JPH0542254U - ベンダー用ワーク搬入装置 - Google Patents

ベンダー用ワーク搬入装置

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JPH0542254U
JPH0542254U JP9078091U JP9078091U JPH0542254U JP H0542254 U JPH0542254 U JP H0542254U JP 9078091 U JP9078091 U JP 9078091U JP 9078091 U JP9078091 U JP 9078091U JP H0542254 U JPH0542254 U JP H0542254U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレスブレーキにワークを搬入せしめるベン
ダー用ワーク搬入装置において、ワークが空になったワ
ーク積載テーブルとワークが満載されたワーク積載テー
ブルとを自動的に交換できるようにすると共に、省人化
を図ったベンダー用ワーク搬入装置を提供することにあ
る。 【構成】 プレスブレーキ1の近傍に設けられワークW
を積載したワーク積載テーブル15と、このワーク積載
テーブル15上の上方に設けられワーク積載テーブル1
5のワークWを吸着せしめる上下動自在な吸着パッド3
9を備えたワーク一枚取り装置17と、ワーク一枚取り
装置17に備えられた吸着パッド39で持ち上げられた
ワークWをワーククランプ47でクランプし、プレスブ
レーキ1へ搬入せしめるローディング装置19とからな
り、ワーク積載テーブル15を複数設け、ワーク一枚取
り装置17の下方位置へセットすべく各ワーク積載テー
ブル15を移動自在に設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ベンダー用ワーク搬入装置に係り、さらに詳細には一枚取り装置 の下方位置にセットされたワーク積載テーブルに積載されたワークが空になった 際に、ワークを満載したワーク積載テーブルとを交換できるようにしたベンダー 用ワーク搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベンダーとしての例えばプレスブレーキでワークに折曲げ加工を行な う際に、ワークをベンダーに自動的に搬入するためにプレスブレーキの横側にワ ークを積載したワーク積載テーブルが配置されて、このワーク積載テーブルの上 方にはワークを吸着せしめる上下動自在な吸着パッドを備えたワーク一枚取り装 置が設けられ、さらに、この一枚取り装置に備えられた吸着パッドでワークを一 枚だけ吸着し、持ち上げられたワークをワーククランプに持ち替えてワークをプ レスブレーキへ搬入せしめることが考えられる。
【0003】 前記ワーク積載テーブル上に積載されたワークがなくなると、作業者が満載さ れたワーク積載テーブルと空になったワーク積載テーブルとを交換するようにな っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近プレスブレーキに製品に応じた成形用金型を取付けて1アクシ ョンで製品の加工を行なってきている。そのため、加工速度も速く、前記ワーク 積載テーブルに満載したワークの量だけでは短時間でなくなってしまい、ワーク 積載テーブルへのワークの供給を頻繁に行なわなければならず、作業者の負担が かかると共に自動化ができなかったのである。
【0005】 この考案の目的は、上記問題点を改善するため、ワークが空になったワーク積 載テーブルとワークが満載されたワーク積載テーブルとを自動的に交換できるよ うにすると共に省人化を図ったベンダー用ワーク搬入装置を提供することにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ベンダーの近傍に設けられたワーク を積載したワーク積載テーブルと、このワーク積載テーブルの上方に設けられワ ーク積載テーブル上のワークを吸着せしめる上下動自在な吸着パッドを備えたワ ーク一枚取り装置と、このワーク一枚取り装置に備えられた吸着パッドで持ち上 げられたワークをワーククランプでクランプし、前記ベンダーへ搬入せしめるロ ーディング装置からなり、前記ワーク積載テーブルを複数設け、前記ワーク一枚 取り装置の下方位置へセットすべく各ワーク積載テーブルを移動自在に設けてベ ンダー用ワーク搬入装置を構成した。
【0007】 このベンダー用ワーク搬入装置において、ワーク一枚取り装置にワークの有無 を検出する材有確認用センサを設けておくのが望ましい。
【0008】
【作用】
この考案のベンダー用ワーク搬入装置を採用することにより、ベンダーの近傍 には複数のワークを積載したワーク積載テーブルが設けられ、上方に設けられた ワーク一枚取り装置の下方位置に前記ワーク積載テーブルの1つが位置決めされ る。そして吸着パッドを下降せしめてワークを吸着させた後持ち上げ、さらにワ ーククランプに持ち替えられてローディング装置によりベンダーへ搬入されてワ ークに折曲げ加工が行なわれる。
【0009】 そして、ワーク一枚取り装置の下方位置にあるワーク積載テーブル上のワーク がワーク一枚取り装置に設けられた材有確認用センサで常時ワークの有無を検出 していてワークがなくなったことが検出されると自動的に空のワーク積載テーブ ルとワークを満載したワーク積載テーブルとが交換される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図3および図4を参照するに、ベンダーとしての例えばプレスブレーキ1は例 えばC字形状のサイドフレーム3R,3Lを備えており、このサイドフレーム3 R,3Lにおける上部の前側には、図示省略の流体シリンダなどによって上下動 される上部テーブル5が設けられている。この上部テーブル5の下部には上部ホ ルダを介して例えば凸部形状をした成形用の上金型7が設けられている。
【0012】 前記サイドフレーム3R,3Lにおける下部の前側には下部テーブル9が固定 して設けられている。この下部テーブル9の上部には下型ホルダを介して例えば 凹部形状をした成形用の下金型11が設けられている。
【0013】 上記構成により、加工すべきワークWが下部テーブル9上に設けられた下金型 11上に搬入されて位置決めされると、上部テーブル5を上下動せしめることに よって、上金型7と下金型11との協働によってワークWに成形加工(折曲げ加 工)が行なわれることになる。
【0014】 前記下部テーブル9の左側にはワーク搬入装置13におけるワーク積載テーブ ル15が複数配置されていると共に、このワーク積載テーブル15のうちの1つ の上方には、ワーク一枚取り装置17が設けられている。また、下部テーブル9 における前部にはローディング装置19が設けられている。
【0015】 前記下部テーブル9の右側には別置きでワーク搬出装置21が配置されている 。このワーク搬出装置21は例えば移動可能な上方を開口した箱形状の製品スト ッカー23からなっている。
【0016】 前記ワーク積載テーブル15上の下部テーブル9側寄りにはワークWを分離せ しめる板材分離装置25が設けられていると共に、ワークWを積載した際にずれ ないように複数のガイドポール27が立設されていて、積載されたワークWの整 列をよくしている。
【0017】 前記ワーク一枚取り装置17の支持フレーム29が前記下部テーブル9の左側 に取付けられて上下方向へ延伸されている。この支持フレーム29における上部 フレーム29Uには上下用流体シリンダ31が取付けられていると共に、上下用 流体シリンダ31に装着されたピストンロッド33の下端には吸着フレーム35 が設けられている。この吸着フレーム35の下部には複数の吸着ロッド37を介 して吸着パッド39が取付けられている。また、吸着フレーム35のほぼ中央下 部にはワークWの有無を検出する例えば光電センサなどからなる非接触式の材有 確認用センサ40が設けられている。
【0018】 上記構成により、上下用流体シリンダ31を作動せしめるとピストンロッド3 3を介して吸着フレーム35が上下動される。この吸着フレーム35には吸着ロ ッド37を介して吸着パッド39が取付けられているので、吸着パッド39が上 下動されることになる。
【0019】 而して、この吸着パッド39の上下動でワーク積載テーブル15に積載されて いるワークWのうちから最上層のワークWが吸着パッド39に吸着されると共に 、一枚ずつ板材分離装置25の作用で分離されて持ち上げられることとなる。
【0020】 前記ローディング装置19のうちの支持フレーム41が前記下部テーブル9の 前部上に設けられている。この支持フレーム41上には図3、図4において左右 方向へ延伸したローダガイドレール43が設けられており、このローダガイドレ ール43上には左右方向へ往復移動自在なローダ45が設けられている。このロ ーダ45は図示省略の駆動モータと連結されていると共に、このローダ45には ワーククランプ47が前後動自在に備えられている。
【0021】 上記構成により、駆動モータを駆動せしめると、ローダ45がローダガイドレ ール43に沿って左右方向へ移動されることになる。したがって、ワーククラン プ47が実線で示した位置であるアンクランプ位置と、点線で示した位置である クランプ位置との間を往復動されることとなる。
【0022】 前記ワーククランプ47の右側には、図4に示されているように、プレスブレ ーキ1で加工された製品を、前記製品ストッカー23に押し出すための払い出し プッシャ49が設けられている。
【0023】 ワーク積載テーブル15に積載されているワークWから一枚ずつワークWを持 ち上げてプレスブレーキ1に搬入せしめて、プレスブレーキ1で折曲げ加工を行 ない、製品を製品ストッカー23に搬出するまでの動作を説明する。
【0024】 ワーク積載テーブル15上には予めワークWが積載される。このワーク積載テ ーブル19に積載されたワークWの最上層のワークWは吸着パッド39が下降し て吸着される。そして、ワークWを吸着した吸着パッド39を上昇せしめる際、 板材分離装置25を作用せしめて次のワークWとよく分離されて一枚だけ持ち上 げられる。
【0025】 吸着パッド39で持ち上げられたワークWは、ワーククランプ47が予め点線 のクランプ位置に待機されているから、ワーククランプ47にクランプされると 、吸着パッド39の吸着保持を解除し、ローダ45を図3において右側へ走行せ しめ、ワーククランプ47が実線のアンクランプ位置に到達すると、アンクラン プされてワークWは下金型11上にセットされる。
【0026】 下金型11上にセットされたワークWは上部テーブル5を上下動せしめること により、上金型7と下金型11との協働で折曲げ加工が開始される。この折曲げ 加工が開始されると、ワーククランプ47はクランプ位置に戻ると共に、次のワ ークWは上述した要領で吸着パッド39で持ち上げられ、ワーククランプ47に 持ち替えられる。
【0027】 そして、折曲げ加工が終了して上部テーブル5が上昇されると同時に、次のワ ークWはワーククランプ47にクランプされてローダ45によって搬入されて、 上部テーブル5が上昇端に到達するとほぼ同時に、ワーククランプ47はアンク ランプ位置に到達しアンクランプされる。加工された製品は次のワークWをクラ ンプしたワーククランプ47がクランプ位置からアンクランプ位置へ移動する間 に、払い出しプッシャ49で押し出されて製品ストッカー23に搬出される。以 上の工程を繰り返すことにより、ワークWは連続して自動的に折曲げ加工が行な われることになる。
【0028】 前記ワーク積載テーブル15は図4に示されているように複数例えば3個設け られており、各ワーク積載テーブル15は前後方向(図4において上下方向)へ 移動自在に設けられている。そして、各ワーク積載テーブル15を移動せしめる 具体的な構成は、例えば図1に示されているように、各ワーク積載テーブル15 は移動テーブル51上に一定の間隔で設けられている。この移動テーブル51の 下部には複数のガイド部材53が設けられており、このガイド部材53は複数の ガイドレール55上に載せられている。
【0029】 前記ガイドレール55の右側には、支持フレーム57が設けられており、この 支持フレーム57上には第1流体シリンダ59が取付けられている。この流体シ リンダ59に装着されたピストンロッド61の先端には第2流体シリンダ63が 取付けられていて、この第2流体シリンダ63に装着されたピストンロッド65 の先端には前記移動テーブル51の右端が取付けられている。
【0030】 上記構成により、第1、第2流体シリンダ59,63を各々作動せしめること によって、左側のワーク積載テーブル15が真中へ、右側のワーク積載テーブル 15が真中へ、また、真中のワーク積載テーブル15が左又は右側へ移動される ことになる。
【0031】 したがって、ワーク一枚取り装置17の下方位置にある真中のワーク積載テー ブル15上に積載されているワークWが空になると、ワークWを満載してあるワ ーク積載テーブル15と交換させることができる。また、ワーク一枚取り装置1 7に設けられた材有確認用センサ40でワークWの有無を検出しているので、ワ ーク積載テーブル15の交換を自動的に行なうことができる。而して、連続した 自動運転特に夜間運転を行なうことができて生産性の向上を図ることができると 共に省人化を図ることができる。
【0032】 図2にはワーク積載テーブル15を自動交換させる別の実施例が示されている 。図2において駆動スプロケット67と従動スプロケット69とにはチェン71 が巻回されており、このチェン71には所定間隙をおいて複数のワーク積載テー ブル15が取付けられている。また、各ワーク積載テーブル15の下部にはドグ 73が設けられており、ワーク一枚取り装置17の下方位置における前記ドグ7 3に対応せしめる高さ位置にリミットスイッチ75が設けられている。リミット スイッチ75の代りに近接スイッチなどでも構わない。
【0033】 前記駆動スプロケット67の軸心には回転軸75が回転自在に支承されており 、この回転軸75には駆動モータ77が連結されている。
【0034】 上記構成により、駆動モータ77を駆動せしめると、回転軸75を介して駆動 スプロケット67が回転される。この駆動スプロケット67の回転により、チェ ン71が図2において左方向又は右方向へ移動されることになる。そして各ワー ク積載テーブル15はドグ73がリミットスイッチ75に当接することによって 停止されることになる。なお、この実施例においても、ワーク一枚取り装置17 に設けられた材有確認用センサ40によってワークWの有無が検出されるから、 自動的にワークWが空のワーク積載テーブル15とワークWを満載したワーク積 載テーブル15とを交換することができる。したがって、上述した実施例と同様 の作用、並びに効果を奏する。
【0035】 なお、この考案は、前述した実施例に限定されることなく、適宜の変更を行な うことにより、その他の態様で実施し得るものである。本実施例ではワーク積載 テーブル15を3ケ設けた例で説明したが、2個であっても対応可能であり、こ の場合には空になったワーク積載テーブル15に、現在使っているワーク積載テ ーブル15が空にならない間に作業者あるいはロボットなどで補給するようにす れば長期的に連続して折曲げ加工を行なうことができる。さらにスペース的に許 される範囲があれば、4個以上のワーク積載テーブル15を設けてもよく、ワー ク積載テーブル15が増えれば、積載するワークの枚数を少なくすることも可能 である。
【0036】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、ワーク積載テーブルを 自動的に交換することができると共に、省人化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部を示し、図4におけるワーク
積載テーブル部分の側面図である。
【図2】図1に代る他の実施例を示す側面図である。
【図3】この考案を実施したプレスブレーキの正面図で
ある。
【図4】図3におけるIVーIV線に沿った矢視図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(ベンダー) 5 上部テーブル 7 上金型 9 下部テーブル 11 下金型 13 ワーク搬入装置 15 ワーク積載テーブル 17 ワーク一枚取り装置 19 ローディング装置 35 吸着フレーム 39 吸着パッド 40 材有確認センサ 45 ローダ 47 ワーククランプ 51 移動テーブル 59 第1流体シリンダ 63 第2流体シリンダ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンダーの近傍に設けられワークを積載
    したワーク積載テーブルと、このワーク積載テーブルの
    上方に設けられワーク積載テーブル上のワークを吸着せ
    しめる上下動自在な吸着パッドを備えたワーク一枚取り
    装置と、このワーク一枚取り装置に備えられた吸着パッ
    ドで持ち上げられたワークをワーククランプでクランプ
    し、前記ベンダーへ搬入せしめるローディング装置とか
    らなり、前記ワーク積載テーブルを複数設け、前記一枚
    取り出し装置の下方位置へセットすべく各ワーク積載テ
    ーブルを移動自在に設けてなることを特徴とするベンダ
    ー用ワーク搬入装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク一枚取り装置にワークの有無
    を検出する材有確認用センサを設けてなることを特徴と
    する請求項1記載のベンダー用ワーク搬入装置。
JP1991090780U 1991-11-06 1991-11-06 ワーク折曲げ加工装置 Expired - Lifetime JP2565600Y2 (ja)

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