JPH0337530Y2 - - Google Patents

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JPH0337530Y2
JPH0337530Y2 JP20313683U JP20313683U JPH0337530Y2 JP H0337530 Y2 JPH0337530 Y2 JP H0337530Y2 JP 20313683 U JP20313683 U JP 20313683U JP 20313683 U JP20313683 U JP 20313683U JP H0337530 Y2 JPH0337530 Y2 JP H0337530Y2
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lid
rice cooker
spring
cam
braking
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JP20313683U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は炊飯ジヤーの蓋開放機構、特に、ロツ
ク機構を解除することにより蓋を自動的に開放さ
せる機構に関する。
従来技術 一般に、炊飯ジヤーでは、その蓋を開く場合、
蓋に設けたハンドルを手で持つて、該ハンドルの
一端側に設けたロツク解除ボタンを押してロツク
機構を解除した後、そのまま蓋を回転させて開く
ようにした機構が採用されている。しかし、この
ような開放機構では、炊飯直後に蓋をあけると、
高温の蒸気が急激に噴出したり、ハンドルの握り
かたによつては高温の蓋の縁に腕がふれたりして
熱い思いをするなどの問題があつた。
目 的 本考案は、安全かつ容易に蓋をあけることがで
きるようにすることを目的とする。
構 成 本考案は、前記目的達成の為、蒸気が噴出した
り高温になつたりすることのない炊飯ジヤー本体
にロツク機構およびその解除ボタンを装着する一
方、炊飯ジヤー本体に蓋を正逆両方向に回転可能
に連結するヒンジ機構のヒンジピンに、前記蓋を
開放する方向に付勢するバネを装着し、前記ロツ
ク機構を解除した際、前記バネの反発力により前
記蓋が自動的に開放するようにする一方、蓋を開
いた時外蓋がヒンジ機構カバーに当接することに
起因する問題、すなわち、バネは蓋の開放時でも
ある程度ネジリ力を発揮していて、しかも、外蓋
とヒンジ機構カバーとがいずれも樹脂で形成され
ているため、蓋が開くとき外蓋がヒンジ機構カバ
ーに当接した時の反動とバネ力とによつて振動を
生じ、炊飯ジヤーが空または空に近い状態では炊
飯ジヤーが転倒する恐れがある他、蓋開放時の衝
撃により外蓋やヒンジ機構カバーが破損したりす
る恐れがあるという問題を解決するため、前記ヒ
ンジピンに制動用突起を有するカムを嵌着し、該
カムをヒンジピンと一体的に、したがつて蓋を一
体的に回動するようにする一方、該カム隣接する
係止部を有する制動用バネを配設し、前記カムの
制動用突起を蓋が所定の角度だけ回転した時、前
記制動用バネの係止部に係合させて蓋に制動をか
け、蓋を開く際の衝撃を緩和するようにしたもの
である。
以下、添付の図面を参照して本考案を具体的に
説明する。
第1図において、1は炊飯ジヤー本体、2は
蓋、3はヒンジ機構、4はロツク解除ボタンで、
炊飯ジヤー本体1は内鍋5を収容する外鍋6と、
それを固定する外装体7とから構成され、蓋2
は、第2図および第3図に示すように、外蓋9
と、外蓋9にそれと同軸に固定された蓋リング1
0と、該蓋リング10に装着された放熱板11
と、外蓋9に着脱自在に装着された内蓋12とか
ら構成されている。ヒンジ機構3は、本的には従
来と同様に、外装体7を構成する肩部材8にネジ
止めされた軸受け金具13と、蓋リング10にネ
ジ止めされた外蓋金具14と、軸受け金具13と
外蓋金具14を相互に回転可能に連結するヒンジ
ピン15とから構成されている。
本考案に従い後述のロツク機構を解除した際に
蓋2を自動的に開放させるため、第2図〜第5図
に示すように、ヒンジピン15には該ヒンジピン
15と一体的に正逆両方向に回転するカム16が
装着され、その両側に2本のコイルバネ17が装
着されている。ヒンジピン15はカム16の一体
的に回転させるため長円形の断面形状にしてあ
り、その中央にカム16が嵌合されている。各コ
イルバネ17は、その一端が軸受け金具13に係
止され、他端をカム16に設けた穴に嵌入され、
外蓋金具14が取り付けられた蓋2を開放する方
向に付勢している。コイルバネ17をヒンジピン
15の直径よりも若干大きくする関係で位置ずれ
が起こるのを防止するため、コイルバネ17は管
18を介してヒンジピン15に装着されている
が、管18は必ずしも必要ではない。
蓋2はヒンジ機構3と反対側の部分にフツク2
2が突設され、炊飯ジヤー本体1内部に設けたロ
