JPH0722542B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH0722542B2
JPH0722542B2 JP1047616A JP4761689A JPH0722542B2 JP H0722542 B2 JPH0722542 B2 JP H0722542B2 JP 1047616 A JP1047616 A JP 1047616A JP 4761689 A JP4761689 A JP 4761689A JP H0722542 B2 JPH0722542 B2 JP H0722542B2
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JP
Japan
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lid
hinge
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opening
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JP1047616A
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粛雄 釣田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用され、かつ蓋体を有する炊飯
器等の調理器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の調理器は、例えば特開昭58−109549号公
報に示されているように、第5図のような構成になって
いた。
すなわち、第5図において、1は調理器本体でこの調理
器本体1には鍋2が内設されており、蓋体3は調理器本
体1の上部開口面を開閉自在に覆うようにヒンジ部4を
介して設けられている。また、このヒンジ部4には蓋体
3を常時開成する方向に付勢するヒンジバネ5がヒンジ
軸6に設けられており、そして開成終了段階において蓋
体3を静かに開成停止させるためのダンパーバネ7を有
したダンパー8が、調理器本体1および蓋体3のヒンジ
部4側に設けられている。さらに前記ヒンジ部4の反対
側に位置して調理器本体1の内側には、蓋体3を閉成状
態で係合するためのフックレバー9が軸10,付勢バネ11
を用いて装着され、かつフックレバー9の一部は押圧操
作する操作部12として、調理器本体1の側壁より外部に
臨ませている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成では、ダンパー8
が調理器本体1および蓋体3にまたがるような位置に存
在するため、デザイン的に見苦しいばかりでなく、蓋体
3の開閉時に動くダンパー8の貫通用の開口部が調理器
本体1の上面のヒンジ部4側に開口して設けられている
ため、調理後内蓋15等に付着した露がこの開口部を通し
て調理器本体1内に侵入するという問題があった。
さらに、蓋体3の開成時にダンパーバネ7が早く効き過
ぎると、蓋体3が途中で止まってしまったり、逆に効き
が悪いと蓋体3の開放時に大きな衝撃が生ずるという問
題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、デザイン
的にも清楚で、かつ調理器本体の上面には開口部が存在
せず、しかも蓋体の開放時に衝撃を受けることなくスム
ーズに開成する調理器を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、調理器本体と、こ
の調理器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、こ
の蓋体を調理器本体の上部に設けた上枠の一側に枢支す
るヒンジ部と、このヒンジ部の略反対側に位置して調理
器本体に設けられ、かつ蓋体の係止を解除操作する操作
部を有する係合装置と、前記ヒンジ部内のヒンジ軸に捲
装され、蓋体を開成方向に付勢するキックバネとを備
え、前記ヒンジ部の上枠にはヒンジ軸を中心に上枠ギア
ー部を設け、蓋体にはグリス式のダンパーギアーを設
け、このダンパーギアーのダンパーギアー部を上枠ギア
ー部に対応させてなる調理器としたものである。
作用 上記構成によれば、蓋体を開成方向に付勢するキックバ
ネはヒンジ部内に設けたヒンジ軸に捲装しており、蓋体
の開成スピードを減速させ、開放時の衝撃を減少させ
る。またダンパーギアーは、上枠のヒンジ部内あるい
は、蓋体内に設けているため、ヒンジ部以外に、ヒンジ
部側に見えるものはなくなり、その結果、デザイン的に
清楚なものとなるばかりでなく、ダンパーを貫通させる
ための開口部が不必要となり、よって調理器本体の上面
には開口部が存在しなくなるため、調理時に内蓋等に付
着した露が調理器本体内に侵入することもなくなる。さ
らに、ダンパーギアーはキックバネの付勢力により開成
する蓋体の速度を常時減少させようとする方向に働くの
で、キックバネとダンパーバネのようなバランスの悪さ
により蓋体が途中で止まったり、あるいは開放時に大き
な衝撃が生ずるという問題はなくなり、蓋体は衝撃を受
けることなく常にスムーズに開成することができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図にもとづいて
説明する。
図において、21は調理器本体で、この調理器本体21には
鍋22が着脱自在に内設されている。23は調理器本体21の
上面開口部を開閉自在に覆う蓋体で、この蓋体23は上面
を構成する合成樹脂製の外蓋24と、同じく下面を構成す
る蓋体カバー25とにより構成されている。26は調理器本
体21の外郭を構成するボディで、このボディ26の上部開
口部には上枠27が設けられている。28はこの上枠27の後
方に設けられ、かつ蓋体23を調理器本体21の一側に枢支
