JPH0536680A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH0536680A
JPH0536680A JP20985891A JP20985891A JPH0536680A JP H0536680 A JPH0536680 A JP H0536680A JP 20985891 A JP20985891 A JP 20985891A JP 20985891 A JP20985891 A JP 20985891A JP H0536680 A JPH0536680 A JP H0536680A
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JP
Japan
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oxide film
silicon
groove
substrate
silicon oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP20985891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Doura
昭次 堂浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択酸化されるフィールド酸化膜の活性領域
への伸びを抑え、さらに装置の信頼性を高める。 【構成】 基板2の素子分離領域に溝が形成され、その
溝にフィールド酸化膜18が埋め込まれ、溝の側面では
フィールド酸化膜18と基板2の間にシリコン酸化膜の
側壁16が介在している。基板2の表面と素子分離領域
に残ったシリコン酸化膜20の表面が同一平面内にくる
ように平坦化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコン酸化膜による素
子分離領域をもつ半導体装置とその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】素子分離領域の1つに選択酸化によりフ
ィールド酸化膜を形成する方法が最も一般的に用いられ
ている。選択酸化はシリコン窒化膜をマスクにしてシリ
コン基板表面を選択酸化する方法であり、その方法によ
り形成されたフィールド酸化膜では酸化膜が活性領域へ
延びたバーズビークが発生して活性領域の幅が狭くな
り、素子の微細化に弊害を及ぼすことがわかっている。
また、基板表面とフィールド酸化膜表面との高さが大き
く異なる結果、表面の凹凸が大きくて後工程でのメタル
配線工程に悪影響を及ぼす。
【0003】そこで、バーズビークの伸びを抑える1つ
の方法として、選択酸化の前にマスクのシリコン窒化膜
の側面にシリコン窒化膜側壁を設ける方法が報告されて
いる。シリコン窒化膜側壁を用いる改良された方法は、
図2に示される工程に従って行なわれる。 (A)シリコン基板2上にバッファシリコン酸化膜4を
介してシリコン窒化膜6を形成し、写真製版とエッチン
グによりシリコン窒化膜6とシリコン酸化膜4をパター
ン化して素子分離領域に開口8を形成する。 その後、全面にシリコン窒化膜を堆積し、エッチバック
を施して開口8の側面にシリコン窒化膜の側壁10を形
成する。 (B)シリコン窒化膜6と側壁10をマスクにして基板
2を選択酸化してフィールド酸化膜12を形成する。 (C)シリコン窒化膜6と側壁10を除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示されるよう
に、シリコン窒化膜側壁10を形成してバーズビークの
伸びを抑える方法でも、なおバーズビークの活性領域へ
の伸びを十分に抑えることが難しい。また、フィールド
酸化膜12と基板2の表面の高さが異なるため、平坦化
するのが難しい。
【0005】本発明の第1の目的は、選択酸化されるフ
ィールド酸化膜の活性領域への伸びを抑えた素子分離領
域をもつ半導体装置を提供することである。本発明の第
2の目的は、選択酸化されるフィールド酸化膜の活性領
域への伸びを抑えた素子分離領域をもち、さらに表面を
平坦化した半導体装置を提供することである。本発明の
第3の目的は、選択酸化されるフィールド酸化膜の活性
領域への伸びを抑えた素子分離領域をもち、さらに表面
を平坦化した半導体装置を製造する方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
素子分離領域の半導体基板に溝が形成され、その溝の側
面にシリコン酸化膜の側壁が設けられ、その溝内にフィ
ールド酸化膜が形成されている。本発明の半導体装置の
好ましい態様では、さらに溝内のフィールド酸化膜が基
板表面と同一平面になるように平坦化されている。
【0007】本発明の製造方法は次の工程(A)から
(E)を含んでいる。(A)シリコン基板表面にバッフ
ァシリコン酸化膜を介してシリコン窒化膜を堆積し、素
子分離領域に開口をもつ形状に前記シリコン窒化膜と前
記シリコン酸化膜をパターン化する工程、(B)前記シ
リコン窒化膜をマスクにして基板にエッチングを施して
溝を形成する工程、(C)全面にシリコン酸化膜を堆積
した後、エッチバックを施して前記溝の側面にシリコン
酸化膜の側壁を形成する工程、(D)前記シリコン窒化
膜と前記シリコン酸化膜側壁とをマスクにして基板を酸
化してフィールド酸化膜を形成する工程、(E)前記シ
リコン窒化膜を除去した後、全面にシリコン酸化膜のエ
ッチングを施して表面を平坦化する工程。
【0008】
【作用】選択酸化によりフィールド酸化膜を形成する前
に、素子分離領域の基板に溝を形成することにより、形
成されたフィールド酸化膜の表面と基板表面との高さの
差が小さくなる。フィールド酸化膜を形成する前に溝の
側面にシリコン酸化膜の側壁を形成することにより、選
択酸化工程でバーズビークが活性領域へ伸びるのが抑え
られる。
【0009】
【実施例】本発明の半導体装置はその素子分離領域にフ
ィールド酸化膜を有するものである。第1の実施例は、
図1(G)に示されるように、基板2の素子分離領域に
溝が形成され、その溝にフィールド酸化膜18が埋め込
まれ、溝の側面ではフィールド酸化膜18と基板2の間
にシリコン酸化膜の側壁16が介在したものである。
【0010】第2の実施例は、図1(H)に示されるよ
うに、シリコン酸化膜4,16,18が全面エッチング
されて基板2の表面と素子分離領域に残ったシリコン酸
化膜20の表面が同一平面内にくるように平坦化された
ものである。
【0011】次に、図1により上記の実施例における素
子分離領域を形成する方法を説明する。 (A)シリコン基板2の表面を熱酸化して膜厚が500
〜1000Åのバッファシリコン酸化膜4を形成する。
その上にCVD法によりシリコン窒化膜6を1000〜
1500Åの厚さに堆積する。 (B)写真製版によりシリコン窒化膜6上に素子分離領
域に開口をもつパターンのレジスト膜を形成し、そのレ
ジスト膜をマスクにしてシリコン窒化膜6と酸化膜4に
エッチングを施して素子分離領域の開口部8を形成す
る。 (C)シリコン窒化膜6をマスクにしてシリコン基板2
を3000〜6000Åの深さにエッチングして溝14
を形成する。
【0012】(D)CVD法により全面に1000〜2
000Åのシリコン酸化膜16aを堆積する。 (E)全面にシリコン酸化膜の異方性エッチングを施
し、シリコン窒化膜6上及び溝内のシリコン基板2上の
シリコン酸化膜16aを除去して、溝14の側面及びシ
リコン窒化膜6の側面にシリコン酸化膜側壁16を残
す。 (F)シリコン窒化膜6及びシリコン酸化膜側壁16を
マスクにしてシリコン基板2の選択酸化を行なう。これ
により溝にフィールド酸化膜18が形成される。 (G)次に、シリコン窒化膜6を除去する。 (H)さらに、全面にシリコン酸化膜のエッチングを施
すことにより、溝の外側のシリコン基板2上のシリコン
酸化膜4を除去する。このエッチバック工程で溝に残さ
れたシリコン酸化膜20が平坦化されて、シリコン酸化
膜20の表面と基板2の表面が同一平面になる。
【0013】
【発明の効果】本発明ではフィールド酸化膜が形成され
る領域には溝が形成され、その溝内でフィールド酸化膜
と活性領域との間に他のシリコン酸化膜が形成されてい
るので、活性領域へのバーズビークの伸びが抑えられて
おり、素子の微細化に好都合になる。本発明ではさら
に、エッチバックにより基板表面とフィールド酸化膜表
面の高さが同一になるように平坦化されているので、後
工程のコンタクト形成、メタル配線形成などの加工が容
易になり、また半導体装置の信頼性向上にもつながる。
本発明の製造方法は既知の工程のみの組み合わせであ
り、歩留まりよく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を一実施例の製造方法として示す工程断
面図である。
【図2】従来の改良された選択酸化法を示す工程断面図
である。
【符号の説明】
2 シリコン基板 4 バッファシリコン酸化膜 6 シリコン窒化膜 8 素子分離領域の開口部 14 素子分離領域の溝 16a シリコン酸化膜 16 シリコン酸化膜側壁 18 フィールド酸化膜 20 溝に埋め込まれた酸化膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域の半導体基板に溝が形成さ
    れ、その溝の側面にシリコン酸化膜の側壁が設けられ、
    その溝内にフィールド酸化膜が形成されていることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 素子分離領域の半導体基板に溝が形成さ
    れ、その溝の側面にシリコン酸化膜の側壁が設けられ、
    その溝内に基板表面と同一平面になるように平坦化され
    たフィールド酸化膜が形成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 以下の工程(A)から(E)を含む半導
    体装置の製造方法。 (A)シリコン基板表面にバッファシリコン酸化膜を介
    してシリコン窒化膜を堆積し、素子分離領域に開口をも
    つ形状に前記シリコン窒化膜と前記シリコン酸化膜をパ
    ターン化する工程、 (B)前記シリコン窒化膜をマスクにして基板にエッチ
    ングを施して溝を形成する工程、 (C)全面にシリコン酸化膜を堆積した後、エッチバッ
    クを施して前記溝の側面にシリコン酸化膜の側壁を形成
    する工程、 (D)前記シリコン窒化膜と前記シリコン酸化膜側壁と
    をマスクにして基板を酸化してフィールド酸化膜を形成
    する工程、 (E)前記シリコン窒化膜を除去した後、全面にシリコ
    ン酸化膜のエッチングを施して表面を平坦化する工程。
JP20985891A 1991-07-26 1991-07-26 半導体装置とその製造方法 Pending JPH0536680A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027894A (ja) * 1995-12-30 1998-01-27 Hyundai Electron Ind Co Ltd Soi基板及びその製造方法
KR19990004608A (ko) * 1997-06-28 1999-01-15 김영환 반도체소자의 소자분리절연막 형성방법
KR100399949B1 (ko) * 1996-12-27 2003-12-31 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치의 소자 분리막 형성방법
JP2005332996A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置、及びその製造方法

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