JPH0540832Y2 - - Google Patents

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JPH0540832Y2
JPH0540832Y2 JP1988169958U JP16995888U JPH0540832Y2 JP H0540832 Y2 JPH0540832 Y2 JP H0540832Y2 JP 1988169958 U JP1988169958 U JP 1988169958U JP 16995888 U JP16995888 U JP 16995888U JP H0540832 Y2 JPH0540832 Y2 JP H0540832Y2
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fixed cam
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は電気調理器における蓋連結機構に関
するものである。
<従来の技術> 電気ポツトや電気炊飯器等の電気調理器におい
ては、蓋がばね力により自動的に開放可能にされ
た構成のものが知られている。
係る構成のものにおいて、蓋を開く場合は、蓋
のロツク解除ボタンを押圧すればよい。すると蓋
はばね力等により開放方向に付勢され、自動的に
開く。
ところが、たとえば電気炊飯器を例にとると、
電気炊飯器が空または空に近い状態において、蓋
がばね力で自動的に開成されると、電気炊飯器本
体が転倒したり、蓋開成時の衝撃により蓋と本体
との連結部に破損が生じるおそれがある等の問題
があつた。
そこでかかる問題を解消するために、従来より
蓋開成時の衝撃を緩和するための機構が種々提案
されている。
たとえば、実開昭60−106526号公報には、蓋開
成時の衝撃を緩和するための緩衝機構を備えた蓋
自動開放機構が開示されている。この公報に開示
された従来の蓋自動開放機構における緩衝機構
は、たとえばヒンジピンに一体的に装着された制
動用カムと、ヒンジピンの近傍に設けられたクツ
シヨンばねと、クツシヨンばね取付ピンとを備え
ている。あるいは、ヒンジピンに固定された大径
の歯車と、ヒンジピン近傍に配置された小径の歯
車と、小径の歯車を支持する支軸と、大径の歯車
および小径の歯車を連動させるための中間歯車と
を有する構成になつている。
<考案が解決しようとする課題> 従来の蓋開放機構における蓋の開放による衝撃
を緩和するための衝撃機構は、上述のようにヒン
ジピンの近傍に配置された多数の部材からなつて
おり、ヒンジピン近傍の構成が複雑になり、ヒン
ジ機構の大形化を招く等の欠点があつた。
そこで、この考案は、従来の蓋開放機構とは異
なり、ヒンジピンに蓋の開成による衝撃を緩和す
るための衝撃機構が一体的に組み込まれた、小形
でかつ衝撃性能の良好な電気調理器の蓋連結機構
を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> この考案は、本体の上部を閉塞する蓋がヒンジ
ピンを介して本体に連結されている電気調理器に
おいて、前記ヒンジピンを回動自在に支持するヒ
ンジピン支持部材と、前記ヒンジピン支持部材に
ヒンジピンと同心に形成され、支持するヒンジピ
ンの軸心方向と交差する面を有する固定カム面
と、前記ヒンジピンと一体的に回動するように、
かつヒンジピンの軸心方向にスライド可能に外嵌
され、その端面がヒンジピンと同心に形成された
回動カム面となつている制動部材と、前記ヒンジ
ピンと同心に設けられ、前記制動部材の回動カム
面を前記固定カム面へ圧接付勢する弾力付勢部材
とを有し、前記蓋が本体に対して開放方向へ開く
に従つて、前記固定カム面が回動カム面を前記弾
力付勢部材の付勢力に抗して押し戻すように、両
カム面が形成されていることを特徴とする電気調
理器の蓋連結機構である。
<作用> この考案は上述のように構成されているので、
ヒンジピンと同心に設けられた固定カム面と回動
カム面とが常に面接触しており、しかも弾力付勢
部材によつて両カム面は圧接されている。
そして蓋が開放方向へ開くに従つて、固定カム
面と回動カム面との接触位置が回動して、両カム
面間に生じる作用・反作用が大きくなるように、
両カム面の角度が形成されている。それゆえ、固
定カム面と回動カム面との間の作用・反作用が大
きくなる。
よつて、蓋が開放方向へ開くに従つて、固定カ
ム面と回動カム面との間の作用・反作用が大きく
なり、蓋が開放端に達した時に大きな衝撃が発生
することはない。むしろ蓋が開放端に近づくに従
い、蓋の開放する勢いが弱まり、蓋は開放端に達
したときにゆつくりと止まる。
また、固定カム面、回動カム面を有する制動部
材および弾力付勢部材は、すべて、ヒンジピンと
同心に設けられているので、蓋連結機構を構成す
る部品をすべてヒンジピンを中心に配置すること
ができ、装置のコンパクト化を図れる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。
