JPH0540285U - クレ−ンにおけるブライドル装置 - Google Patents

クレ−ンにおけるブライドル装置

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JPH0540285U
JPH0540285U JP9720191U JP9720191U JPH0540285U JP H0540285 U JPH0540285 U JP H0540285U JP 9720191 U JP9720191 U JP 9720191U JP 9720191 U JP9720191 U JP 9720191U JP H0540285 U JPH0540285 U JP H0540285U
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JP
Japan
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bridle
boom
sheave
frame
rope
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Pending
Application number
JP9720191U
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English (en)
Inventor
孝一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブライドルシ−ブのフランジ部と起伏ロ−プ
の擦れ合いを防止するとともに、かつ2本のブ−ム支持
ケ−ブルを平行に張り、ブ−ム支持ケ−ブルとブライド
ルのブラケットの擦れ合いをも防止するブライドル装置
を提供する。 【構成】 複数のブライドルシ−ブ11を水平に備えた
ブライドルフレ−ム12と、ブライドルフレ−ム12の
左右両端位置で、かつブライドルシ−ブ11及びブライ
ドルフレ−ム12全体の重心位置近傍内の位置で枢支さ
れたサブフレ−ム13と、サブフレ−ム13に、ブ−ム
先端部と同一幅で固定された一対のピン14とからな
り、ブ−ム支持ロ−プ2は一対のピン14に平行に掛
け、起伏ロ−プ9はブライドルシ−ブ11に掛ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばクロ−ラクレ−ンなどにおいて、ブ−ムの起伏ロ−プを掛 け、かつブ−ム支持ロ−プを結着させるブライドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、クロ−ラクレ−ンなどでは、図1に示す如く、起伏自在のブ−ム1の先 端部に結着させたブ−ム支持ロ−プ2と、旋回台3上のウインチドラム4に巻き 取りマスト5頂部のシ−ブ6、ベイル7の各シ−ブ8にかけて導出した起伏ロ− プ9とを、起伏ロ−プ用の水平のブライドルシ−ブ11を有するブライドル装置 10により連絡させている。
【0003】 ところが、従来のブライドル装置10によるブ−ム支持ロ−プ2と起伏ロ−プ 9の連絡の仕方は、図3(A)及び(B)に示す如く、起伏ロ−プ9は並設されてい るブライドルシ−ブ11に順次掛けられるのに対し、ブ−ム支持ロ−プ2はブラ イドル10の前端に結着点を定めて結着させることによって行っているので、ブ ライドル装置10の重心位置との関係で、次のような不都合を生じていた。
【0004】 すなわち、ブライドル装置10の重心位置は、ブライドル装置10のボックス 型フレ−ム10a の重心位置と複数のブライドルシ−ブ11の取付けによる重心位 置の変動により決定されるが、シ−ブ11の取付位置と後面開放のフレ−ム10a の形状から大体各シ−ブ11の回転中心点を結ぶ線より稍々前方寄りになる。し かし、従来の方式では、ブ−ム支持ロ−プ2の結着点がブライドル装置10の前 端としてあって、ブライドル装置10の重心位置より大きく前方へずれた位置と されているため、ブライドル装置10はブ−ム支持ロ−プ2との結着点を中心と して下方へ回動しようと常に作用しており、特に、ブ−ム支持ロ−プ2に掛る荷 重が少ない場合は、ブライドル装置10が起伏ロ−プ9に対して傾斜した姿勢と なる。
