JP2525651Y2 - チェンソー - Google Patents

チェンソー

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JP2525651Y2
JP2525651Y2 JP1991048134U JP4813491U JP2525651Y2 JP 2525651 Y2 JP2525651 Y2 JP 2525651Y2 JP 1991048134 U JP1991048134 U JP 1991048134U JP 4813491 U JP4813491 U JP 4813491U JP 2525651 Y2 JP2525651 Y2 JP 2525651Y2
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JP
Japan
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brake
brake device
case
lever
chain
Prior art date
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JP1991048134U
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English (en)
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JPH05404U (ja
Inventor
浩 宮崎
幸一 山村
和夫 中島
Original Assignee
小松ゼノア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、原動機を内蔵するケー
スの1側面に固着して前方に突出するガイドレバーの外
周に摺動自在に係合して、この外周上を回転するソーチ
ェンによって樹木等を切断するためのチェンソーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチェンソーではソーチェ
ンの回転を緊急停止するために、ソーチェンと連動する
ブレーキドラムを弾機によって制動するブレーキバンド
を備えたブレーキ装置が設けられ、このブレーキ装置は
ケースに揺動自在に枢着された手動のブレーキレバーあ
るいは緊急時に自動的に作動する自動のブレーキレバー
の作動によって制動するよう設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この手動のブレーキレ
バーが何かに接触する等の理由でブレーキ装置が制動状
態となっているのを知らずにエンジンを始動させようと
すると、リコイルスターターに大きな反力が加わり、エ
ンジンが始動せず、とくに、機体の急激な運動を感知し
てエンジンを自動的に停止させるために、上端に重錘を
装着した自動式のレバーによってブレーキ装置を制動せ
しめるよう設けた場合には、レバーの位置によってブレ
ーキ装置が作動状態にあるかどうか識別することが困難
で、始動不良の原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケースに、ブ
レーキ装置が作動状態にあることをケース表面に突出し
て表示する表示部を設けたもので、表示マークの出現、
表示部の突出等によってブレーキ制動中であることを表
示する。
【0005】
【作用】本考案は、樹木等の切断作業中に、ソーチェン
の先端部が喰い込みによって、チェンソーがその反力で
大きく動揺して危険なとき、手動または自動のブレーキ
レバーによってブレーキ装置が作動してソーチェンが停
止すると、表示部がブレーキ装置が制動中すなわち停止
状態にあることを確実に表示する。したがって、エンジ
ンの始動に際しては、この表示部を見て、ブレーキ装置
の制動解除してのち始動するものである。
【0006】
【実施例】以下、図面によって本考案の一実施例につい
て説明する。ケース1は、原動機(本実施例ではエンジ
ン)(図示せず)が内蔵する本体ケース3と、1側面を
覆うカバーケース5とよりなり、その間に前方に突出す
るガイドバー7がボルト9によって挾持、固着されてい
る。ガイドバー7の外周には、外周に刃部を備えたソー
チェン11が摺動自在に係合してエンジンの駆動でガイ
ドバー7の外周上を回転する。本体ケース3の前上部に
は前ハンドル13と後部には後ハンドル15が固着し、
後ハンドル15にはスロットルレバー17が設けられて
いる。カバーケース5には、手動式のブレーキレバー1
9と、先端に重錘21を備えた自動式のブレーキレバー
23とが軸25によって前後方向に揺動自在に枢着され
ている。
【0007】カバーケース5内にはブレーキ装置27が
つぎのように設けられている。すなわち、エンジンによ
って駆動される回転軸29にはブレーキドラム31が固
着し、ブレーキドラム31の外周に近接して囲むブレー
キバンド33の一端はカバーケース5に固定され、他端
は係止片35に突出するピン36に係止されている。係
止片35はカバーケース5に設けられたバネ孔37に嵌
合する弾機39に係合し、ブレーキドラム31の接線方
向に弾機39によって付勢されて、ブレーキバンド33
をブレーキドラム31の外周に締め付けて回転軸29を
停止するよう設けられている。
【0008】係止片35と、カバーケース5の上面に突
出するブラケット40との間には、それぞれ軸41,4
3によって上下方向に揺動自在の後リンク45、前リン
ク47が枢着され、後リンク45、前リンク47は軸4
9によって互いに上下方向に揺動自在に枢着され、下方
向に対しては、軸49が軸41と43とを結ぶ直線より
稍下方に偏心した位置に互いに係止している。
【0009】手動式のブレーキレバー19は弾機(図示
せず)によって後方に揺動する方向に付勢されている。
ブレーキレバー19を前方に(図の矢印A方向に)押圧
すると、ブレーキレバー19の作動突起部51が前リン
ク47の前部上方に突出するアーム53に当接して押圧
し、前リンク47を軸43を中心として上方に回動せし
めると、前リンク47の後部の表示部52がカバーケー
ス5の上面に突出するとともに、弾機39によって係止
片35が前方に押し出されてブレーキバンド33の一端
が引かれてブレーキドラム31が締め付けられて停止状
態が保持され図4に示す姿勢となるよう設けられてい
る。手動のブレーキレバー19を後方(図の矢印Aと反
対方向)に押圧するとブレーキレバー19の作動突起部
51が前リンク47の後部上面を押圧して図5に示すよ
うに、前リンク47を軸43を中心として下方に回動せ
しめると、表示部52がカバーケース5の上面から没入
するとともに、係止片35は弾機39に抗して後方に押
し込められ、前リンク47と後リンク45はほぼ直線状
に互いに係止した位置に保持されるよう設けられてい
る。
