JPH05404U - チエンソー - Google Patents

チエンソー

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JPH05404U
JPH05404U JP4813491U JP4813491U JPH05404U JP H05404 U JPH05404 U JP H05404U JP 4813491 U JP4813491 U JP 4813491U JP 4813491 U JP4813491 U JP 4813491U JP H05404 U JPH05404 U JP H05404U
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brake
brake device
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lever
chain
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浩 宮崎
幸一 山村
和夫 中島
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小松ゼノア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急時にブレーキレバーによってソーチェン
の回転を停止させるブレーキ装置の制動状態にあること
を表示する表示部を設けることによって、制動状態のま
ま始動操作することを防止する。 【構成】 ケース1に揺動自在に枢着して、ブレーキ装
置27を制動せしめるためのブレーキレバー19,23
を設け、このブレーキ装置27に連動して、ブレーキ装
置が制動状態にあることを表示する表示部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、原動機を内蔵するケースの1側面に固着して前方に突出するガイド レバーの外周の摺動自在に係合して、この外周上を回転するソーチェンによって 樹木等を切断するためのチェンソーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のチェンソーではソーチェンの回転を緊急停止するために、ソー チェンと連動するブレーキドラムを弾機によって制動するブレーキバンドを備え たブレーキ装置が設けられ、このブレセーキ装置はケースに揺動自在に枢着され た手動のブレーキレバーあるいは緊急時に自動的に作動する自動のブレーキレバ ーの作動によって制動するよう設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この手動のブレーキレバーが何かに接触する等の理由でブレーキ装置が制動状 態となっているのを知らずにエンジンを始動させようとすると、リコイルスター ターに大きな反力が加わり、エンジンが始動せず、とくに、機体の急激な運動を 感知してエンジンを自動的に停止させるために、上端に重錘を装着した自動式の レバーによってブレーキ装置を制動せしめるよう設けた場合には、レバーの位置 によってブレーキ装置が作動状態にあるかどうか識別することが困難で、始動不 良の原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ケースに、ブレーキ装置が作動状態にあることを表示する表示部を 設けたもので、表示マークの出現、表示部の突出等によってブレーキ制動中であ ることを表示する。
【0005】
【作用】 本考案は、樹木等の切断作業中に、ソーチェンの先端部が喰い込みによって、 チェンソーがその反力で大きく動揺して危険なとき、手動または自動のブレーキ レバーによってブレーキ装置が作動してソーチェンが停止すると、表示部がブレ ーキ装置が制動中すなわち停止状態にあることを表示する。したがって、エンジ ンの始動に際しては、この表示部を見て、ブレーキ装置の制動解除してのち始動 するものである。
【0006】
【実施例】
以下、図面によって本考案の一実施例について説明する。ケース1は、原動機 (本実施例ではエンジン)(図示せず)が内蔵する本体ケース3と、1側面を覆 うカバーケース5とよりなり、その間に前方に突出するガイドバー7がボルト9 によって挾持、固着されている。ガイドバー7の外周には、外周に刃部を備えた ソーチェン11が摺動自在に係合してエンジンの駆動でガイドバー7の外周上を 回転する。本体ケース3の前上部には前ハンドル13と後部には後ハンドル15 が固着し、後ハンドル15にはスロットルレバー17が設けられている。カバー ケース5には、手動式のブレーキレバー19と、先端に重錘21を備えた自動式 のブレーキレバー23とを軸25によって前後方向に揺動自在に枢着されている 。
【0007】 カバーケース5内にはブレーキ装置27がつぎのように設けられている。すな わち、エンジンによって駆動される回転軸29にはブレーキドラム31が固着し 、ブレーキドラム31の外周に近接して囲むブレーキバンド33の一端はカバー ケース5に固定され、他端は係止片35に突出するピン36に係止されている。 係止片35はカバーケース5に設けられたバネ孔37に嵌合する弾機39に係合 し、ブレーキドラム31の接線方向に弾機39によって付勢されて、ブレーキバ ンド33をブレーキドラム31の外周に締め付けて回転軸29を停止するよう設 けられている。
【0008】 係止片35と、カバーケース5の上面に突出するブラケット40との間には、 それぞれ軸41,43によって上下方向に揺動自在の後リンク45、前リンク4 7が枢着され、後リンク45、前リンク47は軸49によって互いに上下方向に 揺動自在に枢着され、下方向に対しては、軸49が軸41と43とを結ぶ直線よ り稍下方に偏心した位置に互いに係止している。
【0009】 手動式のブレーキレバー19は弾機(図示せず)によって後方に揺動する方向 に付勢されている。ブレーキレバー19を前方に(図の矢印A方向に)押圧する と、ブレーキレバー19の作動突起部51が前リンク47の前部上方に突出する アーム53に当接して押圧し、前リンク47を軸43を中心として上方に回動せ しめると、前リンク47の後部の表示部52がカバーケース5の上面に突出する とともに、弾機39によって係止片35が前方に押し出されてブレーキバンド3 3の一端が引かれてブレーキドラム31が締め付けられて停止状態が保持され図 4に示す姿勢となるよう設けられている。手動のブレーキレバー19を後方(図 の矢印Aと反対方向)に押圧するとブレーキレバー19の作動突起部51が前リ ンク47の後部上面を押圧して図5に示すように、前リンク47を軸43を中心 として下方に回動せしめると、表示部52がカバーケース5の上面から没入する とともに、係止片35は弾機39に抗して後方に押し込められ、前リンク47と 後リンク45はほぼ直線状に互いに係止した位置に保持されるよう設けられてい る。
