JP4027687B2 - 扉開閉規制装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉開閉規制装置、詳しくは、制御盤の扉の開閉を規制して作業の安全性を確保するための扉開閉規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数枚の扉を有する制御盤において、主扉を開けると自動的に制御盤内が断線状態(非活線状態)になり、制御盤内での作業を安全に行うことができるようにし、また、主扉を閉じると自動的に制御盤内が活線状態になるよう構成された制御盤が知られている。このような制御盤においては、主扉以外の扉が開いている状態で主扉を閉じても制御盤内が自動的に活線状態になるため、安全性に問題が生じる。そこで、従来から、主扉以外の扉が開いている状態では、主扉を閉じることができないようにし、安全性の確保を目的とした種々の提案がなされている(例えば、実開平4−121306号公報、特開平6−335120号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の扉開閉規制装置は、構造が複雑、部品点数が多い、組付作業性が悪い、コスト高になるというような問題があった。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、構造が簡素、部品点数が少ない、組付作業性に優れる、コストが安いという効果を奏する扉開閉規制装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の扉開閉規制装置は、観音開き式の主扉と副扉を備え、施錠装置の本体部を前記主扉に設けるとともに、前記施錠装置本体部に対し施錠、開錠される係止金具を制御盤本体側に設けた制御盤において、前記副扉の裏面に、該副扉の閉方向に仰角となる下面傾斜部を有する押圧プレートを設けるとともに、制御盤本体側に、前後方向の水平ピン部を支点として揺動可能な揺動プレートを設け、前記主扉および副扉が開状態のとき、前記揺動プレートの先端部は、自重により下限位置に保持されて前記係止金具の前面を覆い、前記主扉を閉じようとしても前記施錠装置本体部と前記係止金具との係合を阻止し、また、前記主扉が開状態のときに前記副扉を閉めると、前記押圧プレートの下面傾斜部が前記水平ピン部を支点として前記揺動プレートの後端部を押し下げることによって該揺動プレートの先端部が前記係止金具の前面から上方へ移動し、前記主扉を閉じるとき、前記施錠装置本体部と前記係止金具との係合を可能にするよう構成されることを特徴とする。
【0006】
本発明の扉開閉規制装置は、主として簡素な構成の押圧プレートと揺動プレートの組み合わせによるものであるため、構造が簡素、部品点数が少ない、組付作業性に優れる、コストが安いなどという効果を奏することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、一実施形態に係る扉開閉規制装置が組み込まれた制御盤の斜視図、図2は、主扉および副扉が共に開状態のときの扉開閉規制装置の斜視図、図3は、主扉が開状態で副扉を閉じたときの扉開閉規制装置の斜視図、図4は、施錠装置の概略構成図をそれぞれ示す。
【0009】
制御盤は、図1に示すように、観音開き式の主扉1と副扉2を備え、主扉1の上端部かつ副扉2との合せ面3近くに、図4に示すように、施錠装置4の本体部41が主扉1の閉方向へ突設されている。施錠装置4は、公知の施錠装置であり、主扉1を閉じるとき、施錠装置本体部41の係止金具のU字状係止部42の一方の脚部42aが、制御盤本体5側の天井51に垂設されたL字状係止金具43(図2、図3参照)の環状係止部43aの中空部43bに進入し、施錠装置本体部41がL字状係止金具43をロックつまり施錠するよう構成されている。また、施錠装置4は、主扉1の表面に、マイナスドライバなどによって回動操作可能な円板部44が露出しており、この円板部44を回動操作することによってL字状係止金具43を施錠装置本体部41からアンロックつまり開錠できるよう構成されている。なお、制御盤は、公知のため図示をしないが、主扉1を開けると、制御盤内が断線状態(非活線状態)となり、主扉1を閉じると、制御盤内が活線状態となるよう構成されている。
【0010】
副扉2の裏面の上端部かつ主扉1との合せ面3近くには、扉開閉規制装置6の副扉2側の構成要素である図2および図3に示すような押圧プレート61が突設されており、押圧プレート61は、副扉2の閉方向に仰角となる下面傾斜部61aを有している。
