JPH0538312A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH0538312A JPH0538312A JP19931191A JP19931191A JPH0538312A JP H0538312 A JPH0538312 A JP H0538312A JP 19931191 A JP19931191 A JP 19931191A JP 19931191 A JP19931191 A JP 19931191A JP H0538312 A JPH0538312 A JP H0538312A
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- pan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍋内の圧力を各々の調理に適した圧力にコン
トロ−ルすることにより、短時間かつ美味しく料理を仕
上げることのできる加熱調理器の提供を目的とする。 【構成】 蓋８と鍋１０をパッキン９を介して気密に嵌
合するとともに、鍋１０を加熱するための加熱体１１を
配置し、かつ鍋１０内を加圧・減圧状態にできる加圧・
減圧装置１４を具備するとともに、鍋１０内の圧力レベ
ルを調整可能としてなるものである。
トロ−ルすることにより、短時間かつ美味しく料理を仕
上げることのできる加熱調理器の提供を目的とする。 【構成】 蓋８と鍋１０をパッキン９を介して気密に嵌
合するとともに、鍋１０を加熱するための加熱体１１を
配置し、かつ鍋１０内を加圧・減圧状態にできる加圧・
減圧装置１４を具備するとともに、鍋１０内の圧力レベ
ルを調整可能としてなるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は加圧または減圧が可能な
加熱調理器に関するものである。
加熱調理器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来の加圧調理器について説明す
る。図５において、調理物を鍋１内に入れた後、パッキ
ン２を介して蓋３を閉じ、鍋１を加熱体４の上に載せス
イッチ５を入れることにより、加熱体４に通電され加熱
が開始される。
る。図５において、調理物を鍋１内に入れた後、パッキ
ン２を介して蓋３を閉じ、鍋１を加熱体４の上に載せス
イッチ５を入れることにより、加熱体４に通電され加熱
が開始される。
【０００３】調理物の温度が100 ℃になり、蒸気の発生
が盛んになると鍋１内の蒸気圧が１気圧以上になり、調
理物の温度も100℃ 以上の温度になる。そして、鍋１内
がある蒸気圧以上になると安全弁６が開き、鍋１内の蒸
気圧が一定圧でコントロ−ルされ、やがて調理物の水分
が無くなり温度センサ−７の温度が上昇するか、タイマ
−で設定された時間が経過すると、加熱体４の通電が停
止され調理が完了する。
が盛んになると鍋１内の蒸気圧が１気圧以上になり、調
理物の温度も100℃ 以上の温度になる。そして、鍋１内
がある蒸気圧以上になると安全弁６が開き、鍋１内の蒸
気圧が一定圧でコントロ−ルされ、やがて調理物の水分
が無くなり温度センサ−７の温度が上昇するか、タイマ
−で設定された時間が経過すると、加熱体４の通電が停
止され調理が完了する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の加圧調理器で
は、減圧することができないため、煮物調理等の前処理
としての浸責をおこなったり、低温沸騰させることによ
り材料の煮崩れをおこすことなくあく抜きをおこなうと
言ったことができなかった。
は、減圧することができないため、煮物調理等の前処理
としての浸責をおこなったり、低温沸騰させることによ
り材料の煮崩れをおこすことなくあく抜きをおこなうと
言ったことができなかった。
【０００５】また、圧力調理時においても、鍋１内の圧
力と温度が一義的に決まってしまい、鍋１内の圧力が２
気圧で、調理温度を100℃ でコントロ−ルすると言った
ことが困難であった。また、鍋１内の圧力は調圧弁６の
重さにより一義的に決まり、任意の圧力に調整すると言
うことが困難であると言った問題があった。
力と温度が一義的に決まってしまい、鍋１内の圧力が２
気圧で、調理温度を100℃ でコントロ−ルすると言った
ことが困難であった。また、鍋１内の圧力は調圧弁６の
重さにより一義的に決まり、任意の圧力に調整すると言
うことが困難であると言った問題があった。
【０００６】本発明は上記問題点に鑑み、第１の目的と
して鍋内を減圧可能な加熱調理器を提供するものであ
る。
して鍋内を減圧可能な加熱調理器を提供するものであ
る。
【０００７】また、第２の目的として鍋内の圧力と温度
を個別かつ任意に設定できる加熱調理器を提供するもの
である。
を個別かつ任意に設定できる加熱調理器を提供するもの
である。
【０００８】また、第３の目的として加圧時の鍋内の圧
力を、任意の圧力に調節可能な加熱調理器を提供するも
のである。
力を、任意の圧力に調節可能な加熱調理器を提供するも
のである。
【０００９】さらに、第４の目的として構成簡単に加圧
・減圧時の鍋内の圧力を調節でき、かつ安全な加熱調理
器を提供するものである。
・減圧時の鍋内の圧力を調節でき、かつ安全な加熱調理
器を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するため、第１の手段として、使用状態において
密閉状態にできる構成の蓋および鍋と、鍋を加熱するた
めの加熱体と、鍋内を減圧状態にできる減圧装置とを具
備して加熱調理器としたものである。
を達成するため、第１の手段として、使用状態において
密閉状態にできる構成の蓋および鍋と、鍋を加熱するた
めの加熱体と、鍋内を減圧状態にできる減圧装置とを具
備して加熱調理器としたものである。
【００１１】また、第２の目的を達成するため、第２の
手段として、鍋内を加圧・減圧状態にできる加圧・減圧
装置を有するとともに、加圧と減圧を切り換える切り替
え手段を設けた加熱調理器としたものである。
手段として、鍋内を加圧・減圧状態にできる加圧・減圧
装置を有するとともに、加圧と減圧を切り換える切り替
え手段を設けた加熱調理器としたものである。
【００１２】また、第３の目的を達成するため、第３の
手段として、鍋内を加圧時に、鍋内の圧力を調整可能と
してなる調圧兼安全弁を設けた加熱調理器としたもので
ある。
手段として、鍋内を加圧時に、鍋内の圧力を調整可能と
してなる調圧兼安全弁を設けた加熱調理器としたもので
ある。
【００１３】さらに、第４の目的を達成するため、第４
の手段として、減圧装置または加圧・減圧装置の作動体
を調圧兼安全弁とするとともに、負荷側と大気側に圧力
センサ−を設けた加熱調理器としたものである。
の手段として、減圧装置または加圧・減圧装置の作動体
を調圧兼安全弁とするとともに、負荷側と大気側に圧力
センサ−を設けた加熱調理器としたものである。
【００１４】
【作用】上記第１の手段では、大根や白菜等の材料を煮
込む時、事前に鍋内を減圧することにより、材料の繊維
質中に含まれる水分が素早く煮汁中に溶出し、これを常
圧に戻すことにより材料の繊維質中に水分に替わって煮
汁が吸収され、後加熱調理をおこなうことにより、材料
に素早く味付を行うことができる。
込む時、事前に鍋内を減圧することにより、材料の繊維
質中に含まれる水分が素早く煮汁中に溶出し、これを常
圧に戻すことにより材料の繊維質中に水分に替わって煮
汁が吸収され、後加熱調理をおこなうことにより、材料
に素早く味付を行うことができる。
【００１５】また、第２の手段では、加熱中鍋内を減圧
することにより、調理物が100℃ 以下の温度で沸騰する
ため、竹の子のあく抜きやえぐ味取りが100℃ より低い
温度ででき、材料の煮崩れが少なく竹の子のあく抜きや
えぐ味取りができるものである。さらに、鍋内の圧力を
１気圧以上に保ちながら、調理物の温度を100℃ にコン
トロ−ルすることにより沸騰が起こらないので、調理中
蒸気を発生させることがない。
することにより、調理物が100℃ 以下の温度で沸騰する
ため、竹の子のあく抜きやえぐ味取りが100℃ より低い
温度ででき、材料の煮崩れが少なく竹の子のあく抜きや
えぐ味取りができるものである。さらに、鍋内の圧力を
１気圧以上に保ちながら、調理物の温度を100℃ にコン
トロ−ルすることにより沸騰が起こらないので、調理中
蒸気を発生させることがない。
【００１６】さらに、第３の手段では、白米を炊飯する
のに適した圧力は約1.4 気圧、煮物調理に適した圧力は
約２気圧程度と、調理内容に適した蒸気圧を設定するこ
とができる。
のに適した圧力は約1.4 気圧、煮物調理に適した圧力は
約２気圧程度と、調理内容に適した蒸気圧を設定するこ
とができる。
【００１７】また、第４の手段では、鍋内の圧力を大気
圧より高くも低くも各々の調理に適した任意の圧力に設
定することができる。
圧より高くも低くも各々の調理に適した任意の圧力に設
定することができる。
【００１８】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
