JPH0226513A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用され、かつ蓋体を有する炊飯
器等の調理器に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の調理器は、例えば特開昭６８−１０９５
４９号公報に示されているように、第４図のような構成
になっていた。

すなわち、第４図において、１は調理器本体で、この調
理器本体１には鍋２が内設されており、合成樹脂製の蓋
体３は調理器本体１の上部開口面を開閉自在に覆うよう
にヒンジ部４を介して設けられている。またこのヒンジ
部４には蓋体３を常時開成する方向に付勢するヒンジバ
ネ６がヒンジ軸ｅに設けられており、そして開成終了段
階において蓋体３を静かに開成停止させるためのダンパ
ーバネ７を有したダンパー８が、調理器本体１および蓋
体３のヒンジ部４側に設けられている。さらに前記ヒン
ジ部４の反対側に位置して調理器本体１の内側には、蓋
体３を開成状態で係合するだめの７ノクレバー９が軸１
０．付勢バネ１１を用いて装着され、かつフックレバー
９の一部は抑圧操作する操作部１２として、調理器本体
１の側壁より外部に臨ませている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成では、蓋体３が閉
じられているときは、ヒンジバネ５の開成方向への付勢
力が常に蓋体３に加わっているため、合成樹脂製の蓋体
３が変形してしまい、その結果、蒸気もれや、蓋体３の
変形により係合装置の操作不良が生じるという問題があ
った。

また、蓋体３を閉じた状態で加熱調理中に幼児等が誤ま
って操作部１２を押圧した場合でも、蓋体３はヒンジバ
ネ５の付勢力により開成するため、加熱調理中の鍋２内
の蒸気が幼児の顔等に当たり、火傷をするという危険性
も有していた。

本発明はこのような問題点を解決するもので、蓋体の変
形がきわめて少なく、しかも幼児等の誤動作による危険
を防止することができる調理器を提供することを目的と
する。

課題を解決するだめの手段 上記課題を解決するために本発明は、調理器本体と、こ
の調理器本体の上面開口部を開閉自在に覆い、内部に補
強金具を有する合成樹脂製の蓋体と、この蓋体を調理器
本体の上部に設けた上枠の一側に枢支するヒンジ部と、
このヒンジ部の略反対側に位置して調理器本体に設けら
れ、かつ蓋体の係止を解除操作する操作部を有する係合
装置と、前記蓋体を常時開成する方向に付勢するキック
バネＡと、蓋体の開成途中からキックバネ人による蓋体
の開成方向とは逆方向に付勢するキックバネＢとを有し
、前記補強金具をヒンジ部と係合装置を結ぶ方向に設け
たものである。

また本発明は操作部を覆う操作部カバーを調理器本体の
側壁に設けたものである。

作用 上記構成によれば、蓋体の内部に設けた補強金具がヒン
ジ部と係合装置を結ぶ方向に設けられているため、蓋体
が閉じられた状態でキックバネによる蓋体を変形させよ
うとする力は補強金具により吸収されることになり、そ
の結果、蓋体の変形を防ぐことができる。

また、調理器本体の側壁より外部に臨ませ、かつ蓋体の
係止を解除操作する操作部を覆う操作部カバーを調理器
本体の側壁に設けているため、幼児等が加熱調理中に誤
まって操作部を抑圧操作してしまうということはなくな
り、その結果、蒸気による火傷も未然に防止することが
できる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図ａ。

ｂにもとづいて説明する。

図において、２１は調理器本体で、この調理器本体２１
には鍋２２が着脱自在に内設されている。

２３は調理器本体２１の上面開口部を開閉自在に覆う蓋
体で、この蓋体２３は上面を構成する合成樹脂製の外蓋
２４と、同じく下面を構成する合成樹脂製の蓋体カバー
２６とにより構成されている。

２６は調理器本体２１の外郭を構成するボディで、この
ボディ２６の上部開口部には上枠２７が設けられている
。２８はこの上枠２７の後方に設けられ、かつ蓋体２３
を調理器本体２１の一側に枢支するヒンジ部で、このヒ
ンジ部２８は上枠２７の後方に設けたヒンジ挟部２９を
挾んで２ケ所設けられている。

