JPH054147U - 液晶プロジエクターのパネル冷却装置 - Google Patents

液晶プロジエクターのパネル冷却装置

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JPH054147U
JPH054147U JP6000391U JP6000391U JPH054147U JP H054147 U JPH054147 U JP H054147U JP 6000391 U JP6000391 U JP 6000391U JP 6000391 U JP6000391 U JP 6000391U JP H054147 U JPH054147 U JP H054147U
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JP6000391U
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俊雄 和田
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量の小さい小型冷却用ファンの使用を可能
とし、かつ、小型ファンの使用によって十分に高い冷却
性能・冷却効果を得る。 【構成】 投射レンズブロック15と液晶パネル14と
の間、及び液晶パネル14と集光レンズ30との間に空
間部310,320を形成し、この空間部310,32
0をファン31のエア吸込み側の流路とした。そして、
このエア吸込み側の流路310,320内でパネル14
の両面を冷却する構成にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液晶プロジェクターにおける液晶パネルの冷却装置に関し、より 詳しくは、空冷構造のパネル冷却装置の冷却構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の液晶プロジェクターの一例を示している。図4において、ケーシ ング100内のシャーシベース10上に光源11、熱線吸収フィルター12、集 光レンズ13、液晶パネル14、及び投射レンズブロック15が後方から前方側 にこの順で配設されている。光源11から出た光は、熱線吸収フィルター12に 熱成分を吸収・除去された後、集光レンズ13にて集光されて液晶パネル14に 入射する。液晶パネル14に入射した光は変調された後、出射し、例えば凹・凸 レンズの組合せから成る投射レンズブロック15にて拡大・投射されて前方のス クリーン(図示せず)等の画面上に結像する。ケーシング100内のシャーシベ ース10上に光源冷却用のファン16が配設されており、光源11から発生した 熱を図4の矢印で示すように、シャーシベース10に形成した穴110を通して 外界へ排出し、光源11を空冷するようにしている。
【0003】 上記のような液晶プロジェクターにおいては、光源11から入射した光の熱に よって液晶パネル14が温度上昇し、過熱により液晶パネル14が熱損傷を受け るという問題が生じる。そのため、従来は、光源11からの光の熱成分を熱線吸 収フィルター12によって吸収・除去すると共に、ケーシング100内の液晶パ ネル14と対応するシャーシベース10の下面に冷却用ファン17を取付け、こ のファン17によってベース下方から吸込んだエアを図4の矢印で示すように、 シャーシベース10の取入口120からケーシング100内の空間部200に吹 き込み、このエアを液晶パネル14の前後両面に吹き付けると共に、この両面に 沿って上方に流通させ、ケーシング上部に設けた排出口130を通して外部へ排 出し、液晶パネル14の面を強制空冷するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の空冷方式のパネル冷却構造は、ケーシング100の下方に冷却 用ファン17を配置し、このファン17によって吸込んだエアをケーシング10 0内の空間部200に吹き込み、ファン17の吐出側でエアを液晶パネル14に 吹き付け、流していたので、次のような問題が生じていた。
【0005】 冷却用ファンとして軸流ファンを用いた場合、ファンの吸込み側のエアの挙動 と、吐出側の挙動とは全く条件が異なっている。すなわち、吸込み側のエアは整 流又は層流状態であり、流路に沿って均等な状態で、滑らかに流れるのに対し、 吐出側のエアはファンの通過により、渦を巻いた乱れた状態となり、渦を生じた 乱流又は脈流の状態で流路を流れることになる。したがって、前述のように、フ ァン17の吐出側で、エアを下方から液晶パネル14に吹き付けて流したのでは 、パネル14の面は一定の広がりを持っているので、エアをパネル全面に行き渡 らせて流すことは困難である。すなわち、パネル14の面のある部分ではエアが 十分に行き渡り、非常に良く冷却できるが、他のある部分ではエアが十分に行き 渡らず、それほど良く冷却できない、といった冷却の不均一さが生じ、パネル1 4の面を均等に冷却できないという問題が生じる。さらに、従来の冷却構造は、 パネルの面に沿って流れるエアがファンから吐出された量の1/3程度であり、 その他の余分のエアはパネル以外の部分を流れるので、結果的にファンの性能・ 能力の1/3位しか利用できないことになる。したがって、十分な冷却性能・冷 却効率を得るには、最大風流がQ=1.66m3 /min 、最大静圧がP=2.6 mm/H2 O位の風量が大きく、静圧の小さい大型の軸流ファンを用いなければな らないといった問題が生じていた。
