JPH0536164A - Vtrのトラツキング及び画質自動補正回路及びその方法 - Google Patents

Vtrのトラツキング及び画質自動補正回路及びその方法

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JPH0536164A
JPH0536164A JP4016905A JP1690592A JPH0536164A JP H0536164 A JPH0536164 A JP H0536164A JP 4016905 A JP4016905 A JP 4016905A JP 1690592 A JP1690592 A JP 1690592A JP H0536164 A JPH0536164 A JP H0536164A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 VTRのトラッキング及び画質自動補正回路
及びその方法を提供する。 【構成】 本装置はキー入力に従って内蔵プログラム遂
行によりシステムを全般的に制御するマイコンと、マイ
コンの制御によりサーボ機能を遂行するサーボ部と、記
録及び再生時のビデオ信号を処理するビデオ処理部と、
記録及び再生時のオーディオ信号を処理し、オーディオ
エンベロープの最高値をマイコンに出力するオーディオ
処理部と、マイコンの制御によりビデオ処理部のビデオ
信号の周波数特定利得を変更させるための第1画質補正
部と、マイコンの制御によりビデオ処理部のビデオ信号
の特定帯域ノイズを減衰させる第2画質補正部と、ビデ
オ処理部のビデオエンベロープ信号を検波するエンベロ
ープ検出部と、ビデオ処理部のドロップアウト補償パル
スをバッファリングするドロップアウト補償パルスバッ
ファ部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再生時に自動的にトラッ
キング及び画質補正をし最適の画質にVTRを使えるよ
うにするトラッキング及び画質自動補正回路及びその方
法に関するものである。
【0002】VTRは再生時にビデオ信号が記録された
テープ上のビデオトラックをビデオヘッドが正しくトレ
ースする必要がある。即ち、テープ上のビデオ信号の記
録された位置と一致するように回転ビデオヘッドの位置
を制御する必要がある。このためテープ下端に設置され
たコントロールトラックには入力ビデオ信号の垂直同期
信号から発生した30Hzのコントロール信号をコント
ロールヘッドとして記録することになり、再生時に前記
コントロール信号を再生しドラム、サーボ系の位相制御
のための基準信号で作用する。
【0003】一方VTRではビデオヘッドのビデオ信号
ピックアップ位置とコントロール位置間の距離、即ち、
X−距離がVTRごとに少しずつ異なる。従って、市中
から販売又は貸与するビデオカセットテープは再生時前
記のようにVTRごとにX−距離が互いに異なるのでト
ラッキング位置が合わずノイズが発生する。
【0004】このようなノイズを減らすために手動又は
自動的にトラッキングを調整するようになっている。
【0005】このとき手動によるトラッキング調整は使
用者がVTRにあるトラッキング調整ハンドルを回し状
態を見ながら調整することになる。そして自動トラッキ
ング調整はマイクロコンピュータ内部からソフトウェア
により自動的に調整する。
【0006】
【従来の技術】従来のトラッキング調整方式はトラッキ
ングデータを増加又は減少させていきヘッドによりピッ
クアップされたビデオ信号のエンベロープレベルを比較
することによりエンベロープレベルが最大になる最適の
状態にトラッキング調整をするようにされてある。
【0007】又、一方VTRでは再生ビデオ信号のドロ
ップアウトを検出し補償するようにされてあるが、ドロ
ップアウト検出は1水平走査期間ごとに形成される。
【0008】ドロップアウトが検出されればドロップア
ウト補償(以下、“DOC”とする)パルスを発生させ
1水平走査期間遅延された信号の現在の信号期間に出力
することによりドロップアウトを補償しノイズを減らす
ことになる。
【0009】この時ドロップアウト検出によるDOCパ
ルスによりドロップアウトを補償するとしてもDOCパ
ルスが多数発生される状態即ち、ドロップアウトがひど
い状態では良い画質を受けることができなくなる。