【0010】自動式のブレーキレバー23は、弾機55
によって図2の矢印Bの方向に付勢され、一体に設けた
係合アーム57がカバーケース5の上面に当接して、ブ
レーキレバー23を正常位置に保持している。作業中に
ソーチェン11の先端が喰い込んで急停止するような不
測の事態が生じると、反動でケース1が上方に持ち上げ
られ、重錘21は慣性によって静止しようとするので、
自動式のブレーキレバー23は相対的に矢印Bと反対方
向に回動して、図3のように係合アーム57が前リンク
47の前部下面に突出する係合部59を上方に押し上
げ、係止片35は弾機39によって前方に押し出されて
ブレーキバンド33がブレーキドラム31を締め付けて
停止させるよう設けられている。
【0011】作業にあたっては、作業者は前ハンドル1
3、後ハンドル15を把持して、ガイドバー7の外周上
を図1の矢印C方向に回転するソーチェン11によって
樹木等の切断を行なうものである。
【0012】ソーチェン11の先端が樹木等に喰い込ん
で急停止すると前述のように自動式のブレーキレバー2
3が図2の矢印Bと反対方向に相対的に揺動して図3に
示すようにブレーキバンド33がブレーキドラムを締め
付けて停止させるとともに、表示部52がカバーケース
5の上面に突出してブレーキ装置27が制動中であるこ
とを表示する。また他の緊急時にソーチェンを停止する
必要がある場合には、手動式のブレーキレバー19を図
2の矢印A方向に押圧すると前述のように、作動突起部
51が係合アーム53を押圧して、図4に示すように、
ブレーキ装置27を作動せしめるとともに、表示部52
がカバーケース5の上面に突出して、ブレーキ装置27
が作動中であることを表示する。
【0013】図3、図4に示すブレーキ装置27の制動
状態から解除するには前述のように、手動式のブレーキ
レバー19を図の矢印Aと反対方向に押圧すると、作動
突起部51が前リンク47を下方に押圧して、ブレーキ
バンド33がブレーキドラム31の締付けを解除すると
ともに表示部52がカバーケース5の上面から下方に没
入する。
【0014】なお、本考案では、表示部を色分け、ある
いはマーク等によってさらに明瞭とするよう設けてもよ
い。また表示部は手動式、自動式のいずれのブレーキレ
バーの作動によってブレーキ装置を制動した場合にも、
ブレーキ装置に直接あるいは間接に連動するよう設けて
もよい。
【0015】また、原動機はエンジン、電動機のいずれ
でもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、ブレーキ装置が作動状
態にあることを表示する表示部を設けたことによって、
始動時にブレーキ装置が作動していることを知らずに始
動不良を生じることを確実に防止できるものである。ブ
レーキ装置の構成部分を利用して構造簡単に表示部を設
けることができる。また請求項2の構成によれば、自動
式、手動式のブレーキレバーをともに設けた際にいずれ
のブレーキレバーで操作した場合でも表示しうる表示を
構造簡単に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】正常時のブレーキ装置の側断面図である。
【図3】自動式のブレーキレバー制動時のブレーキ装置
の側断面図である。
【図4】手動式のブレーキレバー制動時のブレーキ装置
の側断面図である。
【図5】制動解除時のブレーキ装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 7 ガイドバー 11 ソーチェン 19,23 ブレーキレバー 27 ブレーキ装置 52 表示部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機を内蔵するケース1の1側面に固
    着して前方に突出するガイドバー7の外周に摺動自在に
    係合して前記外周上を回転するソーチェン11を備え、
    前記ソーチェン11の回転を緊急停止せしめるためのブ
    レーキ装置27を備えたチェンソーにおいて、前記ケー
    ス1に揺動自在に枢着して前記ブレーキ装置27を制動
    せしめるためのブレーキレバー19,23を設け、前記
    ブレーキ装置27に連動して、前記ブレーキ装置27が
    制動状態にあることを表示する表示部52を設け、この
    表示部52が、前記ブレーキ装置27の制動時に、前記
    ケース1の表面に突出することによって、前記ブレーキ
    装置27が制動状態にあることを表示するようにしたこ
    とを特徴とするチェンソー。
  2. 【請求項2】 先端に重錘21を装着した自動式のブレ
    ーキレバー23の作動によって前記ブレーキ装置27を
    制動すべく設けた請求項1のチェンソー。
JP1991048134U 1991-06-25 1991-06-25 チェンソー Expired - Lifetime JP2525651Y2 (ja)

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JP1991048134U JP2525651Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 チェンソー

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JP1991048134U JP2525651Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 チェンソー

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JPH05404U JPH05404U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6164370B2 (ja) * 2014-08-09 2017-07-19 日立工機株式会社 チェンソー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5292183A (en) * 1976-01-26 1977-08-03 Mcculloch Corp Chain saw safety braking device and its operating method
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JPS59134504U (ja) * 1983-02-25 1984-09-08 新ダイワ工業株式会社 電動チエンソ−の安全装置

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JPH05404U (ja) 1993-01-08

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