JPH0715620Y2 - トランスファープレスの送り装置 - Google Patents

トランスファープレスの送り装置

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JPH0715620Y2
JPH0715620Y2 JP1987177371U JP17737187U JPH0715620Y2 JP H0715620 Y2 JPH0715620 Y2 JP H0715620Y2 JP 1987177371 U JP1987177371 U JP 1987177371U JP 17737187 U JP17737187 U JP 17737187U JP H0715620 Y2 JPH0715620 Y2 JP H0715620Y2
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lifting
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彦徳 石井
孝男 井浦
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプレス成形加工されるワークを掴んで次のプレ
ス位置へ搬送し且つプレス成形加工された製品を次工程
へ送るために用いるトランスファープレスの送り装置に
関するものである。
[従来の技術] トランスファープレスでは、ワークを次のプレス位置へ
自動的に搬送してワークを連続的に成形加工させるため
に、ワークを掴むようにしてあるクロスバーを、ライン
方向への送り動作と、昇降動作と、更には、一対のクロ
スバーの対峙間隔を変えるための拡縮動作とを行わせる
ようにし、クロスバーで把持されたワークをプレス動作
と連動して上下金型間へ搬送し、搬送後は上下金型間よ
りクロスバーを退避位置まで移動させ、プレス後、クロ
スバーを退避位置から最初の位置へ戻してワークを掴
み、再びプレス位置へ搬送させるという一連の動作が行
えるようにしてある。
かかる動作が行えるようにしてある従来のトランスファ
ープレスの送り装置としては、たとえば、実開昭62-118
641号公報に開示されているものによると、第5図及び
第6図に示す如く、ライン方向に並設されている図示し
ない複数の金型の列に沿いライン方向に延びる一対の昇
降フレームa,bを、金型の列を挟むように配設し、上記
昇降フレームa,b上に、図示しない複数個の可動台を連
結軸を介在させて一体的に連結した状態でライン方向へ
移動自在に載置させ、且つ上記各可動台上に、ライン方
向と直角方向へ延びる一対のクロスバーc,dを対峙間隔
が可変となるように支持台e,fを介して設置し、更に、
上記クロスバーc,dに複数個のワーク掴み装置としての
バキュームカップgをライン方向へ張り出して取り付け
た構成としてあり、第5図の状態でワークhを掴んで矢
印Xの如く次のプレス位置へ搬送すると、プレス作業の
邪魔にならないように、第6図に矢印Yで示す如くクロ
スバーc,dをプレス位置から外れた退避位置に退避さ
せ、次にワークを搬送するときは破線矢印Zの如くクロ
スバーc,dをプレス位置上へ移してワークを掴むように
動作させるようにしてあるバーキャリアが用いられてい
る。
上記クロスバーc,dの一連の動作は、昇降フレームa,bの
昇降によるクロスバーc,dの昇降、可動台が昇降フレー
ムa,b上をライン方向へ往復動することによるクロスバ
ーc,dのライン方向移動、支持台e,fの変位によるクロス
バーc,dの拡縮の各動作が組み合わされることによって
行われるが、これらの動作を行わせる駆動部は、次のよ
うな構成としてある。
先ず、第7図に示す如く、ライン方向への移動用駆動部
Aは、前記昇降フレームa,bの一端側にライン方向へ往
復動自在にキャリッジA-aを設け、該キャリッジA-aに一
体的に取り付けた連結軸A-bの他端を、前記所定間隔で
つなぎ合わされた可動台に連結して、キャリッジA-aと
可動台が一体として往復動できるようにし、上記キャリ
ッジA-aを往復動させるものとして、L形の送りレバーA
-cを支軸A-dにてライン方向へ揺動自在に取り付け、該
送りレバーA-cに取り付けたカムフォロワA-eを、カム軸
A-g上の送りカムA-fに接触させると共に、送りレバーA-
cの上端を、キャリッジA-aに固定されたガイド体A-hに
ローラA-iを介して摺動自在に沿わせた構成とし、送り
カムA-fを回転させて送りレバーA-cを揺動させることに
よりキャリッジA-aをライン方向へ往復動させて連結軸A
-b、可動台を介しクロスバーc,dをライン方向へ移動さ
せるようにしてある。
又、昇降の駆動部Bは、ライン方向と平行に往復動自在
としたラックB-aにピニオンB-bを噛合させ、このピニオ
ンB-bと噛合する昇降軸(図示せず)をガイド装置B-c内
に鉛直に配し、該昇降軸の上端を前記昇降フレームa,b
に固定した構成とし、ラックB-aをライン方向へ押し引
きすることにより昇降フレームa,bが全体として昇降さ
せられ、同時にクロスバーc,dが昇降させられるように
してある。
更に、クロスバーc,dの拡縮の駆動部Cは、昇降フレー
ムa,bの一端側の下面に取り付けたカム板C-aに、第8図
に示す如く閉ループの一定形状のカム面C-bを形成し、
キャリッジA-aに横軸C-cにて揺動自在に取り付けた逆T
字状のレバーC-dに、上記カム面C-bに沿うカムフォロワ
C-eを取り付け、且つ上記レバーC-dの上端部に円弧状の
長孔C-fを設け、該長孔C-fに一端を係合させたアームC-
gの他端を作動軸C-hに連結し、該作動軸C-hを前記可動
台上の支持台e,fの方向へ延びる押し引き軸C-iに連結し
た構成とし、キャリッジA-aの移動と連動してカムフォ
ロワC-eが閉ループのカム面C-bの軌跡をたどると共にア
ームC-gが長孔C-fに沿うことによりクロスバーc,dの拡
縮が行われるようにしてある。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来のトランスファープレスの送り装置
の駆動部では、クロスバーc,dの昇降を昇降フレームa,b
ごとに行う構成であると共に、クロスバーc,dの拡縮は
閉ループのカム面C-bを有するカム板C-aを昇降フレーム
a,bに取り付け且つ上記カム面C-bに沿うカムフォロワC-
eを有するレバーC-dをキャリッジA-aに支持させた構成
により行わせるようにし、更に、送りレバーA-cでキャ
リッジA-aを往復移動させるとき、送りレバーA-cの上端
のローラをガイド体A-hに沿わせている構造上、次のよ
うな問題がある。
昇降フレームを昇降させることによってクロスバーc,
dを昇降させるため、長尺で且つ大重量物の昇降フレー
ムa,bを昇降させるのに大きな動力を必要とすると共
に、ワーク搬送動作を高速化しようとする場合、昇降フ
レームが長尺で重量が大であることから振動が発生し、
振動によりバキュームカップgがワークhを吸着して搬
送中にワークhが落下するおそれがあり、高速化による
生産性の向上が図れず、高速化に向かない。
クロスバーc,dの拡縮のための駆動部の構造が、閉ル
ープのカム面C-bを有するカム板C-aとレバーC-dからな
るものであり、構造が複雑でクロスバーc,dの拡縮の寸
法を自由に変えるようにすることが難しい。
又、上記カム板C-aとレバーC-dからなる拡縮の駆動部
が昇降フレームa,bに受け持たされるため、昇降フレー
ムa,bの重量をますます重くすることになり、前記を
助長する結果となっている。
キャリッジを往復動させるために送りレバーA-cの上
端をキャリッジA-aのガイド体A-hにローラA-iを介して
係合させているが、送りレバーA-cは支軸A-dを中心に円
弧運動するため、ローラがガイド体A-hに沿い上下方向
へ移動する。この際、前後のガイド体A-hをローラA-iに
密着させるとローラA-iが回転できないため、ローラA-i
が押し側のガイド体に接しているときは引き側のガイド
体との間に隙間があるようにしなければならず、初めか
らガイド体A-hとローラA-iとの間にガタがある状態で動
かしているので、ガタ付きをなくすことができない。
そこで、本考案は、上記従来のトランスファープレスの
送り装置における駆動部のもつ上述の問題点を解消し得
る駆動部をもつトランスファープレスの送り装置を提供
しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、下端部を支軸に
揺動自在に取り付けて送りカムにより揺動できるように
した送りレバーの上端に、横軸を介して昇降用のリンク
と拡縮用のリンクを各々回動自在に取り付け、且つ上記
昇降用リンクと拡縮用リンクの各一端を、各々固定側に
取り付けた昇降用アクチュエータと拡縮用アクチュエー
タの各ロッド上端に回動自在に連絡させ、更に、上記昇
降用アクチュエータと拡縮用アクチュエータの各々を、
コントローラによりコントロールされるサーボバルブを
介して給排油されるようにすると共に、上記昇降用アク
チュエータと拡縮用アクチュエータに、該各アクチュエ
ータのロッド移動量を直線運動から電気信号に変換して
取り出すようにしてある検出器を設置して、該検出器を
上記コントローラに接続し、又、上記送りカムのカム軸
に接続したエンコーダ、モーション設定器を上記コント
ローラに各々接続した構成の送り駆動部を有する構成と
し、上記送りレバーの上端に、バーキャリアに連結され
た連結軸をピン結合させると共に、バーキャリアのクロ
スバー昇降機構に連結した連結軸を昇降用リンクにピン
結合し、又、バーキャリアのクロスバー拡縮機構に連結
した連結軸を拡縮用リンクにピン結合させるようにす
る。
[作用] 送りレバーが送りカムにより揺動させられることにより
バーキャリアの送りモーションが実現される。この送り
機構上に、平行リンクで構成された昇降モーションを行
わせる機構と拡縮モーションを行わせる機構が設けてあ
って、昇降を行わせる機構中のアクチュエータ及び拡縮
を行わせる機構中のアクチュエータが独自に調整できる
ので、送りとタイミングを合わせて昇降用アクチュエー
タのストローク量、拡縮用アクチュエータのストローク
量を変えられ、ワークに合わせて昇降量、拡縮量を最適
なものにすることが容易にできることになる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、本
考案のトランスファープレスの送り装置は、第2図に一
例を示しているように、従来の昇降フレームに相当する
固定のガイドフレーム1上をライン方向へ往復移動でき
るトロリ3に、一対のクロスバー4,5を拡縮させる拡縮
フレーム6,7を支持させた昇降フレーム8を設け、該昇
降フレーム8に刻設したラック9と噛合するピニオン10
をトロリ3に回転自在に支持させると共に、該ピニオン
10と噛合するラック11を有する昇降用バー12をライン方
向へ移動自在に備え、又、上記拡縮フレーム6,7に設け
たラック13部にピニオン14を噛合させて介在させ、拡縮
フレーム6に接続した拡縮用バー15をライン方向へ移動
させることによりクロスバー4,5が拡縮されるようにし
てあるバーキャリア2を使用することを前提とし、かか
るバーキャリア2を往復移動させる送り、バーキャリア
2上のクロスバー4,5を昇降動させる昇降、クロスバー
4,5を拡縮動させる拡縮の各動作を行わせる送り駆動部
として、送りレバー16の揺動によりバーキャリア2を送
る送り機構上に、ピンジョイントと平行リンクで構成し
た昇降させる機構と拡縮させる機構とを設けた構成とす
る。
詳述すると、下端部を支軸17にてライン方向へ揺動自在
に支持させたL形の送りレバー16の下端にカムフォロワ
18を取り付けて、該カムフォロワ18をカム軸19上の送り
カム20と接触させ、送りカム20の回転によりカムフォロ
ワ18を介して送りレバー16が支軸17を中心に揺動できる
ようにし、又、固定のフレーム(図示せず)に、昇降用
油圧シリンダ21のヘッド側と、拡縮用油圧シリンダ22の
ヘッド側をそれぞれ揺動自在に取り付ける。一方、上記
送りレバー16の上端部には、横軸25を貫通させて、該横
軸25上に、くの字状の昇降用リンク26の中央部分を回動
自在に取り付けると共に、同じくくの字状の拡縮用リン
ク27の中央部分を回動自在に取り付け、該昇降用リンク
26の一端に、上記昇降用油圧シリンダ21のピストンロッ
ド23先端(上端)をピン結合し、又、上記拡縮用リンク
27の一端に、上記拡縮用油圧シリンダ22のピストンロッ
ド24先端(上端)をピン結合し、昇降用油圧シリンダ21
と拡縮用油圧シリンダ22の各伸縮作動により昇降用リン
ク26と拡縮用リンク27が独自に横軸25を中心に回動させ
られるようにする。
上記昇降用油圧シリンダ21と拡縮用油圧シリンダ22は、
いずれもサーボバルブ28を介して給排油されるようにす
ると共に、サーボバルブ28がコントローラ29によりコン
トロールされるようにし、且つ各油圧シリンダ21,22は
いずれもピストンロッド23,24に把持具30を取り付けて
該把持具30に指針31を取り付け、ピストンロッドと一体
に動く指針31の変位を検出することによってピストンロ
ッドの移動量(油圧シリンダ21,22のストローク量)を
検出するため直線運動を電気信号に変換して取り出すよ
うにしてある検出器32を設け、一方、送りカム20のカム
軸19にエンコーダ33を接続し、該エンコーダ33と上記検
出器32を上記コントローラ29に接続すると共に、モーシ
ョン設定器34をコントローラ29に接続し、昇降用油圧シ
リンダ21や拡縮用油圧シリンダ22が決められたストロー
ク量だけ伸縮すると伸縮作動が停止させられるように制
御されるようにし、更に、エンコーダ33からの信号によ
り送りとタイミングを合わせてサーボバルブ28でコント
ロールさせることによりストローク量、モーションタイ
ミングを任意に変えられるようにする。
35は送りレバー16の上端部とバーキャリア2とを連結す
る連結軸、36は昇降用リンク26の他端と昇降用バー12と
を連結する連結軸、37は拡縮用リンク27の他端と拡縮用
バー15とを連結する連結軸である。
今、金型ピッチに合わせて一定のストロークとなるよう
に送りカム20を選定すると、従来装置の場合と同様に送
りカム20の回転で送りレバー16が揺動してバーキャリア
2が一定のストロークで往復移動させられる。この送り
機構に、クロスバー4,5の昇降モーションを行わせる機
構と拡縮モーションを行わせる機構とが付属させてある
ので、バーキャリア2の送りと同時にクロスバー4,5の
昇降と拡縮が行われる。この際、昇降を行わせる機構、
拡縮を行わせる機構としては、カムを用いることなく各
々油圧シリンダ21と22を用いているので、各油圧シリン
ダ21,22のサーボバルブ28を、送りカム20の回転を基に
して送りとタイミングを合わせてコントローラ29により
コントロールさせることにより昇降用油圧シリンダ21、
拡縮用油圧シリンダ22のストロークが調整され、昇降用
リンク26、拡縮用リンク27を介して動作されるクロスバ
ー4,5の昇降量、拡縮量やモーションタイミングをワー
クごとに最適なものとすることができ、特に、ワークの
大きさによってクロスバー4,5の拡縮を必要としない場
合があるが、この場合でも拡縮用油圧シリンダ22のサー
ボバルブ28をコントロールすることによりクロスバー4,
5を拡縮させないで送り、昇降の動作を行わせることが
できる。上記において、昇降用及び拡縮用の各油圧シリ
ンダ21及び22は、ストローク量が検出器32より電気信号
として取り出されるので、予め、ピストンロッド23、24
の移動量を決めておくことにより、移動量をフィードバ
ックさせてサーボバルブ28によりコントロールさせるこ
とができ、適正な昇降、拡縮のモーションを実現させる
ことができる。
次に、第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示すも
ので、上記第1図及び第2図に示すものと同様な構成に
おいて、昇降用リンク26と昇降用油圧シリンダ21との
間、及び拡縮用リンク27と拡縮用油圧シリンダ22との間
に、それぞれ平行四辺形リンク機構を介在させたもので
ある。すなわち、送りレバー16を揺動自在に支持する支
軸17の両端部に、それぞれ昇降用リンク26と拡縮用リン
ク27に対応させて昇降用アーム38と拡縮用アーム39の各
一端を回動自在に取り付け、且つ上記昇降用リンク26の
一端と昇降用アーム38の中間支点40との間を連結ロッド
42で連動自在に連結して第3図において二点鎖線で示す
平行四辺形リンク機構を構成すると共に、上記拡縮用リ
ンク27の一端と拡縮用アーム39の中間支点41との間を連
結ロッド43で連動自在に連結して昇降用と同様な平行四
辺形リンク機構を構成し、更に、上記昇降用アーム38と
拡縮用アーム39の各他端に、昇降用油圧シリンダ21のピ
ストンロッド23先端と拡縮用油圧シリンダ22のピストン
ロッド24先端をそれぞれピン結合したものである。
第3図及び第4図の実施例の場合にも、それぞれ平行四
辺形リンク機構を介して各油圧シリンダ21,22の作動で
各リンク26,27を操作することができ、昇降動作と拡縮
動作を共に送り動作に対して独立してコントロールする
ことができるので、上記実施例と同様に、昇降用油圧シ
リンダ21を停止すると、昇降動作のない送り動作のみを
行わせることができ、拡縮用油圧シリンダ22を停止する
と、拡縮動作のない送り動作のみを行わせることができ
る。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではな
く、昇降用、拡縮用の各油圧シリンダ21,22によりクロ
スバー4,5の昇降、拡縮を行わせる場合を示したが、油
圧シリンダに代えて他のシリンダ又はモータを用いても
よく、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変
更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のトランスファープレスの送り
装置によれば、支軸に支持されて送りカムにより揺動さ
せられる送りレバーの上端に、横軸にて昇降用のリンク
と拡縮用のリンクを回動自在に取り付けると共に、上記
支軸側に昇降用と拡縮用のアクチュエータをそれぞれ取
り付けて、昇降用アクチュエータのロッド上端に上記昇
降用リンクを回動自在に連絡させ、又、拡縮用アクチュ
エータのロッド上端に上記拡縮用リンクを回動自在に連
絡させ、且つ上記各アクチュエータを、コントローラに
よりコントロールされるサーボバルブを介して給排油さ
れるようにすると共に、上記昇降用アクチュエータと拡
縮用アクチュエータに、該各アクチュエータのロッド移
動量を直線運動から電気信号に変換して取り出すように
してある検出器を設置して、該検出器を上記コントロー
ラに接続し、又、上記送りカムのカム軸に接続したエン
コーダ、モーション設定器を上記コントローラに各々接
続した構成の送り駆動部を有しているので、バーキャリ
アのクロスバーの送り、昇降、拡縮を軽量で且つ簡単な
構造で行わせることができて、従来の昇降フレームの昇
降機構を省略でき、高速化が図れると共に、送りモーシ
ョンを行う機構の上に平行リンクで構成された昇降モー
ションを行わせる機構と拡縮モーションを行わせる機構
を設けている構造上、送りストロークに影響されること
なく昇降あるいは拡縮を行わせることができ、且つ昇降
用アクチュエータと拡縮用アクチュエータとを任意にコ
ントロールでき、特に、エンコーダからの信号により送
りとタイミングを合わせてサーボバルブでコントロール
することにより上記各アクチュエータのストローク量、
モーションタイミングともワークに合った最適なものに
することが容易にできると共に、検出器により電気信号
として取り出されるので、予めアクチュエータのロッド
の移動量を決めておくことにより移動量をフィードバッ
クさせてサーボバルブによりコントロールさせることが
でき、適正な昇降、拡縮のモーションを実現させること
ができ、又、昇降用、拡縮用のカムを用いる従来方式の
場合にはカムを取り換えることによりモーションを変え
ているが、本考案ではアクチュエータのストロークをコ
ントロールするだけでよく、カムを用いる不経済さをな
くした上でいろいろなモーションを実現できる、等の優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の側面図、第2図
は第1図をわかり易く示した概略斜視図、第3図は本考
案の他の実施例を示す要部の側面図、第4図は第3図を
わかり易く示した概略斜視図、第5図及び第6図は従来
のトランスファープレスの送り装置におけるバーキャリ
アの例を示す斜視図、第7図は従来のトランスファープ
レスの送り装置における駆動部の側面図、第8図は第7
図に用いられる拡縮機構を示す側面図である。 2……バーキャリア、4,5……クロスバー、16……送り
レバー、17……支軸、20……送りカム、21……昇降用油
圧シリンダ、22……拡縮用油圧シリンダ、25……横軸、
26……昇降用リンク、27……拡縮用リンク、28……サー
ボバルブ、29……コントローラ、33……エンコーダ、38
……昇降用リンク、39……拡縮用リンク、42,43……連
結ロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端部を支軸に揺動自在に取り付けて送り
    カムにより揺動できるようにした送りレバーの上端に、
    横軸を介して昇降用のリンクと拡縮用のリンクを各々回
    動自在に取り付け、且つ上記昇降用リンクと拡縮用リン
    クの各一端を、各々固定側に取り付けた昇降用アクチュ
    エータと拡縮用アクチュエータの各ロッド上端に回動自
    在に連結させ、更に、上記昇降用アクチュエータと拡縮
    用アクチュエータの各々を、コントローラによりコント
    ロールされるサーボバルブを介して給排油されるように
    すると共に、上記昇降用アクチュエータと拡縮用アクチ
    ュエータに、該各アクチュエータのロッド移動量を直線
    運動から電気信号に変換して取り出すようにしてある検
    出器を設置して、該検出器を上記コントローラに接続
    し、又、上記送りカムのカム軸に接続したエンコーダ、
    モーション設定器を上記コントローラに各々接続した構
    成の送り駆動部を有することを特徴とするトランスファ
    ープレスの送り装置。
JP1987177371U 1987-11-20 1987-11-20 トランスファープレスの送り装置 Expired - Lifetime JPH0715620Y2 (ja)

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