JPH0542190Y2 - - Google Patents

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JPH0542190Y2
JPH0542190Y2 JP7048586U JP7048586U JPH0542190Y2 JP H0542190 Y2 JPH0542190 Y2 JP H0542190Y2 JP 7048586 U JP7048586 U JP 7048586U JP 7048586 U JP7048586 U JP 7048586U JP H0542190 Y2 JPH0542190 Y2 JP H0542190Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、外壁のコーナパネルをコーナ柱に
取付けるコーナパネル取付構造に関するものであ
る。
〔背景技術〕
従来、プレストコンクリートや気泡コンクリー
ト等のコンクリート系の外壁パネルを用いた建物
において、第8図に示すコーナパネル取付構造が
採用されている。同図のおいて、81,82は互
いに直角に配置した平面状の外壁パネルであり、
両者の間に水平断面L形に屈曲したコーナパネル
83が配置してある。84はコーナ柱であり、角
形鋼等からなる。コーナ柱84には下地金物85
を溶接し、下地金物85にボルト等の固着具86
でコーナパネル83を取付けている。
しかし、この取付構造であると、下地金物85
を現場でコーナ柱に溶接しなければならず、その
ため溶接技能者や溶接設備を必要とし、現場旋工
が困難になるという問題点があつた。
また、現場溶接のため品質が不安定という問題
点があつた。なお、下地金物85をコーナ柱84
に予じめ工場で溶接しておくと現旋旋工が簡単に
なるが、そのようにするとコーナ柱84の品種が
増え、在庫や生産管理が煩雑になる。そのため、
一般には下地金物85は現場溶接で取付けられ
る。
〔考案の目的〕
この考案は、コーナパネルを溶接によらずにコ
ーナ柱に簡単に取付けることができ、かつコーナ
柱に加工を施すことが不要で、コーナ柱の種類増
の問題のないコーナパネル取付構造を提供するこ
とを目的とする。
〔考案の開示〕
この考案のコーナパネル取付構造は、外壁のコ
ーナ部を形成するコーナパネルを、このコーナパ
ネルの屋内側に立設したコーナ柱に取付けるコー
ナパネル取付構造において、前記コーナ柱を囲む
ように被せられた一対の分割バンド部材の一端ど
うしおよび他端どうしをそれぞれボルト接合する
ことにより前記コーナ柱の外周に締付固定したバ
ンド部材と、このバンド部材にボルト接合される
ためにボルト挿通用の長穴が形成され前記コーナ
パネルの裏面に固定したパネル取付部材とを備え
たものである。
この考案の構成によれば、コーナ柱の外周にバ
ンド部材をボルトにより締付固定し、このバンド
部材に取付けたパネル取付部材にコーナパネルを
固定する構造としたので、溶接によらずにコーナ
パネルを取付けられる。また、ボルト締めですむ
ため、簡単にバンド部材の取付けが行なえる。し
かも、バンド部材を用いているため、コーナ柱に
は加工を施す必要がなく、したがつてコーナ柱の
種類増の問題がない。また、パネル取付部材に長
穴を設け、この長穴をバンド部材のボルトに挿通
することにより、パネル取付部材をバンド部材に
取付けているので、パネル取付部材のバンド部材
に対する出入調整ができる。そのため、例えば外
壁パネル取付位置がずれていても、外壁パネルの
通りにコーナパネルの外面を揃えることができ
る。
また、バンド部材が、コーナ柱を囲むように被
せられた一対の分割バンド部材の一端どうしおよ
び他端どうしをそれぞれボルト接合することによ
りコーナ柱の外周に締付固定されるものであるた
め、バンド部材をコーナ柱の任意の位置に確実に
固定できる。したがつて、パネル取付部材をバン
ド部材に取付けるに際し、バンド部材を旋工者が
保持する必要はなく一人でも容易に旋工できる。
実施例 この考案の第1の実施例を第1図ないし第3図
に基づいて説明する。図において、1,2は互い
に直角に配置した一対の平面状の外壁パネルであ
り、両者の間に水平断面形状がL形に折曲がつた
コーナパネル3が配置してある。コーナパネル3