３０は前記ヒンジ部２８の内部に設けられ、かつ蓋体２
３を常時開成する方向に付勢するキックバネ人である。

３１は同じくヒンジ部２８の内部に設けたキックバネＢ
で、このキックバネＢ３１は蓋体２３の初期開成時には
蓋体２３の開成方向に付勢し、途中からは蓋体２３をキ
ックバネ人３０による蓋体２３の開成方向とは逆方向に
付勢するように構成しており、これらのキックバネ人３
０およびキックバネＢ３１は中央部がヒンジ部２８の内
部に設けたヒンジ軸３２に捲装され、かつ端部は固定金
具３３を上枠取付部３４にスライド挿着することにより
調理器本体２１に固定されている。そして、固定金具３
３はヒンジ部２９の後方を覆うヒンジカバー３６に設け
た抜は防止部３６により押さえられるため、調理器本体
２１にヒンジカバー３６を取り付けた状態では固定金具
３３が外れることはない。

３了はヒンジ部２８の反対側に位置して調理器本体２１
に設けられ、かつ蓋体カバー２６の係合部３８により蓋
体２３と調理器本体２１とを係合させる係合装置で、こ
の係合装置３７は付勢・ζネ３９を用いて前記上枠２了
に装着し、かつ上枠２７をボディ２６に挿着固定した状
態で操作部４ｏをボディ２６の側壁より外部に臨ませて
いる。

４２は補強金具で、この補強金具４２はヒンジ部２８と
係合装置３７を結ぶ方向にカシメリベット４３により蓋
体２３内の蓋体カバー２６に設けられている。４４は誤
操作防止用の操作部カバーで、この操作部カバー４４は
操作部４０を覆うように調理器本体２１の側壁に設けら
れている。

上記構成において、次にその作用を説明する。

常時蓋体２３を開成しようとするキックバネム３０およ
び蓋体２３の開成途中から蓋体２３を逆方向に付勢する
キックバネＢ３１は、調理器本体２１の後方に設けた２
ケ所のヒンジ部２８の内部に設けたヒンジ軸３２を軸中
心として設けられているため、ヒンジ部２８側には、ヒ
ンジ部２８と外観上同形状をしたヒンジ挟部２９以外に
見えるものはなくなり、その結果、デザイン的にも清焚
となるものである。

またキックバネＡ３０およびキックバネＢ３１の端部は
、固定金具３３を上枠取付部３４にスライド挿着するこ
とにより、調理器本体２１に固定されており、かつ固定
金具３３はヒンジカバー３６に設けた抜は防止部３６に
より固定されているため、部品点数も削減でき、組立作
業性も向上する。

しかもキックバネＢ３１は蓋体２３の開成途中から逆方
向に付勢するため、蓋体２３を最終段階においてスムー
ズに静止させることができ、またこのキックバネＢ３１
は蓋体２３の開成初期の段階では蓋体２３を開成する方
向に付勢されているため、蓋体２３の開成初期において
不足がちである開成力を得ることができ、これにより、
蓋体２３を常時開成しようとするキックバネム３０の補
助作用を持たせることができるため、キックバネム３ｏ
の負担を軽減することができる。

さらに、本実施例においては、キックバネＢ３１が従来
におけるダンパーの作用をなすため、従来のように上枠
２７のヒンジ部２８の近辺に開口部を設ける必要はなく
なり、その結果、調理器本体２１の上面には開口部が存
在しなくなるため、調理時に内蓋４１等に付着した露が
、調理器本体２１の内部に侵入するという問題はなくな
る。

次に、キックバネム３０とキックバネＢ３１の作用につ
いて詳しく説明する。まず、それぞれのキノクバネム３
０．Ｂ３１の自然状態における角度をＸ、度およびＸＢ
度とし、そして蓋体２３の開放角度をＸ度とした場合、
本実施例においては、三者の角度の関係をＸＢ＜）Ｃ≦
ｘＡとしているため、蓋体２３が開成をしはじめ、Ｘ３
度になるまでは、キックバネム３０およびキックバネＢ
３１は両者とも蓋体２３を開成しようとする方向に働き
、Ｘ３度を越えると、キックバネＢ３１は蓋体２３を開
成とは逆方向に付勢するため、蓋体２３の開成終了段階
においては両者のバネの力が相殺しあい、その結果、蓋
体２３は衝撃を受けることなくスムーズに開成される。

続いて、補強金具４２の作用について説明する。

合成樹脂製の蓋体２３は閉じられた状態でキックバネＡ
３０およびキックバネＢ３１の開成しようとする力によ
り、ヒンジ部２８と係合装置３７を結ぶ方向に湾曲し変
形しようとするが、補強金具４２は、蓋体２３の下面を
構成する蓋体カバー２６に、ヒンジ部２８と係合装置３
７を結ぶ方向にカシメリベット４３により固定されてい
るため、蓋体２３が変形しようとする力を吸収し、蓋体
２３の変形を防止することができる。

最後に、操作カバー４４について説明する。蓋体２３は
閉じられた状態でキックバネム３ｏおよびキックバネＢ
３１の付勢力により常に開成されようとしているが、蓋
体２３の係止を解除操作し、かつ調理器本体２１の側壁
より外部に臨ませている。操作部４ｏには、この操作部
４ｏを覆うように操作部カバー４４が設けられているた
め、加熱調理中に幼児等が誤まって操作部４０を押圧し
てしまうのも防止することができ、その結果、操作部４
ｏが押されて蒸気により火傷をするという危険を確実に
防止することができるものである。また操作部４０を押
圧する際は、操作部カバー４４の上部に設けたヒンジ部
４６より操作部カバー４４を上方に屈曲させることによ
り、蓋体２３の係止を解除操作することができる。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
蓋体の内部に設けられた補強金具をヒンジ部と係合装置
を結ぶ方向に設けているため、蓋体が閉じられた状態で
キックバネ人、およびキックバネＢによる蓋体を変形さ
せようとする力は補強金具により吸収されることになり
、その結果、蓋体の変形を防止することができるもので
ある。

また本発明は、蓋体の係止を解除操作する操作部を覆う
操作部カバーを調理器本体の側壁に設けているため、幼
児等が加熱調理中に誤まって操作部を抑圧操作してしま
うということはなくなり、その結果、蒸気による火傷も
未然に防止することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す調理器の一部を破断し
た側面図、第２図は同調理器のヒンジカバーを外した状
態の部分斜視図、第３図ａ、ｂは同キックバネ人および
キックバネＢの自然形状を示す側面図、第４図は従来例
を示す調理器の一部を破断した側面図である。 ２１・・・・・・調理器本体、２３・・・・・・蓋体、
２７・・・・・・上枠、２８・・・・・・ヒンジ部、３
０・・・・・・キックバネ人。 ３１・・・・・・キックバネＢ１３７・・・・・・係合
装置、４０・・・・・・操作部、４２・・・・・・補強
金具、４４・・・・・・操作部カバー 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）調理器本体と、この調理器本体の上面開口部を開
   閉自在に覆い、内部に補強金具を有する合成樹脂製の蓋
   体と、この蓋体を調理器本体の上部に設けた上枠の一側
   に枢支するヒンジ部と、このヒンジ部の略反対側に位置
   して調理器本体に設けられ、かつ蓋体の係止を解除操作
   する操作部を有する係合装置と、前記蓋体を常時開成す
   る方向に付勢するキックバネＡと、蓋体の開成途中から
   キックバネＡによる蓋体の開成方向とは逆方向に付勢す
   るキックバネＢとを有し、前記補強金具をヒンジ部と係
   合装置を結ぶ方向に設けた調理器。
2. （２）操作部を覆う操作部カバーを調理器本体の側壁に
   設けた請求項１記載の調理器。