JPH0515395Y2 - - Google Patents

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JPH0515395Y2
JPH0515395Y2 JP1989061047U JP6104789U JPH0515395Y2 JP H0515395 Y2 JPH0515395 Y2 JP H0515395Y2 JP 1989061047 U JP1989061047 U JP 1989061047U JP 6104789 U JP6104789 U JP 6104789U JP H0515395 Y2 JPH0515395 Y2 JP H0515395Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、低融点合金を鋳込んでプレス用簡易
型を鋳造するための鋳型に係り、特にプレス型の
一部としても用いられる鋳型に関する。
(従来の技術) 従来、簡易型の製造方法としては、穿孔した板
金モデルを溶解槽内の低融点合金溶湯中に浸漬、
凝固させて、ポンチとダイとを同時に得るデユア
ルフオーム法(「機械と工具」1975年6月P21〜
25、特公昭48−7576号公報等)、あるいはデユア
ルフオーム法の変形として、無穿孔の板金モデル
を用い、該板金モデルの内・外面を異種の低融点
合金溶湯に接触、凝固させて異種合金のポンチと
ダイとを同時に得る方法(特公昭53−15969号公
報、特開昭51−55733号公報、特開昭51−95930号
公報等)が既に確立されている。ところで、これ
らの方法にあつては、溶解槽がダイまたはポンチ
を保持する型枠を兼用してそのまゝプレス機械に
セツトされるようになつており、このため、プレ
ス加工中は溶解槽を利用できず、簡易型の連続生
産が不可能になるという問題があつた。また板金
モデルを高精度に製作しなければならず、その製
作がきわめて面倒で、複雑な設計変更にも容易に
対応できないという問題もあつた。
そこで最近、木型、樹脂モデル等から成る母型
にシリコンゴム、フツ素ゴム等から成る耐熱性ゴ
ムシートを介して低融点合金溶湯を接触、凝固さ
せて、ダイとポンチとを製造する方法の開発が進
められ、既に特開昭63−273544号公報、特開昭64
−18535号公報に明らかにされている。こゝで、
特開昭64−18535号公報から援用した第7図およ
び第8図を参照して、この方法を説明すると、そ
れぞれ基板3、枠体4から成るダイ鋳型1とポン
チ鋳型2とを用意し、先ずポンチ鋳型2内に母型
8を納め、耐熱性ゴムシート7を間にして両鋳型
1,2を一体に組付け(第4図)、続いてポンチ
鋳型2側の注湯口6を真空ポンプ(図示せず)に
接続して、負圧をポンチ鋳型2内に導入し、母型
8とゴムシート7との間の隙および母型8に設け
た空気抜き孔10から空気を抜いて強制的にゴム
シート7を母型8に密着させる。そしてこのゴム
シート7の母型8への密着状態を維持しつゝ、低
融点合金11を注湯口5よりダイ鋳型1内へ注湯
し、そのまゝ冷却、凝固させてダイDを鋳造する
(第1工程)。
次に、ポンチ鋳型2側の基板3を取外して中の
母型8を取出し、再び該基板3を取付ける(第5
図)。この作業中、ダイ鋳型1側の注湯口5から
真空ポンプ(図示せず)により負圧をかけてお
き、ゴムシート7とダイDとの間から空気を排除
して、ゴムシート7をダイDへ密着させておく。
その後、注湯口6より低融点合金をポンチ鋳型2
内に注湯し、そのまゝ低融点合金11を冷却、凝
固させてポンチPを鋳造する(第2工程)。
かゝる方法によれば、溶解槽を独立して設置す
ることができるので、両鋳型1,2をダイDまた
はポンチPの型枠としてプレス機械にセツトして
も、予備の鋳型1,2を用いて簡易型を連続生産
することができ、その上、板金モデルが不要とな
つて、上記デユアルフオーム法やその変形法にお
ける問題を解消できるようになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記新たな簡易型の製造方法に
よれば、各鋳型1,2はダイセツトとしての機能
を有していないため、プレス機械にセツトするに
際し、これに、例えばボルスタやアツパスライド
への取付部となる切欠溝、あるいはプレス加工時
における型移動の案内となるガイド部材(ガイド
ポスト、ガイドブツシユ等)を設ける後加工が必
要となり、この加工精度によつては、ダイDまた
はポンチPのプレス機械に対する組付精度が悪化
し、加工精度が低下する虞れがあつた。またダイ
DまたはポンチPは、基板3に設けたくさび状の
小片9を介して各鋳型1,2に取付いているだけ
であるため、プレス加工中にガタが生じてプレス
加工が不安定になつたり、あるいはプレス加工中
に2枚打ちなどのトラブルにより型割れが発生し
た際、ダイDまたはポンチPの破損部分が簡単に
落下し、プレス機械に大きな損傷を与える危険が
あつた。
本考案は、上記問題を解決することを課題とし
てなされたもので、その目的とするところは、型
枠としての利用価値が高く、かつまた型割れにも
安全に対処し得る簡易型鋳造用鋳型を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した課題を解決するため、ダイ
鋳型とポンチ鋳型とから成り、前記両鋳型を耐熱
性ゴムシートを介して合せて、該ゴムシートによ
り区間された2室を順次鋳造空間として提供し、
かつダイまたはポンチの保持枠として用いられる
簡易型鋳造用鋳型において、前記ダイ鋳型とポン
チ鋳型とは、それぞれ基板と該基板の面に着脱自
在に取付く枠体とから成り、前記基板は、その外
周部にプレス機械への取付部分となる切欠溝を有
し、前記枠体は、その壁部に注湯口を有すると共
に、その外周面にプレス加工時における型移動の
案内となるガイド部材を有し、かつ前記枠体は、
その内面が前記基板面から立上がるにしたがつて
内側へ傾斜するテーパ形状とされていることを特
徴としている。
(作用) 上記のように構成した簡易型鋳造用鋳型におい
ては、基板に切欠溝を設けると共に枠体にガイド
部材を付設したので、後加工を行うことなくプレ
ス機械へのセツトが可能になり、組付精度は向上
する。また枠体の内面をテーパ形状にしたので、
型の保持が確実となつて使用中におけるガタの発
生が抑制され、しかも型割れが発生しても該テー
パ内面がダイまたはポンチの落下を規制するので
安全性が高まる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図〜第6図において、21はダイ鋳型、2
2はポンチ鋳型であり、それぞれは、矩形の基板
23と該基板23に着脱自在に取付く角筒状の枠
体24とから概略構成されている。角枠体24
は、その一端にフランジ25を有し、このフラン
ジ25を基板23の面に当接させて取付くように
なつている。すなわち基板23およびフランジ2
5の対応部位にはねじ挿通孔26、ねじ孔27が
それぞれ設けられており、基板23の背部からね
じ挿通孔26に挿入したボルト(皿ボルト)28
をねじ孔26に螺合させることにより、枠体24
は基板23に一体化される(第2図)。なおボル
ト28は、基板23に設けられた皿穴29に着座
し、基板23の背面にはボルト頭が突出しないよ
うになつている。また基板23およびフランジ2
5には、位置決めピン30、位置決め用孔31が
それぞれ設けられ、前記一体化に際してこの位置
決めピン30を孔31に挿入することにより、基
板23に対して枠体24が正確に位置決めされる
ようになつている(第3図)。
かゝるダイ鋳型21とポンチ鋳型22とは、第
5図に示すように、一体に組付けて鋳造に供され
るもので、各枠体24の壁部には注湯口32が設
けられると共に、その外周面には組付けのための
連結具(図示略)を係合するための複数のブラケ
ツト33が設けられている。またダイ鋳型21と
ポンチ鋳型22とは、第6図に示すように、鋳造
後、型枠としてそのまゝプレス機械にセツトされ
るもので、各基板23の外周部にはプレス機械の
ボルスタ45やアツパスライド46への取付部と
なる複数の切欠溝34が形成されている。一方、
各枠体24の外周面には、そのポンチ鋳型22側
にガイドポスト35が、そのダイ鋳型21側にガ
イドブツシユ36がそれぞれ付設され、これらは
プレス加工時の案内として機能する。しかして枠
体24は、その内面が基板23の面から立上がる
にしたがつて内側へ傾斜するテーパ形状とされて
いる。なお、基板23および枠体24には、吊り
具のフツク(図示略)を掛けるための複数の吊り
部材37が設けられている。また各枠体24の底
面には環状溝38が形成されると共に、この環状
溝38内にシール部材39が納められ、基板23
と枠体24との間のシール性が維持されるように
なつている。(第2、3図)。
以下、上記のように構成した鋳型の作用を説明
する。
ダイ鋳型21とポンチ鋳型22とは、第5図に
示すように、一体に組付けて鋳造に供されるが、
この事前段階として、第1図に示すように、先ず
ポンチ鋳型22側の枠体24を基板23から切離
し、基板23を水平状態に置いて、この上に木型
等の母型41(第5図)を載置する。次に上方か
ら母方41に枠体24を被せ、その位置決め用孔
31に基板23上の位置決めピン30を挿入させ
つゝ該枠体24を基板23上に着座させ、ボルト
28を用いて両者を一体化する。次に前記母型4
1を含むポンチ鋳型22上に耐熱性ゴムシート4
2(第5図)を被せ、さらにこの上にダイ鋳型2
1を載せ、ブラケツト33に連結具(図示略)を
係合させてダイ鋳型21とポンチ鋳型22とを一
体に組付ける。この時、ダイ鋳型21のガイドブ
ツシユ36にポンチ鋳型22のガイドポスト35
を挿通させて組付けの案内に利用する(第4図)。
次に、ポンチ鋳型22の注湯口32を真空ポン
プ(図示略)に接続し、負圧をポンチ鋳型22内
に導入する。この負圧の導入によりポンチ鋳型2
2内の空気は、母型41と枠体24との間の隙あ
るいは母型8に設けた空気抜き孔41aを通じて
外部へと排出され、ゴムシート42が母型8に密
着する。その後、吊り部材37に吊り具のフツク
を掛けて両鋳型21,22を吊り上げ、第5図に
示すように、注湯口32が上向きとなるように全
体を立て、溶解槽の位置まで搬送する。そして低
融点合金Mを注湯口32よりダイ鋳型21内へ注
湯し、そのまゝ冷却、凝固させると、ダイD(第
6図)が得られる。次に、ポンチ鋳型22側の基
板23を取外して中の母型42を取出し、再び該
基板23を取付ける。この作業中、ダイ鋳型21
側の注湯口32から真空ポンプ(図示せず)によ
り負圧をかけておき、ゴムシート42をダイDに
密着させておき、その後、前出第8図に示した態
様で注湯口32より低融点合金をポンチ鋳型22
内に注湯し、そのまゝ低融点合金11を冷却、凝
固させれば、ポンチP(第6図)が得られる。
上記のように、ダイDおよびポンチPを得た
ら、両鋳型21,22を切離すと共に、ゴムシー
ト42を脱型する。次に吊り部材37を利用して
両鋳型21,22を吊り上げてプレス機械まで搬
送し、第6図に示すように、基板23に設けた切
欠溝34を利用して、ダイ鋳型21はボルスタ4
5に、ポンチ鋳型22はアツパスライド46にそ
れぞれ固定する。この固定状態において、枠体2
4の外周面に設けたガイドポスト35とガイドブ
ツシユ36とは係合可能に位置決めされ、プレス
加工中、これらが係合することにより、ダイDお
よびポンチPは横振れすることがなくなり、安定
してプレス加工を実行できるようになる。また各
鋳型21,22の枠体24は、先端側を絞つたテ
ーパ内面を有しているため、ダイDおよびポンチ
Pの保持は確実となり、プレス加工中、ガタが発
生することはなくなる。しかも2枚打ち等のトラ
ブルにより、万一ダイDまたはポンチPが破損し
ても、その破損部分は簡単に落下せず、プレス機
械に与える損害を未然に防止することができる。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝる
簡易型鋳造用鋳型は、ダイセツトとしての必要な
機能を具備しているので、そのまゝプレス機械へ
セツトしても高精度加工を保証し得る効果があ
り、その上、プレス加工の立ち上げを短期間でな
し得る効果がある。また枠体の内面をテーパ形状
にしたので、型保持が確実となつてプレス加工が
安定し、その上、型割れに対しても安全に対処で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる簡易型鋳造用鋳型の構
造を示す分解斜視図、第2図〜第4図は、その一
部を拡大して示す断面図、第5図は本鋳型の鋳造
工程における使用態様を示す断面図、第6図は本
鋳型のプレス工程における使用態様を示す断面
図、第7図と第8図は従来の簡易型の構造とその
使用態様を示す断面図である。 21……ダイ鋳型、22……ポンチ鋳型、23
……基板、24……枠体、28……ボルト、32
……注湯口、34……切欠溝、35……ガイドポ
スト、36……ガイドブツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイ鋳型とポンチ鋳型とから成り、前記両鋳型
    を耐熱性ゴムシートを介して合せて、該ゴムシー
    トにより区画された2室を順次鋳造空間として提
    供し、かつダイまたはポンチの保持枠として用い
    られる簡易型鋳造用鋳型において、前記ダイ鋳型
    とポンチ鋳型とは、それぞれ基板と該基板の面に
    着脱自在に取付く枠体とから成り、前記基板は、
    その外周部にプレス機械への取付部分となる切欠
    溝を有し、前記枠体は、その壁部に注湯口を有す
    ると共に、その外周面にプレス加工時における型
    移動の案内となるガイド部材を有し、かつ前記枠
    体は、その内面が前記基板面から立上がるにした
    がつて内側へ傾斜するテーパ形状とされているこ
    とを特徴とする簡易型鋳造用鋳型。
JP1989061047U 1989-05-26 1989-05-26 Expired - Lifetime JPH0515395Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112416U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29

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JPS6034446Y2 (ja) * 1979-04-24 1985-10-14 新東工業株式会社 無枠鋳型造型用鋳枠装置
JPH0353770Y2 (ja) * 1985-04-30 1991-11-26

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