【0010】従って、従来のトラッキング自動調整方式
による画質調整はビデオ信号のエンベロープレベルだけ
を比較しトラッキングを調整することによるドロップア
ウトによる画質の劣化を防止できない問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はVTRにおいて、ビデオ信号のエンベロープレベルと
DOCパルスを利用しトラッキングを自動的に調整し、
画質を最適に維持できドロップアウトによる画質の劣化
を自動的に補正できる回路及びその方法を提供するとこ
ろにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明による装置はVTRのトラッキング及び画
質自動補正回路において、キー入力に従って、内蔵プロ
グラム遂行によりシステムを全般的に制御し、ヘッドス
イッチングパルスとコンピュータパルスとビデオ/オー
ディオエンベロープレベル及びドロップアウト補償パル
スを入力しトラッキングを制御するためのトラッキング
データと画質補正のための補正制御信号を発生するマイ
コンと、前記マイコンの制御によりサーボ機能を遂行し
前記トラッキングデータによりトラッキングを制御し、
サーボ機能遂行によるヘッドスイッチングパルスとコン
トロールパルスを前記マイコンに提供するサーボ部と、
記録及び再生時のビデオ信号を処理し、ビデオヘッドに
よりピックアップされたビデオエンベロープ信号を出力
しドロップアウト検出によるドロップアウト補償パルス
を出力するビデオ処理部と、記録及び再生時のオーディ
オ信号を処理し、オーディオエンベロープの最高値を前
記マイコンに出力するオーディオ処理部と、前記マイコ
ンの画質補正制御信号により前記ビデオ処理部にビデオ
信号の周波数特性利得を変更させるための利得信号を提
供する第1画質補正部と、前記マイコンの画質補正制御
信号により動作し前記ビデオ処理部のビデオ信号の特定
帯域ノイズを減衰させる第2画質補正部と、前記ビデオ
処理部から出力されるビデオエンベロープ信号を検波す
るエンベロープレベルを前記マイコンに提供するエンベ
ロープ検出部と、前記ビデオ処理部から出力されるドロ
ップアウト補償パルスをバッファリングし前記マイコン
に提供するドロップアウト補償パルスバッファ部で構成
することを特徴とする。
【0013】又、本発明による方法はビデオテープレコ
ーダのトラッキング及び画質自動補正方法において、初
期トラッキングデータを出力した後1ヘッドスイッチン
グパルス発生周期の間オーディオとビデオエンベロープ
信号を所定回数サンプリングし積算しエンベロープ信号
の大小を検出しトラッキングデータを変更するトラッキ
ング制御過程と、前記トラッキング制御過程実施後エン
ベロープ波形総和値ピーク点を最高点に設定し最適トラ
ッキングデータを出力する最適点検出過程と、前記最適
点検出過程後ドロップアウト補償パルスを入力し一定周
期の間カウントし所定回数ドロップアウト補償パルス数
が最小になるように前記調整されたトラッキングを微細
調整した後前記ドロップアウト補償パルス数が所定数以
上の時は画質補正制御出力を要求するドロップアウト補
償制御過程と、前記ドロップアウト補償制御過程遂行後
制御パルスを検出し連続に一定回数以上検出されないか
検出されたとしてもオーディオ/ビデオエンベロープが
最小値以上かオーディオ/ビデオエンベロープは最小値
以下だとしてもテープ速度が変更される時再生モードが
解除されてなければ前記トラッキング制御過程を再実施
するようにする監視過程で形成されたことを特徴とす
る。
【0014】
【実施例】添付図面を参照し本発明によるビデオテープ
レコーダのトラッキング及び画質自動補正回路及びその
方法を説明する。
【0015】図1は本発明によるトラッキング及び画質
自動補正回路の一実施例を示しており、この回路はオー
トトラッキング制御部50の出力端子B3 から画質補正
要求信号を入力端子A4 に入力しトラッキング制御要求
データ入力信号を入力端子A 2 に入力し内蔵プログラム
を遂行によりシステムを全般的に制御するシステム制御
マイコン60と、マイコン60の出力端子A0 を通じて
入力端子C0 にトラッキングデータを含むサーボ制御シ
リアルデータを入力するサーボ部20と、サーボ部20
