JP4060808B2 - 収納家具の扉構造 - Google Patents

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本発明は、収納家具の扉に関するものである。詳しくは揺動扉のラッチ構造とヒンジ構造に関するものである。
従来キャビネット等の収納家具の前面開口部を開閉する扉は、引戸に比べて構造が簡単な揺動タイプの扉が多く見られる。扉の一側方をヒンジで軸支し、他側方にラッチを設けて戸枠の掛合部に掛合する構造である。扉を閉めることにより鉤部材等は自動的にバネ等の力で戸枠の掛合部に掛合し、扉を開く時は鉤部材等と一体的な操作部またはリンクした操作部を操作して掛合をはずすので、操作部は把手を兼ねている場合が多い。
特開2003−235662号公報
しかし、以上に述べた従来の扉のラッチ構造では、扉を閉じる時に鉤部材が掛合部をかわした後に掛合するという一瞬の動作があり、操作部(把手)は、前記動作に同期して動く。すなわち操作部(把手)を押して扉を閉める時に操作部(把手)は一瞬それに反発した動きをするので無理な力が加わるという欠点があった。また扉の鉤部材と戸当りの掛合部の位置関係で扉の開き方向を変更することはできず、ヒンジ構造も逆位置に容易に付け変えることができるものではなかった。
このように従来の収納家具では扉を開閉するたびに操作部(把手)に無理な力が加わって長期に渡って使用している間に開閉が確実に行われなくなったり、また家具の配置換えをしたことで扉の開閉方向が不便になってもそのまま使用しなければならないなどの問題があった。
解決しようとする問題点は、扉を閉じる時に鉤部材のみが回動し操作部(把手)は回動しない構造とすることと、扉の開閉方向を容易に変更できる構造とすることである。
本発明は、扉の上下にわたる把手を設け、その把手の上下両端部に一対の鉤部材を設け、把手と鉤部材とを扉の上下方向の軸で回動可能に軸支すると共に、把手と鉤部材の一部を掛合させることにより把手の回動と鉤部材の回動が同期するあるいは同期しないよう構成したものであり、そのような構成とするために鉤部材に、把手の端部にかぶさって操作片の外側面に接する接触片を形成した。
よって鉤部材は、形成された傾斜部が掛合孔の縁を摺り動くことにより回動し、前記縁をかわして常に加えられている復元力により掛合孔に掛合するが、把手はその動きに同期することはない。しかし扉を開く時は、把手の回動操作により鉤部材が同期して回動し掛合孔との掛合が外れる。
また、扉ヒンジ部は、扉の上下縁部を貫通して先端を突出するL字型に形成した一対の旋回軸と、戸枠の上下に形成した前記旋回軸の先端を挿入する上下一対の軸受孔と、前記旋回軸の垂直部を挿通支持する水平片と旋回軸の水平部を支持する垂直片および指先で折曲可能な舌片を有する一対の軸固定具とからなり、前記上下一対の軸受孔と、鉤部材に対応した上下一対の掛合孔は、それぞれ左右反対側にも形成した。
上記のように構成することにより、扉の旋回軸は折り曲げている舌片を伸ばすことにより扉から容易に取り外すことができ、すなわち扉を収納家具本体の戸枠から容易に取外すことができ、左右にそれぞれ形成した掛合孔と軸受孔があるので、外した扉を上下逆さまにして取付けると右開きが左開きに、あるいはその逆にすることができる。
本発明の扉構造は、把手を押して扉を閉める時に鉤部材のみが回動して掛合孔に掛合し、把手が鉤部材に同期して押される方向と逆方向に回動しないので、把手に無理な負荷がかかり長期間使用しているうちにラッチ機構に不具合が生じるということがない。
また、収納家具の扉の開き方向は、一般的には使用方法、使用場所、他の家具との位置関係等が影響し、右開きにするか、左開きにするかは使用者個人の判断により購入前に決定しておくか、あるいは組立てる時点で決定しておく必要があった。しかし本発明の扉構造は、一つの製品で部材を替えることなく、また複雑な作業を必要とすることなく右開きか左開きかを選択することができ、さらに組立終了後、使用している状態においても周囲の状況の変化に応じて扉を逆の開き方に変換することが容易である。
以下、本発明を図の具体例を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の扉構造を用いた収納家具の全体を示す斜視図である。収納家具Aは、床板A1、側面パネルA2、A2、背面パネル(図示なし)、屋根パネルA3からなる前面を開口した箱体であり、前記開口部を扉1で開閉する。扉1はその右側端部を、収納家具Aの開口周囲の戸枠に軸支し、左側端寄りに上下にわたる把手2と、その把手2の上下端部にそれぞれ鉤部材3、3を配置している。
図2は、扉1と収納家具Aの開口部の左上端付近を、一部分解切断して示した斜視図である。
扉1は、左側端寄り外面に溝部11を形成し、その溝部11内に上下にわたる棒状体21とその棒状体21の上下にわたって右側に張り出した操作片22からなる把手2と、その把手の上下端部に配置された鉤部材3を有する。把手2と鉤部材3は回動軸4で扉1の上下縁部にそれぞれ回動可能に軸支されている。
鉤部材3は、扉1の溝部11の底面を貫通して左向きに形成された鉤31とそれに続く傾斜部32と、把手2の端部にかぶさり操作片22の外側面に接する接触片33を形成し、ばね34により鉤31が掛合する向き(反時計回り)に復元力が加えられている。扉1が閉じた状態で鉤31は、屋根パネルA3の下面前方に設けられた鴨居A31の掛合孔A32に掛合する。
図3は、図2の断面図であり(a)(b)(c)(d)と扉1が閉じられ、また開けるまでの状態を示したものである。
(a)は、把手2の操作片22が押されて扉1が閉じられる直前で鉤部材3の傾斜部32が掛合孔A32の左縁に接触した状態を示したものであり、把手2および鉤部材3は回動していない通常の姿勢である。
(b)は、さらに操作片22が押されて傾斜部32が掛合孔A32の左縁をすべって鉤部材3がばね34の復元力に逆らって時計回りに回動している状態を示している。この時鉤部材3は回動しているが、接触片33は操作片22に作用しないため、把手2は回動することなくそれまでと同じ姿勢を保っている。
(c)は、扉1が完全に閉じた状態を示したものであり、傾斜部32が掛合孔A32の左縁を外れて、ばね34により鉤部材3が元の状態に復元し、鉤31が掛合孔A32の左縁に掛合して扉1が開かない状態となる。
(d)は、扉1を開く時の状態を示している。把手2の操作片22に指をかけて引く(扉を開く向き)ことにより把手2が回動し、操作片22が接触片33を押すので鉤部材3も回動して鉤31が掛合孔A32の左縁から外れて扉を開くことができる状態となる。
図4は、本発明の扉構造のヒンジ構造を示す一部分解した斜視図である。扉1は、把手と反対側端部の上下に先端を突出するL字型の旋回軸12、12と、その旋回軸12を扉1の内側上下にそれぞれ取付けるための軸固定具13、13を備える。
軸固定具13は、旋回軸12の垂直部12aを通して支える水平片13aと、水平部12bを支持する垂直片13bと舌片13cが形成され、舌片13cは、旋回軸12の水平部12bに合わせて指で曲げ得るように比較的薄板で細く形成されている。
戸枠となる屋根パネルA3の鴨居A31と床パネルA1の前端部には、それぞれ前記旋回軸12の先端が挿入される軸受孔A33、A33があけられている。
扉1を家具本体に取付けるには、旋回軸12の垂直部12aを、軸固定具13の水平片13aと扉1の上面、下面を介して軸受孔A33に挿入した後、旋回軸12の水平部12bを軸固定具13の垂直片13bと舌片13cの間に入れて舌片13cを折り曲げると旋回軸12は扉1に固定され、扉1は開閉が可能となる。また逆に扉1を外す必要がある時は、折り曲げた舌片13cを伸ばして旋回軸12を抜取ることにより扉1を家具本体から外すことができる。
図5は、収納家具の戸枠部分と扉1とを示した分解斜視図であり、屋根パネルA3の鴨居A31の左右両端部に、扉1の鉤部材3に対応した掛合孔A32と旋回軸12に対応した軸受孔A33をそれぞれ設けると共に、床パネルA1の前端の左右両端部に同じく掛合孔A32と軸受孔A33をそれぞれ設けている。
図6は、扉1を上下逆さにして収納家具Aの戸枠左端に軸支して、図5と逆の開き扉とした状態を示す斜視図である。
本発明の扉構造は、収納家具の揺動タイプの扉で、特に扉のラッチが上下端部2ヵ所にあるので扉を確実に閉めることができ、またそのラッチを操作する把手が扉の上下にわたっているので、どの高さにおいても扉の開閉操作が容易であることから、背が高い収納家具においてその効果がもっとも発揮できるものである。
全体の斜視図 要部を示す分解斜視図 動作を示す断面図 別の要部を示す分解斜視図 開口部分の全体を示す分解斜視図 逆の取付け方を示す斜視図
符号の説明
A…収納家具
A1…床パネル
A2…側面パネル
A3…屋根パネル
1…扉
12…旋回軸
2…把手
22…操作片
3…鉤部材
31…鉤
4…回動軸

