14A、14Bのそれ
ぞれの複数のフィン13の1つが、それぞれアーム16A、1
6Bおよび連結ロッド17を介してアクチュエータモータ18
A、18Bに連結されていることにより、各導風部材14A、1
4Bのフィン13がそれぞれ互いに平行状態を保ったまま、
一斉に回動されて、空調風の流れに対する角度を変更さ
れるようになっている。また、中央ダクト10と分岐ダク
ト12A、12Bとの分岐部のコーナ19A、19Bは、所定の曲率
半径Rを有する曲面になっている。
以上の構成において、空調風を左右の分岐ダクト12A、1
2Bに対して等分に分配するときには、導風部材14A、14B
のフィン13が、何れも第2図に示すように、そこを通過
する空調風の流れに対して平行に保たれている。一方、
左右の分岐ダクト12A、12Bに対する空調風の配分割合を
変更したいとき、すなわち例えば右方の分岐ダクト12A
側の送風量を増加させたいときには、アクチュエータモ
ータ18Aを作動させて第2図に示すように、右方の導風
部材14Aのフィン13のみを分岐ダクト12Aの方向に回動す
ればよい。このフィン13の角度変更によって、空調風は
分岐ダクト12A方向へ流れ易くなり、その回動されたフ
ィン13間の狭い通路を通過して分岐ダクト12A側へ流れ
る空調風の流速が増加するから、導風部材14Aの下流側
の部分の圧力が低下する。この圧力が低下した部分の発
生により、今まで左方の導風部材14Bのフィン13の間を
通過して左方の分岐ダクト12B側へ流れていた空調風
が、上記圧力の低下した部分に吸引され、これにより左
方の分岐ダクト12B側へは流れずに、右方の分岐ダクト1
2A側へ流れるから、右方の分岐ダクト12Aへ流れる風量
が増加することになる。また、左方の分岐ダクト12B側
の送風量を増加させたいときには、アクチュエータモー
タ18Bを作動させて左方の導風部材14Bのフィン13のみを
分岐ダクト12Bの方向に回動すればよい。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
従来のように開閉ドアを設けることなしに左右の分岐ダ
クト12A、12Bに対する空調風の配風割合を変更すること
ができるから、配風割合変更による送風抵抗を低減する
ことができ、送風用モータ5の負担も低減することがで
きる。また、本実施例によれば、導風部材14A、14Bの一
方のフィン12を回動するだけで配風割合を変更できるか
ら、アクチュエータモータ18A、18Bも小馬力のもので済
む利点がある。
なお、本実施例において、分岐部のコーナ19A、19Bを所
定の曲率半径Rを有する曲面としたことにより、フィン
13を傾斜させたときに空調風を壁面に沿って平滑に流
し、その流速をより増加させ、本考案の効果をより高め
ることができる。
次に第5図は、上記フィン12を手動で操作することがで
きる構成の一例を示したものである。第5図において、
20は軸21を中心に回動可能に設けられた操作レバーであ
り、この操作レバー20には、先端につまみ22を備えてパ
ネル23の溝23aから突出するレバー部24と、軸21の付近
から左右へ張出した板部25A、25Bとからなり、右方の板
部25Aには、軸21を中心とする円弧に沿う円弧状溝部26A
と、この円弧状溝部のレバー部24側の端部に連接して放
射方向に延びる直線状溝部27Aとからなるく字状に屈曲
したガイド溝28Aが形成されている。また左方の板部25B
にも、円弧状溝部27aと直線状溝部27bとからなるガイド
溝28Bが右方のガイド溝28Aと対称位置に形成されてい
る。そして、右方の導風部材14Aを回動させるためのア
ーム16Aの先端に一端が枢着された連結ロッド29Aの他端
が右方のガイド溝28A内に摺動可能に係着されている。
同様に、左方の導風部材14Bを回動させるためのアーム1
6Bの先端に一端が枢着された連結ロッド29Bの他端が左
方のガイド溝28B内に摺動可能に係着されている。そし
て操作レバー20のレバー部24が中立位置にあるときに
は、一方の連結ロッド29Aの端部は、第5図に示すよう
に、円弧状溝部26Aと直線状溝部27Aとの連接位置にあ
り、他方の連結ロッド29Bの端部も円弧状溝部26Bと直線
状溝部27Bとの連接位置にある。この状態では各導風部
材14A、14Bのフィン13にそれぞれ連結されているアーム
16A、16Bはともに操作レバー20のレバー部24と平行にな
っており、したがって両導風部材14A、14Bのフィン13が
いずれも回動されず、空調風は左右の分岐ダクト12A、1
2Bに対して等分に分配される。