の出力端子C1 からヘッドスイッチングパルスと制御パ
ルスを入力端子B5 に入力し、マイコン60の出力端子
3 から入力端子B4 にオートトラッキング制御信号を
入力し、DOCパルスバッファ部70から入力端子B0
にDOCパルスを入力し、エンベロープ検出回路80か
らビデオエンベロープ検出信号を入力端子B1 に入力
し、オーディオ処理部90からオーディオエンベロープ
信号を入力端子B2 に入力するオートトラッキング制御
部50と、第1画質補正回路30からの第1画質補正信
号を入力端子D0 に入力し、第2画質補正回路40から
の第2画質補正信号を入力端子D1 に入力するビデオ処
理部100と、ヒデオ処理部100の出力端子D2 から
のDOCパルスを入力するDOCパルスバッファ部70
と、ビデオ処理部100の出力端子D3からのビデオ信
号を入力するエンベロープ検出回路80と、オーディオ
エンベロープ信号を出力するオーディオ処理部90で構
成されてある。前記構成システム制御マイコン60にオ
ートトラッキング制御部50を内蔵しマイコンシステム
110で構成することもできる。前記図1の構成のうち
サーボ制御部20はVTRから一般的であるサーボ機能
を遂行する部分をブロックで示したもので、ビデオ処理
部100はVTRから記録及び再生時に一般的であるビ
デオ信号を処理する部分をブロックで示したものであ
る。オーディオ処理部90はVTRで記録及び再生時オ
ーディオ信号を処理する部分をブロックで示したもので
ある。
【0016】図2は図1に示したブロック図に対する一
実施例の回路図を示したものである。
【0017】図2において、第1画質補正部30は電源
電圧Vcc側と接地の間に直列接続され前記電源電圧V
ccを一定分圧する抵抗R1−R2と、前記電源電圧V
cc側と接地の間に接続され前記電源電圧Vccを可変
する可変抵抗VR1と、前記マイコン60の画質補正制
御信号によりスイッチングされた前記抵抗R1−R2の
分圧された電圧と前記可変抵抗VR1の可変された電圧
を前記ビデオ処理部100に利得信号に選択出力するス
イッチSWで構成される。第2画質補正部40は前記マ
イコン60の画質補正制御信号を抵抗R3−R4の分圧
によりベース端子に入力し駆動されるトランジスタQ1
と、前記トランジスタQ1のコレクタ端子と前記ビデオ
処理部100の間に接続され前記トランジスタQ1の駆
動により前記ビデオ処理部100のビデオ信号の特定帯
域利得を減衰させるノイズキャンセルフィルタに動作す
る抵抗R5−R6及びキャパシターC1に構成される。
エンベロープ検出部80は前記ビデオ処理部100のビ
デオエンベロープ信号を抵抗R20を通じてベース端子
に入力しバッファリングするトランジスタQ2及び抵抗
R7と、前記トランジスタQ2のコレクタ端子のバッフ
ァリングされたビデオエンベロープ信号を抵抗R8を通
じてベース端子に入力し増幅するトランジスタQ3及び
前記トランジスタQ3のエミッタ端子にキャパシターC
3を通じてベース端子が接続されるトランジスタQ4
と、前記トランジスタQ3のエミッタ端子と接地の間に
接続される抵抗R9と、電源トランジスタQ3のベース
端子と接地の間に直列接続されるコイルL1及びキャパ
シターC2と、電源電圧Vcc側と接地の間に直列接続
され前記電源電圧Vccを分圧し前記トランジスタQ4
のベース端子に提供する抵抗R10−R11と、コイル
L2に並列に連結されたキャパシターC5と、前記電源
電圧Vcc側と前記トランジスタQ4のコレクタ端子の
間に直列接続される抵抗R12及びコイルL2と、前記
トランジスタQ4のエミッタ端子と接地の間に相互接続
される抵抗R13及びキャパシターC4と、前記電源電
圧Vcc側と接地の間に直列接続され前記電源電圧Vc
cを分圧する抵抗R14−R15と、前記トランジスタ
Q4のコレクタ端子から前記増幅されたビデオエンベロ
ープ信号をキャパシターC6を通じて前記抵抗R14−
R15の接続点を経てアノード端子に入力し検波するダ
イオードD1と、前記ダイオードD1のカソード端子と
接地間にそれぞれ並列接続される抵抗R16及びキャパ
シターC7で構成される。
【0018】DOCパルスバッファ部70はビデオ処理
部100からのDOCパルスを抵抗R17−R18によ
り分圧した後ベース端子に入力し駆動されるコレクタ端
子と電源電圧Vccの間に抵抗R19が連結されエミッ
タ端子が接地に連結されたトランジスタQ5で構成され
る。
【0019】図3〜図6は本発明の動作のフローチャー
トである。
【0020】図3〜図6において、再生モードの動作時
エンベロープレベルを検出しエンベロープレベルが最大
になるようにトラッキングを調整し、一定区間の間示す
DOCパルス数をカウントしDOCパルス数が最小にな
るように前記調節されたトラッキングを微細調整した
後、DOCパルス数が一定数以上の時は画質補正回路を
動作させるトラッキング及び画質自動補正制御機能を示
す。
【0021】図7の(A)〜図7の(G)は本発明によ
る動作波形図を示す。
【0022】図7の(A)はヘッドスイッチング波形で
あり、図7の(B)はオーディオ又はビデオサンプリン
グ信号波形であり、図7の(C)はトラッキング変更デ
ータ波形であり、図7の(D)はエンベロープ積算区間
に対する一つの周期のヘッドスイッチングパルス波形で
あり、図7の(E)はオーディオサンプリング信号波形
であり、図7の(F)はビデオサンプリング信号波形で
あり、図7の(G)はビデオ信号のドロップアウト検出
時ごとに発生されるDOCパルスを示す。
【0023】図8の(A)、図8の(B)は本発明によ
るトラッキング最適点判別グラフを示す。即ち、エンベ
ロープ総和値とトラッキングデータとの関係を示す。
【0024】以下本発明の一実施例の動作を添付した図
2の回路図と図3のフローチャート及び図4のタイミン
グ図を参照し詳しく説明する。
【0025】電源が“オン”されれば図2のマイコン6
0は図3の200段階からキー入力を検査し使用者の所
定キー10操作によるキー入力時201段階から再生モ
ードキー入力でなければ202段階から前記キー入力に
よるモードを遂行後リターンし、再生モードキー入力時
は203段階から再生モード制御信号をシステム各部に
出力する再生動作を遂行し始める。次に204段階から
自動トラッキング調整スイッチ(図示せず)が“オン”
状態であるかを検査する。ここで自動トラッキング調整
スイッチというのは使用者に調整されるようにするか手
動的に直接調整するため操作されるスイッチをいい、通
常的に“オン”状態を動作するようにする。前記204
段階から自動トラッキング調整スイッチが“オン”でな
ければリターンし、“オン”状態であれば205段階を
遂行する。205段階ではディジタルトラッキングモー
ドの初期トラッキングデータを出力する。前記初期デー
タ出力後には206段階に進行しサーボ部20から発生
されるヘッドスイッチングパルスの下降エッジを検出し
た後第1所定期間(図7の(E)でT1区間;約0.5
ms程度)が経過した後207段階でオーディオ処理部
90から出力4されるオーディオエンベロープのサンプ
リングを実施する。オーディオ(又はビデオ)エンベロ
ープというのはテープに記録されたオーディオ(又はビ
デオ)信号をそれぞれ検出しFM変調した後マイコンで
使えるようにディジタル変換したものをいう。それから
第2所定期間(図7の(E)でT1 区間;約0.25m
s)後に208段階でビデオエンベロープサンプリング
をする。209段階ではオーディオとビデオサンプリン
グ回数が30回であるかを判断する。オーディオとビデ
オ信号それぞれに対しサンプリング回数が30回になる
まで0.5ms間隔でサンプリングを反復する。ここで
サンプリング回数を30回にした理由は1ヘッドスイッ
チングパルス週期内でサンプリングを実施するためであ
り1サンプリング週期は4フレームである。
【0026】209段階でオーディオとビデオエンベロ
ープのサンプリング回数が30回であることが確認され
れば、図のように210段階に進行しオーディオとビデ
オエンベロープの総和値(積算)積算計算をする。ここ
で前記エンベロープ積算区間は図7の(D)に示したよ
うに期間T3 に該当される。前記総和値計算実施後21
1段階に進行しエンベロープの大小関係を検出する。エ
ンベロープ総和値としてエンベロープの大小を判断する
ことになるが下記の式が成立しない場合にはエンベロー
プの平滑であると判断する。
【0027】
【数1】
【0028】である場合はエンベロープが大きく、 ENVt+1−ENVt<20LSB,ENVt+2−ENVt+1<20LSB である場合はエンベロープが小さいと判断する。ここで
【0029】
【数2】
【0030】であり、エンベロープの時間変化はENVt→
ENVt+1→ENVt+2の順である。前記のようにエンベロープ
の大小を検出した後には212段階に進行し図7の
(D)に示したようにヘッドスイッチングパルスの下降
エッジを検出する。前記212段階遂行後213段階で
はトラッキングデータを変更し、2週期のヘッドスイッ
チングパルスに対比しエンベロープ検出待機状態を維持
する。ここで前記トラッキングデータ変更動作をトラッ
キングサーチとしこの時それぞれのトラッキング値はサ
ンプリングした30点のエンベロープの総和値と比較さ
れる。前記213段階遂行後、214段階に進行しオー
ディオエンベロープ値の最小値を検出しその値がサンプ
リングした30点のエンベロープ総和値を0.5倍した
数より小さい場合にはオーディオエンベロープは無視し
ビデオエンベロープだけを使うようにする。ここで、サ
ンプリング数を30にした理由はサンプリング数かあま
り大きいとマイコン内部ラムの用量を多く占める憂慮が
あるのでこれを減らすためである。
【0031】以上説明した204段階から214段階は
トラッキング制御過程を示す。
【0032】前記214段階遂行後215段階に進行し
図8の(A)と図8の(B)に示されたようにエンベロ
ープの波形総和のピーク点を検出する。この時ビデオエ
ンベロープをオーディオエンベロープに優先しトラッキ
ング制御を遂行する。まず、図8の(B)を見てみる
と、トラッキングデータ値(初期値)がAの時点からサ
ーチを始めエンベロープ総和値を図示した7点位置から
それぞれ検出すると仮定する時SPモードを示すG3グ
ラフから前記エンベロープ総和値は始点よりも2番目の
点の値が所定増加した状態から検出され3点が更に検出
される間同じ値を維持し以後検出される2点は順次的に
減少される場合を示したものである。この時は前記同一
な値が維持される点のうち前後マージンを考慮しT1時
点からサーチを終了する。G3グラフはSPモードの場
合を図示したものでありG4グラフはSLPモードの場
合を示したものである。図8の(A)は初期状態からト
ラッキングを始めるのではなくすでに自動トラッキング
を一度実施したか使用者が直接手で合わせトラッキング
値が任意の値に設定されている場合として前記曲った位
置のトラッキングデータ値がBと仮定した場合で図8の
(B)のように同一なエンベロープ値が検出されT2時
点からサーチを終了する。G1グラフはSPモードの場
合でありG2グラフはSLPモードの場合を例えた図示
である。前記215段階でピーク点を検出した後には2
16段階から進行し前記検出された点が最適点であるか
をチェックし最適点の時、217段階から最適トラッキ
ングデータを出力する。反面、前記215段階で最適点
が検出されていないと判明された場合には218段階に
進行し第3所定時間(約23ms)経過与否を検査す
る。前記検査結果第3所定時間が経過してない場合には
前述した207段階にルービングし前述した動作を反復
遂行することによりトラッキングデータ変更量を第3所
定時間まで変更しながら最適点を検出する。前記検出結
果第3所定時間経過時までもトラッキング最適点が検出
されてない時には219段階に進行しトラッキング初期
データを出力する。上述した215段階から219段階
は最適点検出過程を示すものである。
【0033】219段階を進行した後図4を参照すれば
220段階ではDOCパルスを入力し221段階では図
7の(G)に示されたように第1区間S1及び第2区間
S2の間カウントする。前記第1区間S1及び第2区間
S2は図7の(A)に示したヘッドスイッチングパルス
の1/2週期として、トラッキングによるDOCパルス
数の変化を検出するためのものである。前記カウントさ
れた第1区間S1の間のDOCパルス数を第1パルス数
N1に対し第2区間S2の間のDOCパルス数を第2パ
ルス数N2にし前記チェック回数Tに対応させ貯蔵した
後222段階を遂行する。前記222段階で前記貯蔵さ
れた第1パルス数N1と第2パルス数N2を比較し第1
パルス数N1が第2パルス数N2より大きいか同じであ
れば、223段階からトラッキングアップ微細データを
サーボ部20に出力し、第1パルス数N1が第2パルス
数N2より小さければ224段階からトラッキングダウ
ン微細データをサーボ部20に出力した後225段階を
遂行する。前記225段階ではチェック回数T値が設定
チェック回数Kになったかを検査し設定チェック回数が
Kになってなければ226段階でチェック回数T値を
“1”増加させた後前記221段階でルービングし前述
した過程を反復する。即ち、検出区間の第1,第2区間
S1,S2の間それぞれ発生されるDOCパルス数を比
較し第1パルス数N1と第2パルス数N2がほとんど同
じになるようにトラッキングを微細調整することで、ド
ロップアウトによるドロップアウト補償したビデオ信号
による画面が画面の上、下に位置するようにし時間的な
ノイズを減らす為である。前記225段階でチェック回
数T値が設定チェック回数Kになれば、即ち、トラッキ
ング微細調整を設定回数ほど反復すれば227段階を遂
行する。前記227段階では前記221段階で各チェッ
ク回数Tに対応させ貯蔵した第1パルス数N1と第2パ
ルス数N2の合を各チェック回数T間に比較し最小の時
に対応するトラッキング微細データを固定させサーボ部
20に持続的に出力する。
【0034】前述したような動作によりビデオ信号のエ
ンベロープレベルが最大になる間にDOCパルス数が最
小に現われるようにトラッキングが調整される。次に2
28段階で前記227段階で固定されたトラッキング微
細データに対応する第1パルス数N1と第2パルス数N
2の合が設定値Nxより小さいか検査し大ければ229
段階でマイコン60は画質補正制御出力端子A1をアク
ティブにし設定値Nxより小さければ234段階でマイ
コン60は画質補正制御出力端子A1を非アクティブに
する。前記229段階又は230段階進行後231段階
から画質補正制御信号“ハイ”を第1画質補正回路30
と第2画質補正回路40に出力する。この時前記第1画
質補正部30のスイッチSWが初期状態即ち、マイコン
60の画質補正制御信号が“ロー”の時は可変抵抗VR
1による電源電圧Vccの可変された電圧を選択し利得
信号にビデオ処理部100の入力端子D0に提供するこ
とになる。
【0035】これにより前記可変抵抗VR1の調整によ
りビデオ処理部100のビデオ信号の周波数特性利得が
変更されるようにし画面のシャープネスを調整するよう
にする。即ち、使用者がシャープネス調整つまみを回す
ことによりシャープネスを調整するようにすることであ
る。
【0036】このような状態で前記マイコン60で画質
補正制御信号が“ハイ”に前記スイッチSWが印加され
れば前記スイッチSWは切換され抵抗R1−R2により
一定分圧された電源電圧Vccを選択し利得信号として
ビデオ処理部100の入力端子D0 に提供することにな
る。
【0037】したがってトラッキング調整が完了された
後にもDOCパルスが設定値Nx以上で現われる時は高
周波成分のノイズが減衰されるように周波数特性利得を
固定させることにより画面のシャープネスが一定した状
態になるように画質を補正することである。
【0038】これと同時に前記画質補正制御信号“ハ
イ”により第2画質補正部40のトランジスタQ1が駆
動されることによりノイズキャンセルフィルタである抵
抗R5−R6及びキャパシターC1が動作しビデオ処理
部100の入力端子D1 を通じてビデオ信号の特定帯域
利得を減衰させる。前記特定帯域はノイズを視覚的に一
番敏感に感じる周波数帯域を示したもので2.6MHz
±0.2MHzの帯域とされる。
【0039】図6を参照すれば、232段階からはトラ
ッキング監視モード段階として、232段階では制御パ
ルスが連続的に5回以上入力されるかを判断する。前記
232段階で連続的な5回以上制御パルスが入力された
なら205段階にルーピングする。前記232段階で連
続的な5回以上制御パルスが入力されてなければ233
段階でオーディオ/ビデオエンベロープが最小値(一定
電圧)以下であるかを判断する。234段階ではオーデ
ィオ及びビデオエンベロープがそれぞれA1又はA2よ
り大きければ205段階にルービングし、大きくない場
合には235段階に進行しテープ速度を判断する。前記
235段階進行後236段階で速度変更があるかを判断
する。236段階で速度変更があれば205段階にルー
ビングし、速度変更かなければ237段階に進行し再生
モード解除可否をチエックし再生モードで解除されたこ
とが確認されれば動作を終了する。
【0040】
【発明の効果】したがって、本発明はビデオエンベロー
プかオーディオエンベロープ及びDOCパルスを検出し
トラッキングが最適位置から実施されるように自動制御
することにより最適の画質及び音質を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるVTRのトラッキング及び画質自
動補正回路のブロック図を示す。
【図2】本発明の一実施例のVTRのトラッキング及び
画質自動補正回路を示す。
【図3】本発明による動作フローチャートを示す。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】本発明による回路の各部出力信号を示す波形図
である。
【図8】本発明によるトラッキング最適点判別グラフを
示す。
【符号の説明】
10 キーマトリックス 20 サーボ部 30,40 画質補正部 50 自動トラッキング調整部 60 システム制御マイコン 70 DOCパルスバッファ部 80 エンベロープ検出部 90 オーディオ処理部 100 ビデオ処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VTRのトラッキング及び画質自動補正
    回路において、キー入力に従って内蔵プログラム遂行に
    よりシステムを全般的に制御し、ヘッドスイッチングパ
    ルスとコントロールパルスとビデオ/オーディオエンベ
    ロープ信号のレベル及びドロップアウト補償パルスを入
    力しトラッキングを制御するためのトラッキングデータ
    と画質補正のための補正制御信号を発生するマイコン
    と、 前記マイコンの制御によりサーボ機能を遂行し前記トラ
    ッキングデータによりトラッキングを制御し、サーボ機
    能遂行によるヘッドスイッチングパルスとコントロール
    パルスを前記マイコンに提供するサーボ部と、 記録及び再生時のビデオ信号を処理し、ビデオヘッドに
    よりピックアップされたビデオエンベロープ信号を出力
    し、ドロップアウト検出によるドロップアウト補償パル
    スを出力するビデオ処理部と、 記録及び再生時のオーディオ信号を処理し、オーディオ
    エンベロープの最高値を前記マイコンに出力するオーデ
    ィオ処理部と、 前記マイコンの画質補正制御信号により前記ビデオ処理
    部にビデオ信号の周波数特性利得を変更させるための利
    得信号を提供する第1画質補正部と、 前記マイコンの画質補正制御信号により動作し前記ビデ
    オ処理部のビデオ信号の特定帯域ノイズを減衰させる第
    2画質補正部と、 前記ビデオ処理部から出力されるビデオエンベロープ信
    号を検波しエンベロープレベルを前記マイコンに提供す
    るエンベロープ検出部と、 前記ビデオ処理部から出力されるドロップアウト補償パ
    ルスをバッファリングし前記マイコンに提供するドロッ
    プアウト補償パルスバッファ部で構成することを特徴と
    するトラッキング及び画質自動補正回路。
  2. 【請求項2】 第1画質補正部が電源電圧側と接地の間
    に直列接続され前記電源電圧を一定値となるように分圧
    する第1,第2抵抗と、 前記電源電圧側と接地の間に接続され前記電源電圧を可
    変する可変抵抗と、 前記マイコンの画質補正制御信号によりスイッチングさ
    れ前記第1,第2抵抗の分圧された電圧と前記可変抵抗
    の可変された電圧を前記ビデオ処理部に利得信号に選択
    出力するスイッチで構成することを特徴とする請求項1
    記載のトラッキング及び画質自動補正回路。
  3. 【請求項3】 第2画質補正部が前記マイコンの画質補
    正制御信号を第3,第4抵抗の分圧によりベース端子に
    入力し駆動される第1トランジスタと、 前記第1トランジスタのコレクタ端子と前記ビデオ処理
    部の間に接続され前記第1トランジスタの駆動により前
    記ビデオ処理部のビデオ信号の特定帯域利得を減衰させ
    るノイズキャンセルフィルタに動作する第5,第6抵抗
    及び第1キャパシターで構成することを特徴とする請求
    項3記載のトラッキング及び画質自動補正回路。
  4. 【請求項4】 エンベロープ検出部が前記ビデオ処理部
    のビデオエンベロープ信号を第2抵抗を通じてベース端
    子に入力しバッファリングする第2トランジスタ及び第
    7抵抗と、 前記第2トランジスタのコレクタ端子のバッファリング
    されたビデオエンベロープ信号を第8抵抗を通じてベー
    ス端子に入力し増幅する第3トランジスタ及び前記第3
    トランジスタのエミッタ端子に第3キャパシターを通じ
    てベース端子が接続される第4トランジスタと、 前記第3トランジスタのベース端子と接地の間に直列接
    続される第1コイル及び第2キャパシターと、 前記第3トランジスタのエミッタ端子と接地の間に接続
    される第9抵抗と、 電源電圧側との接地の間に直列接続され前記電源電圧を
    分圧し前記第4トランジスタのベース端子に提供する第
    10,第11抵抗と、 前記電源電圧側と前記第4トランジスタのコレクタ端子
    の間に直列接続される第12抵抗及び第2コイルと、 前記第2コイルと並列接続される第5キャパシターと、 前記第4トランジスタのエミッタ端子と接地の間に相互
    並列接続される第13抵抗及び第4キャパシターと、 前記電源電圧側と接地の間に直列接続され前記電源電圧
    を分圧する第14,第15抵抗と、 前記第4トランジスタのエミッタ端子から前記増幅され
    たビデオエンベロープ信号を第6キャパシターを通じて
    前記第14,第15抵抗の接続点を経てアノード端子に
    入力し検波するダイオードと、 前記ダイオードのカソード端子と接地の間にそれぞれ並
    列接続される第16抵抗及び第7キャパシターで構成す
    ることを特徴とする請求項3記載のトラッキング及び画
    質自動補正回路。
  5. 【請求項5】 キー入力に従って内蔵プログラムを遂行
    することによりシステムを全般的に制御するマイコン
    と、マイコンの制御によりサーボ機能を遂行するサーボ
    部と、記録及び再生時のビデオ信号を処理するビデオ処
    理部と、記録及び再生時のオーディオ信号を処理し、オ
    ーディオエンベロープの最高値を前記マイコンに出力す
    るオーディオ処理部と、前記マイコンの制御により前記
    ビデオ処理部のビデオ信号の周波数特定利得を変更させ
    るため第1画質補正部と、前記マイコンの制御により前
    記ビデオ処理部のビデオ信号の特定帯域ノイズを減衰さ
    せる第2画質補正部と、前記ビデオ処理部のビデオエン
    ベロープ信号を検波するエンベロープ検出部と、前記ビ
    デオ処理部のドロップアウト補償パルスをバッファリン
    グするドロップアウト補償パルスバッファ部を備えたV
    TRのトラッキング及び画質自動補正回路。
  6. 【請求項6】 ビデオテープレコーダのトラッキング及
    び画質自動補正方法において、 初期トラッキングデータを出力した第1ヘッドスイッチ
    ングパルス発生周期の間オーディオとビデオエンベロー
    プ信号を所定回数サンプリングし積算しエンベロープ信
    号の大小を検出しトラッキングデータを変更するトラッ
    キング制御過程と、 前記トラッキング制御過程実施後エンベロープ波形総和
    値ピーク点を最高点に設定し、最適トラッキングデータ
    を出力する最適点検出過程と、 前記最適点検出過程後ドロップアウト補償パルスを入力
    し一定周期の間カウントし所定回数ドロップアウト補償
    パルス数が最小になるように前記調整されたトラッキン
    グを微細調整した後前記ドロップアウト補償パルス数が
    所定数以上の時は画質補正制御出力を要求するドロップ
    アウト補償制御過程と、 前記ドロップアウト補償制御過程遂行後制御パルスを検
    出し連続に一定回数以上検出されないか検出されたとし
    てもオーディオ/ビデオエンベロープが最小値以上かオ
    ーディオ/ビデオエンベロープは最小値以下でもテープ
    速度が変更される時再生モードが解除されてなければ前
    記トラッキング制御過程を再実施するように制御する監
    視過程で構成されることを特徴とするVTRのトラッキ
    ング及び画質補正方法。
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