は、その屋内側に立設されたコーナ柱4にコーナ
パネル取付具5で取付けてある。コーナ柱4は角
形鋼等からなる。外壁パネル1,2およびコーナ
パネル3は、例えばプレストコンクリートまたは
気泡コンクリート等のコンクリート系パネルから
なる。
コーナパネル取付具5は、コーナ柱4に外嵌し
てボルト6,7で締付固定したバンド部材8と、
このバンド部材8に取付けられてコーナパネル3
の裏面に固定したパネル取付部材9とからなる。
バンド部材8は、第2図Aに示すように、両端
に接合片10を有する折れ板状の2枚の分割バン
ド部材8A,8Bからなり、接合片10のボルト
挿通孔11に挿通したボルト6,7とナツト12
とにより、互いにコーナ柱4の外周に締付固定さ
れる。各分割バンド部材8A,8Bにはパネル取
付部材9の取付用の植設ボルト13が溶接してあ
る。
パネル取付部材9は、帯状の金属板を折曲成形
したものであり、第2図Bに示すように、互いに
直角に折曲がつた一対のパネル当接片9aと、こ
のパネル当接片9aから内側へ延びたアーム片9
bと、このアーム片9bから外側へ折曲がつた被
取付片9cとでなる。被取付片9cはバンド部材
8の植設ボルト13を挿通する長穴15を設けて
あり、植設ボルト13に2個のナツト16,17
で挟み付け固定される。コーナパネル3のパネル
取付部材9への固定は、接着剤により行つてもよ
く、またコーナパネル3の外面からねじ込んだド
リル付タツピンねじ等によりパネル取付部材9に
螺着するようにしてもよい。
この構成によると、コーナ柱4の外周にバンド
部材8をボルト6,7により締付固定し、このバ
ンド部材8に取付けたパネル取付部材9にコーナ
パネル3を固定する構造としたので、溶接によら
ずにコーナパネル3を簡単に取付けられる。この
ように無溶接としたので、品質が安定する。しか
も、バンド部材8を用いているため、コーナ柱4
には加工を施す必要がなく、コーナ柱4の種類増
の問題がない。
パネル取付部材9は、バンド部材8の植設ボル
ト13に長孔15で取付けているが、そのため長
孔15の範囲でバンド部材8に対し第3図のA,
B2方向に出入調節ができる。そのため、例えば
外壁パネル1,2の取付位置がずれていても外壁
パネル1,2の通りにコーナパネル3の外面が揃
えられるように、出入調節が行なえる。また、バ
ンド部材が8、コーナ柱4を囲むように被せられ
た一対の分割バンド部材8A,8Bの一端どうし
および他端どうしをそれぞれボルト接合すること
によりコーナ柱4の外周に締付固定されるもので
あるため、バンド部材8をコーナ柱4の任意の位
置に確実に固定できる。したがつて、パネル取付
部材を9バンド部材8に取付けるに際し、バンド
部材8を旋工者が保持する必要はなく一人でも容
易に旋工できる。
第4図ないし第7図は第2の実施例を示す。こ
の例は、パネル取付部材109を2枚の分割パネ
ル取付部材109A,109Bで形成したもので
ある。各分割パネル取付部材109A,109B
は、第6図のようにバンド部材8の接合片10に
重ねる被取付片21と、この被取付片21から折
曲がつてコーナパネル3の裏面に当接させる取付
片22と、補強片23(第4図)とでなる。被取
付片22は長孔24を形成し、両分割バンド部材
8A,8Bを相互に締付けるボルト7を長孔24
に挿通してナツト12で固定してある。分割バン
ド部材8A,8Bのボルト挿通孔11は、接合片
10の上下2箇所に設け、各々にボルト6,7を
挿通してある。
この構成の場合、第7図Aに示すように両分割
パネル取付部材109A,109B対象位置とな
る基準状態から、これら分割パネル取付部材10
9A,109Bを長孔24内でずらせることによ
り、コーナパネル3の内面のX,Y方向の位置ず
れを吸収できる。例えば第7図Bに示すように、
片方の分割パネル取付部材109Bをδだけずら
せると、距離xだけ取付片22の位置をX方向に
ずらせることができる。このようにして、例えば
外壁パネル1,2の取付位置がずれている場合
に、外壁パネル1,2の通りにコーナパネル3の
外面が揃うように出入調節することができる。そ
の他の構成効果は第1の実施例と同様である。
〔考案の効果〕
この考案のコーナパネル取付構造は、コーナ柱
の外周にバンド部材をボルトにより締付固定し、