ツク機構23に係止されている。このロツク機構
23は、第6図および第7図に示すように、炊飯
ジヤー本体1に固定された保持部材24と、該保
持部材24に回動自在に軸28により取り付けら
れ可動片25と、該可動片25を保持部材24か
ら離す方向に付勢するコイルバネ26とからな
り、軸28および係止ピン27は可動片25の一
対のアーム部25aに装着されている。可動片2
5の基部25bにはロツク解除ボタン4に連結さ
れたワイヤ29が取り付けられ、ロツク解除ボタ
ン4を図の下方へ押すと可動片25を図の右回り
に回転させ、係止ピン27をフツク22から離脱
させるようにしてある。
ロツク機構23のロツクを解除すると、コイル
バネ17の反発力により蓋2は開放するが、コイ
ルバネ17の反発力が強いため、蓋2が勢いよく
ヒンジ機構3のカバー30に当たり、炊飯ジヤー
が空のとき転倒したりカバー30が破損する恐れ
があることから、蓋がカバー30に当たる際の衝
撃を緩和するため、肩部材8に緩衝機構31が設
けてある。この緩衝機構31はヒンジピン15に
一体的に装着した制動用突起を有するカム16と
共に、制動用バネ32と、制動用バネ32を保持
する制動用バネ取付具33と、該取付具33の一
対のアーム33aに装着された制動用バネ止めピ
ン34とで構成され、制動用バネ32はその一端
が肩部材8に係止され、他方の一端は係止部32
aとしてカム16の制動用突起16aに当接可能
にしてあり、コイルバネ17の作用によりカム1
6が回転すると、その制動用突起16aが制動用
バネ32の係止部32aに当接して制動用バネ3
2が圧縮され、衝撃を緩和する。なお、図示の例
では、制動用バネ32の一端を係止部として利用
しているが、これは制動用バネ止めピン34に二
つの制動用バネ32を配置し、それらの一端間に
係止部材を掛け渡して固定し、これを係止部とし
てもよい。
また、外蓋とカバー30が直接当接すると変形
し、蓋の開角度が徐々に増大することから、これ
を防止するため、前記蓋開放機構に停止機構が設
けてある。この停止機構は蓋22と一体的に回動
するヒンジピン15に固定されたカム16と前記
ヒンジピン15を保持する軸受け金具13とで構
成され、コイルバネ17にネジリ力を発生させる
カム16に係止用突起16bを形成し、これを蓋
が所定角度開いた時軸受け金具13の一端に係止
させるようにしたもので、係止用突起16bの形
成位置を適宜設定することにより、蓋の開角度を
設定することができる。
前記構造の蓋自動開放機構を備えた炊飯ジヤー
の蓋2を開ける場合、第2図の状態でロツク解除
ボタン4を押すと、ロツク機構の可動片25が軸
28を中心にして第6図で右回りに回転し、係止
ピン27がフツク22から離れロツクが解除され
るため、蓋2はコイルバネ17の反発力により開
く方向に回転し、ある角度まで回転するとヒンジ
ピン15に固定されたカム16の突起部16aが
制動用バネ32に当接し、それにより制動をかけ
られつつさらに回転し、蓋2と一体的に回転する
カム16の突起16bが軸受け金具13の上端に
当たると停止して、蓋は完全に開放し、第4図の
状態となる。蓋2を閉める場合、フツク22がロ
ツクされるまで蓋2を押すだけでよい。
第8図および第9図は第2図〜第6図の炊飯ジ
ヤーにおける蓋自動開放機構の変形例を示し、コ
イルバネ17を軸受け金具13に係止させる代わ
りに、バネ足受台36を軸受け金具13に対し進
退可能に装着し、調節ネジ37を回転させること
によりバネ足受台36と軸受け金具との間の間隔
を変位させ、コイルバネ17の圧縮度を変えその
反発力を調節するようにしたものである。
第10図は蓋自動開放機構の変形例を示し、ヒ
ンジピン15に大径の歯車38を固定するととも
に、外蓋金具14と一体になつて回動する支軸3
9に小径の歯車40を固定し、これらを支軸41
に装着した中間歯車42を介して連動させると共
に、ヒンジピン15の両端側にそれぞれカムを設
け、これらを軸受け金具13の突起13aに係止
させるようにしたものである。この場合において
も、フツクがロツク機構から開放されると、コイ
ルバネ17の反発力により歯車38が回転し、中
間歯車42を介して歯車40も回転し蓋2が開
き、カム16の係止用突起16bが軸受け金具1
3の突起13aに係止されて停止することにな
る。
効 果 以上説明したように、本考案によれば、ロツク
解除ボタン4を押すだけでヒンジ機構に配設した
コイルバネ17の反発力により蓋2が自動的に開
放するので、蓋を開いた際に噴出する蒸気により
熱い思いをしたり蓋を開く際に高温の蓋の円周部
分に触れてやけどをするなどの問題がなく、また
蓋が開く際、ある角度だけ開くと制動をかけられ
るのでヒンジ機構カバーに強い衝撃を与えること
がなく、炊飯ジヤーが転倒したり蓋やヒンジ機構
カバーが変形したり損傷したりすることがないな