するヒンジ部で、このヒンジ部28は上枠27の後方に設け
たヒンジ挟部29を挟んで2ケ所設けられている。
30は前記ヒンジ部28の内部に設けられ、かつ蓋体23を常
時開成する方向に付勢するキックバネAである。31は同
じくヒンジ部28の内部に設けられ、かつ蓋体23を開成す
る方向に付勢し、キックバネA30の補助作用をするキッ
クバネBで、このキックバネB31と前記キックバネA30は
中央部がヒンジ部28の内部に設けたヒンジ軸32に捲装さ
れ、かつ端部は固定金具33を上枠取付部34にスライド挿
着することにより調理器本体21に固定されている。そし
て、固定金具33はヒンジ部29の後方を覆うヒンジカバー
35に筋けた抜け防止部36により、押さえられるため、調
理器本体21にヒンジカバー35を取り付けた状態では固定
金具33が外れることはない。
37は上枠27のヒンジ部28の側面に設け上枠27と一体成形
した上枠ギアー部であり、ヒンジ軸32と同一軸中心に設
けられている。38は蓋体カバー25に設けダンパー本体39
内部にグリスを設け、ダンパーギアー部40の動きを減速
させる作用をもったダンパーギアーであり、ダンパーギ
アー部40と上枠ギアー部37を対応させている。
41はヒンジ部28の反対側に位置して調理器本体21に設け
られ、かつ蓋体カバー25の係合部42により蓋体23と調理
器本体21とを係合させる係合装置で、この係合装置41は
付勢バネ43を用いて前記上枠27に装着し、かつ上枠27を
ボディ26に挿着固定した状態で操作部44をボディ26の側
壁より外部に臨ませている。
上記構成において、次にその作用を説明する。常時蓋体
23を開成しようとするキックバネA30およびキックバネB
31は、調理器本体21の後方に設けた2ケ所のヒンジ部28
の内部に設けたヒンジ軸32を軸中心として設けられてい
るため、ヒンジ部28側には、ヒンジ部28と外観上同形状
をしたヒンジ挟部29以外に見えるものはなくなり、その
結果、デザイン的にも清楚となるものである。
また、キックバネA30およびキックバネB31の端部は、固
定金具33を上枠取付部34にスライド挿着することによ
り、調理器本体21に固定されており、かつ固定金具33は
ヒンジカバー35に設けた抜け防止部36により固定されて
いるため、部品点数も削減でき、組立作業性も向上す
る。
しかも、ダンパーギアー38はキックバネA30およびキッ
クバネB31の付勢力により開成する蓋体23の速度を適当
なスピードに常時減速させようとする方向に働くので、
ダンパーバネのように蓋体23の開成力と逆方向に付勢す
るような力が働かないため、効き過ぎて蓋体23が途中で
止まったり、あるいは効きが悪いため蓋体23が大きな衝
撃とともに開放するようなことがなく、常に適度なスピ
ードで、かつスムーズに開成させることができる。
さらに、本実施例においては、ダンパーギアー38が従来
におけるダンパーの作用をなすため、従来のように上枠
27のヒンジ部28の近辺に開口部を設ける必要はなくな
り、その結果、調理器本体21の上面には開口部が存在し
なくなるため、調理時に内蓋41等に付着した露が、調理
器本体21の内部に侵入するという問題はなくなる。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
蓋体を常時開成する方向に付勢するキックバネと、蓋体
の開成スピードを常時減速させる働きをもつグリス式の
ダンパーギアーの作用により、蓋体は常に適度なスピー
ドで、かつスムーズに開成させることができる。
さらに蓋体を常時開成する方向に付勢するキックバネ
と、蓋体をスムーズに開成させる作用をもつダンパーギ
アーはそれぞれヒンジ部内および蓋体内に内装し、ヒン
ジ部の上枠にはヒンジ軸を中心に上枠ギアー部を設け、
この上枠ギアー部に蓋体内のダンパーギアーのダンパー
ギアー部を対応させてなるため、蓋体の調理器本体への
取付け、キックバネの取付け、およびダンパー手段が一
つのヒンジ軸上で処理でき、構成がシンプルで組み立て
性にすぐれたものとなる。また蓋体を開成した状態では
ヒンジ部側にはヒンジ部以外には何も見えなくなり、そ
の結果、デザイン的にも清楚なものとなるばかりでな
く、従来のように上枠のヒンジ部の近辺には開口部が不
必要であるため、調理時に内蓋等に付着した露が、調理
器本体の内部に侵入することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す調理器の一部破断背面
図、第2図は同要部の一部破断背面図、第3図は同ヒン
ジカバーを外した状態の要部斜視図、第4図は同調理器
本体の一部破断側面図、第5図は従来例を示す調理器本
体の一部破断した側面図である。 21……調理器本体、23……蓋体、27……上枠、28……ヒ
ンジ部、30……キックバネA、32……ヒンジ軸、38……
ダンパーギアー、41……係合装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理器本体と、この調理器本体の上面開口
    部を開閉自在に覆う蓋体と、この蓋体を調理器本体の上
    部に設けた上枠の一側に枢支するヒンジ部と、このヒン
    ジ部の略反対側に位置して調理器本体に設けられ、かつ
    蓋体の係止を解除操作する操作部を有する係合装置と、
    前記ヒンジ部内のヒンジ軸に捲装され、蓋体を開成方向
    に付勢するキックバネとを備え、前記ヒンジ部の上枠に
    はヒンジ軸を中心に上枠ギアー部を設け、蓋体にはグリ
    ス式のダンパーギアーを設け、このダンパーギアーのダ
    ンパーギアー部を上枠ギアー部に対応させてなる調理
    器。
JP1047616A 1989-02-28 1989-02-28 調理器 Expired - Fee Related JPH0722542B2 (ja)

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