【0006】 さらに、図4に示す従来の冷却構造において、ファン17の冷却性能を十分に 発揮させるには、設置面からファンのエア吸込み面までの高さHを十分に高く設 定し、吸込み側の空間を十分に広くしてエアをスムーズに吸込むことができるよ うにする必要がある。例えば、図4の従来構造において、H=25mmに設定した 場合、飽和状態において、液晶パネルの温度は47.6℃まで上昇し、それほど 冷却性能が良くなく、また、H=50mmに設定した場合、パネルの温度は44. 1℃となり、必要な冷却性能を得るには、高さHを少なくとも50mmに設定しな ければならない。したがって、十分な冷却性能を得ようとすると、高さHが高く なるといった問題が生じる。
【0007】 この考案は以上の点に鑑み提案されたもので、液晶パネルの面に均等にエアが 行き渡るようにして冷却の均一化を図り、十分で良好な冷却性能・冷却効果を得 られるようにすると共に、設置面からの高さHを低く設定することができ、かつ 、低く設定しても十分に良好な冷却性能・効果が得られるようにすることを目的 としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、液晶プロジェクターのパネル冷却装置 において、投射レンズブロックと液晶パネルとの間、及び液晶パネルとこのパネ ルに光を集光・入射させる集光レンズとの間、すなわち、液晶パネルの前後両面 側に空間部をそれぞれ形成し、この空間部によって冷却用ファンのエア吸込み側 の流路を形成した。この場合、本案の1つの構成によると、集光レンズはフレネ ルレンズで構成される。さらに、本案の1つの構成によると、上記集光レンズと 光源前方の熱線吸収フィルターとの間に空間部が形成され、この空間部によって パネル冷却後のエア排出流路が構成されている。また、冷却用ファンとして、例 えば、小型軸流ファンが用いられている。
【0009】
【作用】
冷却用ファンを作動すると、ケーシング下方からエアが吸引される。この吸込 まれたエアは、液晶パネルの両面側に形成された吸込み側流路を通り、パネル両 面に沿って上方へ流れ、冷却用ファンに吸込まれる。ケーシング内に吸込まれた エアは、その全量が吸込み側流路に流入するので、その略全量をパネルの両面に 沿って流すことができる。また、吸込み側流路を流れるエアは、整流状態であり 、流路全体で均等に流れるので、液晶パネルの両面全体に均等にエアを行き渡ら せ、パネル全面を均一に冷却することができる。
【0010】 以上によって、冷却用ファンの性能・能力をフルに有効利用することができ、 小型の軸流ファンを用いた場合でも、十分に良好な冷却性能・冷却効果を得るこ とができる。
【0011】
【実施例】
図1,図2は本考案に係る液晶プロジェクターのパネル冷却構造を示すもので 、上記従来例を示す図4と同一部材は同一符号を付し、重複説明を省略する。
【0012】 本考案に係る液晶プロジェクターの各構成部品は、図1,図2に示す枠組構造 によってケーシング100内に組付けられ、シャーシベース10上の所定位置に 保持されている。この枠組構造は、図2に示すように、シャーシベース10を含 む第1,第2,第3,及び第4の取付金具21,22,23,及び24から成っ ている。
【0013】 第1の取付金具21は、垂直に立ち上がった本体部の両側に前方に突出する側 枠211,211を有する断面略コ字状に形成されている。そして、本体部に形 成した矩形状の開口部212の前面側に熱線吸収フィルター12が側枠211, 211で囲われた状態で取付けられている。また、本体部の下端にネジ止め用の 取付片213が設けられている。第1の取付金具21は、シャーシベース10に 形成したエア排出口150を側枠211,211及び本体部によってコ字状に囲 う形でベース10上に配置されており、その取付片213がベース10にネジ止 めされている。熱線吸収フィルター12は、第1の取付金具21を介してシャー シベース10上の光源11の前方、かつ、エア排出口150の端縁上方に保持さ れている。
【0014】 第2の取付金具22は、本体垂直部と、その上端から後方側に水平に延びる本 体水平部とにより概略構成されている。その本体垂直部の両側に取付枠221, 221が前方に突出して形成されている。また、本体垂直部の下端には、エアの 流路を形成するための仕切枠222が前方にL状に折曲されて形成されている。 本体垂直部の取付枠221,221の間に開口部223が矩形状に形成されてお り、この開口部223の後面側に集光レンズ30が取付けられている。集光レン ズ30はフレネルレンズで構成されている。
【0015】 さらに、第2の取付金具22の本体水平部の両側と後端部とには、取付枠22 4,224と流路を形成する仕切枠225とが上向きに突設されている。その本 体水平部の取付枠224,224の間に略矩形状の開口部226が形成されてい る。この本体水平部の開口部226の下面側に冷却用ファン31が4隅部のネジ 止めによって取付けられている。冷却用ファン31は、後述するように、小型軸 流ポンプで構成されている。第2の取付金具22は、本体垂直部の取付枠221 ,221を介して第3の取付金具23の両側の仕切枠232,232にネジ止め され、第3の取付金具23に一体的に組付けられている。
【0016】 第3の取付金具23は、本体部に矩形状の開口部231を有し、その両側に仕 切枠232,232が後方側に折曲されて突出した構造になっている。仕切枠2 32,232の下端部にネジ止め用の取付片233が設けられている。また、本 体部の上端部には、エアを冷却用ファン31側に導くための傾斜片234が斜め 上方に向かい突設されている。さらに、本体部の下方と両側の仕切枠232,2 32との間は切り欠かれており、前後に通ずる通路235が形成されている。第 3の取付金具23は、両側の取付片233,233を介してシャーシベース10 にネジ止めされている。この第3の取付金具23の開口部231の前面側に液晶 パネル14が4隅部のネジ止めによって取付けられている。第2の取付金具22 を両側の取付枠221,221と仕切枠232,232とのネジ止めを介して第 3の取付金具23に組付け、次に、第3の取付金具23を取付片233,233 のネジ止めを介してシャーシベース10上に組付けると、第3の取付金具23の 本体部に取付けられた液晶パネル14と第2の取付金具22の本体部に取付けら れた集光レンズ30とが前後に相対した状態でシャーシベース10の上方に保持 される。そして、第2の取付金具22の本体垂直部の面がベース10のエア排出 口150の一端縁近くに位置し、集光レンズ30がそのエア排出口150の一端 縁上方に位置する。また、第2の取付金具22の本体水平部に取付けられた冷却 用ファン31がベース10のエア排出口150の上方に位置する。
【0017】 さらに、第4の取付金具24は、前部と上部とから成る断面コ字状の枠体状に 形成されている。前部は、前枠241とその両側から後方側に折曲形成された側 枠242,242とから成り、下方及び後方側に開放されている。また、上部は 、前部の前枠241の上端から後方側へ突出する上枠243と、その両側から下 向きに折曲形成された側枠244,244とから成っており、下方及び後方側に 開放している。前枠241の中央部から下方に取付穴245が形成されている。 取付穴245は、上部が半円形状で、その半円形の両端から下部が平行に切り取 られた形状であり、この取付穴245に投射レンズブロック15の後端部が光軸 を心合せされて取付けられている。
【0018】 第4の取付金具24の上部の上枠243は、前部の前枠241の上端に接合さ れまた、上部の側枠244,244は前部の側枠242,242の上部に接合さ れている。これで、第4の取付金具24が側面視で逆L字状の枠体形状に形成さ れている。
【0019】 第4の取付金具24は次のように第2及び第3の取付金具22,23に組付け られる。
【0020】 第4の取付金具24の前部及び上部を第3及び第2の取付金具23,22に対 して前方及び上方外側から被せ、前部の側枠242,242を第3の取付金具2 3の仕切枠232,232、及びこの仕切枠232,232内に嵌入された第2 の取付金具22の取付枠221,221に重ね合せてネジ止めする。そして、上 部の側枠244,244を第2の取付金具22の本体水平部に設けた取付枠22 4,224にネジ止めする。すると、第4の取付金具24が第2、第3の取付金 具22,23を介してシャーシベース10上に取付けられ、かつ、投射レンズブ ロック15が第4の取付金具24を介してシャーシベース上方の前端部に光軸を 位置合せされて保持される。
【0021】 上記の手順のように、第1〜第4の各取付金具21〜24をシャーシベース1 0上に組付けると、図1に示すように、各取付金具21〜24に組付けられた各 構成部材12,14,15,及び30,31がベース上方の所定位置に保持され る。そして、冷却用ファン31が液晶パネル14の後方上方に配置される。また 、液晶パネル14と集光レンズ30との間、及び液晶パネル14と投射レンズブ ロック15との間に空間部310,320が形成される。さらに、空間部310 ,320の上部から冷却用ファン31の上部に至る上方部分に2つの空間部31 0,320と連通する空間部330が形成される。これらの空間部310,32 0及び330によって、冷却用ファン31のエア吸込み側の流路が形成されてい る。空間部310,320、すなわち、エア吸込み側流路310,320は、第 3の取付金具23の下部に設けた通路235、及び第4の取付金具24の前部下 方の開口を通してケーシング100の前端下部に設けたエア取入口160に通じ ている。なお、エア取入口160は、空間部310,320に通ずる位置であれ ば、ケーシング下部の任意の位置に設けることができる。
【0022】 上記によって、冷却用ファン31のエア吸込み側の流路310,320は、液 晶パネル14の前後両面側に形成されている。そして、その上部の空間部330 を通して冷却用ファン31に通じている。この冷却用ファン31の下方には、空 間部340が形成されている。空間部340は、ベース10のエア排出口150 に通じており、冷却用ファン31のエア排出側流路を形成している。
【0023】 上記熱線吸収フィルター12は、エア排出側流路340に面している。冷却用 ファン31が作動すると、ファン31から吐出されたパネル冷却後のエアが熱線 吸収フィルター12の面に沿って流れる。したがって、熱線吸収フィルター12 がファン31の排風によって空冷される。
【0024】 次に、本実施例に係るパネル冷却構造の動作について説明する。
【0025】 冷却用ファン31が作動すると、ケーシング100の前端下部から流入したエ アは、液晶パネル14の両面側の吸込み側流路310,320を通って上方に流 れて行く。そして、上方の空間部330を通って冷却用ファン31に吸込まれる 。この吸込み側流路310,320をエアが流れて行く過程で、液晶パネル14 の両面が冷却される。吸込み側流路310,320を流れるエアは乱れのない整 流状態であり、静かに流れるので、パネル14の全面に均一に行き渡り、パネル 14が均等に冷却される。
【0026】 パネル14を冷却したエアは、上方の空間部330から冷却用ファン31に吸 込まれ、その下方の排出側流路340に吐出される。そして、排出側流路340 を流れて、下方のエア排出口150から外部へ排出される。エアが排出側流路3 40を流れる過程で、上記のように熱線吸収フィルター12が冷却される。
【0027】 上記のように、ファン31の吸込み側流路310,320にて液晶パネル14 を冷却しているので、エアによる冷却効果・冷却効率が従来構造に比べて極めて 高くなる。したがって、小型の冷却ファン、例えば、最大風量がQ=1.20m 3 /min 、最大静圧がP=3.1mmAqと、風量が小、静圧が大の小型軸流ポンプ の使用が可能になる。この小型軸流ポンプを用いて実際に液晶パネル14の冷却 効果を調べたところ、次の通りの結果が得られた。
【0028】 上記高さH(図1,図4参照)を25mmに設定し、液晶プロジェクターの動作 状態でファン31を作動させ、液晶パネル14の温度を実測すると、T=44. 5℃であった。この温度T=44.5℃は、図4の従来構造において、高さHを 50mmに設定したときのパネル14の温度に略相当する。このことより明らかな ように、本実施例の冷却構造によると、高さHを従来構造の50mmの1/2に設 定した場合においても、流量Qの小さい小型のファンによって十分に大きい冷却 性能・冷却効果を得ることができることが判る。
【0029】 また、上記冷却構造によると、ファン31によるエアの吸込み側流路310, 320内でパネルを冷却しているので、ファンの性能の略100%をパネルの冷 却に活用することができる。
【0030】 さらに、本実施例によると、集光レンズ30をフレネルレンズで構成している ので、ケーシング内におけるレンズの占有スペースを縮減することができる。例 えば、従来のカマボコ型のコンデンサレンズ等に比べて光軸方向で約1/10位 のスペースを削減することができる。したがって、図1で示すように集光レンズ 30を配置し、その一方面側に吸込み側流路、他方面側に排出側流路を形成した とき、流路の形成を妨げることなく、最小のスペース内に流路を形成することが できる。
【0031】 次に、図3は本考案の他の実施例を示すもので、上記図1,図2に示す実施例 と同一部分は同一符号を付し、重複説明を省略する。