このバンド部材に取付けたパネル取付部材にコー
ナパネルを固定する構造としたので、溶接によら
ずにコーナパネルを取付けられる。また、ボルト
締めですむため、簡単にバンド部材の取付けが行
なえる。しかも、バンド部材を用いているため、
コーナ柱には加工を施す必要がなく、したがつて
コーナ柱の種類増の問題がないという効果があ
る。また、パネル取付部材に長穴を設け、この長
穴をバンド部材のボルトに挿通することにより、
パネル取付部材をバンド部材に取付けているの
で、パネル取付部材のバンド部材に対する出入調
整ができる。そのため、例えば外壁パネルの取付
位置がずれていても、外壁パネルの通りにコーナ
パネルの外面を揃えることができる。また、バン
ド部材が、コーナ柱を囲むように被せられた一対
の分割バンド部材の一端どうしおよび他端どうし
をそれぞれボルト接合することによりコーナ柱の
外周に締付固定されるものであるため、バンド部
材をコーナ柱の任意の位置に確実に固定できる。
したがつて、パネル取付部材をバンド部材に取付
けるに際し、バンド部材を旋工者が保持する必要
はなく一人でも容易に旋工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の横断平面
図、第2図A,Bはそれぞれそのバンド部材およ
びパネル取付部材の斜視図、第3図は同じくその
作用説明図、第4図は第2の実施例の横断平面
図、第5図はその側面図、第6図は同じくその部
分斜視図、第7図は同じくその作用説明図、第8
図は従来例の横断平面図である。 1,2……外壁パネル、3……コーナパネル、
4……コーナ柱、5……コーナパネル取付具、
6,7……ボルト、8……バンド部材、9……パ
ネル取付部材、109……パネル取付部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外壁のコーナ部を形成するコーナパネルを、こ
    のコーナパネルの屋内側に立設したコーナ柱に取
    付けるコーナパネル取付構造において、前記コー
    ナ柱を囲むように被せられた一対の分割バンド部
    材の一端どうしおよび他端どうしをそれぞれボル
    ト接合することにより前記コーナ柱の外周に締付
    固定したバンド部材と、このバンド部材にボルト
    接合されるためにボルト挿通用の長穴が形成され
    前記コーナパネルの裏面に固定したパネル取付部
    材とを備えたことを特徴とするコーナパネル取付
    構造。
JP7048586U 1986-05-10 1986-05-10 Expired - Lifetime JPH0542190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7048586U JPH0542190Y2 (ja) 1986-05-10 1986-05-10

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JP7048586U JPH0542190Y2 (ja) 1986-05-10 1986-05-10

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Publication Number Publication Date
JPS62182330U JPS62182330U (ja) 1987-11-19
JPH0542190Y2 true JPH0542190Y2 (ja) 1993-10-25

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH074269Y2 (ja) * 1990-05-15 1995-02-01 ナショナル住宅産業株式会社 コーナパネルの取付構造
JPH0752868Y2 (ja) * 1990-10-26 1995-12-06 昭和電工建材株式会社 建築用出隅材

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JPS62182330U (ja) 1987-11-19

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