ついて説明する。図１において、８は蓋で、パッキン９
を介して鍋１０に嵌合され、使用状態では密閉状態とな
るものである。１１は鍋１０を加熱するための加熱体
で、中央部には鍋の温度を検知するための温度センサ−
１２が、鍋１０に当接するよう設けられている。１３は
減圧装置で、内部に作動体１５を有する。１６は開閉弁
であり、一方は可とう性のあるパイプ１７により蓋８と
接続され、他方は減圧装置１４と接続している。１８は
鍋１０内が一定圧以上に上昇しないための安全弁であ
る。２５はタイマ−機能をも有する制御部である。
ついて説明する。図１において、８は蓋で、パッキン９
を介して鍋１０に嵌合され、使用状態では密閉状態とな
るものである。１１は鍋１０を加熱するための加熱体
で、中央部には鍋の温度を検知するための温度センサ−
１２が、鍋１０に当接するよう設けられている。１３は
減圧装置で、内部に作動体１５を有する。１６は開閉弁
であり、一方は可とう性のあるパイプ１７により蓋８と
接続され、他方は減圧装置１４と接続している。１８は
鍋１０内が一定圧以上に上昇しないための安全弁であ
る。２５はタイマ−機能をも有する制御部である。
【００１９】図２において、１４は加圧・減圧装置であ
り、作動体１５を切り替え手段２６により正逆回転切り
換えることにより、加圧と減圧の切り替えを行うことが
できるものである。他の構成は図１と同じである。
り、作動体１５を切り替え手段２６により正逆回転切り
換えることにより、加圧と減圧の切り替えを行うことが
できるものである。他の構成は図１と同じである。
【００２０】図３は加圧時に加圧の圧力を調整可能とし
た調圧兼安全弁１８ａ（図１、図２の安全弁１８に相当
する）を示しており、鍋１０内の蒸気圧を調整できるよ
う、ねじ１９により上下動可能な押え板２０と、重り２
１およびバネ２２により構成されている。
た調圧兼安全弁１８ａ（図１、図２の安全弁１８に相当
する）を示しており、鍋１０内の蒸気圧を調整できるよ
う、ねじ１９により上下動可能な押え板２０と、重り２
１およびバネ２２により構成されている。
【００２１】図４において、減圧装置１３または加圧・
減圧装置１４の作動体１５を調圧兼安全弁とするもの
で、装置のパイプ１７につながる負荷側に圧力センサ−
２３を、調理器外に開放する大気側に圧力センサ−２４
をそれぞれ設け、これら圧力センサ−２３、２４の圧力
値を読み取りながら、加圧・減圧装置１４の作動体１５
を正回転・逆回転させることにより、鍋１０内の圧力が
設定された値になるよう、フィ−ドバックをかけながら
コントロ−ルを行うものである。他の構成は図１、図２
のものと同様である。
減圧装置１４の作動体１５を調圧兼安全弁とするもの
で、装置のパイプ１７につながる負荷側に圧力センサ−
２３を、調理器外に開放する大気側に圧力センサ−２４
をそれぞれ設け、これら圧力センサ−２３、２４の圧力
値を読み取りながら、加圧・減圧装置１４の作動体１５
を正回転・逆回転させることにより、鍋１０内の圧力が
設定された値になるよう、フィ−ドバックをかけながら
コントロ−ルを行うものである。他の構成は図１、図２
のものと同様である。
【００２２】上記構成において以下その動作について説
明する。まず、大根や白菜等の材料を煮込む場合につい
て、図１、図２に基づき説明する。材料と煮汁を鍋１０
内に入れ、パッキン９を介して蓋８を閉め、開閉弁１６
を開き減圧装置１３のスイッチを入れると、減圧装置１
３の作動体５が駆動され鍋１０内が減圧され、大根や白
菜等と言った材料の繊維質中に含まれる水分が、煮汁の
中に溶出される。減圧装置１３を一定時間駆動した後、
減圧装置１３の駆動を停止し、開閉弁１６を閉じること
により鍋１０内の減圧状態が保持される。次に、図１に
示す実施例の場合は、安全弁１８を開くことにより、鍋
１０内の圧力が急激に大気圧に戻される。
明する。まず、大根や白菜等の材料を煮込む場合につい
て、図１、図２に基づき説明する。材料と煮汁を鍋１０
内に入れ、パッキン９を介して蓋８を閉め、開閉弁１６
を開き減圧装置１３のスイッチを入れると、減圧装置１
３の作動体５が駆動され鍋１０内が減圧され、大根や白
菜等と言った材料の繊維質中に含まれる水分が、煮汁の
中に溶出される。減圧装置１３を一定時間駆動した後、
減圧装置１３の駆動を停止し、開閉弁１６を閉じること
により鍋１０内の減圧状態が保持される。次に、図１に
示す実施例の場合は、安全弁１８を開くことにより、鍋
１０内の圧力が急激に大気圧に戻される。
【００２３】また、図２、図４に示す実施例の場合は、
加圧・減圧装置１４の作動体１５を逆方向に回転させる