ど優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る炊飯ジヤーの斜視図、第
2図はその蓋開放機構の一実施例を示す第1図の
炊飯ジヤーの部分断面側面図、第3図はその部分
切欠背面図、第4図は第1図の炊飯ジヤーの蓋を
開いた状態を示す第2図と同様な部分断面側面
図、第5図は蓋開放機構の構成を示す分解斜視
図、第6図は第1図の炊飯ジヤーのロツク解除機
構を示す側面図、第7図はその分解斜視図、第8
図は本考案の他の実施例を示す要部断面側面図、
第9図はその部分切欠背面図、第10図は本考案
に係る蓋開放機構の他の実施例を示す斜視図であ
る。 1……炊飯ジヤー本体、2……蓋、3……ヒン
ジ機構、4……ロツク解除ボタン、5……内鍋、
6……外鍋、7……外装体、8……肩部材、9…
…外蓋、12……内蓋、13……軸受け金具、1
4……外蓋金具、15……ヒンジピン、16……
カム、16a……制動用突起、16b……係止用
突起、17……コイルバネ、22……フツク、2
3……ロツク機構、24……保持部材、25……
可動片、32……制動用バネ、32a……係止
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炊飯ジヤー本体に蓋を正逆両方向に回転可能に
    連結するヒンジ機構のヒンジピンに前記蓋を開放
    する方向に付勢するバネを装着する一方、前記蓋
    に装着され前記ヒンジ機構と反対側に位置するフ
    ツクに係止するロツクピンと、該ロツクピンを保
    持し正逆両方向に回転可能な可動片とからなるロ
    ツク機構を炊飯ジヤー本体に装着してなる炊飯ジ
    ヤーの蓋開放機構において、前記ヒンジピンに制
    動用突起を有するカムを一体的に装着し、前記カ
    ムの制動用突起に係合する係止部を有する制動用
    バネを配設し、前記カムの制動用突起を蓋が所定
    の角度回転したとき前記制動用バネの係止部に係
    合させるようにしたことを特徴とする炊飯ジヤー
    の蓋開放機構。
JP20313683U 1983-12-26 1983-12-26 炊飯ジヤ−の蓋開放機構 Granted JPS60106526U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20313683U JPS60106526U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 炊飯ジヤ−の蓋開放機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20313683U JPS60106526U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 炊飯ジヤ−の蓋開放機構

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Publication Number Publication Date
JPS60106526U JPS60106526U (ja) 1985-07-20
JPH0337530Y2 true JPH0337530Y2 (ja) 1991-08-08

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ID=30765556

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JP20313683U Granted JPS60106526U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 炊飯ジヤ−の蓋開放機構

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Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH027909A (ja) * 1988-06-28 1990-01-11 Mitsubishi Electric Corp 電気炊飯器
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JPH0540832Y2 (ja) * 1988-12-28 1993-10-15
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JP5888751B2 (ja) * 2013-12-09 2016-03-22 リンナイ株式会社 加熱調理器用操作装置

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JPS60106526U (ja) 1985-07-20

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