【0010】 自動式のブレーキレバー23は、弾機55によって図1の矢印Bの方向に付勢 され、一体に設けた係合アーム57がカバーケース5の上面に当接して、ブレー キレバー23を正常位置に保持している。作業中にソーチェン11の先端が喰い 込んで急停止するような不測の事態が生じると、反動でケース1が上方に持ち上 げられ、重錘21は慣性によって静止しようとするので、自動式のブレーキレバ ー23は相対的に矢印Bと反対方向に回動して、図3のように係合アーム53が 前リンク45の前部下面に突出する係合部59を上方に押し上げ、係止片35は 弾機39によって前方に押し出されてブレーキバンド33がブレーキドラム31 を締め付けて停止させるよう設けられている。
【0011】 作業にあたっては、作業者は前ハンドル13、後ハンドル15を把持して、ガ イドバー7の外周上を図1の矢印C方向に回転するソーチェン11によって樹木 等の切断を行なうものである。
【0012】 ソーチェン11の先端が樹木等に喰い込んで急停止すると前述のように自動式 のブレーキレバー23が図2の矢印Bと反対方向に相対的に揺動して図3に示す ようにブレーキバンド33がブレーキドラムを締め付けて停止させるとともに、 表示部52がカバーケース5の上面に突出してブレーキ装置27が制動中である ことを表示する。また他の緊急時にソーチェンを停止する必要がある場合には、 手動式のブレーキレバー19を図2の矢印A方向に押圧すると前述のように、作 動突起部51が係合アーム53を押圧して、図4に示すように、ブレーキ装置2 7を作動せしめるとともに、表示部52がカバーケース5の上面に突出して、ブ レーキ装置27が作動中であることを表示する。
【0013】 図3、図4に示すブレーキ装置27の制動状態から解除するには前述のように 、手動式のブレーキレバー19を図の矢印Aと反対方向に押圧すると、作動突起 部51が前リンク47を下方に押圧して、ブレーキバンド33がブレーキドラム 31の締付けを解除するとともに表示部52がカバーケース5の上面から下方に 没入する。
【0014】 なお、本考案では、表示部を色分け、あるいはマーク等によってさらに明瞭と するよう設けてもよい。また表示部は手動式、自動式のいずれのブレーキレバー の作動によってブレーキ装置を制動した場合にも、ブレーキ装置に直接あるいは 間接に連動するよう設けてもよい。
【0015】 また、原動機はエンジン、電動機のいずれでもよい。
【0016】
【考案の効果】 本考案によれば、ブレーキ装置が作動状態にあることを表示する表示部を設け たことによって、始動時にブレーキ装置が作動していること知らずに始動不良を 生じることを防止できるものである。なお、請求項2の構成によれば、ブレーキ 装置の構成部分を利用して構造簡単に表示部を設けることができる。また請求項 3の構成によれば、自動式、手動式のブレーキレバーをともに設けた際にいずれ のブレーキレバーで操作した場合でも表示しうる表示を構造簡単に設けることが できる。
【提出日】平成3年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この手動のブレーキレバーが何かに接触する等の理由でブレーキ装置が制動状 態となっているのを知らずにエンジンを始動させようとすると、クラッチが半接 続状態となって異常発熱を生じる。 とくに、機体の急激な運動を感知してエンジ ンを自動的に停止させるために、上端に重錘を装着した自動式のレバーによって ブレーキ装置を制動せしめるよう設けた場合には、レバーの位置によってブレー キ装置が作動状態にあるかどうか識別することが困難で、始動不良の原因となっ ていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】正常時のブレーキ装置の側断面図である。
【図3】自動式のブレーキレバー制動時のブレーキ装置
の側断面図である。
【図4】手動式のブレーキレバー制動時のブレーキ装置
の側断面図である。
【図5】制動解除時のブレーキ装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 7 ガイドバー 11 ソーチェン 19,23 ブレーキレバー 27 ブレーキ装置 52 表示部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機を内蔵するケース1の1側面に固
    着して前方に突出するガイドバー7の外周に摺動自在に
    係合して前記外周上を回転するソーチェン11を備え、
    前記ソーチェン11の回転を緊急停止せしめるためのブ
    レーキ装置27を備えたチェンソーにおいて、前記ケー
    ス1に揺動自在に枢着して前記ブレーキ装置27を制動
    せしめるためのブレーキレバー19,23を設け、前記
    ブレーキ装置27に連動して、前記ブレーキ装置27が
    制動状態にあることを表示する表示部52を設けたこと
    を特徴とするチェンソー。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ装置27の制動時に、前記
    ケース1の表面に突出することによって、前記ブレーキ
    装置27が制動状態にあることを表示する表示部52を
    設けてなる請求項1のチェンソー。
  3. 【請求項3】 先端に重錘21を装着した自動式のブレ
    ーキレバー23の作動によって前記ブレーキ装置27を
    制動すべく設けた請求項1のチェンソー。
JP1991048134U 1991-06-25 1991-06-25 チェンソー Expired - Lifetime JP2525651Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016024486A1 (ja) * 2014-08-09 2016-02-18 日立工機株式会社 チェンソー

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