JPH0539787Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は被加工物に複数回のプレス加工を順次
実施すべく、被加工物を各金型上に 順次、次工
程の金型に移送する被加工物の自動送り装置に関
する。

（従来の技術） 従来、複数組の金型に対してそれぞれ１台の自
動送り装置を、或はこれらに加工開始側、及び終
了側の一方に１台の自動送り装置を付加して用
い、かかる自動送り装置によつて被加工物を次段
の加工用金型に搬送するのが普通であつた。この
ため装置の設置スペースが狭い場合には、事実上
これらの自動送り装置による被加工物の次段の加
工用金型への搬送が困難になるなどの欠点があつ
た。

そこで、かかる問題を解決せんとして上記のプ
レス加工に際して、被加工物を複数の挟持装置で
同時に挟持して送る手段を具備させたプレスも提
案されているが、かかる挟持装置は複数個の挟持
手段が連動し同一動作することから被加工物の被
挟持部形状が一般には同一でなければならないと
いう制約があり、さらに上記挟持及び送りの動作
では被加工物を次の型に移行するに際し、仮に該
被加工物に突起物が形成されたような場合にその
突起が障害になり円滑な移行の妨げになり、この
ための別の手段を設ける必要があるなど装置が非
常に複雑化しコストを高くし、しかもその後の維
持管理が厄介になる等問題が免れえなかつた。

さらに、かかる問題を解決するために、１台の
自動送り装置と１台のプレス機によつて複数回の
プレス加工を順次施し得ようとするには、装置の
構成を簡素化するとともに、自動送り装置のフイ
ードバーに金型数に対応して配設された被加工物
把持アームによつて３個以上のパツドで被加工物
を吸着して上昇した後、所定ピツチ送りさせ、パ
ツドのピツチまたはその整数倍のピツチで加工順
に配設した複数組の上・下型間に搬送し下降位置
させ、これらの型を前記プレス機によつて作動さ
せて被加工物にプレス加工を施し、自動送り装置
の上昇及び回避動作によつてパツド全体を非加工
位置に後退させるなど、これらの操作を繰り返す
ことにより、異なつた加工に簡単な操作で対処で
きるようにし、かかるプレス加工装置の稼働効率
を向上させようとするものであつた。

（考案が解決しようとする問題点） ところが上記自動送り装置では、第５図に示す
とおり、ロツド１′の先端に接続部材２′が取着さ
れ、さらにその接続部材２′に直列にフイードバ
ー３′が片持的に取り付けられ、そのフイードバ
ー３′に所定間隔をおいて被加工物把持アーム
４′が取り付けられた構造をなしており、ロツド
１′とともにアーム４′をＡ点の待機位置からＢ点
へ、さらにＢ−Ｃ−Ｂ−Ｄ−Ｅ−Ｄ−Ｆ−Ａへと
１サイクル移動させる間に、Ｃ点において各アー
ム４′…によつて被加工物を吸着してＥ点、即ち
各次工程のプレス位置まで搬入し、フイードバー
３′がＤ−Ｆ−Ａへとプレス位置から横方向へ退
避する間にプレス加工を施すようにするものであ
るので、複数の被加工物を吸着した重いフイード
バー３′を三次元運動させるため、その慣性によ
り、被加工物がパツドから離脱したり、或はずれ
たりして各金型への位置決めが確実に行えないこ
とがあつた。

（問題を解決するための手段） 本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、前進後退、昇降、横移動を三次元の送り
動作を一連の動作として連続的に行うことができ
る小型化された簡易な装置でフイードバーの慣性
によるパツドの被加工物への物理的影響を防止し
て搬送を安定化させ、被加工物の保持と被加工物
の金型への位置設定を確実になすものであり、そ
の要旨は、被加工物がボルスタに複数配列された
金型上を所定ピツチ送りされ、当該被加工物に順
次複数回のプレス加工を行わせしめる被加工物自
動送り装置において、プレス機前面に設けられた
装置本体と、該装置本体外に設けられ、金型の配
列方向に沿つて並ぶ複数の被加工物把持アームを
配設したフイードバーと、該フイードバーの中央
部にあつてフイードバーを着脱自在に支持する支
持部材と、一端が該支持部材を取着するとともに
他端が上記フイードバーを該金型の配列方向に沿
つて横移動可能な駆動部に連係してなるロツド
と、該ロツドを横移動可能に保持しかつ該金型の
配列方向に対して直交するような方向に前進後退
移動可能な駆動部と上下方向に昇降移動可能な駆
動部に連係してなるロツドガイドとからなり、上
記横移動可能な駆動部と上記昇降移動可能な駆動
部と上記前進後退移動可能な駆動部は、上記装置
本体内に軸着されたカムシヤフトに設けられた横
移動用カム、昇降用カム、前進後退用カムを駆動
源とした動力伝達系をなし、上記ロツドガイド
は、互いに対向する従動レバーと従動ベルクラン
ク及び互いに対向する一対の平行リンクとから形
成された平行リンク機構に支持され、当該従動レ
バーがロツドガイドを昇降移動させるように平行
リンクを介して横軸を支点に軸着され、従動ベル
クランクがロツドガイドを前進後退させるように
横軸を支点に軸着され、さらに当該平行リンクに
直交するように横移動するロツドを摺動可能に嵌
挿してなる構成を有することを特徴とする被加工
物の自動送り装置にある。

（作用） 複数配列された金型上に所定ピツチ送りされて
順次複数回のプレス加工が行われる被加工物を自
動送りする際に、フイードバーの中間部を支持す
る支持部材によつて軽量化されたロツド及びロツ
ドガイドの前進後退、昇降、横移動の各移動運動
をカムを用いてフイードバー及び被加工物把持ア
ームに伝え、フイードバーの慣性によるパツドの
被加工物への物理的影響を防止して高速搬送を安
定化させ、被加工物の保持と被加工物の金型への
位置設定を確実になす。

（実施例） 以下、本考案の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。

第１図中、符号１は被加工物Ｗを加工するプレ
ス機であり、本実施例の場合、１回の作動で４工
程のプレス作業を同時に処理するプレス機１が用
いられる。このプレス機１は、２工程以上の同時
プレス作業を対象としており、各工程間の被加工
物Ｗの移動は本考案の自動送り装置によつてなさ
れるように構成されている。

本考案の自動送り装置本体２（以下、装置本体
と称する）は、床上を移動可能なキヤスター３上
に乗設されており、使用時はプレス機１の正面に
あつてボルスタ４の下方に固着された取付固定板
５に固定されている。被加工物Ｗを把持する部材
としては、例えばベンチエリ式の真空吸着パツド
６が用いられ、このパツド６…はフイードバー７
に当間隔に保持された８本の被加工物把持アーム
８の各先端に取着されている。なお、パツド６の
代わりに、マグネツト吸着式或はチヤツク式のも
のを用いてもよい。また、被加工物把持アーム８
の数は、プレス機１の工程数、即ち使用する金型
９の数に対応しており、また被加工物把持アーム
８間の距離は、金型９間の距離に一致させてあ
る。さらに、フイードバー７は、後述する支持部
材７ａを介在して着脱自在に支持されており、金
型９を交換したときには、金型９の数に見合う被
加工物把持アーム８を持つたフイードバー７と交
換すればよい。

被加工物Ｗは、プツシヤーフイード１１や図示
しないロールフイーダ或はローダ等の搬入装置に
よりワーク取り出し開始位置１１上にセツトさ
れ、プレス機１の作動と本考案の自動送り装置に
よる送りとを繰り返しつつ順次所定のプレス加工
が旋される。そして、最終の金型９ｄで第４工程
の加工を終えた被加工物Ｗは、フイードバー７の
左端の被加工物把持アーム８によりボルスタ４上
の図示しないコンベヤやシユートなどに送り出さ
れ、アンローダなどの搬出装置によりプレス機１
外に搬出される。

さて、上記支持部材７ａはその先端に金型の配
列方向に延伸するフイードバー７の中間部を着脱
自在に嵌着し、支持するべく、嵌合溝７ｂが形成
されている。また、支持部材７ａはその基端部
に、その嵌合溝７ｂに並行してロツド１０の先端
部が嵌挿し締着固定可能な締付孔７ｃが形成され
ている。そしてロツド１０は、フイードバー７を
金型９ａ〜９ｄの配列方向に沿つて横移動する後
述する駆動部に連結され、さらに後述するロツド
ガイドによつて金型９ａ〜９ｄの配列方向に対し
て直交するような方向に前進後退移動し、かつ上
下方向に昇降移動可能に三次元送り移動するべく
構成されている。

装置本体２は上部の可動フレーム１２と下部の
固定フレーム１３とに分割されていて、可動フレ
ーム１２は固定フレーム１３の片側側面に取着固
定された接合部材１４を介して回動可能に螺着さ
れている。即ち、可動フレーム１２は、一方が接
合部材１４の頂部に設けられた回動軸１５に軸着
され、他方がフレーム１２の側面に取着固定され
た回動アーム１６と固定フレーム１３の一部の上
面に被さる被冠面１２ａを有する蓋状を形成する
とともに、そのフレーム１２内にロツドガイド２
１の昇降移動可能な駆動部１７たる昇降用押圧棒
（以下、昇降用押圧棒１７と称す）に当接する従
動レバー１９及び前進後退移動可能な駆動部１８
たる前進後退用押圧棒（以下、前進後退用押圧棒
１８と称す）に当接する従動ベルクランク２０を
内設するフレーム構造をなし、さらに従動レバー
１９、従動ベルクランク２０がロツド１０を摺動
自在に保持したロツドガイド２１を昇降及び前進
後退移動自在に支持している構成をなしている。

一方固定フレーム１３は、可動フレーム１２の
被冠面１２ａと係合する上面２２を形成するとと
もに、その上面２２に可動フレーム１２の位置決
めピン２３と可動フレーム１２を固定する締付ボ
ルト２４を植設し、フレーム１３内にはロツド１
０の横移動可能な駆動部２５たる横移動用カムレ
バー（以下、横移動用カムレバー２５と称す）と
カムシヤフト２６、さらにロツドガイド２１の前
進後退用押圧棒１８及び昇降用押圧棒１７を内設
したフレーム構造をなし、さらにその片側側面に
接合部材１４を取付けた当板２７を取着固定して
いる。

上記のロツドガイド２１のロツド１０は、その
一方端にフイードバー７を取着した支持部材７ａ
を着脱自在に支持し、その他方端がロツド１０を
横方向に移動する揺動アーム２８に連結するべく
形成された連結部材２９に取着されている。この
連結部材２９は側面コ字状に形成され、垂直な縦
軸３０が軸架されている。この縦軸３０には、縦
横に穿設された穴を有する断面Ｔ字状の駒３１が
軸着され、この駒３１にさらに揺動アーム２８が
回動自在に軸着されている。揺動アーム２８は、
ロツド１０に対して直交するように駒３１の横孔
に挿通された回動軸３２の他端に、その上部が揺
動自在に軸着され、連結部材２９を介してロツド
１０を横方向に押送する際、ロツド１０が上下移
動しないように駒３１を介して縦軸３０上を上下
に摺動するような遊びを設けている。また揺動ア
ーム２８は、長手方向に長孔３３が形成され、そ
の長孔３３に沿つて調節ネジ３４が螺着されてお
り、その下部には、当て板２７に押架された横軸
３５に軸着された筒部３５ａと一体形成されてい
る。その調整ネジ３４は固定フレーム１３の横移
動用レバー２５に連結された連接リンク３６に軸
着されている。その連接リンク３６は揺動アーム
２８に対して回動自在に枢着され、調整ネジ３４
によつて上下調整可能、即ち、ロツド１０のスト
ローク調整用に設けられている。横移動用カムレ
バー２５はその下端に設けられたローラ２５ａに
当接する横移動用カム３７に従動し、固定フレー
ム１３に押架された支点軸３８を中心に揺動する
ようにしている。

固定フレーム１３には、ロツド１０に対し直交
するようにしてカムシヤフト２６が軸架されてお
り、このカムシヤフト２６に昇降用カム３９、前
進後退用カム４０、横移動用カム３７が固着され
ている。このカムシヤフト２６は、固定フレーム
１３から突出し、その突出端に軸着されたプーリ
５１にプレス機１からの動力を伝達するように図
示しないベルトが巻装されている。カムシヤフト
２６上のこれらカム３９，４０，３７にはそれぞ
れローラ３９ａ，４０ａ，２５ａが当接され、ロ
ーラ３９ａが昇降用カムレバー３９ｂに、ローラ
４０ａが前進後退用カムレバー４０ｂに、ローラ
２５ａが横移動用カムレバー２５に取着されてい
る。前進後退用カムレバー４０ｂ及び昇降用カム
レバー３９ｂは、側面ヘ字状に形成され、互いに
固定フレーム１３の底部に固設された軸受台４１
に軸着されている。前進後退用カムレバー４０ｂ
の他端にはローラ４０ｃが取着され、そのローラ
４０ｃの上部に固定フレーム１３のガイド部４２
ａに垂直案内された前進後退用押圧棒１８が当接
されている。また昇降用カムレバー３９ｂの他端
にはローラ３９ｃが取着され、そのローラ３９ｃ
の上部に固定フレーム１３のガイド部４２ｂに垂
直に案内された昇降用押圧棒１７が当接されてい
る。これら前進後退用押圧棒１８及び昇降用押圧
棒１７は可動フレーム１２の従動ベルクランク２
０、従動レバー１９の各下端に取着されたローラ
２０ａ，１９ａに当接している。

可動フレーム１２の従動ベルクランク２０はそ
の一端をなすローラ２０ａが上述した如く、前進
後退用押圧棒１８に当接し、その他端が従動レバ
ー１９に連結している平行リンク２０ｂを軸着
し、その中間部が可動フレーム１２に押架された
横軸４３に軸着されている。この横軸４３は平行
リンク２０ｂに平行で、従動レバー１９のローラ
１９ａ側に連結している平行リンク４３ａを軸着
している。第４図に示されているように互いに対
向する従動ベルクランク２０と従動レバー１９、
そして同様に互いに対向する一対の平行リンク２
０ｂ，４３ａは平行リンク機構を形成している。
一方、その従動レバー１９はその一端をなすロー
ラ１９ａが上述した如く、昇降用押圧棒１７に当
接し、その他端がロツドガイド２１を回動自在に
支持し、さらにその中間部に上述した如く、従動
ベルクランク２０に連結して平行リンク２０ｂが
軸着している。また、この従動レバー１９の中間
部にもローラ１９ｂが可動フレーム１２に固着さ
れたストツパ１９ｃに当接し、昇降従動レバー１
９の回動を規制している。

そして、これら固定フレーム１３と可動フレー
ム１２を螺着する接合部材１４には、その上端に
回動軸１５が押架されていて、この回動軸１５に
可動フレーム１２の回動アーム１６とともにウオ
ームホイール４４が固着されている。さらにこの
接合部材１４には、ウオーム４５を固着する横軸
４６を横架するためのブラケツト４７が固着さ
れ、その横軸４６はハンドル４８によつて回転さ
れるように構成されている。なお、図中４９は可
動フレーム１２における従動レバー１９のローラ
１９ａを固定フレーム１３の昇降用押圧棒１７に
圧接するべく付勢するバネ部材である。また、図
中、符号５０はピストン頭部５０ａが揺動アーム
２８に溶着していて横移動用レバー２５のローラ
２５ａを常時横移動用カム３７に圧接する押圧シ
リンダである。

上述した構成から明らかなように本考案の被加
工物の自動送り装置は、被加工物の自動送り時
に、プレス機１からの動力をプーリ５１を介して
カムシヤフト２６に伝え、カムシヤフト２６上の
昇降用カム３９、前進後退用カム４０、横移動用
カム３７に当接する各カムレバー２５，３９ｂ，
４０ｂによつて昇降用押圧棒１７、前進後退用押
圧棒１８、揺動アーム２８を突没或は揺動せし
め、昇降用押圧棒１７と前進後退用押圧棒１８に
よつて従動レバー１９及び従動ベルクランク２０
に揺動してロツドガイド２１を昇降及び前進後退
せしめ、さらに揺動アーム２８によつてロツド１
０を横移動させる。そして、ロツド１０、支持部
材７ａ、フイードバー７、把持アーム８を昇降、
前進後退、横移動の三次元送り移動をなす。

なお、本考案は上記実施例に制約されず他の態
様も可能である。例えば上記実施例ではカムシヤ
フト２６の駆動源としてプーリ４２を介してプレ
ス機１からの動力を引き出しているが、単一なモ
ータを自動送り装置に設けて独立駆動としてもよ
い。また、上記実施例では可動フレーム１２の回
動手段として手動によるハンドル操作手段を用い
たが、このハンドルに代えて正逆回転可能なモー
タによる手段でもよい。

以上説明したように、本考案の被加工物の自動
送り装置によれば、従来装置のように、フイード
バーの三次元運動に流体圧シリンダを使用せず、
カムを用いてカムの運動曲線である変形正弦曲線
を採用しているので、シリンダを使用したときの
ようなシヨツクは生じない。また、フイードバー
は支持部材によつて常にフイードバーの中央で支
持しているので、被加工物把持アーム及びパツド
でのブレを最少限に抑制することができる。さら
に、フイードバーの三次元運動をなすロツドガイ
ドは、互いに対向して平行な従動レバーと従動ベ
ルクランク及び互いに対向する一対の平行リンク
とからなる平行リンク機構に支持され、当該従動
レバーがロツドガイドを昇降移動させるように平
行リンクを介して横軸を支点に軸着され、従動ベ
ルクランクがロツドガイドを前進後退させるよう
に横軸を支点に軸着され且つ当該平行リンクに直
交するように横移動するロツドを手動可能に嵌挿
してなる構成なので、軽量化され、フイードバー
の可動部として軽量でその動きを軽快にし、高速
運転に対する高い追従性を持つている。従つて、
三次元移動に伴うフイードバーの慣性による把持
アームの被加工物への振動などによる物理的影響
を防止して被加工物の搬送を安定化させ、被加工
物の保持と被加工物の金型への位置設定を確実に
なし得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の使用態様を示す平面図、第２
図は第１図の側面図、第３図は本考案装置の正面
図、第４図は第３図の側面断面図、第５図は従来
例を示す斜視図である。 １……プレス機、２……装置本体、４……ボル
スタ、７……フイードバー、７ａ……支持部材、
８……被加工物把持アーム、９ａ〜９ｄ……金
型、１０……ロツド、１７……昇降用押圧棒、１
８……前進後退用押圧棒、１９……従動レバー、
２０……従動ベルクランク、２０ｂ……平行リン
ク、２１……ロツドガイド、２５……横移動用レ
バー、２６……カムシヤフト、３７……横移動用
カム、３９……昇降用カム、４０……前進後退用
カム、４３ａ……平行リンク、Ｗ……被加工物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被加工物Ｗがボルスタ４に複数配列された金型
   ９ａ〜９ｄ上を所定ピツチ送りされ、当該被加工
   物Ｗに順次複数回のプレス加工を行わせしめる被
   加工物の自動送り装置において、プレス機１前面
   に設けられた装置本体２と、該装置本体２外に設
   けられ、金型９ａ〜９ｄの配列方向に沿つて並ぶ
   複数の被加工物把持アーム８を配設したフイード
   バー７と、該フイードバー７の中央部にあつてフ
   イードバー７を着脱自在に支持する支持部材７ａ
   と、一端が該支持部材７ａを取着するとともに、
   他端が該支持部材７ａを介して上記フイードバー
   ７を該金型９ａ〜９ｄの配列方向に沿つて横移動
   可能な駆動部２５に連係してなるロツド１０と、
   該ロツド１０を横移動可能に保持しかつ該金型９
   ａ〜９ｄの配列方向に対して直交するような方向
   に前進後退移動可能な駆動部１８と上下方向に昇
   降移動可能な駆動部１７に連係してなるロツドガ
   イド２１とからなり、上記横移動可能な駆動部２
   ５と上記昇降移動可能な駆動部１７と上記前進後
   退移動可能な駆動部１８は上記装置本体２内に軸
   着されたカムシヤフト２６に設けられた横移動用
   カム３７、昇降用カム３９、前進後退用カム４０
   を駆動源とした動力伝達系をなし、上記ロツドガ
   イド２１は、互いに対向する従動レバー１９と従
   動ベルクランク２０及び互いに対向する一対の平
   行リンク２０ｂ，４３ａとから形成された平行リ
   ンク機構に支持され、当該従動レバー１９がロツ
   ドガイド２１を昇降移動させるように平行リンク
   ２０ｂ，４３ａを介して横軸４３を支点に軸着さ
   れ、従動ベルクランク２０がロツドガイド２１を
   前進後退させるように横軸４３を支点に軸着さ
   れ、さらに当該平行リンク２０ｂ，４３ａに直交
   するように横移動するロツド１０を摺動可能に嵌
   挿してなる構成を有することを特徴とする被加工
   物の自動送り装置。