JPH053992A - 全自動洗濯機 - Google Patents
全自動洗濯機Info
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- JPH053992A JPH053992A JP3158502A JP15850291A JPH053992A JP H053992 A JPH053992 A JP H053992A JP 3158502 A JP3158502 A JP 3158502A JP 15850291 A JP15850291 A JP 15850291A JP H053992 A JPH053992 A JP H053992A
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- turned
- dehydration
- time
- preset
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗濯物の条件，排水条件がどうであっても常
に同じ状態で脱水を行うことを目的とする。 【構成】 脱水行程においてモータをＯＮにして予め設
定された回転数Ｖ1に達した後、一定時間ｔｉだけモー
タをＯＦＦにして、再びモータをＯＮにする。次に前記
Ｖ1より予め高く設定された回転数Ｖ2に達した後、一定
時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、再びモータをＯＮ
にする。これをｎ回繰り返して回転数を徐々に高くし、
予め設定された回転数Ｖnに達した後、一定時間ｔｉだ
けモータをＯＦＦにして、次にモータを連続的にＯＮに
して脱水を行うことにより、常に同じ脱水状態が得られ
る。
に同じ状態で脱水を行うことを目的とする。 【構成】 脱水行程においてモータをＯＮにして予め設
定された回転数Ｖ1に達した後、一定時間ｔｉだけモー
タをＯＦＦにして、再びモータをＯＮにする。次に前記
Ｖ1より予め高く設定された回転数Ｖ2に達した後、一定
時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、再びモータをＯＮ
にする。これをｎ回繰り返して回転数を徐々に高くし、
予め設定された回転数Ｖnに達した後、一定時間ｔｉだ
けモータをＯＦＦにして、次にモータを連続的にＯＮに
して脱水を行うことにより、常に同じ脱水状態が得られ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機の脱水に
おけるモータ回転数制御に関するものである。
おけるモータ回転数制御に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】全自動洗濯機においては、洗濯し排水し
た後に脱水行程へと移るが、脱水行程はモータのＯＮ，
ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物から水分を少しずつ
出し、脱水回転数をある程度まで徐々に高めていく所謂
間欠脱水を行った後、連続脱水を行うのが通常である。
従来の全自動洗濯機においては前記モータのＯＮ，ＯＦ
Ｆの制御を時間で行っていた。つまり、一定時間モータ
ＯＮにした後に一定時間モータをＯＦＦにする。次に、
同じ時間モータをＯＮにして、同じ時間モータをＯＦＦ
にする。これを数回繰り返しながら、脱水回転数を徐々
に高めていくものである。
た後に脱水行程へと移るが、脱水行程はモータのＯＮ，
ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物から水分を少しずつ
出し、脱水回転数をある程度まで徐々に高めていく所謂
間欠脱水を行った後、連続脱水を行うのが通常である。
従来の全自動洗濯機においては前記モータのＯＮ，ＯＦ
Ｆの制御を時間で行っていた。つまり、一定時間モータ
ＯＮにした後に一定時間モータをＯＦＦにする。次に、
同じ時間モータをＯＮにして、同じ時間モータをＯＦＦ
にする。これを数回繰り返しながら、脱水回転数を徐々
に高めていくものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この制
御方法では洗濯物の多い、少ないあるいは水を含みやす
い洗濯物と含みにくい洗濯物、あるいは排水経路などの
排水条件の良し悪し等、洗濯物の条件，排水条件に無関
係にモータのＯＮ，ＯＦＦ時間が設定されているため、
例えば洗濯物が多い時に洗濯物の偏りによっては、間欠
脱水では回転数がなかなか上がらず、低い回転のまま連
続脱水に移ってしまうことがありうる。そうすると、連
続脱水に移ったとき洗濯物から水分が一気に出て洗濯機
の排水能力をオーバーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間
に充満してその抵抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下し
てしまうことにもなる。
御方法では洗濯物の多い、少ないあるいは水を含みやす
い洗濯物と含みにくい洗濯物、あるいは排水経路などの
排水条件の良し悪し等、洗濯物の条件，排水条件に無関
係にモータのＯＮ，ＯＦＦ時間が設定されているため、
例えば洗濯物が多い時に洗濯物の偏りによっては、間欠
脱水では回転数がなかなか上がらず、低い回転のまま連
続脱水に移ってしまうことがありうる。そうすると、連
続脱水に移ったとき洗濯物から水分が一気に出て洗濯機
の排水能力をオーバーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間
に充満してその抵抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下し
てしまうことにもなる。
【０００４】本発明は上記課題に鑑み、洗濯物の条件，
排水条件にばらつきがあっても安定して脱水動作を行わ
せることを目的とする。
排水条件にばらつきがあっても安定して脱水動作を行わ
せることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するための本発明の第１の手段は、マイクロコンピュー
タよりなる信号制御手段と、脱水動作を行うモータと、
モータ回転数を検知する回転検知手段とを有し、脱水行
程においてモータをＯＮにして予め設定された回転数Ｖ
1に達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにし
て、再びモータをＯＮにし、次に前記Ｖ1より予め高く
設定された回転数Ｖ2に達した後、一定時間ｔｉだけモ
ータをＯＦＦにして、再びモータをＯＮにし、これをｎ
回繰り返して回転数を徐々に高くし、予め設定された回
転数Ｖnに達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦ
にして、次にモータを連続的にＯＮにして脱水を行うも
のである。
するための本発明の第１の手段は、マイクロコンピュー
タよりなる信号制御手段と、脱水動作を行うモータと、
モータ回転数を検知する回転検知手段とを有し、脱水行
程においてモータをＯＮにして予め設定された回転数Ｖ
1に達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにし
て、再びモータをＯＮにし、次に前記Ｖ1より予め高く
設定された回転数Ｖ2に達した後、一定時間ｔｉだけモ
ータをＯＦＦにして、再びモータをＯＮにし、これをｎ
回繰り返して回転数を徐々に高くし、予め設定された回
転数Ｖnに達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦ
にして、次にモータを連続的にＯＮにして脱水を行うも
のである。
【０００６】また、本発明の第２の手段は上記第１の手
段にモータＯＦＦ時間をモータＯＦＦ直前のモータＯＮ
時間を定数倍した時間としたものである。
段にモータＯＦＦ時間をモータＯＦＦ直前のモータＯＮ
時間を定数倍した時間としたものである。
【０００７】さらに、本発明の第３の手段は予め設定さ
れた時間内にモータ回転数が予め設定された回転数Ｖn
に達しなければ異常報知するものである。
れた時間内にモータ回転数が予め設定された回転数Ｖn
に達しなければ異常報知するものである。
【０００８】
【作用】上記第１の手段によれば、洗濯物の多い、少な
いあるいは水を含みやすい洗濯物と含みにくい洗濯物あ
るいは排水経路などの排水条件の良し悪し等、洗濯物の
条件，排水条件にばらつきがあっても、間欠脱水のモー
タＯＮ時には常に一定の回転数まで脱水回転が立ち上が
ることができる。例えば洗濯物が多い時に洗濯物の偏り
により、間欠脱水で回転数がなかなか上がらず、低い回
転のまま連続脱水に移ってしまい、連続脱水に移ったと
き洗濯物から水分が一気に出て洗濯機の排水能力をオー
バーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間に充満してその抵
抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下してしまうというこ
ともない。
いあるいは水を含みやすい洗濯物と含みにくい洗濯物あ
るいは排水経路などの排水条件の良し悪し等、洗濯物の
条件，排水条件にばらつきがあっても、間欠脱水のモー
タＯＮ時には常に一定の回転数まで脱水回転が立ち上が
ることができる。例えば洗濯物が多い時に洗濯物の偏り
により、間欠脱水で回転数がなかなか上がらず、低い回
転のまま連続脱水に移ってしまい、連続脱水に移ったと
き洗濯物から水分が一気に出て洗濯機の排水能力をオー
バーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間に充満してその抵
抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下してしまうというこ
ともない。
【０００９】上記第２の手段によれば、モータＯＮ時間
の定数倍だけモータをＯＦＦするため、予め設定された
回転数Ｖnに達するまで十分に脱水を行え安定した脱水
状態が得られる。
の定数倍だけモータをＯＦＦするため、予め設定された
回転数Ｖnに達するまで十分に脱水を行え安定した脱水
状態が得られる。
【００１０】上記第３の手段によれば、予め設定された
時間内にモータ回転数が高まらないときには異常報知す
る。
時間内にモータ回転数が高まらないときには異常報知す
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
もとに説明する。
もとに説明する。
【００１２】図２において１は洗濯兼脱水槽で、中央底
部にパルセータ２が回転自在に配してある。３は洗濯兼
脱水槽１を内包する水槽であり、水槽３の外底部には基
板４が固着され、駆動用モータ５，排水弁６，洗濯兼脱
水切替機構７等が配設され、基板４の外縁部は防振装置
８，吊り棒９を介して外枠１０の上部角隅より垂下支持
されている。外枠１０の上部には、上部カバー１１が設
けられて、給水弁１２，電源スイッチ１３，制御装置１
４等が配設されている。制御装置１４は前記モータ５，
排水弁６，給水弁１２などを制御する。１５はモータ回
転数を検知する回転検知手段である。
部にパルセータ２が回転自在に配してある。３は洗濯兼
脱水槽１を内包する水槽であり、水槽３の外底部には基
板４が固着され、駆動用モータ５，排水弁６，洗濯兼脱
水切替機構７等が配設され、基板４の外縁部は防振装置
８，吊り棒９を介して外枠１０の上部角隅より垂下支持
されている。外枠１０の上部には、上部カバー１１が設
けられて、給水弁１２，電源スイッチ１３，制御装置１
４等が配設されている。制御装置１４は前記モータ５，
排水弁６，給水弁１２などを制御する。１５はモータ回
転数を検知する回転検知手段である。
【００１３】次に、全自動洗濯機に制御装置を図１によ
り説明する。図１において、１６は交流電源で、１７は
モータ５の進相コンデンサである。制御装置１４はマイ
クロコンピュータよりなる信号制御手段１８と、操作パ
ネル１９内におさめられたキースイッチおよび表示装置
等からなる操作表示手段２０と、信号制御手段１８から
の信号によりモータ５，排水弁６，給水弁１２等を制御
するパワースイッチング手段２１と、布量検知手段２
２，水位検知手段２３，記憶手段２４，汚れ検知手段２
５よりなる。
り説明する。図１において、１６は交流電源で、１７は
モータ５の進相コンデンサである。制御装置１４はマイ
クロコンピュータよりなる信号制御手段１８と、操作パ
ネル１９内におさめられたキースイッチおよび表示装置
等からなる操作表示手段２０と、信号制御手段１８から
の信号によりモータ５，排水弁６，給水弁１２等を制御
するパワースイッチング手段２１と、布量検知手段２
２，水位検知手段２３，記憶手段２４，汚れ検知手段２
５よりなる。
【００１４】図３は、脱水行程における時間と脱水回転
数の関係を表すグラフである。脱水行程はモータのＯ
Ｎ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物から水分を少し
ずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐々に高めていく
所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転数まで高めて連
続脱水を行う。つまり、モータをＯＮにして予め設定さ
れた回転数Ｖ1に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにする。この
ＯＦＦの時にも洗濯物から絞られた水が排水される。そ
して再びモータをＯＮにする。次に前記Ｖ1より高く設
定された回転数Ｖ2に達したことを回転検知手段１５で
検知した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、
再びモータをＯＮにする。次に前記Ｖ2より高く設定さ
れた回転数Ｖ3に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、再び
モータをＯＮにする。これをｎ回繰り返して回転数を徐
々に高くし、予め設定された回転数Ｖnに達した後、一
定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、次にモータを連
続的にＯＮにして規定の回転数Ｖiまで立ち上げて脱水
を行う。つまり、Ｔ1，Ｔ1´，Ｔ2などの時間は洗濯物
の条件や排水条件によって常に変わるが、Ｖ1，Ｖ2，Ｖ
3、……、Ｖnの回転数は常に一定である。
数の関係を表すグラフである。脱水行程はモータのＯ
Ｎ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物から水分を少し
ずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐々に高めていく
所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転数まで高めて連
続脱水を行う。つまり、モータをＯＮにして予め設定さ
れた回転数Ｖ1に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにする。この
ＯＦＦの時にも洗濯物から絞られた水が排水される。そ
して再びモータをＯＮにする。次に前記Ｖ1より高く設
定された回転数Ｖ2に達したことを回転検知手段１５で
検知した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、
再びモータをＯＮにする。次に前記Ｖ2より高く設定さ
れた回転数Ｖ3に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、再び
モータをＯＮにする。これをｎ回繰り返して回転数を徐
々に高くし、予め設定された回転数Ｖnに達した後、一
定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、次にモータを連
続的にＯＮにして規定の回転数Ｖiまで立ち上げて脱水
を行う。つまり、Ｔ1，Ｔ1´，Ｔ2などの時間は洗濯物
の条件や排水条件によって常に変わるが、Ｖ1，Ｖ2，Ｖ
3、……、Ｖnの回転数は常に一定である。
【００１５】図４に本発明の制御装置のフローチャート
の一実施例を示す。脱水がスタートするとタイマーＴス
タートの後、１０２で排水弁６が動作し、排水が始ま
る。１０３で排水が終了すると、１０４でモータ５がＯ
Ｎをして間欠脱水が始まる。そして、１０５で予め設定
された回転数Ｖ1に達したことを回転検知手段１５で検
知した後、１０６でモータをＯＦＦにして１０７で一定
時間ｔｉが経過したと判定すると、再び１０８でモータ
をＯＮにして、予め設定された回転数Ｖ2まで立ち上げ
る。これをｎ回繰り返し、１１１で回転数が予め設定さ
れた回転数Ｖnに達した後、１１２でモータをＯＦＦに
して１１３で一定時間ｔｉだけ経過した後、次に１１４
でモータをＯＮにして脱水終了まで連続的に脱水を行
う。
の一実施例を示す。脱水がスタートするとタイマーＴス
タートの後、１０２で排水弁６が動作し、排水が始ま
る。１０３で排水が終了すると、１０４でモータ５がＯ
Ｎをして間欠脱水が始まる。そして、１０５で予め設定
された回転数Ｖ1に達したことを回転検知手段１５で検
知した後、１０６でモータをＯＦＦにして１０７で一定
時間ｔｉが経過したと判定すると、再び１０８でモータ
をＯＮにして、予め設定された回転数Ｖ2まで立ち上げ
る。これをｎ回繰り返し、１１１で回転数が予め設定さ
れた回転数Ｖnに達した後、１１２でモータをＯＦＦに
して１１３で一定時間ｔｉだけ経過した後、次に１１４
でモータをＯＮにして脱水終了まで連続的に脱水を行
う。
【００１６】次に本発明の第２の実施例を図５および図
６により説明する。図５は、本実施例の脱水行程におけ
る時間と脱水回転数の関係を表すグラフである。脱水行
程はモータのＯＮ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物
から水分を少しずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐
々に高めていく所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転
数まで高めて連続脱水を行う。つまり、モータをＯＮに
して回転数Ｖnに達したことを回転検知手段１５で検知
した後、時間ｔｉだけモータをＯＦＦにする。このＯＦ
Ｆの時にも洗濯物から絞られた水が排水される。この時
間ｔｉはその直前のモータＯＮつまりＴn´からＴnまで
の時間ｔnにあらかじめ脱水容量あるいは経験則を基に
決めた定数Ｃ（例えば０．５）を乗じて決められる。次
に再びモータをＯＮにして回転数Ｖn+1に達したことを
回転検知手段１５で検知した後、前記と同様にモータを
ＯＦＦにする。これをｎ回繰り返して回転数を徐々に高
くした後、モータを連続的にＯＮにして規定の回転数Ｖ
sまで立ち上げて脱水を行う。
６により説明する。図５は、本実施例の脱水行程におけ
る時間と脱水回転数の関係を表すグラフである。脱水行
程はモータのＯＮ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物
から水分を少しずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐
々に高めていく所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転
数まで高めて連続脱水を行う。つまり、モータをＯＮに
して回転数Ｖnに達したことを回転検知手段１５で検知
した後、時間ｔｉだけモータをＯＦＦにする。このＯＦ
Ｆの時にも洗濯物から絞られた水が排水される。この時
間ｔｉはその直前のモータＯＮつまりＴn´からＴnまで
の時間ｔnにあらかじめ脱水容量あるいは経験則を基に
決めた定数Ｃ（例えば０．５）を乗じて決められる。次
に再びモータをＯＮにして回転数Ｖn+1に達したことを
回転検知手段１５で検知した後、前記と同様にモータを
ＯＦＦにする。これをｎ回繰り返して回転数を徐々に高
くした後、モータを連続的にＯＮにして規定の回転数Ｖ
sまで立ち上げて脱水を行う。
【００１７】このように、モータＯＮ時間に定数Ｃを乗
じてモータＯＦＦ時間を決定しているので、例えば洗濯
物量が多いときにはそのモータＯＮ時間も長く、しかも
モータＯＦＦ時間も長くなるので十分に排水，脱水が行
え、また、洗濯物量が少ないときはモータＯＮ時間，モ
ータＯＦＦ時間も短かくなり脱水時間の短縮が図れる。
じてモータＯＦＦ時間を決定しているので、例えば洗濯
物量が多いときにはそのモータＯＮ時間も長く、しかも
モータＯＦＦ時間も長くなるので十分に排水，脱水が行
え、また、洗濯物量が少ないときはモータＯＮ時間，モ
ータＯＦＦ時間も短かくなり脱水時間の短縮が図れる。
【００１８】図６は本実施例のフローチャートである。
脱水がスタートするとタイマーＴスタートの後、２０２
で排水弁６が動作し、排水が始まる。２０３で排水が終
了すると、２０４でモータ５がＯＮをして間欠脱水が始
まる。そして、２０５で予め設定された回転数Ｖnに達
したことを回転検知手段１５で検知した後、２０６でモ
ータをＯＦＦにする。そして２０７でモータＯＦＦの時
間ｔｉが、２０４のモータＯＮ時間ｔnのＣ倍経過した
と判定すると、再びモータをＯＮにする。この時、ｎ＝
６になるまでは２０４から、２０７まで、つまりモータ
のＯＮ，ＯＦＦの繰り返しを行い、６回繰り返すと２０
９でもモータをＯＮにして脱水終了まで連続的に脱水を
行う。
脱水がスタートするとタイマーＴスタートの後、２０２
で排水弁６が動作し、排水が始まる。２０３で排水が終
了すると、２０４でモータ５がＯＮをして間欠脱水が始
まる。そして、２０５で予め設定された回転数Ｖnに達
したことを回転検知手段１５で検知した後、２０６でモ
ータをＯＦＦにする。そして２０７でモータＯＦＦの時
間ｔｉが、２０４のモータＯＮ時間ｔnのＣ倍経過した
と判定すると、再びモータをＯＮにする。この時、ｎ＝
６になるまでは２０４から、２０７まで、つまりモータ
のＯＮ，ＯＦＦの繰り返しを行い、６回繰り返すと２０
９でもモータをＯＮにして脱水終了まで連続的に脱水を
行う。
【００１９】次に本発明の第３の実施例を図７および図
８により説明する。図７は、本実施例の脱水行程におけ
る時間と脱水回転数の関係を表すグラフである。脱水行
程はモータのＯＮ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物
から水分を少しずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐
々に高めていく所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転
数まで高めて連続脱水を行う。つまり、モータをＯＮに
して予め設定された回転数Ｖnに達したことを回転検知
手段１５で検知した後、時間ｔｉだけモータをＯＦＦに
する。このＯＦＦの時にも洗濯物から絞られた水が排水
される。この時間ｔｉはその直前のモータＯＮつまりＴ
n´からＴnまでの時間ｔnにあらかじめ脱水容量あるい
は経験則を基に決めた定数Ｃ（例えば０．５）を乗じて
決められる。次に再びモータをＯＮにして予め設定され
た回転数Ｖn+1に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、前記と同様にモータをＯＦＦにする。これをｎ
回繰り返して回転数を徐々に高くした後、モータを連続
的にＯＮにして規定の回転数Ｖsまで立ち上げて脱水を
行う。グラフ１が通常の脱水状態であり、グラフ２は排
水条件や洗濯物の条件が極端に異常な場合の脱水状態で
ある。グラフ２のように時間Ｔsまでに規定回転数Ｖsに
達しないときは異常報知をして脱水を停止する。
８により説明する。図７は、本実施例の脱水行程におけ
る時間と脱水回転数の関係を表すグラフである。脱水行
程はモータのＯＮ，ＯＦＦを繰り返し行いながら洗濯物
から水分を少しずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐
々に高めていく所謂間欠脱水を行った後に、規定の回転
数まで高めて連続脱水を行う。つまり、モータをＯＮに
して予め設定された回転数Ｖnに達したことを回転検知
手段１５で検知した後、時間ｔｉだけモータをＯＦＦに
する。このＯＦＦの時にも洗濯物から絞られた水が排水
される。この時間ｔｉはその直前のモータＯＮつまりＴ
n´からＴnまでの時間ｔnにあらかじめ脱水容量あるい
は経験則を基に決めた定数Ｃ（例えば０．５）を乗じて
決められる。次に再びモータをＯＮにして予め設定され
た回転数Ｖn+1に達したことを回転検知手段１５で検知
した後、前記と同様にモータをＯＦＦにする。これをｎ
回繰り返して回転数を徐々に高くした後、モータを連続
的にＯＮにして規定の回転数Ｖsまで立ち上げて脱水を
行う。グラフ１が通常の脱水状態であり、グラフ２は排
水条件や洗濯物の条件が極端に異常な場合の脱水状態で
ある。グラフ２のように時間Ｔsまでに規定回転数Ｖsに
達しないときは異常報知をして脱水を停止する。
【００２０】図８は本実施例のフローチャートである。
脱水がスタートするとタイマーＴスタートの後、３０２
で排水弁６が動作し、排水が始まる。３０３で排水が終
了すると、３０４でモータ５がＯＮをして間欠脱水が始
まる。そして、３０５で予め設定された回転数Ｖnに達
したことを回転検知手段１５で検知した後、３０６でモ
ータをＯＦＦにする。そして３０７でモータＯＦＦの時
間ｔｉが、３０４のモータＯＮ時間ｔnのＣ倍経過した
と判定すると、再びモータをＯＮにする。この時、ｎ＝
４になるまでは３０４から３０７まで、つまりモータの
ＯＮ，ＯＦＦの繰り返しを行い、４回繰り返すと、３０
９でモータを連続的にＯＮにして脱水終了まで連続的に
脱水を行うが、３１０で時間Ｔが予め設定したＴsにな
った時に、３１１で回転数ＶがＶsに達していない時に
は３１３で異常報知をして、１１４で脱水を停止する。
脱水がスタートするとタイマーＴスタートの後、３０２
で排水弁６が動作し、排水が始まる。３０３で排水が終
了すると、３０４でモータ５がＯＮをして間欠脱水が始
まる。そして、３０５で予め設定された回転数Ｖnに達
したことを回転検知手段１５で検知した後、３０６でモ
ータをＯＦＦにする。そして３０７でモータＯＦＦの時
間ｔｉが、３０４のモータＯＮ時間ｔnのＣ倍経過した
と判定すると、再びモータをＯＮにする。この時、ｎ＝
４になるまでは３０４から３０７まで、つまりモータの
ＯＮ，ＯＦＦの繰り返しを行い、４回繰り返すと、３０
９でモータを連続的にＯＮにして脱水終了まで連続的に
脱水を行うが、３１０で時間Ｔが予め設定したＴsにな
った時に、３１１で回転数ＶがＶsに達していない時に
は３１３で異常報知をして、１１４で脱水を停止する。
【００２１】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば洗濯物
の多い、少ないあるいは水を含みやすい洗濯物と含みに
くい洗濯物あるいは排水経路などの排水条件の良し悪し
等、洗濯物の条件，排水条件にばらつきがあっても、間
欠脱水のモータＯＮ時には常に一定の回転数まで脱水回
転が立ち上がることができる。例えば洗濯物が多い時に
洗濯物の偏りにより、間欠脱水で回転数がなかなか上が
らず、低い回転のまま連続脱水に移ってしまい、連続脱
水に移ったとき洗濯物から水分が一気に出て洗濯機の排
水能力をオーバーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間に充
満してその抵抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下してし
まうということもない。
の多い、少ないあるいは水を含みやすい洗濯物と含みに
くい洗濯物あるいは排水経路などの排水条件の良し悪し
等、洗濯物の条件，排水条件にばらつきがあっても、間
欠脱水のモータＯＮ時には常に一定の回転数まで脱水回
転が立ち上がることができる。例えば洗濯物が多い時に
洗濯物の偏りにより、間欠脱水で回転数がなかなか上が
らず、低い回転のまま連続脱水に移ってしまい、連続脱
水に移ったとき洗濯物から水分が一気に出て洗濯機の排
水能力をオーバーし、水が洗濯兼脱水槽と水槽の間に充
満してその抵抗により洗濯兼脱水槽の回転が低下してし
まうということもない。
【００２２】また、モータＯＮ時間によりモータＯＦＦ
時間を決定しているので洗濯物量の多少にかかわらず最
適な脱水，排水を行うことができる。さらに、予め設定
された時間内にモータ回転数が高まらないときには異常
報知するとともに、脱水動作を停止するので安全性を高
めることができる。
時間を決定しているので洗濯物量の多少にかかわらず最
適な脱水，排水を行うことができる。さらに、予め設定
された時間内にモータ回転数が高まらないときには異常
報知するとともに、脱水動作を停止するので安全性を高
めることができる。
【図１】本発明の一実施例による全自動洗濯機の制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図２】同全自動洗濯機の断面図
【図３】同脱水行程における時間と脱水回転数の関係を
表すグラフ
表すグラフ
【図４】同制御装置のフローチャート
【図５】本発明の第２の実施例の脱水行程における時間
と脱水回転数の関係を表すグラフ
と脱水回転数の関係を表すグラフ
【図６】同制御装置のフローチャート
【図７】本発明の第３の実施例の脱水行程における時間
と脱水回転数の関係を表すグラフ
と脱水回転数の関係を表すグラフ
【図８】同制御装置のフローチャート
５ モータ
１４ 制御装置
１５ 回転検知手段
１８ 信号制御手段
Claims (3)
- 【請求項１】マイクロコンピュータよりなる信号制御手
段と、脱水動作を行うモータと、モータ回転数を検知す
る回転検知手段とを有し、前記信号制御手段は脱水行程
においてモータをＯＮにして予め設定された回転数Ｖ1
に達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにして、
再びモータをＯＮし、次に前記Ｖ1より予め高く設定さ
れた回転数Ｖ2に達した後、一定時間ｔｉだけモータを
ＯＦＦにして、再びモータをＯＮにし、これをｎ回繰り
返して回転数を徐々に高くし、予め設定された回転数Ｖ
nに達した後、一定時間ｔｉだけモータをＯＦＦにし
て、次にモータを連続的にＯＮにして脱水を行うことを
特徴とする全自動洗濯機。 - 【請求項２】マイクロコンピュータよりなる信号制御手
段と、脱水動作を行うモータと、モータ回転数を検知す
る回転検知手段とを有し、前記信号制御手段は脱水行程
においてモータをＯＮにして予め設定された回転数Ｖ1
に達した後、モータをＯＦＦして、再びモータをＯＮ
し、次に前記Ｖ1より予め高く設定された回転数Ｖ2に達
した後、モータをＯＦＦして再びモータをＯＮし、これ
をｎ回繰り返して回転数を徐々に高くした後、モータを
連続的にＯＮして脱水を行うとともに、前記モータをＯ
ＦＦする時間はモータをＯＦＦする直前のモータのＯＮ
時間を定数倍して決定することを特徴とする全自動洗濯
機。 - 【請求項３】信号制御手段は予め設定された時間内に予
め設定された回転数Ｖ nに達しないときに異常報知して
脱水を停止することを特徴とする請求項１または２記載
の全自動洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158502A JP3060605B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 全自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158502A JP3060605B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 全自動洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053992A true JPH053992A (ja) | 1993-01-14 |
| JP3060605B2 JP3060605B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=15673142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3158502A Expired - Fee Related JP3060605B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 全自動洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3060605B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474898B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2005-03-08 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 탈수 제어방법 |
| CN104337433A (zh) * | 2013-08-11 | 2015-02-11 | 王俊 | 嵌入带消毒功能的电动旋转甩干器的浴室柜 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5729632B2 (ja) | 2010-12-09 | 2015-06-03 | 株式会社リコー | 梱包部材 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3158502A patent/JP3060605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474898B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2005-03-08 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 탈수 제어방법 |
| CN104337433A (zh) * | 2013-08-11 | 2015-02-11 | 王俊 | 嵌入带消毒功能的电动旋转甩干器的浴室柜 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3060605B2 (ja) | 2000-07-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |