JPH0542618U - 樹脂製オイルパンのドレン部構造 - Google Patents
樹脂製オイルパンのドレン部構造Info
- Publication number
- JPH0542618U JPH0542618U JP9122291U JP9122291U JPH0542618U JP H0542618 U JPH0542618 U JP H0542618U JP 9122291 U JP9122291 U JP 9122291U JP 9122291 U JP9122291 U JP 9122291U JP H0542618 U JPH0542618 U JP H0542618U
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- Japan
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- oil pan
- drain
- resin
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- resin oil
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱膨張による弊害を除き、重量軽減を図る。
【構成】 樹脂製オイルパンのドレン部構造であって、
ねじ部12aを有するドレン孔12をオイルパン本体1
0と一体成形し、ねじ部12aに螺着されるドレンプラ
グ13を樹脂で形成したことを特徴とする。
ねじ部12aを有するドレン孔12をオイルパン本体1
0と一体成形し、ねじ部12aに螺着されるドレンプラ
グ13を樹脂で形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、車両の樹脂製オイルパンのドレン部構造に関する。
【0002】
車両のエンジンオイルを貯溜するオイルパンとして、これを合成樹脂で形成し たものが知られている。図2において、樹脂製オイルパン1には、エンジンオイ ルを排出するためのドレン孔2がその底部に形成されている。 このドレン孔2は、図3に示すように、オイルパン本体3の底部にインサート 成形で一体に設けられた金属製ねじ部材4で構成されている。このドレン孔2に は、金属製のドレンプラグ5が螺合されている。
【0003】
樹脂製オイルパンは、車両を軽量化する点で有利であるが、次のような問題を 残している。 その一つは、ねじ部が金属製インサート部材で構成されているた め、車両に搭載されて冷熱を繰り返されると、樹脂製オイルパン本体3とインサ ート部材(4)の互いの熱膨張の違いにより、両者の接合部分に隙間が生じてオ イル洩れが発生する畏れがある。いま一つは、ドレンプラグ5として、金属製ね じ孔2との相性から金属製プラグを用いているため、重量軽減に問題がある。ま た、樹脂製ドレン孔と金属製プラグの組み合わせでも熱膨張の問題が解決されな い。
【0004】 そこで、本考案の目的は、熱膨張による弊害を除き、重量を軽減できる長寿命 の樹脂製オイルパンのドレン部構造の提供にある。
【0005】
本考案の樹脂製オイルパンのドレン部構造は、ねじ部を有するドレン孔をオイ ルパン本体と一体成形し、ドレン孔に螺着されるドレンプラグを樹脂で形成した ことを特徴とする。
【0006】
オイルパン本体と同じ樹脂製のドレン孔には、これも樹脂製のドレンプラグが 螺合されて閉塞される。
【0007】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0008】 図1において、合成樹脂製のオイルパン10の底部の厚さを増されているドレ ン形成部11には、ねじ切りされたドレン孔12が形成されている。このドレン 孔12のねじ部12aは、オイルパン成形後に研削により整形されることが望ま しい。
【0009】 一方、ドレンプラグ13は、ドレン孔12に螺合されるねじ部14及びフラン ジ15を一体形成された雄ねじからなっていて、これも合成樹脂で形成されてい る。オイルパン本体10とドレンプラグ13とは、熱膨張係数が同等か、ドレン プラグ13の方のそれが極く僅かに大きい合成樹脂を用いて成形されることが望 ましい。
【0010】 そして、ドレンプラグ13をドレン孔12に螺合させてドレン孔を閉塞する。 かかるドレン部構造を採用すると、エンジンの運転・停止による冷熱の繰返しが あっても、 ドレンプラグ13とドレン孔12との間には、熱膨張の差がないの で、両者間に隙間が生ぜず、ここからオイルが洩れることがない。ガスケットを 介在させてドレンプラグ13を螺合させても良いこと勿論である。
【0011】
以上のように、本考案によれば、オイルパン本体に形成されるドレン孔を樹脂 そのものに形成し、且つドレンプラグも樹脂製としたので、熱膨張の差がなくな って両者間に隙間が生ぜず、オイル洩れの発生しない長寿命の樹脂製オイルパン が得られる。また、ドレンプラグを樹脂製としたことにより、オイルパンすなわ ち車両を軽量化できる。
【図1】本考案の一実施例を示す樹脂製オイルパンのド
レン部の断面図である。
レン部の断面図である。
【図2】樹脂製オイルパンの一例を示す斜視図である。
【図3】従来の樹脂製オイルパンのドレン部構造の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
10・・・樹脂製オイルパン 11・・・ドレン形成部 12・・・ドレン孔 12a・・・ねじ部 13・・・ドレンプラグ
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂製オイルパンのドレン部構造であっ
て、ねじ部を有するドレン孔をオイルパン本体と一体成
形し、ドレン孔に螺着されるドレンプラグを樹脂で形成
したことを特徴とする樹脂製オイルパンのドレン部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122291U JPH0542618U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 樹脂製オイルパンのドレン部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122291U JPH0542618U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 樹脂製オイルパンのドレン部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542618U true JPH0542618U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14020399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9122291U Withdrawn JPH0542618U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 樹脂製オイルパンのドレン部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542618U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012533702A (ja) * | 2009-07-14 | 2012-12-27 | ダナ オートモーティブ システムズ グループ、エルエルシー | プラスチック製のパンおよびドレンプラグで構成される組立体 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP9122291U patent/JPH0542618U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012533702A (ja) * | 2009-07-14 | 2012-12-27 | ダナ オートモーティブ システムズ グループ、エルエルシー | プラスチック製のパンおよびドレンプラグで構成される組立体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |