JPH0538893Y2 - - Google Patents

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JPH0538893Y2
JPH0538893Y2 JP5839588U JP5839588U JPH0538893Y2 JP H0538893 Y2 JPH0538893 Y2 JP H0538893Y2 JP 5839588 U JP5839588 U JP 5839588U JP 5839588 U JP5839588 U JP 5839588U JP H0538893 Y2 JPH0538893 Y2 JP H0538893Y2
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JP
Japan
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molding
recess
molded
hole
mold
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は貫通孔を設けたゴム成形品の成形型に
係るものであつて、成形工程に於て特別のバリ取
り作業を行う事なく、貫通孔部分のバリの除去を
可能にしようとするものである。
従来の技術 従来、成形時に生じるゴム成形品のバリを除去
したり、このバリの発生を防止しようとするもの
には、例えば特開昭60−25709号公報記載のもの
が存在するが、これはゴム成形品の外周に生じる
バリを除去するのに有効なものであつても、ゴム
成形品の貫通孔に生じるバリ取りには効果の無い
ものである。また実開昭61−43012号公報記載の
考案のごとく、ゴム成形品のバリの発生を防止し
ようとするものが存在するが、この考案に有つて
もゴム成形品の貫通孔に生じるバリ取りには効果
の無いものである。
従来、貫通孔を設けたゴム成形品は第3図に示
すごとく、上型1と下型2若しくはその他の型か
らなる成形本体3に、ゴム成形品4を成形するた
めの成形凹部5を設け、この成形凹部5内に貫通
孔6を設けるための挿入ピン7を挿入し、この挿
入ピン7の下端を成形凹部5の下底8に突当てる
ことが行なわれている。この従来公知の成形本体
3の成形凹部5にゴム材を流入させると、挿入ピ
ン7の下端と成形凹部5の下底8との突当面にゴ
ム材が流入してバリ9を形成し、次工程でのバリ
取り作業を不可欠なものとしている。第3図に示
す例では、バリ取りを容易にするため、摘用の突
部10を予め設け、バリの剥離作業を容易にして
いるが、バリ取り作業に手数を要するもので有る
ことに変わりはないし、バリの取り残しによる不
良品発生も生じ易いものであつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上述のごとき問題点を解決しようとす
るものであつて、貫通孔を設けたゴム成形品の貫
通孔部分に形成されるバリを、特別のバリ取り作
業を行う事なく除去できる成形型を得ようとする
ものである。
そしてそのバリ取りは、ゴム成形品に設ける貫
通孔が単数であつても、複数であつても変わりな
く行えるものであるのが望ましい。
また更に、そのバリ取りは、成形本体に設ける
成形凹部が単数であつても、複数であつても変わ
りなく行なえるものであることが望ましい。
問題点を解決するための手段 本考案は上述のごとき問題点を解決するため、
ゴム成形品を成形するための成形凹部を設けた成
形本体を設け、この成形凹部に、ゴム成形品の貫
通孔を設けるための挿入ピンを挿入し、この挿入
ピンの下端に対応する成形凹部の下底に、成形凹
部と連通するゴム材の流入孔を形成し、この流入
孔の下端に接続し流入孔よりも大きな直径の係合
凹部を設けたバリ取型を、成形本体に接続して成
るものである。
また、一個の成形凹部には、複数本の挿入ピン
を挿入し、この挿入ピンに対応して設けた流入孔
に接続する複数個の係合凹部を、連結して設けた
ものであつても良い。
また、一個の成形本体には、複数個の成形凹部
を設け、この成形凹部に各々挿入ピンを挿入し、
この挿入ピンに対応して設けた流入孔と連通す
る、複数個の係合凹部を、連結して設けたもので
あつても良い。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、成形本体の成形凹部に、ゴム成形品の貫通孔
を設けるための挿入ピンを下底まで挿入し、この
状態で成形凹部にゴム材を流入させると、ゴム材
は成形凹部とともにピン下端の、成形凹部と連通
するゴム材の流入孔にも流入する。ゴム材は更
に、流入孔よりも大きな直径の係合凹部に流入す
るから、成形の完了により上下の型を分離する
と、成形凹部のゴム材はバリ取型と成形本体との
間に固定され、流入孔に流入したゴム材と成形凹
部のゴム材とは、貫通孔と流入孔の境界部から確
実に分離され、従来のごとく、貫通孔の下端をバ
リで閉止することが無いものである。
また、一個の成形凹部に複数個の挿入ピンを挿
入する場合には、この挿入ピンの下端に設けられ
る流入孔に接続する複数個の係合凹部を、それぞ
れ連結して設ける事により、成形の完了により上
下の型を分離する時に、個々のバリが別個になる
事なく、一連に成形品から引き剥がされ、次工程
での貫通孔部分のバリ取り作業を不要にすること
ができる。
また、一個の成形本体に複数個の成形凹部を設
け、この成形凹部に各々挿入ピンを挿入する場合
にも、この挿入ピンの下端に各々設けた係合凹部
を連結して設けることにより、複数個の成形品の
バリ取りを、上下型の分離時に同時に行うことが
でき、成形作業を迅速に行い得るものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれ
ば、21は成形本体で、上型22と下型23とか
ら成り、この上型22と下型23に、ゴム成形品
24を成形するための成形凹部25を設け、この
成形凹部25に、ゴム成形品24の貫通孔26を
設けるための挿入ピン27を、成形凹部25の下
底28まで挿入している。この挿入ピン27の下
端の下型23に、成形凹部25と連通するゴム材
の流入孔29を下型23に貫通して設けるととも
に下型23の下端に接続してバリ取型31を位置
している。このバリ取型31には、流入孔29の
下端に接続し流入孔29よりも大きな直径の、ゴ
ム材流入用の係合凹部32を設けている。
また、上記一個の成形凹部25には複数個の挿
入ピン27が挿入され、この挿入ピン27の下端
に設けられる流入孔29に接続した複数個の係合
凹部32を、連続的に連結して設ける事が出来
る。
また、一個の成形本体21には複数個の成形凹
部25を設け、この成形凹部25に各々挿入ピン
27が単数または複数本挿入され、この挿入ピン
27の下端に流入孔29と連通して各々設けた係
合凹部32を、連続的に連結して設ける事もでき
るものである。
上述のごとく構成したものに於いて、ゴム成形
品24の成形を行うには、上型22と、下型23
から成る成形本体21の成形凹部25に、ゴム成
形品24の貫通孔26を設けるための挿入ピン2
7を、下底28まで挿入し、この状態で成形凹部
25にゴム材を流入させると、ゴム材は、成形凹
部25とともに成形凹部25と連通している流入
孔29にも流入し、ゴム成形品24とは薄肉のゴ
ム材で連結した成形バリ33を成形する。ゴム材
は更に、流入孔29よりも大きな直径の係合凹部
32に流入し、係合鍔34を形成するから、成形
の完了により、上型22と下型23を分離する
と、成形バリ33の係合鍔34が、下型23とバ
リ取型31との間に挟持され、流入孔29の成形
バリ33と、成形凹部25のゴム成形品24と
は、貫通孔26と流入孔29の薄肉の境界部か
ら、確実に切断分離され、従来のごとく、貫通孔
26の下端をバリで閉止することが無い。
また、一個の成形凹部25に複数個の挿入ピン
27を挿入する場合には、この挿入ピン27の下
端に設けられる流入孔29に接続する複数個の係
合凹部32を、それぞれ連結して設ける事によ
り、第2図に示すごとく、複数個の成形バリ33
が係合鍔34を介して連結するから、成形の完了
により上型22と下型23を分離する時に、個々
の成形バリ33が分離する事なく、一連にゴム成
形品24から引き剥がされ、次工程での貫通孔2
6部分のバリ取り作業を不要にすることができ
る。
また一個の成形本体21に複数個の成形凹部2
5を設け、この成形凹部25に各々挿入ピン27
を挿入する場合にも、この挿入ピン27の下端に
各々設けた係合凹部32を連結して設けることに
より、第2図に示すごとく複数個の係合鍔34が
連結片35によつて連結され、複数個のゴム成形
品24のバリ取りを、上型22と下型23の分離
時に同時に行うことができ、成形作業を迅速に行
い得るものである。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、上下型等の複数個の組み合わせからなる成形
型に於いて、成形型を分割してゴム成形品を取り
出す過程で、自動的にゴム成形品の貫通孔部分の
バリを取り除くことができ、従来生じていたバリ
取りのための、多くの手数を除去できるとともに
成形とは別個の作業でバリ取りを行う場合に生じ
る、バリの取り忘れ等の事故を無くす事ができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はゴム成形品の成形状態を示す断面図、第2図は
成形バリの斜視図、第3図は従来例の断面図であ
る。 21……成形本体、24……ゴム成形品、25
……成形凹部、26……貫通孔、27……挿入ピ
ン、29……流入孔、31……バリ取型、32…
…係合凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ゴム成形品を成形するための成形凹部を設け
    た成形本体を設け、この成形凹部に、ゴム成形
    品の貫通孔を設けるための挿入ピンを挿入し、
    この挿入ピンの下端に対応する成形凹部の下底
    に、成形凹部と連通するゴム材の流入孔を形成
    し、この流入孔の下端に接続し流入孔よりも大
    きな直径の係合凹部を設けたバリ取型を、成形
    本体に接続したものであることを特徴とする貫
    通孔を設けたゴム成形品の成形型。 (2) 一個の成形凹部には、複数本の挿入ピンを挿
    入し、この挿入ピンに対応して設けた流入孔に
    接続する複数個の係合凹部を、連結して設けた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の貫
    通孔を設けたゴム成形品の成形型。 (3) 一個の成形本体には、複数個の成形凹部を設
    け、この成形凹部に各々挿入ピンを挿入し、こ
    の挿入ピンに対応して設けた流入孔と連通す
    る、複数個の係合凹部を、連結して設けたもの
    であることを特徴とする請求項1記載の貫通孔
    を設けたゴム成形品の成形型。
JP5839588U 1988-04-28 1988-04-28 Expired - Lifetime JPH0538893Y2 (ja)

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JPH01161007U JPH01161007U (ja) 1989-11-08
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