第1図は、この考案の一実施例に係る蓋連結機
構であるヒンジ機構を示す正面断面図であり、第
2図はこのヒンジ機構の中央部分の縦断面図であ
る。
第1図および第2図を参照して説明すると、ヒ
ンジ機構140は、側面部材11の後部上端に間
隔をあけて立設された1対の支持部141を備え
ている。支持部141にはヒンジピンの一例であ
るヒンジボルト142が挿通されており、ヒンジ
ボルト142の両端はそれぞれ支持部141で支
持されている。
ヒンジボルト142には制動部材143が外嵌
されている。制動部材143は、ヒンジボルト1
42と一体的に回動するように、かつヒンジボル
ト142の軸心方向にスライド可能に外嵌されて
いる。そして制動部材143を介して蓋ユニツト
2を支持する連結部144が枢支されている。ヒ
ンジボルト142には、ねじりコイルばね145
が取り付けられ、蓋ユニツト2を開放方向に付勢
している。
連結部144は、蓋ユニツト2の取付部26に
取り外し自在に装着されており、連結部144に
内蔵された係止部材146によつて、連結部14
4が取付部26から抜け出さないようになつてい
る。係止部材146の一端には、取付部26に設
けられた係止凹部26bと係合するフツク部14
6aが形成され、他端には、フツク部146aの
係合を解除する押しボタン部146が形成されて
いる。
制動部材143は、左右に配置された1対の部
材となつており、1対の制動部材143間には、
ヒンジボルト142と同心に設けられ、1対の制
動部材143を互いに離反する方向に付勢する弾
力付勢部材としての圧縮ばね147が配置されて
いる。制動部材143は、圧縮バネ147に接し
ている側と反対側の端面143aが、回動カム面
とされている。
一方、ヒンジボルト142の両端を支持する1
対の支持部141には、内側の対向面側に固定カ
ム面141aが形成されている。固定カム面14
1aは、ヒンジボルト142と同心に形成され、
かつヒンジボルト142の軸心方向と交差する面
を有するカム面となつている。そしてこの固定カ
ム面141aは、それぞれ制動部材143の回動
カム面143aと面接触している。また、回動カ
ム面143aと固定カム面141aとは、蓋ユニ
ツト2の開放に伴つて制動部材143が回動する
と、圧縮ばね147を押し縮める方向に制動部材
143を移動させるカム面に形成されている。つ
まり、固定カム面141aと回動カム面143a
とは、蓋ユニツト2が開放方向に開くに従つて互
いに作用・反作用が強まるようにカム面が形成さ
れているのである。
以上の構成であるから、蓋ユニツト2が開放方
向へ開くに従つて、制動部材143が圧縮ばね1
47を次第に強く押圧していき、圧縮ばね147
による反発力が次第に強く制動部材143に作用
する。このため、蓋ユニツト2が開放端に近づく
に従いねじりコイルばね145による蓋ユニツト
2の開放力が軽減されて、蓋ユニツト2が開放端
に達した時の衝撃が緩和される。
また、この実施例のヒンジ機構140では、蓋
ユニツト2を開放させるねじりコイルばね145
のばね力を調整できるようにされている。すなわ
ち、第2図および第3図に示すように、ねじりコ
イルばね145は、中央から左右にほぼ対称形状
に形成されているとともに、双方の端部145
a,145bが支持部141に形成された調節孔
141a,141bにそれぞれ係止されている。
調節孔141a,141bは、端部145a,1
45bが回動する軌跡上に間隔をあけて3個ずつ
設けられている。一方、調節孔141aは、それ
ぞれの間隔が他方の調節孔141bの孔同士の間
隔より狭く設けられている。したがつて、狭い間
隔の調節孔141aを用いると、ねじりコイルば
ね145のばね力の微調節ができ、広い調節孔1
41bを用いると、ねじりコイルばね145のば
ね力を大きく変更することができる。したがつ
て、蓋ユニツト2の重さや、蓋ユニツト2の回動
を規制する制動の程度に応じて、ねじりコイルば
ね145のばね力を簡単に変更することができ
る。
第4図は、この考案の他の実施例に係るヒンジ
機構を示す正面部分断面図である。
第4図を参照して説明すると、このヒンジ機構
150に含まれている支持部152は、ヒンジボ
ルト151の両端および中央部の3点を回動自在
に支持している。そのため、支持部152には左
右支持部152aおよび中央支持部152bが備
えられている。ヒンジボルト151には、中央支
持部152bの両側に制動部材153と圧縮ばね
154が、それぞれ外嵌されている。また、ヒン
ジボルト151の一端にはナツト151aが取り
付けられている。そして両制動部材153の内側
は中央支持部152bを押圧している。また、制
動部材153の各内側端面(中央支持部152b
との当接面)153aは、回動カム面とされてい
る。一方、中央支持部152bには上記回動カム
面153aと面接触する固定カム面152cが形
成されている。
上述の構成において、圧縮ばね154はヒンジ
ボルト151と同心に設けられている。また、中
央支持部152bに形成された固定カム面152
cは、ヒンジボルト151と同心に形成され、か
つヒンジボルト151の軸心方向と交差する面を
有するカム面となつている。さらに、制動部材1
53は、ヒンジボルト151と一体的に回動する
ように、かつ、ヒンジボルト151の軸心方向に
スライド可能に外嵌されている。そして回動カム
面153aは、ヒンジボルト151と同心に形成
されている。
それゆえ、蓋ユニツト2の開放に伴つて制動部
材153が回動すると、回動カム面153aと固
定カム面152cとが押し合い、圧縮ばね154
を押し縮める方向に制動部材153が移動され
る。よつて、このヒンジ機構150においても、
蓋ユニツト2が開放方向へ開くに従つて、蓋ユニ
ツト2の回動を規制するように力が作用する。
なお、上記実施例では、圧縮バネ154の端部
がヒンジボルト151とナツト151aにそれぞ
れ当接しているので、ナツト151aを締めつけ
たり、緩めたりすることによつて、圧縮ばね15
4の付勢力の調節ができ、蓋ユニツト2の回動を
規制する力を調節することができる。
また、圧縮ばね154を設ける位置としては、
第5図に示すように、ヒンジボルト151に間隔
をあけて、2分割した制動部材161a,161
bを取り付け、これらの制動部材161a,16
1bの間に圧縮ばね154を介在させることもで
きる。この実施例のヒンジ機構160において
も、制動部材161aの内側端部161cと中央
支持部152bの当接面が、それぞれ回動カム面
および固定カム面とされており、蓋ユニツト2の
開放方向への回動に伴つて、圧縮ばね154を圧
縮する。よつて、蓋ユニツト2が回動するに従つ
て、回動抵抗を付与することができる。
この考案は、上述のような構成の他、請求の範
囲に記載の範囲内において種々の変更が可能であ
る。
<考案の効果> この考案は以上のように構成されており、ヒン
ジピンと同心に、固定カム面、回動カム面および
回動カム面が形成された制動部材を弾力付勢する
弾力付勢部材が設けられているので、蓋連結機構
をすべてヒンジピンを中心に配置することがで
き、蓋連結機構の小形化を図ることができる。ま
た、固定カム面はヒンジピン支持部材に形成され
ているので、固定カム面を形成する特別の部材を
要せず、部品点数の削減を図ることができる。
それゆえ、この考案を用いることにより、電気
調理器の蓋連結機構の部品点数を減らしかつ小形
化ができ、電気調理器全体としての構成の簡素化
を図れる。
また、この考案の蓋連結機構を用いた電気調理
器では、蓋の開放端に達しても連結機構に大きな
衝撃が生じないから、連結機構等が損傷等を受け
ることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例にかかる蓋連結
機構の構成を示す正面断面図である。第2図はこ
の考案の一実施例にかかる蓋連結機構の側面縦断
面図である。第3図は、第1図のヒンジ機構に装
備されたねじりコイルばねの付勢力を調節する構
造を示す斜視図である。第4図および第5図は、
この考案の他の実施例にかかる蓋連結機構の正面
断面図である。 図において、142,151……ヒンジピンと
してのヒンジボルト、152……ヒンジピン支持
部材、141a,152c……固定カム面、15
3a,153a,161c……回動カム面、14
3,161……制動部材、147,154……弾
力付勢部材としての圧縮ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体の上部を閉塞する蓋がヒンジピンを介して
    本体に連結されている電気調理器において、 前記ヒンジピンを回動自在に支持するヒンジピ
    ン支持部材と、 前記ヒンジピン支持部材にヒンジピンと同心に
    形成され、支持するヒンジピンの軸心方向と交差
    する面を有する固定カム面と、 前記ヒンジピンと一体的に回動するように、か
    つヒンジピンの軸心方向にスライド可能に外嵌さ
    れ、その端面がヒンジピンと同心に形成された回
    動カム面となつている制動部材と、 前記ヒンジピンと同心に設けられ、前記制動部
    材の回動カム面を前記固定カム面へ圧接付勢する
    弾力付勢部材とを有し、 前記蓋が本体に対して開放方向へ開くに従つ
    て、前記固定カム面が回動カム面を前記弾力付勢
    部材の付勢力に抗して押し戻すように、両カム面
    が形成されていることを特徴とする電気調理器の
    蓋連結機構。
JP1988169958U 1988-12-28 1988-12-28 Expired - Lifetime JPH0540832Y2 (ja)

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JPH0759219B2 (ja) * 1989-06-14 1995-06-28 松下電器産業株式会社 炊飯器
KR960028244U (ko) * 1995-02-08 1996-09-17 전기 취사기의 뚜껑

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