【0005】 ブライドル装置10が起伏ロ−プ9の張り方向に対し傾斜した姿勢になると、 シ−ブ11に対し起伏ロ−プ9が偏当りする。そのため、シ−ブ11のフランジ と起伏ロ−プ9とが擦れ合い、ブライドルシ−ブ11のフランジ部の偏摩耗と起 伏ロ−プ9の摩耗又はよじれが生じ、起伏ロ−プ9の切断という事故を誘発する 原因を生じさせていた。
【0006】 また、別の従来技術として、「クレ−ンにおけるケ−ブルエコライザ−」が実 公昭61−34393号公報に開示されている。これは、イコライザ−シ−ブを 水平に備えたフレ−ムの、左右両端位置で、且つ全体の重心位置近傍内の位置に 、ブ−ムを支持するケ−ブルの端を結合させ、上記イコライザ−シ−ブにブ−ム の起伏用のロ−プをかけるようにしてなることを特徴とするものである。ここで 、イコライザ−は、本願考案のブライドル装置に相当する。
【0007】 このケ−ブルイコライザ−はその左右両端位置で、且つ重心位置の近傍にブ− ム支持ケ−ブルの結合点を定め、水平のイコライザ−シ−ブがブ−ム起伏ロ−プ の張力に追従して容易に向きを変え、該起伏ロ−プの張り方向にシ−ブが正しく 向くことができるようにしているので、ブ−ム支持ケ−ブルにかかる荷重が大き いときでも少ないときでも常にイコライザ−シ−ブの溝に起伏ロ−プがかかって いる姿勢を保持し得て、イコライザ−シ−ブのフランジ部と起伏ロ−プとの擦れ 合いを防止でき、これらの摩耗を軽減させることができるという利点を有する。
【0008】 ところが、クロ−ラクレ−ンにおいては一般に、ブ−ムの先端部の幅はイコラ イザ−のフレ−ムの幅よりも狭いので、この従来例のように該フレ−ムの左右両 端位置でブ−ムを支持するケ−ブルの端を結合させるようにすると、2本のブ− ム支持ケ−ブルはブ−ムの先端部からイコライザ−へ向って末広がりとなる。こ の場合、ブ−ム支持ケ−ブルの結着点に設けられた一対のブラケットに外向きの 偏心荷重が作用するのでブラケットの強度アップが必要となる。また、ブ−ム支 持ケ−ブルがブラケットに対し偏りを生じ、ブ−ム支持ケ−ブルの摩耗とブラケ ットの摩耗を生じ、かつブ−ム支持ケ−ブルが曲げられ、該ブ−ム支持ケ−ブル の切断という事故を誘発する原因となる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ブライドルシ−ブのフランジ 部と起伏ロ−プの擦れ合いを防止するとともに、かつ、2本のブ−ム支持ケ−ブ ルを平行に張り、ブ−ム支持ケ−ブルとブライドルのブラケットの擦れ合いをも 防止するブライドル装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
複数のブライドルシ−ブを水平に備えたブライドルフレ−ムと、該ブライドル フレ−ムの左右両端位置で、かつ、前記ブライドルシ−ブ及びブライドルフレ− ム全体の重心位置近傍内の位置で枢支されたサブフレ−ムと、該サブフレ−ムに ブ−ム先端部と同一幅で固定された一対のピンとからなり、ブ−ム支持ロ−プは 前記一対のピンに平行に巻掛け、起伏ロ−プは前記ブライドルシ−ブに巻掛ける ようにした。
【0011】
【作用】
ブ−ム支持ロ−プは、サブフレ−ムにブ−ム先端と同一幅の間隔で固定された ピンに平行に掛けられ、起伏ロ−プが掛けられているブライドルシ−ブを水平に 備えるブライドルフレ−ムに対し、その枢支位置を中心としてサブフレ−ムが回 転するので、起伏ロ−プとブライドルシ−ブは直線上に並ぶ。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図4(A),(B)に基づいて説明する。図4(A)は、本考案 に係るクレ−ンにおけるブライドル装置の平面図、(B)は(A)のB−B断面図で ある。本実施例のブライドル装置は、主としてブライドルシ−ブ11、ブライド ルフレ−ム12、サブフレ−ム13、ピン14から構成される。
【0013】 ブライドルフレ−ム12は、後面開放のボックス型フレ−ムであり、その中に 複数個のブライドルシ−ブ11が水平にして並設されている。各ブライドルシ− ブ11には、起伏ロ−プ9が巻掛けられている。