Claims (1)

  1. 左右どちらか一側端部を中心として揺動する扉において、他方の端部寄りに上下にわたる把手を設け、その把手の上下両端部に一対の鉤部材を設け、把手と鉤部材とを扉の上下方向の軸で回動可能に軸支した構造であって、把手は、上下端部を扉の上下縁部に軸支し、その回動軸を中心とした棒状体とその棒状体の上下に渡って横向きに張り出した操作片からなり、一対の鉤部材は、前記把手の上端部と前記扉の上縁部との間及び前記把手の下端部と前記扉の下縁部との間にそれぞれ配置して前記回動軸で軸支し、扉内側に突き出た横向きの鉤を形成すると共に、把手の端部にかぶさって操作片の外側面に接する接触片を形成して把手と鉤部材を掛合させることにより、扉を開くときは把手と鉤部材が同期して把手を回動させると鉤部材も回動し、扉を閉めるときは把手と鉤部材が同期せず鉤部材が回動しても把手は回動しないよう構成し、扉ヒンジ部は、扉の上下縁部を貫通して先端を突出するL字型に形成した一対の旋回軸と、戸枠の上下に形成した前記旋回軸の先端を挿入する上下一対の軸受孔と、前記旋回軸の垂直部を挿通支持する水平片と旋回軸の水平部を支持する垂直片および指先で折曲可能な舌片を有する一対の軸固定具とからなり、前記上下一対の軸受孔と、鉤部材に対応して戸枠に形成された上下一対の掛合孔は、それぞれ左右反対側にも形成したことを特長とする収納家具の扉構造。
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