【0011】
制御盤の天井51には、扉開閉規制装置6の制御盤本体5側の構成要素の一部である保持金具62が垂設されており、保持金具62に、前後方向の水平ピン部63が設けられている。そして、この水平ピン部63に、揺動プレート64が揺動可能に設けられている。揺動プレート64は、押圧プレート61の下面傾斜部61aによって押下可能な後端部64aを有している。
【0012】
揺動プレート64は、図2に示すように、主扉1および副扉2が開状態のとき、先端部64b側の水平ピン部63付近の凸部64cが、揺動プレート64自体の自重によって保持金具62の水平受部62aで支持されており、先端部64bは下限位置に保持されている。このとき、揺動プレート64の先端部64bは、係止金具43の前面を覆っており、主扉1を閉じようとしても施錠装置本体部41と係止金具43との係合を阻止する。
【0013】
そして、揺動プレート64は、図3に示すように、主扉1が開状態のときに副扉2を閉めると、押圧プレート61の下面傾斜部61aが水平ピン部63を支点として揺動プレート64の後端部64aを押し下げるようになり、これにより揺動プレート64の先端部64bは係止金具43の前面から上方へ移動し、主扉1を閉じるとき、施錠装置本体部41と係止金具43との係合を可能にする。
【0014】
以上説明したように、本実施形態に係る扉開閉規制装置は、副扉2の裏面に、副扉2の閉方向に仰角となる下面傾斜部61aを有する押圧プレート61を設けるとともに、制御盤本体5側に、前後方向の水平ピン部63を支点として揺動可能な揺動プレート64を設け、主扉1および副扉2が開状態のとき、揺動プレート64の先端部64bは、自重により下限位置に保持されて係止金具43の前面を覆い、主扉1を閉じようとしても施錠装置本体部41と係止金具43との係合を阻止し、また、主扉1が開状態のときに副扉2を閉めると、押圧プレート61の下面傾斜部61aが水平ピン部63を支点として揺動プレート64の後端部64aを押し下げることによって揺動プレート64の先端部64bが係止金具43の前面から上方へ移動し、主扉1を閉じるとき、施錠装置本体部41と係止金具43との係合を可能にするよう構成される。
【0015】
本実施形態に係る扉開閉規制装置によると、主として簡素な構成の押圧プレート61と揺動プレート64の組み合わせによるものであるため、構造が簡素、部品点数が少ない、組付作業性に優れる、コストが安いなどという効果を奏することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の扉開閉規制装置によると、構造が簡素、部品点数が少ない、組付作業性に優れる、コストが安いなどという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る扉開閉規制装置が組み込まれた制御盤の斜視図である。
【図2】主扉および副扉が共に開状態のときの扉開閉規制装置の斜視図である。
【図3】主扉が開状態で副扉を閉じたときの扉開閉規制装置の斜視図である。
【図4】施錠装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 主扉
2 副扉
4 施錠装置
41 施錠装置本体部
43 係止金具
5 制御盤本体
6 扉開閉規制装置
61 押圧プレート
61a 下面傾斜部
63 水平ピン部
64 揺動プレート
64a 後端部
64b 先端部
Claims (1)
- 観音開き式の主扉と副扉を備え、施錠装置の本体部を前記主扉に設けるとともに、前記施錠装置本体部に対し施錠、開錠される係止金具を制御盤本体側に設けた制御盤において、
前記副扉の裏面側に、該副扉の閉方向に仰角となる下面傾斜部を有する押圧プレートを設けるとともに、
制御盤本体側に、前後方向の水平ピン部を支点として揺動可能な揺動プレートを設け、
前記主扉および副扉が開状態のとき、前記揺動プレートの先端部は、自重により下限位置に保持されて前記係止金具の前面を覆い、前記主扉を閉じようとしても前記施錠装置本体部と前記係止金具との係合を阻止し、また、前記主扉が開状態のときに前記副扉を閉めると、前記押圧プレートの下面傾斜部が前記水平ピン部を支点として前記揺動プレートの後端部を押し下げることによって該揺動プレートの先端部が前記係止金具の前面から上方へ移動し、前記主扉を閉じるとき、前記施錠装置本体部と前記係止金具との係合を可能にするよう構成されることを特徴とする扉開閉規制装置。
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