【0014】 ブライドルフレ−ム12の左右両端位置で、かつブライドルシ−ブ11及びブ ライドルフレ−ム12全体の重心位置近傍内には、一対のピン15が設けられて いる。このピン15に枢支され、ブライドルフレ−ム12に対して回転可能に取 付けられている。
【0015】 サブフレ−ム13には、ブ−ム先端と同一幅の間隔で一対のピン14が固定さ れている。ピン14にはブ−ム支持ロ−プ2が巻掛けられている。ピン14は上 述のようにブ−ム先端と同一幅で固定されているので、2本のブ−ム支持ロ−プ 2は平行に巻掛けられることになる。
【0016】
【考案の効果】
複数のブライドルシ−ブを水平に備えたブライドルフレ−ムの左右両端位置で 、かつ、前記ブライドルシ−ブ及びブライドルフレ−ム全体の重心位置近傍内の 位置で枢支されたサブフレ−ムに設けたピンにブ−ム支持ロ−プを巻掛けたので 、水平のブライドルシ−ブがブ−ム支持ロ−プの張力に追従して容易に向きを変 え、起伏ロ−プの張り方向にブライドルシ−ブが正しく向くことができるように しているので、ブ−ム支持ロ−プにかかる荷重力が大きいときでも小さいときで も常にブライドルシ−ブの溝に起伏ロ−プが掛かっている姿勢を保持し得て、ブ ライドルシ−ブのフランジ部と起伏ロ−プとの擦れ合いを防止でき、これらの摩 耗を大幅に軽減させることができる。
【0017】 さらに、サブフレ−ムに、ブ−ム先端部と同一幅で一対のピンを固定し、ブ− ム支持ロ−プを該一対のピンに平行に巻掛けるようにしたので、ブ−ム支持ロ− プとピンとの擦れ合いを防止でき、これらの摩耗を大幅に軽減させることができ る。
【0018】 総合すれば、ブライドル装置に巻掛けられるブ−ム支持ロ−プ及び起伏ロ−プ 両方の摩耗を同時に大幅に軽減させることができ、ロ−プの長寿命化を図ること ができると共に、クレ−ン作業中のブ−ム支持ロ−プ及び起伏ロ−プの切断事故 の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロ−ラクレ−ンにおいて採用されている従来
のブライドル装置の使用状態図。
【図2】起伏ロ−プ、ブ−ム支持ロ−プ及びブライドル
装置周辺の斜視図。
【図3】(A) 従来のクレ−ンにおけるブライドル装置
の平面図。 (B) (A)のB−B断面図。
【図4】(A) 本考案に係るクレ−ンにおけるブライド
ル装置の平面図。 (B) (A)のB−B断面図。
【符号の説明】
1 ブ−ム 2 ブ−ム支持ロ−
プ 3 旋回台 4 ウインチドラム 5 マスト 6 シ−ブ 7 ベイル 8 シ−ブ 9 起伏ロ−プ 10 ブライドル装置 11 ブライドルシ−ブ 12 ブライドルフレ
−ム 13 サブフレ−ム 14 ピン 15 ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブライドルシ−ブを水平に備えた
    ブライドルフレ−ムと、該ブライドルフレ−ムの左右両
    端位置で、かつ、前記ブライドルシ−ブ及びブライドル
    フレ−ム全体の重心位置近傍内の位置で枢支されたサブ
    フレ−ムと、該サブフレ−ムにブ−ム先端部と同一幅で
    固定された一対のピンとからなり、ブ−ム支持ロ−プは
    前記一対のピンに平行に巻掛け、起伏ロ−プは前記ブラ
    イドルシ−ブに巻掛けるようにしてなることを特徴とす
    るクレ−ンにおけるブライドル装置。
JP9720191U 1991-10-31 1991-10-31 クレ−ンにおけるブライドル装置 Pending JPH0540285U (ja)

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JP9720191U JPH0540285U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 クレ−ンにおけるブライドル装置

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JPH0540285U true JPH0540285U (ja) 1993-05-28

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