この状態から、第6図に示すように操作レバー20のつま
み22を左方へ動かして操作レバー20を図の時計方向へ回
動させると、右方のガイド溝28A内の中間位置に摺動可
能に係着されていた連結ロッド29Aの端部は、操作レバ
ー20の回動に伴って軸21を中心とした円弧に沿う円弧状
溝部26A内を摺動するため、この連結ロッド29Aには何等
の力も作用せず、右方のアーム16Aは回動されない。し
たがって、右方の導風部材14Aは回動されない。
一方、左方のガイド溝28B内の中間位置に摺動可能に係
着されていた連結ロッド29Bの端部は、操作レバー20の
回動に伴って、放射方向に延びる直線状溝部27Bに沿っ
て摺動するため、連結ロッド29Bには、アーム16Bを図の
時計方向へ回動させる力が作用し、これにより左方の導
風部材14Bのフィン13のみが左方の分岐ダクト12Bの方向
に回動され、前述した作用によってこの分岐ダクト12B
へ流れる空調風の風量が増加することになる。また、第
5図の状態から操作レバーを図の反時計方向へ回動させ
た場合には、同様の動作により右方の導風部材14Aのフ
ィン13のみが右方の分岐ダクト12Aの方向に回動され、
この分岐ダクト12Aへ流れる空調風の風量が増加するこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した車両空調装置の概略図、第2
図はその要部の構成を示す概略図、第3図はそのIII-II
I線に沿った断面図、第4図はフィン操作系の分解斜視
図、第5図は操作レバーの平面図、第6図はその動作状
態を示す平面図である。 4……送風ファン、6……クーリングユニット 7……ヒータコア、10……中央ダクト 12A、12B……分岐ダクト 13……フィン 14A、14B……導風部材 16A、16B……アーム 18A、18B……アクチュエータモータ 20……操作レバー、24……レバー部 25A、25B……板部 26A、26B……円弧状溝部 27A、27B……直線状溝部 28A、28B……ガイド溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調装置本体より空調風が送風される中央
    ダクトから分岐して2方向へ向う2つの分岐ダクトを備
    えた車両空調用ダクト構造において、 上記中央ダクトの下流端における上記2つの分岐ダクト
    にそれぞれ臨む部位に、空調風を上記2つの分岐ダクト
    へそれぞれ導くための導風部材が配設され、各導風部材
    は、互いに近接して平行配置された、かつ互いに平行状
    態を保ったまま一斉に回動可能な複数のフィンを備え、
    上記2つの分岐ダクトに対する空調風の配風割合を変更
    する場合に、風量を増加させたい分岐ダクト側の導風部
    材のフィンのみを、互いに平行状態を保ったまま、風量
    を増加させたい分岐ダクトの方向に一斉に回動させる操
    作部材が設けられてなることを特徴とする車両空調用ダ
    クト構造。
JP1988134008U 1988-10-15 1988-10-15 車両空調用ダクト構造 Expired - Lifetime JPH0636974Y2 (ja)

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US07/751,669 US5129859A (en) 1988-10-15 1991-08-23 Airflow distribution controlling device for automotive vehicle air conditioning system

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JPH0254709U JPH0254709U (ja) 1990-04-20
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JPS56160213A (en) * 1980-05-12 1981-12-09 Nippon Denso Co Ltd Air conditioning controller for automobile

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JPH0254709U (ja) 1990-04-20

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