【0032】 異なる点は、液晶パネル14の光入射側の位置、すなわち、上記集光レンズ3 0の配置位置にレンズに替えてUVフィルター40を配置したこと、投射レンズ ブロック15の後端部にガラス、フレネルレンズ等から成る集光レンズ30を装 着したこと、である。上記吸込み側流路310,320は、液晶パネル14とU Vフィルター40との間、及び液晶パネル14と集光レンズ30との間の空間部 にそれぞれ形成されている。また、排出側流路340は、熱線吸収フィルター1 2とUVフィルター40との間の空間部に形成されている。この図3の実施例に おいても、上記実施例と同等の十分に大なる冷却性能を得ることができる。この 実施例構造によると、UVフィルター40によって入射光中の紫外光成分を吸収 ・除去しているので、液晶パネル14の性能を十分に高く保持できる。
【0033】
【考案の効果】
以上の説明に明らかな通り、本考案によれば、下記の効果が得られる。
【0034】 冷却用ファンの吸込み側流路内で液晶パネルを冷却しているので、パネルの 全面にエアを行き渡らせて均等に冷却することができる。また、ファンの冷却性 能のほとんどをパネルの冷却に有効利用できる。したがって、冷却効率が良く、 十分に高い冷却効果が得られる。しかも、流量の小さい小型のファンの使用が可 能となり、この小型のファンによって十分に高い冷却性能を得ることができる。
【0035】 流量の小さい小型のファンが使用可能になると同時に、設置面からエア吸込 み面までの高さHを従来比で1/2とし、この1/2の高さHで十分に高い冷却 効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液晶プロジェクターのパネル冷却
構造を示す側断面図である。
【図2】本考案に係る液晶プロジェクターのケーシング
内における枠組構造を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す側断面図である。
【図4】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
31 冷却用ファン 14 液晶パネル 15 投射レンズブロック 30 集光レンズ 11 光源 310,320 吸込み側流路 340 排出側流路 40 UVフィルター 10 シャーシベース 150 エア排出口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源から出た光の入射光を
    変調して出射する液晶パネルと、この液晶パネルから出
    射した映像を拡大・投射する投射レンズブロックと、冷
    却用ファンとを備え、前記投射レンズブロックと前記液
    晶パネルとの間、及び前記液晶パネルと該パネルに前記
    光を集光・入射させる集光レンズとの間に空間部をそれ
    ぞれ形成し、この空間部を前記冷却用ファンのエア吸込
    み側流路としたことを特徴とする液晶プロジェクターの
    パネル冷却装置。
  2. 【請求項2】 集光レンズをフレネルレンズで構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶プロジェクター
    のパネル冷却装置。
  3. 【請求項3】 集光レンズと光源前方に配置された熱線
    吸収フィルターとの間に空間部を形成し、この空間部を
    パネル冷却後のエア排出流路としたことを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の液晶プロジェクターの
    パネル冷却装置。
  4. 【請求項4】 冷却用ファンを小型軸流ファンによって
    構成し、この軸流ファンを前記エア排出流路の上方に配
    設したことを特徴とする請求項3に記載の液晶プロジェ
    クターのパネル冷却装置。
JP6000391U 1991-07-04 1991-07-04 液晶プロジエクターのパネル冷却装置 Pending JPH054147U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002097529A1 (fr) * 2001-05-28 2002-12-05 Seiko Epson Corporation Projecteur
WO2004036309A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Seiko Epson Corporation 照明装置、プロジェクタ
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JP2011242491A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Sanyo Electric Co Ltd 投写型表示装置

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