ことにより、鍋１０内の圧力が急激に大気圧に戻され
る。この時、大根や白菜等の水分が抜け出した繊維質の
中に煮汁が浸透する。次に加熱体１１に通電を行うこと
により、大根や白菜等を素早く煮込み加熱を行うことが
できる。この時、加圧状態で加熱を行っても良く、また
常圧状態でも良い。
加圧・減圧装置１４の作動体１５を逆方向に回転させる
ことにより、鍋１０内の圧力が急激に大気圧に戻され
る。この時、大根や白菜等の水分が抜け出した繊維質の
中に煮汁が浸透する。次に加熱体１１に通電を行うこと
により、大根や白菜等を素早く煮込み加熱を行うことが
できる。この時、加圧状態で加熱を行っても良く、また
常圧状態でも良い。
【００２４】次に、竹の子のあく抜きを行う場合につい
て図１に基づき説明する。材料と水を鍋１０内に入れ、
パッキン９を介して蓋８を閉め、減圧装置１３および加
熱体１１のスイッチを入れると、減圧装置１３が駆動さ
れ鍋１０内が減圧されるとともに、鍋１０が加熱され
る。そして、鍋１０内が減圧されているため、１００℃
より低い温度において水が沸騰し、材料中の揮発成分が
蒸気とともに飛ばされ、少ないエネルギ−であく抜きが
でき、かつ高温において組成が変化するような材料に対
しても、あく抜きが可能となるものである。
て図１に基づき説明する。材料と水を鍋１０内に入れ、
パッキン９を介して蓋８を閉め、減圧装置１３および加
熱体１１のスイッチを入れると、減圧装置１３が駆動さ
れ鍋１０内が減圧されるとともに、鍋１０が加熱され
る。そして、鍋１０内が減圧されているため、１００℃
より低い温度において水が沸騰し、材料中の揮発成分が
蒸気とともに飛ばされ、少ないエネルギ−であく抜きが
でき、かつ高温において組成が変化するような材料に対
しても、あく抜きが可能となるものである。
【００２５】次に、蒸気を発生させずに炊飯を行う場合
について、図２、図４に基づき説明する。洗米した米と
水を鍋１０に入れ、パッキン９を介して蓋８を閉め、加
圧・減圧装置１４の作動体１５を加圧側に駆動させると
ともに、加熱体１１に通電を行うことにより、鍋１０内
の米と水は加熱され１００℃に達した後、温度センサ−
１２により１００℃一定となるよう温度コントロ−ルを
行う。この時、鍋１０内が加圧され、水の沸騰点が上昇
しているため、蒸気の発生は少なく米および水の温度は
１００℃に保持されているため、米のα化は促進され美
味しいご飯を炊くことができる。
について、図２、図４に基づき説明する。洗米した米と
水を鍋１０に入れ、パッキン９を介して蓋８を閉め、加
圧・減圧装置１４の作動体１５を加圧側に駆動させると
ともに、加熱体１１に通電を行うことにより、鍋１０内
の米と水は加熱され１００℃に達した後、温度センサ−
１２により１００℃一定となるよう温度コントロ−ルを
行う。この時、鍋１０内が加圧され、水の沸騰点が上昇
しているため、蒸気の発生は少なく米および水の温度は
１００℃に保持されているため、米のα化は促進され美
味しいご飯を炊くことができる。
【００２６】次に、調理の種類により鍋１０内の圧力を
可変する場合について、図３、図４に基づき説明する。
図３は、大気圧より高い圧力において圧力を可変する場
合で、ねじ１９を回転させることにより押え板２０が上
下し、重り２１にかかるバネ２２のバネ圧が変化し、重
り２１を動かし得る鍋１０内の蒸気の圧力が決定され
る。
可変する場合について、図３、図４に基づき説明する。
図３は、大気圧より高い圧力において圧力を可変する場
合で、ねじ１９を回転させることにより押え板２０が上
下し、重り２１にかかるバネ２２のバネ圧が変化し、重
り２１を動かし得る鍋１０内の蒸気の圧力が決定され
る。
【００２７】図４は、大気圧より高いまたは、低い圧力
のいずれにおいても圧力を可変できる場合で、負荷側の
圧力センサ−２３と大気側の圧力センサ−２４の圧力値
を読み取りながら、加圧・減圧装置１４の作動体１５を
正回転・逆回転させることにより、鍋１０内の圧力が設
定された値になるよう、フィ−ドバックをかけながらコ
ントロ−ルを行うものである。
のいずれにおいても圧力を可変できる場合で、負荷側の
圧力センサ−２３と大気側の圧力センサ−２４の圧力値
を読み取りながら、加圧・減圧装置１４の作動体１５を
正回転・逆回転させることにより、鍋１０内の圧力が設
定された値になるよう、フィ−ドバックをかけながらコ
ントロ−ルを行うものである。
【００２８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大根や白
菜等の材料を煮込む時、事前に鍋内を減圧することによ
り、材料の繊維質中に含まれる水分が素早く煮汁中に溶
出し、これを常圧に戻すことにより材料の繊維質中に水
分に替わって煮汁が吸収され、後加熱調理をおこなうこ
とにより、材料に素早く味付けを行うことができる。
菜等の材料を煮込む時、事前に鍋内を減圧することによ
り、材料の繊維質中に含まれる水分が素早く煮汁中に溶
出し、これを常圧に戻すことにより材料の繊維質中に水
分に替わって煮汁が吸収され、後加熱調理をおこなうこ
とにより、材料に素早く味付けを行うことができる。
【００２９】また、加熱中鍋内を減圧することにより、
調理物が100℃以下の温度で沸騰するため、竹の子のあ
く抜きやえぐ味取りが100℃より低い温度ででき、材料
の煮崩れが少なく竹の子のあく抜きやえぐ味取りができ
るものである。さらに、鍋内の圧力を１気圧以上に保ち
ながら、調理物の温度を100℃ にコントロ−ルすること
により沸騰が起こらないので、調理中の蒸気の発生を少
なくすることができる。
調理物が100℃以下の温度で沸騰するため、竹の子のあ
く抜きやえぐ味取りが100℃より低い温度ででき、材料
の煮崩れが少なく竹の子のあく抜きやえぐ味取りができ
るものである。さらに、鍋内の圧力を１気圧以上に保ち
ながら、調理物の温度を100℃ にコントロ−ルすること
により沸騰が起こらないので、調理中の蒸気の発生を少
なくすることができる。
【００３０】さらに、白米を炊飯するのに適した圧力は
約1.4 気圧、煮物調理に適した圧力は約２気圧程度と、
調理内容に適した蒸気圧を設定することができる。
約1.4 気圧、煮物調理に適した圧力は約２気圧程度と、
調理内容に適した蒸気圧を設定することができる。
【００３１】また、構成簡単に鍋内の圧力を大気圧より
高くも低くも、各々の調理内容に適した圧力に任意に設
定することができ、かつ安全な加熱調理器とすることが
できるものである。
高くも低くも、各々の調理内容に適した圧力に任意に設
定することができ、かつ安全な加熱調理器とすることが
できるものである。
【図１】本発明の第１の実施例における加熱調理器の縦
断面図
断面図
【図２】本発明の第２の実施例における加熱調理器の縦
断面図
断面図
【図３】本発明の第３の実施例における加熱調理器の調
圧兼安全弁の部分断面図
圧兼安全弁の部分断面図
【図４】本発明の第４の実施例における加熱調理器の縦
断面図
断面図
【図５】従来の加圧調理器の縦断面図
８ 蓋 ９ パッキン １０ 鍋 １１ 加熱体 １２ 温度センサ− １３ 減圧装置 １４ 加圧・減圧装置 １８ａ 調圧兼安全弁 ２３ 負荷側の圧力センサ− ２４ 大気側の圧力センサ− ２６ 切り替え手段
Claims (4)
- 【請求項１】使用状態において密閉状態にできる構成の
蓋および鍋と、鍋を加熱するための加熱体と、鍋内を減
圧状態にできる減圧装置とを具備してなる加熱調理器。 - 【請求項２】使用状態において密閉状態にできる構成の
蓋および鍋と、鍋を加熱するための加熱体と、鍋内を加
圧・減圧状態にできる加圧・減圧装置と、加圧と減圧を
切り換える切り替え手段とを具備してなる加熱調理器。 - 【請求項３】加圧時に、加圧の圧力を調整可能としてな
る調圧兼安全弁を設けてなる請求項２記載の加熱調理
器。 - 【請求項４】減圧装置または加圧・減圧装置の作動体を
調圧兼安全弁とするとともに、負荷側と大気側に圧力セ
ンサ−を設けてなる請求項１または２記載の加熱調理
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19931191A JPH0538312A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19931191A JPH0538312A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538312A true JPH0538312A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16405696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19931191A Pending JPH0538312A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0538312A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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